メルマガ:面白かった映画、つまらなかった映画(ロードショー)
タイトル:[ROADSHOW REVIEW]402  2008/11/29


━━━[PR]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[PR]━━━
★★★↑↑↑「ヘッダー広告」募集中です。料金等、詳細については、一番下を
御覧ください。
==========================================ROADSHOW REVIEW=====

★★★★★面白かった映画、つまらなかった映画(ロードショー)★★★★★
     2008/11/29 No. 402 (週刊)            前回発行部数:2、482

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
毎週見ているロードショー映画の感想です。出来るだけタイムリーに(上映
期間中に)おとどけします。個人的な趣味で選んでいるので参考になるか分
かりませんが、見たまま、思ったままを書きます。

お断り:この「感想」は、通常、一週間ほどかけて書いています。その間、記
憶違い、想像力の逸脱等から、本来作品には無かったような事を書いてしまう
場合があります。その際は御了承ください。
====================================================================
バックナンバーと発行日は下記のホームページにてご覧いただけます。
★2007年分は、「感想」の下に移しました。2001〜2006年分につ
いては、サイトを御覧下さい。

http://www003.upp.so-net.ne.jp/syd/roadshowmm.html

AVP2 エイリアンズVS. プレデター 01/05 茶々 天涯の貴妃 01/12
アース 01/19 シルク 01/26
母べえ 02/02 アメリカン・ギャングスター 02/09
テラビシアにかける橋 02/16 エリザベス:ゴールデン・エイジ 02/23
チーム・バチスタの栄光 3/01 ライラの冒険 3/08 
バンテージ・ポイント 3/15 ジャンパー 3/22
マイ・ブルーベリー・ナイツ 3/29 明日への遺言 4/05
モンゴル 4/12 王妃の紋章 4/19
大いなる陰謀 4/26 紀元前1万年 5/03
少林少女 5/10 最高の人生の見つけ方 5/17
チャーリー・ウィルソンズ・ウォー 5/24 
ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛 5/31
隠し砦の三悪人 6/07 ザ・マジックアワー 6/14
ランボー 最後の戦場 6/21 インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
奇跡のシンフォニー 7/05 クライマーズ・ハイ 7/12
スピード・レーサー 7/19 崖の上のポニョ 7/26
ドラゴン・キングダム 8/02 ハプニング 8/09
ダークナイト 8/16 ハムナプトラ3 8/23
セックス・アンド・ザ・シティ 8/30 ハンコック 9/06
幸せの1ページ 9/13 おくりびと 9/20
ウォンテッド 9/27 アイアンマン 10/04
パコと魔法の絵本 10/11 フレフレ少女 10/18
イーグル・アイ 10/25 P.S. アイラヴユー 11/01
ICHI 11/08 レッドクリフ Part I 11/15
ハッピーフライト 11/22 トロピック・サンダー/史上最低の作戦
====================================================================
トロピック・サンダー/史上最低の作戦(品) Tropic Thunder

U.S. Release Date: 2008

■監督/製作/主演:ベン・スティラー
■キャスト:ベン・スティラー/ロバート・ダウニー・Jr/ジャック・ブラッ
ク/ブランドン・T・ジャクソン/ニック・ノルティ/トム・クルーズ
■音楽:セオドア・シャピロ
■字幕:松崎広幸
■お勧め度:★

 「「ナイト ミュージアム」のベン・スティラーが監督・主演を務め、様々な戦
争映画のパロディーを織り交ぜながらハリウッド映画製作の舞台裏を皮肉ったア
クション・コメディ。大作戦争映画の撮影で、本物の戦場に送り込まれたと気付
かずに演技を続けていくワガママで超個性的な3人のスター俳優のハチャメチャ
ぶりを描く。共演は「スクール・オブ・ロック」のジャック・ブラックと「アイ
アンマン」のロバート・ダウニー・Jr。
 ベトナム戦争で英雄的な活躍をしたというアメリカ人兵士テイバックのベトナ
ム戦争回顧録“トロピック・サンダー”が映画化されることになった。そして撮
影現場には、この作品でスターへの返り咲きを図る落ち目のアクション俳優タグ
・スピードマン、オナラ以外にも芸域を広げようと意気込むコメディアンのジェ
フ・ポートノイ、黒人の軍曹に成りきるため手術で皮膚を黒くしてしまったオー
ストラリアの過剰な演技派カーク・ラザラス、といったクセ者俳優たちが集結。
こうして、いよいよ撮影が始まるが、俳優たちのワガママなどで僅か5日間にし
て予算オーバーとなってしまう。そこで困り果てた監督のデミアンは、テイバッ
クの助言により、東南アジアのジャングルで撮影を再開することに。何も知らさ
れず台本通りジャングルを徘徊する俳優たち。しかし、そこは凶悪な麻薬組織が
支配する本物の戦場だった…。」(allcinema.net/より。)

「ナイト・ミュージアム」は面白そうだったが、吹替版しかやってなかったので
観なかった。観ないでよかったかもしれない。

パロディーになってないだろうが、ランボーの格好だけするなら。パロディーと
いうのは、過去の作品が何か変だとか、逆に面白いとかいう理由があって、それ
がなぜ変なのか面白いのかという事を、違った形で表現するものだろう。たとえ
ばランボーシリーズに関しては、チャーリー・シーンだったか(息子の方)が出
た作品でランボーが殺した人数をカウント(カウンター)で表示していくなど、
本来はマジな作品の一部を取って、それを皮肉ることがパロディーだろう。とこ
ろが本作品では、単にランボーの格好をするだけではなく、捕虜収容所に捕まる
という筋書きまで単なるコピー。おまけに、「本物の戦場に送り込まれたと気付
かずに」とあるが、ロバート・ダウニー・Jrは、これが本物の戦場だという事
をほとんど最初から知っていて、知らないのは先走りする監督兼任のベン・ステ
ィラーだけ。コメディとして面白くしたかったら、最後まで誰も本物の戦場だと
気付かずに、誰も知らないうちに、やっぱり「史上最低の作戦」になっていたと
かいう筋書にした方が良かっただろう。それに麻薬組織のボス役の少年、なぜか
中国語を喋る。これもどこからコピーしてきたか一目瞭然。唯一の見所(見えな
い所)としたらトム・クルーズがどの役で出ているのか、最後まで分からないと
いう事だろう。これには伏線があって、キャストにトビー・マグワイア(スパイ
ダーマン)が加わっているが、これは最初に流す主人公たちが過去に出演した作
品の予告編に登場するだけのチョイ役で、本編には出ていない(多分)。トム・
クルーズもこのパターンだと思っていたら、最初から出ていた。メイクと喋りを
変えていたので分からない。最後の場面で彼らしいガキっぽい喋りが聞けたので
分かったが、これが無かったら、まず分からないだろう。これをパロディーと言
うならば、代役を使うだけでもパロディーと言える。それに、「アルパ・チーノ」
役のブランドン・T・ジャクソンはゲイらしいが、ならばアル・パチーノはゲイ
なの?どっちでも構わないが、こういう舞台裏的なことは、分かるやつにしか分
からないだろう。それに一見、お金がかかっていそうだが、ロケ地はハワイ。ト
ム・クルーズのギャラ以外は、かなりな低コスト作品だろう。

強いて面白い部分を探すと、役者同士の会話で演技の仕方とか、なんとか賞を取
る秘訣が語られるが、たとえばアカデミー賞を取るには、あまり役に、はまり込
んではいけないという指摘があるが、ある意味ではそうなので、特にアカデミー
賞の場合は取るための公式のようなものがあって、賞を取るという目的のために
作品を作らないと取れないようになっていて、要はそれが出来るかどうかという
のが監督や製作者の技量でもある。単に演技が優れていたという事だけでは取れ
ないようになっている。という事は、同じ監督、製作者でも、賞を取ることが目
的ではない作品を作った場合、結果は未知数の場合が多い。この事がある為に、
「アカデミー賞、なんとかかんとか」という宣伝文句は、はなから無視している
わけで、これはアカデミー賞自体を否定するものではなくて、アカデミー賞に限
らず、「賞」というものには取り方があるという事で、それが必ずしも作品の内
容とは、一致していないという事がある。もちろんアカデミー賞、受賞作品と宣
伝すれば、多くが観るわけで、その意味では観ておく価値はあるかもしれないが、
つまらなかったからと言って文句を言うのは、あまり意味のある事ではないだろ
う。で、本作品では最後に裏アカデミー賞らしきものを取ることになるが、それ
の対抗馬がジョン・ヴォイトなのは何故?アンジェリーナ・ジョリー(実娘)は
関係無いだろうし、若い頃の代表作の「真夜中のカー(ウ)ボーイ」の共演はダ
スティン・ホフマンだろう。たしかにダスティン・ホフマンとアル・パチーノは
似ているところがあるが、パロディーを作るなら、分かるようにして欲しい。


ヒアリング度:★
感動度:
二度以上見たい度:
劇場で見たい度:
ビデオ/DVDで欲しい度:
ビデオ/DVDで見た方がいい度:
ムカつく度:★★★
考えさせられる度:
(「ヒアリング度」は英語のヒアリングの勉強になるかどうかの度合)

--------------------------------------------------------------------
★★★発行者よりのお知らせ★★★

ヤフーオークション、eBay(アメリカ)にて出品落札代行しております。売りた
い物、買いたい物のある方、ご連絡ください。

直接販売も行っております。海外発送、承ります(支払い方法:「PayPal」、
国際郵便為替)。-> s_mori@sa2.so-net.ne.jp

(神奈川県 公安委員会 古物商 許可 第451320001094号)
====================================================================
-今後楽しみな映画:

★ナルニア国物語/第3章

サイトのコンテンツ:
-メルマガ発行システムの状況:名称/URL/コメント/現在12システムをカバー
★★最終更新:2006年05月28日
-映画のことなら Google search:英文タイトル入力で検索結果のトップに
-劇場リンク:全国劇場案内
-字幕関連サイトリンク:字幕の「なぜ?」に答えるF&Qサイト(その他)
-The Internet Movie Database (IMDb) 映画のデータベース
--------------------------------------------------------------------
2007年分:
犬神家の一族 01/06 シャーロットのおくりもの 1/13 
ラッキーナンバー7 1/20 マリー・アントワネット 1/27
幸せのちから 2/03 墨攻 2/10
守護神 2/17 ドリームガールズ 2/24
ディパーテッド 3/03 蒼き狼 地果て海尽きるまで 3/10
どろろ 3/17 ステップ・アップ 3/24
ホリデイ 3/31 デジャヴ 4/07
大帝の剣 4/14 フラガール 4/21
ラブソングができるまで 4/28 スパイダーマン3 5/05
バベル 5/12 俺は、君のためにこそ死ににいく 5/19
眉山 -びざん- 5/26 パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド 6/02
ザ・シューター/極大射程 6/09 300 <スリーハンドレッド> 6/16
ラストラブ 6/23 憑神 6/30
ダイ・ハード4.0 7/07 プレステージ 7/14
シュレック3 7/21 ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 7/28
ピアノの森 8/04 トランスフォーマー 8/11
オーシャンズ13 8/18 ベクシル 2077 日本鎖国 8/25
ラッシュアワー3 9/01 怪談 9/08
釣りバカ日誌18 9/15 HERO 9/22
ファンタスティック・フォー:銀河の危機 9/29
幸せのレシピ 10/06 ローグ アサシン 10/13
パーフェクト・ストレンジャー 10/20 グッド・シェパード 10/27
スターダスト 11/03 ブレイブ ワン 11/10
バイオハザード III 11/17 ボーン・アルティメイタム 11/24
モーテル 12/01 ベオウルフ/呪われし勇者 12/08
マリと子犬の物語 12/15 アイ・アム・レジェンド 12/22
ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記 12/29 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆↓↓これより下は、毎回、同じです。
======================================================================
★ヘッダー広告募集要領★
 
個人、法人、内容問わず、ただし「公序良俗」を害しないもの。
広告のサイズ(長さ)は、10行まで。料金は、個人(的な)広告の場合、
一回500円、法人は、一回1000円。連続掲載の場合は最大3回まで。

振込先:銀行、ぱるる、イーバンク(他行からの直接入金が可能になりました)
 
★★広告文の作成の際には、メール本文に貼り付けるなどして、体裁を整えたもの
を送ってください。
======================================================================
★★★★★面白かった映画、つまらなかった映画(ロードショー)★★★★★
                       2008/11/29 No. 402 (週刊)            
発行者:シド(s_mori@sa2.so-net.ne.jp)
このメールマガジンは(主に)以下の配送システムを利用して発行しています。

カプライト    http://cgi.kapu.biglobe.ne.jp/m/1776.html
E-Magazine    http://www.emaga.com/info/syd111.html
melma!        http://www.melma.com/backnumber_32970/ 

Home Page (登録/解除/バックナンバー)
http://www003.upp.so-net.ne.jp/syd/roadshowmm.html

【無断転載不可です。】
==========================================ROADSHOW REVIEW======

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。