メルマガ:面白かった映画、つまらなかった映画(ロードショー)
タイトル:[ROADSHOW REVIEW]326  2007/06/16


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==========================================ROADSHOW REVIEW=====

★★★★★面白かった映画、つまらなかった映画(ロードショー)★★★★★
     2007/06/16 No. 326 (週刊)            前回発行部数:3,141

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
毎週見ているロードショー映画の感想です。出来るだけタイムリーに(上映
期間中に)おとどけします。個人的な趣味で選んでいるので参考になるか分
かりませんが、見たまま、思ったままを書きます。

お断り:この「感想」は、通常、一週間ほどかけて書いています。その間、記
憶違い、想像力の逸脱等から、本来作品には無かったような事を書いてしまう
場合があります。その際は御了承ください。
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バックナンバーと発行日は下記のホームページにてご覧いただけます。
★2006年分は、「感想」の下に移しました。2001〜2005年分につ
いては、サイトを御覧下さい。

http://www003.upp.so-net.ne.jp/syd/roadshowmm.html

犬神家の一族 01/06 シャーロットのおくりもの 1/13 
ラッキーナンバー7 1/20 マリー・アントワネット 1/27
幸せのちから 2/03 墨攻 2/10
守護神 2/17 ドリームガールズ 2/24
ディパーテッド 3/03 蒼き狼 地果て海尽きるまで 3/10
どろろ 3/17 ステップ・アップ 3/24
ホリデイ 3/31 デジャヴ 4/07
大帝の剣 4/14 フラガール 4/21
ラブソングができるまで 4/28 スパイダーマン3 5/05
バベル 5/12 俺は、君のためにこそ死ににいく 5/19
眉山 -びざん- 5/26 パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド 6/02
ザ・シューター/極大射程 6/09 300 <スリーハンドレッド> 6/16
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300 <スリーハンドレッド> (300)

U.S. Release Date: 3/9/07   

■監督:ザック・スナイダー 
■原作:フランク・ミラー/リン・ヴァーリー
■キャスト:ジェラルド・バトラー/レナ・ヘディ/デヴィッド・ウェンハム/
ロドリゴ・サントロ
■音楽:タイラー・ベイツ      
■字幕:林完治
■お勧め度:★(★)

 「無謀なる壮絶な戦いに生身の屈強な男たちが立ち向かう迫力の歴史スペクタ
クル。100万のペルシア大軍をわずか300人のスパルタ軍が迎え撃つという伝説
的な史実“テルモピュライの戦い”を基に「シン・シティ」のフランク・ミラー
が著わしたグラフィック・ノベルを斬新なビジュアルで映画化。監督は「ドーン
・オブ・ザ・デッド」のザック・スナイダー。主演は「オペラ座の怪人」のジェ
ラルド・バトラー。
 紀元前480年、それまで千もの国々を征服してきた大帝国ペルシアはスパルタ
を次なる標的に定め、ペルシア大王クセルクセスに服従の証を立てるよう迫って
きた。これに対し、戦士の国スパルタの王レオニダスはその要求を一蹴、100万
の軍勢を持つペルシアと戦うことを決意する。そして、レオニダスのもとには強
靱な300人の精鋭が集結するのだった。さらにアルカディア軍などの援軍も得た
レオニダスは、海岸線に連なる狭い山道のホット・ゲートに敵を誘い込む作戦を
掲げ、300人の勇士と共に立ちはだかる。やがて、ペルシアの大軍が現われ、熾
烈極まる死闘が始まった。圧倒的に不利と思われたスパルタ軍は怒濤の攻撃で敵
軍を粉砕し、緒戦となる一日目は勝利を収めるのだが…。」
(allcinema.net/より。)

「だが…。」の続きは、裏切られて全滅、終わり。

「斬新なビジュアル」というのは予告編で見られるもので、要所要所で使えば効
果あるものの、バトルシーン全体が、この撮り方だったら、飽きるのは時間の問
題。観ている間、何分で飽きるかが、最大の関心事だった。結論は15分。

というのは、日本人がこの作品を観た場合で、その他は、分らない。「グラフィ
ック・ノベル」というのは、見たことが無いので分らないが、訳としては「劇画」
の事で、その昔、日本で劇画が全盛だった頃、その頃の劇画のノリをそのまま映
画化したような作品。それもかなり出来の悪い劇画。ここらへんの事情は複雑で、
日本の劇画がそのままアニメ作品として、主にアメリカで放映される事が多いが、
大抵は、タイトルから人物像から中身まで変えられてしまう。「ナウシカ」がイ
ンドだったか、環境問題を悪化させるという理由で放映禁止になったという、嘘
みたいな話しもある。少なくとも日本の劇画が海外で放映される場合、オリジナ
ルの良さは、殆ど失われていると考えてもいいかもしれない。本作品は、その低
レベルの「グラフィック・ノベル」の映画化と言えば簡単にケリがつくし、つま
らなさも分る。

本作品の原作者、フランク・ミラーは、たとえば劇画版の「子連れ狼」の表紙だ
けを書いて、アメリカで発表したが、会社が潰れて途中で終わり。原作者の小池
一夫版に一番近い、萬屋錦之介版(当時、中村かも)、テレビシリーズ「子連れ
狼」は、アメリカでは放映されなかったと思う(レーティングの問題で)。放映
されたのは勝/若山兄弟版のみ。後者は、興味無いので観て無いので分らないが、
萬屋錦之介版の「子連れ狼」の凄さと斬新さ、これはアメリカには行ってない事
になる。字幕版も無し。そういう風土で、似たような「グラフィック・ノベル」
を映画化しても、萬屋錦之介の「子連れ狼」にかなうわけが無い。ノリ(Hな所
も含めて、R-15なので)が全く同じで、内容のレベルが全く違うという事にな
る。それに、今の日本で劇画自体、人気あるのか分らないが、無いとしたら、本
作品は、時代遅れの代物としか言えない。

スパルタ軍が強かったのは、ホット・ゲートという谷間に軍を集め、背丈まで揃
え、各人がその左の僚友を守るという、密集陣型をとったこと。スタンドプレー
は法度、チームプレー重視、早い話が、先週に引き続き、「フロントミッション
5」の「各機(こ)撃破」の戦術を実践したこと。日米間のゲームの交流という
のも微妙なもので、初期のドラクエがアップル2(Apple ][)の99.99%パクリだ
った一方、「ファイアーエンブレム」シリーズの簡単な方が、特にアメリカの女
性、女の子にやたら人気があるというような深い関係にある。北米版、GBAを
30本ぐらい、やってみたが、結論的には「DOOM!」系、ないしその時代の
一人称シューティング物には、はまって、今でも実機(DOS/V)が健在だが、
それ以降のゲームというのは、あまり面白くないような。「ファイアーエンブレ
ム」にしても、英語版の出ているGBA版の2本、これの「聖魔の光石」の英語
版「The Sacred Stones」をやっても、台詞が直訳で、オリジナルの雰囲気とは
ほど遠い。GBAは売ってないので分らないが、アメリカで一番、人気のある
「ファイアーエンブレム」シリーズは、GC版「蒼炎の軌跡」、英語版「Path 
of Radiance」か、スーファミ版、「聖戦の系譜」かもしれない。というような
事から考えても、本作のような「グラフィック・ノベル」の映画化作品を作って
も、楽しめるのは、劇画の伝統の無い国か、萬屋錦之介版「子連れ狼」とかを知
らない人や世代だけだろう。


ヒアリング度:★★
感動度:★
二度以上見たい度:★
劇場で見たい度:★★★
ビデオ/DVDで欲しい度:
ビデオ/DVDで見た方がいい度:★★★
ムカつく度:
考えさせられる度:
(「ヒアリング度」は英語のヒアリングの勉強になるかどうかの度合)

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2006年分:
痩身男女 01/07 長恨歌 01/14
THE 有頂天ホテル 01/21 レジェンド・オブ・ゾロ 01/28
フライトプラン 02/04 ミュンヘン 02/11
ジャーヘッド 02/18 ナイト・オブ・ザ・スカイ 02/25
ダイヤモンド・イン・パラダイス 03/04
ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女 03/11
イーオン・フラックス 3/18 SPIRIT 3/25
サウンド・オブ・サンダー 04/01 ALWAYS 三丁目の夕日 04/08 
プロデューサーズ 04/15 連理の枝 04/22
ニュー・ワールド 04/29 レント 05/06
Vフォー・ヴェンデッタ 05/13 明日の記憶 5/20
ダ・ヴィンチ・コード 5/27 夢駆ける馬ドリーマー 6/03
ポセイドン 6/10 インサイド・マン 6/17
バルトの楽園 6/24 ウルトラヴァイオレット 07/01
トリック劇場版2 7/08 M:i:III 7/15
日本沈没 7/22 
パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト 7/29
ゲド戦記 8/05 釣りバカ日誌17 8/12
東京フレンズ The Movie 8/19 スーパーマン リターンズ 8/26
UDON 9/02 マイアミ・バイス 9/09
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椿山課長の七日間 11/25 プラダを着た悪魔 12/02 
007/カジノ・ロワイヤル 12/09 硫黄島からの手紙 12/16
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