メルマガ:面白かった映画、つまらなかった映画(ロードショー)
タイトル:[ROADSHOW REVIEW]189  2004/10/30


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==========================================ROADSHOW REVIEW=====

★★★★★面白かった映画、つまらなかった映画(ロードショー)★★★★★
     2004/10/30  No. 189 (週刊)            前回発行部数:2,943

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
毎週見ているロードショー映画の感想です。出来るだけタイムリーに(上映
期間中に)おとどけします。個人的な趣味で選んでいるので参考になるか分
かりませんが、見たまま、思ったままを書きます。

お断り:この「感想」は、通常、一週間ほどかけて書いています。その間、記
憶違い、想像力の逸脱等から、本来作品には無かったような事を書いてしまう
場合があります。その際は御了承ください。
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バックナンバーと発行日は下記のホームページにてご覧いただけます。
★2003年分は、「感想」の下に移しました。2001〜2002年分につ
いては、サイトを御覧下さい。

http://www003.upp.so-net.ne.jp/syd/roadshowmm.html

すべては愛のために 01/03 ミシェル・ヴァイヨン 01/10
ミスティック・リバー 01/17 タイムライン 01/24
シービスケット 01/31 ハリウッド的殺人事件 02/07
ラブ・アクチュアリー 02/14 ロード・オブ・ザ・リング3 02/21
(旧)バイ・バイ・バーディー 02/28 マスター・アンド・コマンダー 03/06
レジェンド・オブ・メキシコ 03/13 ペイチェック 03/20
イノセンス/INNOCENCE 03/27 恋愛適齢期 04/03
イン・ザ・カット 04/10 ディボース・ショウ 04/17
オーシャン・オブ・ファイアー 04/24 映画館、邦画について 05/01
キル・ビル Vol.2 05/08 コールド マウンテン 05/15
ビッグ・フィッシュ 05/22 トロイ 05/29 
レディ・キラーズ 06/05 デイ・アフター・トゥモロー 06/12
ロスト・イン・トランスレーション 06/19 21グラム 06/26
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 07/03 ブラザーフッド 07/10
スパイダーマン2 07/17 ウォルター少年と、夏の休日 07/24
キング・アーサー 07/31 マッハ! 08/07
リディック 08/14 サンダーバード 08/21
華氏9/11 08/28 LOVERS 09/04
ヴァン・ヘルシング 09/11 テイキング・ライブス 09/18
アイ・ロボット 09/25 バイオハザードII アポカリプス 10/02
アラモ 10/09 アラモ 10/16 『その2』
ツイステッド 10/23 シークレット・ウインドウ 10/30
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シークレット・ウインドウ (Secret Window)
U.S. Release Date: 3/12/04

■監督/脚本:デヴィッド・コープ
■キャスト:ジョニー・デップ/ジョン・タートゥーロ/マリア・ベロ(妻)
■音楽:フィリップ・グラス
■字幕:戸田奈津子
■お勧め度:★★

スティーヴン・キング原作のホラー/ミステリー。
「スティーヴン・キング原作」といっても、「在庫」(録画したやつで面白い作
品だけ残してある)を調べたら残っていたのは「スリープウォーカーズ」(1992)
だけだった。これはホラー作品といってもバンパイア母子の「心暖まる」作品で、
他のはC級ホラーばかりなような印象がある。「シークレット・ウインドウ」は
作品としての出来はいいような感じがしたが、スティーヴン・キングにしては、
どこかの作品から仕掛けをパクッたような感じがしたが、記憶違いだろうか。

作品はまさにそのパクリ、小説の盗作をめぐる。離婚裁定中で山小屋にこもった
モート(ジョニー・デップ)は、ある日とつぜんシューター(ジョン・タートゥ
ーロ)という、いかにもヤバそうな人物の訪問を受け、「お前、俺の作品を盗作
しただろう。このおとしまえ、つけろよな」と脅される。彼が持ってきた小説は、
モートが昔、書いた小説と、結末以外は全く同じものだった。愛犬が殺される、
雇った、かなり強そうな探偵も殺される、そしてモートと離婚裁定中の妻の家も
放火される。モートはシューターの背後に誰かいて、それが妻の浮気相手と考え
るが、辻褄が合わない。と、ここまでは書いてもネタバレにはならないのだが、
この後の展開が、どこかの作品で見たのと同じになる。どの作品かは分からない
ので、どちらが先かは分からないが。以下はしたがってネタバラシになるので、
これからこの作品を見る予定のある方は、読まないように。

最初、シューターの要求、あるいは意図というのは、結末だけ違う小説を、彼が
モートから盗作し、モートを脅し、結末を書き直させ、それをシューターの作と
いうことで再出版させることが目的のように描かれる。これが極めて明確に描か
れるため、これが作品の筋だと思って見ていたら、実は、(ここからネタバラシ)
シューターというのはモートが酒を飲んだ末にでっち上げた妄想の人物で、犬を
殺したのも探偵を殺したのも家に放火したのも全て多重人格的なモートの仕業だ
った。そしてその動機は浮気した妻への憎しみと殺意、そしてシューターが提示
してきた結末こそが、モートが本来、書きたかった、つまり浮気した妻を殺すと
いう結末だった。

上の段落の筋と、下の段落の筋ないし展開との転換、入れ替わりが見事に描かれ、
2種類の人間をデップが好演している。筋が分かっている、多分こうなるだろう
なと思っていた矢先に、その筋が実は偽物で、被害者と思って同情すらしていた
モートが実は全てのことの犯人で、むしろシューターがモートの真の姿あるいは
性格だったというところにホラー性がある。ここらへんは、たしか自分の小説か
ら出てきた架空の人物が殺人を犯すとかいう作品があったが、それよりは恐い。

見た時は、なんか途中から急に筋が変って騙されたような感じがして嫌な気がし
たが、数日たってよく考えてみると、前半の部分に後半の展開を予測させるヒン
トが多分に織り込まれている。ミステリー物を見慣れた方なら、前半のヒントか
ら後半の展開を当てることが出来るかもしれない。という意味では出来の良さを
感じた。ただし個人的にはミステリーとかスリラーは好きではないので、あまり
〜ぜんぜん面白くなかったが。ジョニー・デップがなかなか恐い。最近の作品で
は変な役が多かったが、その、ある意味でひ弱な印象が重なる前半部分と、殺人
鬼としての正体を現わす後半部分とのコントラストが印象に残る。眼鏡をかけた
り頭はボサボサ、ガウンは破けているといった細かな演出も効果的だ。「ホラー
作品」というより「体験できるミステリー作品」という感じが、普通の謎解き中
心のミステリー作品と違う。

ロケ地はカナダ、モントリオールとニューヨーク。

ヒアリング度:★★
感動度:
二度以上見たい度:
劇場で見たい度:
ビデオ/DVDで欲しい度:
ビデオで見た方がいい度:★★★
ムカつく度:
考えさせられる度:
(「ヒアリング度」は英語のヒアリングの勉強になるかどうかの度合)

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-今後楽しみな映画:



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2003年分:
K−19 1/04/2003    (旧作)風の谷のナウシカ 1/11
ゴーストシップ 1/18 オールド・ルーキー 1/25
ボーン・アイデンティティー 2/01 トランスポーター 2/08
レッド・ドラゴン 2/15 戦場のピアニスト 2/22
ロード・オブ・ザ・リング:二つの塔 3/01 007ダイアナザーデイ 3/15
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン 3/29 ブラック・ダイアモンド 4/05
デアデビル 4/12 シカゴ 4/26
ドリームキャッチャー 5/03 X-Men2 5/10
あずみ 5/17 サラマンダー 5/24
トゥー・ウィークス・ノーティス 5/31 ハンテッド 6/07
ザ・コア 6/14 マトリックス・リローデッド 6/21
ソラリス 6/28 チャーリーズ・エンジェル フルスロットル 7/05
デッドコースター 7/12 ターミネーター3 7/19
マイ・ビッグ・ファット・ウェディング 7/26 トレジャー・プラネット 8/02
ハルク 8/09 パイレーツ・オブ・カリビアン 8/16
英雄 8/23 コンフェッション 8/30
ワイルド・スピードX2 9/06 座頭市 9/13
閉ざされた森 9/20 トゥームレイダー2 9/27
S.W.A.T. 10/04 ジョニー・イングリッシュ 10/11
リーグ・オブ・レジェンド 10/18 マッチスティックメン 10/25
キル・ビル 11/01 ティアーズ・オブ・ザ・サン 11/08
マトリックス レボリューションズ 11/15 ブルドッグ 11/22
フォーン・ブース 11/29  バッドボーイズ2バッド 12/06
ラスト サムライ 12/13 (旧作)ネイティブ・ハート 12/20
ブルース・オールマイティ 12/27

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆↓↓これより下は、毎回、同じです。
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