メルマガ:面白かった映画、つまらなかった映画(ロードショー)
タイトル:[ROADSHOW REVIEW]162  2004/04/24


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==========================================ROADSHOW REVIEW=====

★★★★★面白かった映画、つまらなかった映画(ロードショー)★★★★★
     2004/04/24  No. 162 (週刊)            前回発行部数:2897

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
毎週見ているロードショー映画の感想です。出来るだけタイムリーに(上映
期間中に)おとどけします。個人的な趣味で選んでいるので参考になるか分
かりませんが、見たまま、思ったままを書きます。

お断り:この「感想」は、通常、一週間ほどかけて書いています。その間、記
憶違い、想像力の逸脱等から、本来作品には無かったような事を書いてしまう
場合があります。その際は御了承ください。
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バックナンバーと発行日は下記のホームページにてご覧いただけます。
★2003年分は、「感想」の下に移しました。2001〜2002年分につ
いては、サイトを御覧下さい。

http://www003.upp.so-net.ne.jp/syd/roadshowmm.html

すべては愛のために 01/03 ミシェル・ヴァイヨン 01/10
ミスティック・リバー 01/17 タイムライン 01/24
シービスケット 01/31 ハリウッド的殺人事件 02/07
ラブ・アクチュアリー 02/14 ロード・オブ・ザ・リング3 02/21
(旧)バイ・バイ・バーディー 02/28 マスター・アンド・コマンダー 03/06
レジェンド・オブ・メキシコ 03/13 ペイチェック 03/20
イノセンス/INNOCENCE 03/27 恋愛適齢期 04/03
イン・ザ・カット 04/10 ディボース・ショウ 04/17
オーシャン・オブ・ファイアー 04/24
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オーシャン・オブ・ファイアー (Hidalgo)
U.S. Release Date: 3/5/04

■監督:ジョー・ジョンストン
■キャスト:ヴィゴ・モーテンセン/オマー・シャリフ/ルイース・ロンバード
■音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
■字幕:松浦美奈
■お勧め度:★★

時は1890年、南北戦争(1861〜1865)も終わり、軍はインディアンの掃討、
あるいは虐殺に注力していた。フランク・ホプキンス(ヴィゴ・モーテンセン)
は、インディアンの母親を持ち、野生馬のヒダルゴ(Hidalgo)を駆ってクロカ
ン・レースにことごとく優勝、その能力を活かして速達の配達を本業(副業?)
としている。ところが金に困って副業で出ていた西部劇ショーで「世界一速い」
ヒダルゴという呼び名にアラビアのシークの遣いの者にイチャモンをつけられ、
アラビアの砂漠で1000年、行われている、オーシャン・オブ・ファイアーと
いうレースに出ろ、さもなくば「世界一」の名は返上しろ、という挑戦を受ける。
船でアラビアに渡ったフランクとヒダルゴ、シーク(オマー・シャリフ)やその
娘との出会い、そして過酷なレース、そのライバル達や妨害工作にいそしむ英国
美女で馬主(ルイース・ロンバード)などとの出会いや人間関係が描かれる。

これはフランク・ホプキンスの自伝を元にしたらしいが、内容的には真っ赤な嘘
らしい。むしろフィクションとして、最初はつまらなかったが、物語りが進行し
ていくうちに、なんとなく見ていて楽しい、好感の持てる作品だった。

ヴィゴ・モーテンセンは御存じ、「指輪」三部作(アラゴルン)で、最終的には
主役(級)を演じ、三部作を見る過程でも、役者として次第に成長していったよ
うな所がある。本作品でのモーテンセンは、それに比べると、お世辞にもかっこ
良いとは言えないが、次の作品、あるいはアラゴルンでは無いイメージを模索、
というより、これはこれで、つまりフランク・ホプキンスとして、良い持ち味を
出している。老名優オマー・シャリフとのやり取りは、いいキャスティングだ。
速達の配達というと、近未来物、と言っても実質的には西部劇っぽい「ポストマ
ン」(1997)という、ケビン・コスナーの自作自演作品があるが、たった一つの
かっこいいシーンを撮るために作ったようなこの作品、あるいはコスナーと比べ
ると、モーテンセンはまだ役者としては開花していないものの、ちょっと気にな
る独特の個性を持っているように感じられた。

しかし、作品の面白さに貢献しているのは、モーテンセンやオマー・シャリフそ
の他(結構、個性的な俳優が出ている)よりか、馬のヒダルゴのように思われた。
少し前に「シービスケット」というレース物があったが、あの作品では人間が主
体で、各々の(勝手な)視点から、馬のシービスケット自体は、数頭用意し、そ
の場その場で使い別けていた。この点がつまらなかった、というか製作者の人間
としての奢りが感じられ、シービスケット自体にはあまり共感を持てなかった。
これに対して本作品のヒダルゴは、動物俳優であり演技もなかなかうまい。元々
野生馬であり、調教はされておらず、フランクとは主従関係ではなく相棒関係に
ある。それが、遠く海を渡り、アラビアの砂漠のレースで、飲み物も食べ物も無
い状況で、フランクとヒダルゴは、血筋正しい他の馬やその乗り手と比べると、
馬と人間というより、共に一つの目標に向かって最善の努力をする相棒コンビの
ように描かれていて、動物に対する見方が、往年のディズニー映画(これもディ
ズニー社作品)を思わせるものがあった。これプラス、「アラビアのロレンス」
(1962)という古い作品で、確か主演のピーター・オトゥールの敵役をやり、暗
いイメージの悪役の多かったオマー・シャリフが、人間味溢れ、時として微妙に
ユーモラスなシーク役を演じ、これも見所だ。チラシには「アクション・アドベ
ンチャー超大作」と書いてあるが、むしろスケールは小さくとも、見所のあるキャ
スティング、「アクション」としての派手さを抑え、「アドベンチャー」という
より人間&動物ドラマ、その舞台がたまたまアラビア(ロケ地は例によってモロ
ッコ)だった、というような作品。馬の事は全く分らないので説明のしようが無
いが、ヒダルゴはサラブレッドのような体型の細いレース馬ではなく、白黒の全
身ブチで、動物俳優にしては野生的なパワー感があり、目の演技でモーテンセン
の助演として愛らしさが感じられた。特にこれといって見応えのある作品ではな
いかもしれないが、ダメモトで見ると、結構、後味の良い作品。映画館で暇な一
時を過ごすには、飽きない。


ヒアリング度:★
感動度:★
二度以上見たい度:★★
劇場で見たい度:★★
ビデオで欲しい度:★★
ビデオで見た方がいい度:★★★
ムカつく度:★
考えさせられる度:★
(「ヒアリング度」は英語のヒアリングの勉強になるかどうかの度合)

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-今後楽しみな映画:

★トロイ

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2003年分:
K−19 1/04/2003    (旧作)風の谷のナウシカ 1/11
ゴーストシップ 1/18 オールド・ルーキー 1/25
ボーン・アイデンティティー 2/01 トランスポーター 2/08
レッド・ドラゴン 2/15 戦場のピアニスト 2/22
ロード・オブ・ザ・リング:二つの塔 3/01 007ダイアナザーデイ 3/15
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン 3/29 ブラック・ダイアモンド 4/05
デアデビル 4/12 シカゴ 4/26
ドリームキャッチャー 5/03 X-Men2 5/10
あずみ 5/17 サラマンダー 5/24
トゥー・ウィークス・ノーティス 5/31 ハンテッド 6/07
ザ・コア 6/14 マトリックス・リローデッド 6/21
ソラリス 6/28 チャーリーズ・エンジェル フルスロットル 7/05
デッドコースター 7/12 ターミネーター3 7/19
マイ・ビッグ・ファット・ウェディング 7/26 トレジャー・プラネット 8/02
ハルク 8/09 パイレーツ・オブ・カリビアン 8/16
英雄 8/23 コンフェッション 8/30
ワイルド・スピードX2 9/06 座頭市 9/13
閉ざされた森 9/20 トゥームレイダー2 9/27
S.W.A.T. 10/04 ジョニー・イングリッシュ 10/11
リーグ・オブ・レジェンド 10/18 マッチスティックメン 10/25
キル・ビル 11/01 ティアーズ・オブ・ザ・サン 11/08
マトリックス レボリューションズ 11/15 ブルドッグ 11/22
フォーン・ブース 11/29  バッドボーイズ2バッド 12/06
ラスト サムライ 12/13 (旧作)ネイティブ・ハート 12/20
ブルース・オールマイティ 12/27

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