メルマガ:面白かった映画、つまらなかった映画(ロードショー)
タイトル:[ROADSHOW REVIEW]196  2004/12/18


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==========================================ROADSHOW REVIEW=====

★★★★★面白かった映画、つまらなかった映画(ロードショー)★★★★★
     2004/12/18  No. 196 (週刊)            前回発行部数:2,996

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
毎週見ているロードショー映画の感想です。出来るだけタイムリーに(上映
期間中に)おとどけします。個人的な趣味で選んでいるので参考になるか分
かりませんが、見たまま、思ったままを書きます。

お断り:この「感想」は、通常、一週間ほどかけて書いています。その間、記
憶違い、想像力の逸脱等から、本来作品には無かったような事を書いてしまう
場合があります。その際は御了承ください。
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バックナンバーと発行日は下記のホームページにてご覧いただけます。
★2003年分は、「感想」の下に移しました。2001〜2002年分につ
いては、サイトを御覧下さい。

http://www003.upp.so-net.ne.jp/syd/roadshowmm.html

すべては愛のために 01/03 ミシェル・ヴァイヨン 01/10
ミスティック・リバー 01/17 タイムライン 01/24
シービスケット 01/31 ハリウッド的殺人事件 02/07
ラブ・アクチュアリー 02/14 ロード・オブ・ザ・リング3 02/21
(旧)バイ・バイ・バーディー 02/28 マスター・アンド・コマンダー 03/06
レジェンド・オブ・メキシコ 03/13 ペイチェック 03/20
イノセンス/INNOCENCE 03/27 恋愛適齢期 04/03
イン・ザ・カット 04/10 ディボース・ショウ 04/17
オーシャン・オブ・ファイアー 04/24 映画館、邦画について 05/01
キル・ビル Vol.2 05/08 コールド マウンテン 05/15
ビッグ・フィッシュ 05/22 トロイ 05/29 
レディ・キラーズ 06/05 デイ・アフター・トゥモロー 06/12
ロスト・イン・トランスレーション 06/19 21グラム 06/26
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 07/03 ブラザーフッド 07/10
スパイダーマン2 07/17 ウォルター少年と、夏の休日 07/24
キング・アーサー 07/31 マッハ! 08/07
リディック 08/14 サンダーバード 08/21
華氏9/11 08/28 LOVERS 09/04
ヴァン・ヘルシング 09/11 テイキング・ライブス 09/18
アイ・ロボット 09/25 バイオハザードII アポカリプス 10/02
アラモ 10/09 アラモ 10/16 『その2』
ツイステッド 10/23 シークレット・ウインドウ 10/30
コラテラル 11/06 キャットウーマン 11/13
80デイズ 11/20 2046 11/27
スカイキャプテン−ワールド・オブ・トゥモロー 12/04
ポーラー・エクスプレス 12/11 僕の彼女を紹介します 12/18
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僕の彼女を紹介します (Windstruck)(韓国/香港)
U.S. Release Date: ?

■監督:クァク・ジェヨン
■キャスト:チョン・ジヒョン/チャン・ヒョク
■音楽:?(オリジナルおよびカバー)
■字幕:根本理恵
■お勧め度:★★★

ハミダシ気味の熱血女性警官、ギョンジン(チョン・ジヒョン)と、ごく普通の
高校教師、ミョンウ(チャン・ヒョク)のラブコメディーとその結末。(一部、
ネタバレ含む)

前半のラブコメディー部分は、笑えるものの、テレビドラマの域をこえず、この
まま終わったら許せないなと思っていたら、ミョンウの死後、ギョンジンの彼に
対する思いが、かなり感動的に描かれる。これが本作品の主な部分であり、監督
はチョン・ジヒョンという逸材を、極めて効果的に使い、映画作品としても、き
わめて出来の良さを感じた。難を言うと、チョン・ジヒョンはおそらくアクショ
ン女優ではないだろう。中国、香港作品の俳優たちが、おしなべてアクション系
であることと比べると、この点、少し物足りなさを感じた。また、チョン・ジヒ
ョンという女優にしても、テレビ系という印象で、あまり演技には期待できない。
言ってみれば、後半の彼女のロボコップ的な行動も、「踊る大捜査線」といった
ような、テレビ刑事ドラマの映画版といった印象がぬぐえない。さりとて、素材
としては、チョン・ジヒョンには、これまで見てきた中国、香港作品の女優には
見られない、今日さ、自由奔放さ、良い意味での色気の無さ(これは「キュート
さ」とも表現できる)、表情の豊かさなどが感じられ、将来的には楽しみな女優
ではある(1981年生まれ、23歳)。

韓国作品はこれが二作目になるが、現在の韓国の様相を描いたものは、これが初
めて。作品の内容からは脱線するが、いくつか、日本と韓国の類似点が目につき、
個人的には、これがどうも引っ掛かる。テレビドラマの映画化的作品というのも
そうだし、他には「49日」という風習、あるいは教師が生徒にチョークを投げ
つけるといった行為。両国の関係からして、これらが、過去ないし現在の「日本
の影響」なのか、文化的な類似性の結果なのか、判別がつかず、どうも気になる。

たとえば、これは本作品とは関係ないが、韓国の英語教育は、戦前戦中の日本に
よる統治のため、日本並にイカレたものになっている(何年勉強しても喋ること
すら出来ない)。これは上にいう「過去の日本の影響」として、今も韓国社会を
毒し続けている。これに対して、教師が生徒にチョークを投げつけるという行為
は、「現在の日本の影響」なのだろうか。欧米風な考え方からすると、こうした、
一つ間違えば失明といった事態にもなりかねない行為は、純然たる暴力行為であ
り、許されざるものであろう。筆者も一年だけ日本の高校に居た(全寮制なので)
ことがあるが、不良生徒に加担した教師に暴力的な制裁を加えたことがある。こ
うした事がもし、「現在の日本の影響」であるとしたら、両国間の「暗い」関係
は、今もなお再生産されているとも言え、とても悲しい感じがした。もっとも、
作品では投げられたチョークを、チョン・ジヒョンがはっしと「真剣白刃取り」
的に受け止めるというコメディー風に描いているので、このシーン自体はおもし
ろい。また、チョン・ジヒョンが属す警察署のメンバーの行動からしても、作品
は今の韓国の実情を描くことが目的では無いと考えられるので、これらの事は、
日本のテレビドラマのパロディーとも考えられ、確かなことは分からない。

また、相違点として、「小指の約束」というのが前半のコメディーっぽい部分、
後半のシリアスな部分を通じて、終始、テーマとなっており、ラブストーリーと
しての本作品に一貫性を与えている。前半のコメディー部分では、これは中世ヨ
ーロッパの十字軍に参加した恋人を待ち続ける姫の物語りとして描かれ、この飛
び方は面白い。後半では、「49日」の再会として描かれる。

というように、前半のコメディー部分は、それなりに楽しめるし、後半のシリア
スな部分では、チョン・ジヒョンがほとんど唯一の登場人物であり、恋人を失っ
た彼女の描き方に関しては、監督の手腕が感じられる。実は恋人を失ったことに
関しては、ある事実があったのだが、チョン・ジヒョンは、ついぞそれを知らさ
れることは無かった。この点、余計な部分を廃し、本題に集中させるという配慮
が感じられ、クァク・ジェヨンという監督の映画作りの上手さが感じられた。

かなり客観的(ないし「客体的」)な「感想」になってしまったが、これは筆者
がおよそラブストーリーには興味が無いという事に由来している。ただし後半の
部分は、同じく大切なものを失った経験がある者として、かなり共感できるよう
な描き方がされていて、寝るまで、一種、精神的に不安定な状態に落ちいった。

なお、この作品のチラシ、ほとんどサントラの事しか書いてない。という事は、
配給会社は興業成績には全く期待していないという事だろうが、可能であれば、
そしてテレビドラマの映画化っぽい作品であることに拒絶感を抱いていない方は、
見て損は無いだろう。上にも書いたことを含め、韓国風の笑いのセンス、あるい
は「49日」の解釈などは興味深い。


ヒアリング度:
感動度:★★★
二度以上見たい度:★★★★
劇場で見たい度:★★★★
ビデオ/DVDで欲しい度:★★★
ビデオで見た方がいい度:★★★
ムカつく度:
考えさせられる度:★★★
(「ヒアリング度」は英語のヒアリングの勉強になるかどうかの度合)

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-今後楽しみな映画:



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2003年分:
K−19 1/04/2003    (旧作)風の谷のナウシカ 1/11
ゴーストシップ 1/18 オールド・ルーキー 1/25
ボーン・アイデンティティー 2/01 トランスポーター 2/08
レッド・ドラゴン 2/15 戦場のピアニスト 2/22
ロード・オブ・ザ・リング:二つの塔 3/01 007ダイアナザーデイ 3/15
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン 3/29 ブラック・ダイアモンド 4/05
デアデビル 4/12 シカゴ 4/26
ドリームキャッチャー 5/03 X-Men2 5/10
あずみ 5/17 サラマンダー 5/24
トゥー・ウィークス・ノーティス 5/31 ハンテッド 6/07
ザ・コア 6/14 マトリックス・リローデッド 6/21
ソラリス 6/28 チャーリーズ・エンジェル フルスロットル 7/05
デッドコースター 7/12 ターミネーター3 7/19
マイ・ビッグ・ファット・ウェディング 7/26 トレジャー・プラネット 8/02
ハルク 8/09 パイレーツ・オブ・カリビアン 8/16
英雄 8/23 コンフェッション 8/30
ワイルド・スピードX2 9/06 座頭市 9/13
閉ざされた森 9/20 トゥームレイダー2 9/27
S.W.A.T. 10/04 ジョニー・イングリッシュ 10/11
リーグ・オブ・レジェンド 10/18 マッチスティックメン 10/25
キル・ビル 11/01 ティアーズ・オブ・ザ・サン 11/08
マトリックス レボリューションズ 11/15 ブルドッグ 11/22
フォーン・ブース 11/29  バッドボーイズ2バッド 12/06
ラスト サムライ 12/13 (旧作)ネイティブ・ハート 12/20
ブルース・オールマイティ 12/27

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