メルマガ:面白かった映画、つまらなかった映画(ロードショー)
タイトル:[ROADSHOW REVIEW]207  2005/03/05


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==========================================ROADSHOW REVIEW=====

★★★★★面白かった映画、つまらなかった映画(ロードショー)★★★★★
     2005/03/05  No. 207 (週刊)            前回発行部数:3,073

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
毎週見ているロードショー映画の感想です。出来るだけタイムリーに(上映
期間中に)おとどけします。個人的な趣味で選んでいるので参考になるか分
かりませんが、見たまま、思ったままを書きます。

お断り:この「感想」は、通常、一週間ほどかけて書いています。その間、記
憶違い、想像力の逸脱等から、本来作品には無かったような事を書いてしまう
場合があります。その際は御了承ください。
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バックナンバーと発行日は下記のホームページにてご覧いただけます。
★2004年分は、「感想」の下に移しました。2001〜2003年分につ
いては、サイトを御覧下さい。

http://www003.upp.so-net.ne.jp/syd/roadshowmm.html

ターミナル 01/01 エイリアン Vs. プレデター 01/08
カンフーハッスル 01/15 東京タワー 01/22
オーシャンズ12 01/29 レイ 02/05
アレキサンダー 02/12 ボーン・スプレマシー 02/19
運命を分けたザイル 02/26 オペラ座の怪人 03/05
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オペラ座の怪人 (Phantom of the Opera, The)
U.S. Release Date: 12/22/04

■監督:ジョエル・シュマッカー
■製作/作曲 :アンドリュー・ロイド・ウェバー
■キャスト:ジェラルド・バトラー/エミー・ロッサム/パトリック・ウィルソン
■音楽:アンドリュー・ロイド・ウェバー
■字幕:戸田奈津子
■お勧め度:★★

「19世紀のパリ。オペラ座では、連日華やかなショーが繰り広げられる一方、
怪人ファントムによる事件が連発していた。若く美しいクリスティーヌは、謎の
師「音楽の天使」からレッスンを受け、やがてオペラ座のプリマへと成長する。
クリスティーヌの幼なじみ、ラウルは、彼女の輝きに惹かれ愛を告白するが、
「音楽の天使」ファントムはクリスティーヌを地下洞窟へ案内し、自分と共に生
きるよう願い出た。しかし、クリスティーヌがファントムの素顔を知ったことか
ら、運命は悲劇へと向かい始める…。」(goo映画レビューより)

というよりか、この「ファントム」(ジェラルド・バトラー)というのは、生れ
ながらにして顔に傷を持ったため、親にも見捨てられサーカスの見せ物にされ、
幼少時代の「オペラ座」の「マダム」に助けられ、以来、「オペラ座」の地下洞
窟に隠れ住み、音楽家としての才能を発揮し、やがて自分がオペラ座の主である
かのような錯覚に陥り、プリマ志望のクリスティーヌ(エミー・ロッサム)を育
て、彼女に幼なじみのラウル(パトリック・ウィルソン)が現れると、恋の三角
関係に陥るという、孤独な天才の悲劇を描いたもの。これはネタバラシではなく、
ミュージカル、オペラ、その他、舞台芸術を見る場合、筋書きが分ってないと、
楽しめない。これらに通常の映画作品のようなストーリー展開や「二転三転」を
期待して見ると、期待はずれになる。

ミュージカルとしての「オペラ座の怪人」は、トーキーの時代から、確認できた
ところでは1940年代から幾度となく上演され、映画化されてきた。本作は、
1986年のロンドンにおける、アンドリュー・ロイド・ウェバー版、「オペラ
座の怪人」の舞台を映画化したもの。このロンドン公演のサントラ、および本作
のサントラは、以下のサイトでサンプルが聴けるので、こういう種類の歌や音楽
を2時間半、聴いていられるかどうか、それによってこの作品の評価は決まって
しまうので、聴いてから見ることを、お勧めします。(URL、途中で切らざる
を得ないので、繋げてコピペしてください)

1986年のロンドン公演:
http://www.amazon.com/exec/obidos/tg/detail/-/B000001FLC/ref=
pm_dp_ln_m_2/002-5896541-4407260?v=glance&s=music&vi=samples

本作のサントラ:
http://www.amazon.com/exec/obidos/tg/detail/-/B00065L706/ref=
pm_dp_ln_m_2/103-8530499-8557403?v=glance&s=music&vi=samples

1986年のロンドン公演の音楽がアンドリュー・ロイド・ウェバーの作曲かど
うか分らない。主な歌やメロディーは、既にあって、それをアレンジしたという
のがミュージカルの常なので、曲の古さは半端じゃない。いわゆるミュージカル
映画の全盛期は50〜60年代なので、本作はもしかするとミュージカル自体、
あるいはミュージカル映画のルーツ的なものかもしれない。実際、後半の部分で
は、ミュージカルの元になったとも言えるオペラの手法が使われている。が、こ
れがオリジナルの、たとえば40年代の「怪人」からそのまま取ったのか、ウェ
バーのオリジナルかは分らない。

そうした意義がたとえあるにせよ、本作は、悪くいうと、「サントラに映像をく
っつけただけのビデオ・クリップ」と言ってしまえる。映画にあるべき(無くて
もいいのだが)人物描写はなく、俳優の演技する余地は殆ど無く、単に歌を聴き、
上に書いた「怪人」の孤独性や悲劇も、作品の進行から想像するだけで、それと
して共感できるようなものとしては描かれていない。確かに恩師である「怪人」
に対する敬愛と愛情、これに対して幼なじみのラウルへの愛情のどちらかを選ぶ
決断を迫られるクリスティーヌといったような事は描かれているものの、前者は、
ある程度分るものの、後者にいたっては、最初から恋に落ちているといったよう
なチグハグな物語り展開になっている。とは言え、「サントラに映像をくっつけ
ただけのビデオ・クリップ」を作ることが製作者の意図であったならば、こうし
た事はどうでもいいのだが。

アンドリュー・ロイド・ウェバーというと、その昔、「ジーザス・クライスト・
スーパースター」(1973)という「ロック・ミュージカル」で、その当時すでに停
滞していたミュージカルに新風を吹き込んだのだが、本作を見る限り、やはりも
うミュージカルの時代ではないという印象の方が強くした。70年代までの音楽
というのは、歌や曲自体を聴くのが目的で、ミュージカル作品に限らず普通の映
画作品でも、「スクリーン・テーマ」というものが流行り、スタンダード・ナン
バーになったが、70年代後半からのクラブ・シーンの台頭で、音楽はダンスの
手段と化し、スタンダード・ナンバーとして残るような曲は、ほんの数曲しかな
くなった。もし1986年のロンドン版が好評だったとすれば、作品が良かった
というより、懐古趣味に受けたのではないだろうか。そうだとすると、その版を
そのまま映画作品にすることに、あまり意味は無かったような気がする。良い、
楽しいミュージカル作品が見たければ、特に60年代の作品を探せば、いくらで
もある。それらに比べると、本作は、なんら斬新さは無く、むしろそうした60
年代の作品よりも古いという印象しかしない。舞台と映画は別なのだ、という事
を、製作者は考えなかったのだろうか、というような疑念すら湧く。そのような
事なので、60年代のミュージカル作品が好きな方は結構楽しめるだろうが、そ
もそも70年代以前の音楽を知らない世代がこの作品を見てどう思うか、全く想
像できない。少なくとも映画作品として見た場合、ひどい違和感を感じるか、何
が起っているのか、作品の進行自体、解らないかもしれない。なお、最初、ある
いは途中のモノクロ場面で出て来る老人は、ラウルです。


ヒアリング度:★★
感動度:★★
二度以上見たい度:★★
劇場で見たい度:★★
ビデオ/DVDで欲しい度:
ビデオで見た方がいい度:★
ムカつく度:
考えさせられる度:
(「ヒアリング度」は英語のヒアリングの勉強になるかどうかの度合)

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-今後楽しみな映画:



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★★最終更新:2005年01月15日
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2004年分:
すべては愛のために 01/03 ミシェル・ヴァイヨン 01/10
ミスティック・リバー 01/17 タイムライン 01/24
シービスケット 01/31 ハリウッド的殺人事件 02/07
ラブ・アクチュアリー 02/14 ロード・オブ・ザ・リング3 02/21
(旧)バイ・バイ・バーディー 02/28 マスター・アンド・コマンダー 03/06
レジェンド・オブ・メキシコ 03/13 ペイチェック 03/20
イノセンス/INNOCENCE 03/27 恋愛適齢期 04/03
イン・ザ・カット 04/10 ディボース・ショウ 04/17
オーシャン・オブ・ファイアー 04/24 映画館、邦画について 05/01
キル・ビル Vol.2 05/08 コールド マウンテン 05/15
ビッグ・フィッシュ 05/22 トロイ 05/29 
レディ・キラーズ 06/05 デイ・アフター・トゥモロー 06/12
ロスト・イン・トランスレーション 06/19 21グラム 06/26
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 07/03 ブラザーフッド 07/10
スパイダーマン2 07/17 ウォルター少年と、夏の休日 07/24
キング・アーサー 07/31 マッハ! 08/07
リディック 08/14 サンダーバード 08/21
華氏9/11 08/28 LOVERS 09/04
ヴァン・ヘルシング 09/11 テイキング・ライブス 09/18
アイ・ロボット 09/25 バイオハザードII アポカリプス 10/02
アラモ 10/09 アラモ 10/16 『その2』
ツイステッド 10/23 シークレット・ウインドウ 10/30
コラテラル 11/06 キャットウーマン 11/13
80デイズ 11/20 2046 11/27
スカイキャプテン−ワールド・オブ・トゥモロー 12/04
ポーラー・エクスプレス 12/11 僕の彼女を紹介します 12/18
マイ・ボディガード 12/25

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