メルマガ:面白かった映画、つまらなかった映画(ロードショー)
タイトル:[ROADSHOW REVIEW]205  2005/02/19


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==========================================ROADSHOW REVIEW=====

★★★★★面白かった映画、つまらなかった映画(ロードショー)★★★★★
     2005/02/19  No. 205 (週刊)            前回発行部数:3,060

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毎週見ているロードショー映画の感想です。出来るだけタイムリーに(上映
期間中に)おとどけします。個人的な趣味で選んでいるので参考になるか分
かりませんが、見たまま、思ったままを書きます。

お断り:この「感想」は、通常、一週間ほどかけて書いています。その間、記
憶違い、想像力の逸脱等から、本来作品には無かったような事を書いてしまう
場合があります。その際は御了承ください。
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バックナンバーと発行日は下記のホームページにてご覧いただけます。
★2004年分は、「感想」の下に移しました。2001〜2003年分につ
いては、サイトを御覧下さい。

http://www003.upp.so-net.ne.jp/syd/roadshowmm.html

ターミナル 01/01 エイリアン Vs. プレデター 01/08
カンフーハッスル 01/15 東京タワー 01/22
オーシャンズ12 01/29 レイ 02/05
アレキサンダー 02/12 ボーン・スプレマシー 02/19
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ボーン・スプレマシー (Bourne Supremacy, The)
U.S. Release Date: 7/23/04

■監督:ポール・グリーングラス
■キャスト:マット・デイモン/ジョアン・アレン/ブライアン・コックス/
(フランカ・ポテンテ)
■音楽:ジョン・パウエル
■字幕:菊池浩司
■お勧め度:★★★(★)

「場所はインド・ゴア。過去を捨て、マリーと共に新しい人生を始めようとした
ジェイソン・ボーンは、2年経っても記憶は完全に戻らず、毎晩のように悪夢に
うなされていた。何度も夢に見るのは、「これは訓練ではない」と言い聞かせて
いる自分の姿や、ホテルの部屋で立ち尽くす男女の姿。ボーンの姿を見て、マリ
ーもまた苦しんでいた。ある日、ボーンは街で危険な匂いのする男に気付く。車
で逃げようとする2人を、男は銃で狙い始める。身に迫る危険。ボーンは、フラ
ッシュバックする記憶の断片を確かめようと決意する。 」(goo映画レビュー
より)

というのは、最初の15分ぐらいの展開で、作品の筋書きには、全くなってない。
なお、前作「ボーン・アイデンティティー」に関しては、第101号参照。

この作品、色々な角度から観る、あるいは分析することができる。また、単純な
スパイ・アクション物として見ると、観るというより、映画の世界を体験させら
れるようなインパクトがある。これは監督の手腕によると思われるが、悲しいか
な、先週の「アレキサンダー」と違って、ポール・グリーングラス(1955年、
英国生まれ)という、映画監督としてはこれがまだ3作目の「新鋭」監督として、
作りたかった映画が、原作と脚本のために、作れなかった映画という印象もする。
むしろこの監督に脚本まで書かせた方が、さらに面白い作品になっていたかもし
れない。

作品は、役者の演技を見せるというより、ものすごく速いテンポで作品を進行さ
せることでスリル感と上に書いた「体験」性をつくりだしている。この点、かな
り興奮させれられたし、監督の手腕が感じられた。内容的にはジェイソン・ボー
ンの話しではあるが、同時に彼を、仕組まれた証拠から犯人と疑い追跡する、C
IAの、ちょっと職名/肩書が分らないので「チーフ」と言うが、ジョアン・ア
レン(1956年、イリノイ州生まれ)という、過去の経歴からすると脇役が持ち味
の女優、この二人の、近く、あるいは遠い場所での、追う者と追われる者、この
関係が作品中、何度か逆転する、の、ある意味での対決関係が作品の主たるテー
マであり、監督が描きたかったことのような気がする。ただしこの事が、原作と
脚本のゆえに、ストーリー展開上、必要かもしれないが、先週の監督であれば、
間違え無くカットしていたであろうような、まったく余計な、しらけるようなシ
ーンが、1〜2箇所ある。

マット・デイモンの、前作でも触れた、いわば等身大のアクション・ヒーロー像、
これが、上の監督の意図ときわめてマッチしている。これに、上に書いたタイプ
の女優としてのジョアン・アレンを、作品上の敵役(「悪役」ではなく)にした
ことが、たとえばシュワルツネッガー的な、今では「ウザイ」としか言いようの
ないヒーロー像に対し、きわめて効果的。俳優の個性にこだわること無く、作品
自体に集中できる。

実際、ボーンの恋人「マリー」(フランカ・ポテンテ)を最初の15分で殺し、
デイモン−アレンの対決を軸にし、それにデイモンが、失った記憶を探るうちに、
全ての謎が解けるという展開は、映画作品としての一貫性が感じられ、それが
「体験性」に結びつく。たとえば、筆者の嫌いなカーチェイスのシーンがあるが、
これが作品の筋上、重要なことに帰結するので、パトカーが何台、壊れるか、あ
るいはドライビング・テクニック、結果的には犯人が逃げおおせるといったよう
な、見せることだけが目的のカーチェイスとは違った意味を持ってくる。これに
加えテンポの速さは、時として撮り方の速さのゆえに、何が起っているか分らな
いような場面もあるが、そもそもスパイ物で全ての事が分ってしまっては興醒め
のような気もするので、この手法はむしろ作品を面白くしているという印象の方
が強い。なお、チラシには、「全く予想不可能な展開」とあるが、これは全くの
嘘、デタラメで、観客に予想させ、その通りの展開になるというのが、本作品の
良さであり監督の意図した作品づくりだろう。だから、作品を「体験」できる、
あるいはそのような作品として観て面白いということになる。という事なので、
筋はあまり書かないが、分る部分は分って面白いし、分らない部分は、そのよう
に意図された部分として、謎のままに、それとして享受できるというような、両
者を区別した、ある意味で親切な作品。個人的にはマット・デイモンもいいが、
こうした作品の中でのジョアン・アレンの、ベテラン女優として、監督の意図と
自分の役柄をわきまえた、控え目ながらも随所に良さを発揮する、演技というよ
り存在感、これも印象的だ。その意味では、本作品、一つ良い意味で間違えれば、
ジェイソン・ボーンの話しというより、別の捜査の関係からボーンという謎の人
物を割り出し迫り、謎が解けるにつれ彼に対する見方や感情が変化する、CIA
の敏腕かつその職業に徹した職員、役名「パメラ」の側から作品を観ることもで
きる。その意味で冒頭、「色々な角度から観」れると書いたわけだが。しかしこ
の二人の関係は、本作で、ある意味で完結してしまっているので、続編ができる
としたら、キャストは変ることになるのだろうか。本作品の良さが、この二人に
負うところが大きいだけに、ちょっと惜しい展開ではある。なお、この作品、か
なり「ハイ」な状態になるので、レイトショーでは見ない方がいいでしょう。

ロケ地はインド、ベルリン、ナポリ、モスクワ。

ヒアリング度:★★
感動度:★★
二度以上見たい度:★★★★
劇場で見たい度:★★★
ビデオ/DVDで欲しい度:★
ビデオで見た方がいい度:★★★
ムカつく度:
考えさせられる度:★
(「ヒアリング度」は英語のヒアリングの勉強になるかどうかの度合)

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-今後楽しみな映画:



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2004年分:
すべては愛のために 01/03 ミシェル・ヴァイヨン 01/10
ミスティック・リバー 01/17 タイムライン 01/24
シービスケット 01/31 ハリウッド的殺人事件 02/07
ラブ・アクチュアリー 02/14 ロード・オブ・ザ・リング3 02/21
(旧)バイ・バイ・バーディー 02/28 マスター・アンド・コマンダー 03/06
レジェンド・オブ・メキシコ 03/13 ペイチェック 03/20
イノセンス/INNOCENCE 03/27 恋愛適齢期 04/03
イン・ザ・カット 04/10 ディボース・ショウ 04/17
オーシャン・オブ・ファイアー 04/24 映画館、邦画について 05/01
キル・ビル Vol.2 05/08 コールド マウンテン 05/15
ビッグ・フィッシュ 05/22 トロイ 05/29 
レディ・キラーズ 06/05 デイ・アフター・トゥモロー 06/12
ロスト・イン・トランスレーション 06/19 21グラム 06/26
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 07/03 ブラザーフッド 07/10
スパイダーマン2 07/17 ウォルター少年と、夏の休日 07/24
キング・アーサー 07/31 マッハ! 08/07
リディック 08/14 サンダーバード 08/21
華氏9/11 08/28 LOVERS 09/04
ヴァン・ヘルシング 09/11 テイキング・ライブス 09/18
アイ・ロボット 09/25 バイオハザードII アポカリプス 10/02
アラモ 10/09 アラモ 10/16 『その2』
ツイステッド 10/23 シークレット・ウインドウ 10/30
コラテラル 11/06 キャットウーマン 11/13
80デイズ 11/20 2046 11/27
スカイキャプテン−ワールド・オブ・トゥモロー 12/04
ポーラー・エクスプレス 12/11 僕の彼女を紹介します 12/18
マイ・ボディガード 12/25

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★★★★★面白かった映画、つまらなかった映画(ロードショー)★★★★★
              2005/02/19  No. 205 (週刊) 
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