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02/07 ラブ・アクチュアリー 02/14 ロード・オブ・ザ・リング３ 02/21 (旧)バイ・バイ・バーディー 02/28 マスター・アンド・コマンダー 03/06 レジェンド・オブ・メキシコ 03/13 ペイチェック 03/20 ==================================================================== ペイチェック （Paycheck) U.S. Release Date: 12/25/03 ■監督：ジョン・ウー ■脚本：ディーン・ジョーガリス ■キャスト：ベン・アフレック／ユマ・サーマン／アーロン・エッカー ■音楽：ジョン・ハウエル ■字幕：林完治 ■お勧め度：★★ これは監督（Ｍ：Ｉ-２、フェイス・オフ、ウインドトーカーズ）か脚本（Ｍ： Ｉ-３）がよほどヒドかったのか、基本的な設定が全く理解できないほど非科学 的で、台詞が嘘みたいに安っぽい、下らないものがある。それにも係わらず、 まあ、なんとか見れたのは、監督の手腕か、俳優として段々良くなってきている ベン・アフレックと、「キル・ビル（後編）」を控えてのユマ・サーマンが作品 を救っている。 コンピュータ技師（リバースエンジア）のジェニングス（ベン・アフレック）は、 会社にとって秘密を保持したいような仕事を、その仕事に従事している間の記憶 を消すという事で行っている。（ここで当然、浮かぶ疑問は、そうした形でばか り仕事をしていては、いくら仕事をしても、自分の技術にはならないのではない か）。今回、ジェニングスが選んだ仕事は、通常より遥かに長い、３年間の「記 憶消去契約」仕事。巨額の報酬で、一儲けを企む（ここでまた湧く疑問は、３年 間もの記憶を消したら、自分が何をやったか、まるで解らなくなるだろうという 事と、ジェニングスがそのような危険な仕事を受けるような人物としは描かれて いないということがある）。そしてその「まるで解らない」状態が発生してしま った。３年間の記憶を消されたジェニングスの元に残ったのは、偽りの報酬 （「Paycheck」）と、自分の持ち物として返された２０ほどのアイテム。そして 彼はＦＢＩに捜査され、雇い主にも命を狙われる。３年間に自分が何をやったの か、解く鍵はこの２０ほどのアイテム。これは記憶を消される前のジェニングス が、事態を予測（と書いておくが、作品では「未来を見た」ということになって いる）して、その謎を解き、自分を守る為に、記憶を消された後の自分に送った ものだった（このストーリー、絶対、どこかで見たことがあるが思い出せない）。 ジェニングスの味方は、同じ会社に勤め、状況を知っている、３年間、記憶を消 された間の恋人だった生物学者のレイチェル（ユマ・サーマン）。二人でＦＢＩ や元雇い主の追跡をのがれながら、自分で自分に与えた謎を解き、真相を究明する。 「未来を知った人類は必ず核戦争を起こす」とかいう、強引な前提や、未来を 「見る」方法が、コンピュータの画面を通してというような、ちょっと〜かなり 安っぽい設定になっているが、それを無視すれば、つまりこの作品の根本的な内 容を無視すれば、細かな部分では、いくつか見る価値があるかな、という部分も ある。 特に主演の二人。ベン・アフレックは「パールハーバー」では（プロデューサー がサイテーだったため）ヒドかったが、その後の作品では、特に目立つ、あるい は存在感のある俳優ではないが、以後、新作で３作ほど見ているが、「チェンジ ングレーン」（本誌093号）などでは、複雑な状況に置かれた（アクション）ヒ ーロー、そのような役を演じる場合、ハンサムな割には演技が細かで、本作品の ように大筋が破綻しているような場合、独りで作品を救えるような俳優に成長し てきているような気がする。一方、ユマ・サーマンは、古くは「ガタカ」、最近 では「キル・ビル（前編）」でしか見てないが、これもいわゆる単純な美人タイ プではなく、アクションもでき、表情作りなどでも見せられる、これもやはり作 品が破綻している場合は、アフレックほどではないにしても作品を救える女優の ような印象を受けた。したがってこの二人のキャスティング、コンビが、この作 品の最大の見所かもしれない、かなりヒドい皮肉に聞こえてしまうかもしれない が。しかし、上にも書いたようにアイテムを元に過去の謎を探るというストーリ ーは、どこかで見たような気がするし、アクションシーンもこれと言って見るよ うなものは無いし、他に見る価値が有るかと言うと、筆者の消された（？）記憶 では、全く思い当たらない。「お勧め度：★★」は、アフレックとサーマンの共 演が面白い、味があるという理由からなので、この二人に興味が無い方は、「お 勧め度：★」です。 ロケ地はカナダ、バンクーバー。割りと綺麗。 ヒアリング度：★★ 感動度：★ 二度以上見たい度：★ 劇場で見たい度：★ ビデオで欲しい度：★ ビデオで見た方がいい度：★★★★★ ムカつく度：★ 考えさせられる度：★ （「ヒアリング度」は英語のヒアリングの勉強になるかどうかの度合） -------------------------------------------------------------------- -今後楽しみな映画： ★トロイ サイトのコンテンツ： -メルマガ発行システムの状況：名称/URL/コメント/現在１５システムをカバー ★★最終更新：2004年03月04日←「カプライト」、「まぐまぐ」に大きく差 -映画のことなら Google search：英文タイトル入力で検索結果のトップに -劇場リンク：全国劇場案内 -字幕関連サイトリンク：字幕の「なぜ？」に答えるF&Qサイト（その他） -The Internet Movie Database (IMDb) 映画のデータベース -------------------------------------------------------------------- ２００３年分： Ｋ−19 1/04/2003 （旧作）風の谷のナウシカ 1/11 ゴーストシップ 1/18 オールド・ルーキー 1/25 ボーン・アイデンティティー 2/01 トランスポーター 2/08 レッド・ドラゴン 2/15 戦場のピアニスト 2/22 ロード・オブ・ザ・リング：二つの塔 3/01 ００７ダイアナザーデイ 3/15 キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン 3/29 ブラック・ダイアモンド 4/05 デアデビル 4/12 シカゴ 4/26 ドリームキャッチャー 5/03 Ｘ-Ｍｅｎ２ 5/10 あずみ 5/17 サラマンダー 5/24 トゥー・ウィークス・ノーティス 5/31 ハンテッド 6/07 ザ・コア 6/14 マトリックス・リローデッド 6/21 ソラリス 6/28 チャーリーズ・エンジェル フルスロットル 7/05 デッドコースター 7/12 ターミネーター３ 7/19 マイ・ビッグ・ファット・ウェディング 7/26 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★★広告文の作成の際には、メール本文に貼り付けるなどして、体裁を整えたもの を送ってください。 ====================================================================== ★★★★★面白かった映画、つまらなかった映画（ロードショー）★★★★★ 2004/03/20 No. 157 （週刊） 発行者：シド（syd@kotoba.ne.jp） このメールマガジンは（主に）以下の配送システムを利用して発行しています。 まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000056156.htm melma! http://www.melma.com/mag/70/m00032970/ Macky! http://macky.nifty.com/cgi-bin/bndisp.cgi?M-ID=roadshow カプライト http://cgi.kapu.biglobe.ne.jp/m/1776.html メルマガ天国 http://melten.com/m/4480.html E-Magazine http://www.emaga.com/info/syd111.html Home Page （登録／解除／バックナンバー） http://www003.upp.so-net.ne.jp/syd/roadshowmm.html 【無断転載不可です。】 ==========================================ROADSHOW REVIEW====== |