メルマガ:面白かった映画、つまらなかった映画(ロードショー)
タイトル:[ROADSHOW REVIEW]197  2004/12/25


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==========================================ROADSHOW REVIEW=====

★★★★★面白かった映画、つまらなかった映画(ロードショー)★★★★★
     2004/12/25  No. 197 (週刊)            前回発行部数:3,014

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
毎週見ているロードショー映画の感想です。出来るだけタイムリーに(上映
期間中に)おとどけします。個人的な趣味で選んでいるので参考になるか分
かりませんが、見たまま、思ったままを書きます。

お断り:この「感想」は、通常、一週間ほどかけて書いています。その間、記
憶違い、想像力の逸脱等から、本来作品には無かったような事を書いてしまう
場合があります。その際は御了承ください。
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バックナンバーと発行日は下記のホームページにてご覧いただけます。
★2003年分は、「感想」の下に移しました。2001〜2002年分につ
いては、サイトを御覧下さい。

http://www003.upp.so-net.ne.jp/syd/roadshowmm.html

すべては愛のために 01/03 ミシェル・ヴァイヨン 01/10
ミスティック・リバー 01/17 タイムライン 01/24
シービスケット 01/31 ハリウッド的殺人事件 02/07
ラブ・アクチュアリー 02/14 ロード・オブ・ザ・リング3 02/21
(旧)バイ・バイ・バーディー 02/28 マスター・アンド・コマンダー 03/06
レジェンド・オブ・メキシコ 03/13 ペイチェック 03/20
イノセンス/INNOCENCE 03/27 恋愛適齢期 04/03
イン・ザ・カット 04/10 ディボース・ショウ 04/17
オーシャン・オブ・ファイアー 04/24 映画館、邦画について 05/01
キル・ビル Vol.2 05/08 コールド マウンテン 05/15
ビッグ・フィッシュ 05/22 トロイ 05/29 
レディ・キラーズ 06/05 デイ・アフター・トゥモロー 06/12
ロスト・イン・トランスレーション 06/19 21グラム 06/26
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 07/03 ブラザーフッド 07/10
スパイダーマン2 07/17 ウォルター少年と、夏の休日 07/24
キング・アーサー 07/31 マッハ! 08/07
リディック 08/14 サンダーバード 08/21
華氏9/11 08/28 LOVERS 09/04
ヴァン・ヘルシング 09/11 テイキング・ライブス 09/18
アイ・ロボット 09/25 バイオハザードII アポカリプス 10/02
アラモ 10/09 アラモ 10/16 『その2』
ツイステッド 10/23 シークレット・ウインドウ 10/30
コラテラル 11/06 キャットウーマン 11/13
80デイズ 11/20 2046 11/27
スカイキャプテン−ワールド・オブ・トゥモロー 12/04
ポーラー・エクスプレス 12/11 僕の彼女を紹介します 12/18
マイ・ボディガード 12/25
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マイ・ボディガード (Man on Fire)
U.S. Release Date: 4/23/04

■監督:トニー・スコット
■キャスト:デンゼル・ワシントン/ダコタ・ファニング(少女)/クリストフ
ァー・ウォーケン(「友人」)
■音楽:Harry Gregson-Williams
■字幕:石田泰子
■お勧め度:★★(これに関して、一番最後を、お読みください)

「対テロ部隊で暗殺任務に明け暮れた過去に苛まれ、酒浸りの日々をおくるジョ
ン・クリーシー。メキシコに住む友人を訪ねたクリーシーは、実業家の一人娘ピ
タのボディガードの仕事を紹介される。昨今メキシコシティでは身代金目的の誘
拐事件が多発。危険な任務には打ってつけのクリーシーだが、無邪気な少女の相
手をするのは苦痛だった。送り迎えの車中であれこれ質問するピタに「僕の仕事
は友達になることじゃない」と冷たく言い放つクリーシー。だがけがれのないピ
タの笑顔は、クリーシーの傷ついた心を少しずつ癒していく…。」 (goo映画
レビューより)

というのは、作品の出だしだけで、似たような題名(邦題)の作品を想像したら、
内容は全く違っていた。これも「客寄せ」の手段なので、騙された方が悪いのだ
が。以下、ネタバレを最小限にする形で書くので、曖昧な表現等、ご容赦くださ
い。

「ボディガード」をやっているのは最初の方だけで、少女は誘拐され、身代金の
受け渡しの手違いから殺された(ことになっている)。作品の中心は、むしろメ
キシコあるいは中南米諸国で頻発している誘拐事件、それを「ビジネス」として
行う組織、それらが起こる構造、取り締まることすら出来ないという実態を、社
会派的なアプローチで描く。そして筋書き的には、デンゼル・ワシントン扮する
クリーシーが、少女の仇を取るという、復讐劇が後半の展開。作品はしたがって
様々な要素を扱っている。

たとえば中南米諸国で誘拐事件が絶えないのは、それぞれ別個のグループないし
組織(警察を含む)が役割分担をし、一つが捕まっても誘拐のための全体的な組
織は特定する事もできず、失った「とかげのシッポ」は他と入れ替え、犯罪を続
行する。復讐劇部分のクリーシーは、これら一つ一つを、女性レポーターや地元
に住む友人の力を借り、つきとめ「せん滅」していく。この意味では「社会派」
であると同時にミステリー的な作品ともなっている。

デンゼル・ワシントンというと、カリスマ/存在感のカタマリのような役柄が多
かったが、本作品では、少女との触れあい、それを通して人間性を取り戻すとい
う、いわば従来の役柄の逆のような役柄で、初めて役者としての良さを見た。実
際、筋書き的には、復讐劇部分では、少女誘拐の関係者を一人一人つきとめ、ボ
スに到達するという単純な展開なため、ワシントンのクリーシー像以外には、こ
れといって見るものは無い。実は最後になって急展開があるのだが、作品は、い
わばデンゼル・ワシントンの演技と魅力でどれだけ観客を飽きさせずに引っぱれ
るか、の実験のような内容となっている。これが、かなりスローなペースで描か
れるため、いわゆる「アクション作品」とも言えない。一度は死んで、少女との
触れあいで人間性を取り戻し、その少女が殺されたことで復讐という行為に死に
場を求める男、言ってみれば最初から死ぬために生まれてきたような男、そうし
たクリーシー像を、ワシントンが持ち前のカリスマ性を隠すように演じている。
これが無かったら、途中で飽きていただろう。

(悪役で登場の多い)クリストファー・ウォーケンが、クリーシーの友人役とし
て、そうしたクリーシー像を引き立たせている。また、名前と顔が一致しないが、
メキシコの女性レポーター、あるいは連邦捜査局(メキシコのFBIみたいなも
のらしい)の捜査官を演じる役者も、しっかりとワシントンをサポートしていて、
これらも見応えある。

個人的な感想としては、クリーシーが復讐に走る動機が、もうひとつ納得できな
い。たとえば「コラテラル」のトム・クルーズが、そもそも人を殺すために生ま
れてきた人間、というのは分かる。しかしクリーシーの場合、過去の経歴から、
人間性を喪失し、酒に溺れ、自殺を図った人間が、少女によって癒され、人間性
を取り戻したとして、たとえその少女のためであったとしても、死に場を求める
ような形での復讐という行動をとるだろうか。実際、少女が殺され、クリーシー
が復讐に走る展開となった時、かなりなヤバさを感じた。そしてそうした印象を
覆すような結末が用意されている。この結末は、作品を「社会派」として見た場
合、辻褄が合うものの、何か筋書き的には人為的な操作を感じる。早い話が騙さ
れたということだが。とはいえ、ワシントンの本作品での演技は見る価値がある。
というか、ワシントンの演技を見せるための作品と言ってしまえるだろう。どう
もこうした作品が、ジャンルとして定着してしまった感がする。したがって「お
勧め度:★★」は、作品としての出来の良さと、ワシントンの演技に対してで
あり、面白いか面白くないかという尺度からすると、「お勧め度:★」にしたい
ところ、他の「お勧め度:★」作品と一緒にしたくないという意味なので、ご理
解ください。

なお、チラシには「新たなる感動作」とか書いてあるが、ハッキリ言って、デン
ゼル・ワシントンの「重厚な」演技を見ていると、とにかく疲れる。楽しむこと
が目的で見る作品ではないだろう。


ヒアリング度:★★(メキシコ語部分が多い)
感動度:
二度以上見たい度:★
劇場で見たい度:
ビデオ/DVDで欲しい度:
ビデオで見た方がいい度:★★★
ムカつく度:
考えさせられる度:★
(「ヒアリング度」は英語のヒアリングの勉強になるかどうかの度合)

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-今後楽しみな映画:



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2003年分:
K−19 1/04/2003    (旧作)風の谷のナウシカ 1/11
ゴーストシップ 1/18 オールド・ルーキー 1/25
ボーン・アイデンティティー 2/01 トランスポーター 2/08
レッド・ドラゴン 2/15 戦場のピアニスト 2/22
ロード・オブ・ザ・リング:二つの塔 3/01 007ダイアナザーデイ 3/15
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン 3/29 ブラック・ダイアモンド 4/05
デアデビル 4/12 シカゴ 4/26
ドリームキャッチャー 5/03 X-Men2 5/10
あずみ 5/17 サラマンダー 5/24
トゥー・ウィークス・ノーティス 5/31 ハンテッド 6/07
ザ・コア 6/14 マトリックス・リローデッド 6/21
ソラリス 6/28 チャーリーズ・エンジェル フルスロットル 7/05
デッドコースター 7/12 ターミネーター3 7/19
マイ・ビッグ・ファット・ウェディング 7/26 トレジャー・プラネット 8/02
ハルク 8/09 パイレーツ・オブ・カリビアン 8/16
英雄 8/23 コンフェッション 8/30
ワイルド・スピードX2 9/06 座頭市 9/13
閉ざされた森 9/20 トゥームレイダー2 9/27
S.W.A.T. 10/04 ジョニー・イングリッシュ 10/11
リーグ・オブ・レジェンド 10/18 マッチスティックメン 10/25
キル・ビル 11/01 ティアーズ・オブ・ザ・サン 11/08
マトリックス レボリューションズ 11/15 ブルドッグ 11/22
フォーン・ブース 11/29  バッドボーイズ2バッド 12/06
ラスト サムライ 12/13 (旧作)ネイティブ・ハート 12/20
ブルース・オールマイティ 12/27

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆↓↓これより下は、毎回、同じです。
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            2004/12/25  No. 197 (週刊)
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