メルマガ:面白かった映画、つまらなかった映画(ロードショー)
タイトル:[ROADSHOW REVIEW]153  2004/02/21


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==========================================ROADSHOW REVIEW=====

★★★★★面白かった映画、つまらなかった映画(ロードショー)★★★★★
     2004/02/21  No. 153 (週刊)            前回発行部数:2792

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
毎週見ているロードショー映画の感想です。出来るだけタイムリーに(上映
期間中に)おとどけします。個人的な趣味で選んでいるので参考になるか分
かりませんが、見たまま、思ったままを書きます。

お断り:この「感想」は、通常、一週間ほどかけて書いています。その間、記
憶違い、想像力の逸脱等から、本来作品には無かったような事を書いてしまう
場合があります。その際は御了承ください。
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バックナンバーと発行日は下記のホームページにてご覧いただけます。
★2003年分は、「感想」の下に移しました。2001〜2002年分につ
いては、サイトを御覧下さい。

http://www003.upp.so-net.ne.jp/syd/roadshowmm.html

すべては愛のために 01/03 ミシェル・ヴァイヨン 01/10
ミスティック・リバー 01/17 タイムライン 01/24
シービスケット 01/31 ハリウッド的殺人事件 02/07
ラブ・アクチュアリー 02/14 ロード・オブ・ザ・リング3 02/21
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ロード・オブ・ザ・リング:王の帰還 (Lord of the Rings: The Return of 
the King)
U.S. Release Date: 12/17/03

■監督:ピーター・ジャクソン
■キャスト:イライジャ・ウッド/イアン・マッケラン/Sean Astin/Viggo 
Mortensen/オーランド・ブルーム/John Rhys-Davies/他
■音楽:ハワード・ショア/ロンドン・フィルハーモニー
■字幕:戸田奈津子
■お勧め度:★★★★

この作品の第一部、第二部については下記参照。
「ロード・オブ・ザ・リング」(2001年)(本誌067号)
「ロード・オブ・ザ・リング:二つの塔」(2002年)(本誌105号)
で、済まそうというのも不親切なので、第一部、第二部の粗筋だけ引用。

「ロード・オブ・ザ・リング」(2001年)(本誌067号より)

世界の平和を守るために幾つかの魔法の指輪が作られたが、それとは別に、ダー
ク・ロード(便宜上、字幕では「冥王」)が、それら全ての指輪を支配し、持つ
者が誰であれその野望を引き出し、また一度は倒された主人=冥王の元に必ず戻
るという指輪を作り、冥王復活を防ぐには、この指輪をその鋳造元である火山に
投げ入れなければならない。しかしその指輪を持っても野望を抱かないのは、温
厚な性格で知られるホビット族、その中でも主人公のフロドだけだった。そして
彼を中心とする各種、種族混同のパーティーが編成され、味方のウィザードの死
(続編で生き返る)、悪に転向したハイ・プリーストが放ったモンスターを倒し、
目的の火山に一歩近付いた、という所で第一部が終わる。

「ロード・オブ・ザ・リング:二つの塔」(2002年)(本誌105号より)

第一部で生き残った7人のパーティーは、本作では3つのグループに分断され、
それぞれが、各々の旅をし、目的達成へと努力する。戦士グループは、冥王が差
向けた10万というモンスター軍団に勝利する一方、ホビットの2コンビは、フ
ロド組は試練を乗り越えながら目的の山に一歩近付き、第一部でモンスターに拉
致されたもう一組は、木の精の力を借りて冥王の拠点制圧に成功する。しかし、
こんなことで冥王が諦めるはずは無い。必ずまた襲ってくる、というところで第
二部が終わる。

第一部と比べると、「繋ぎ」ということで、ストーリー的には上記ぐらいしか無
い。その代わり、第二部は壮大なスペクタクル作品となっている。昔の「ベン・
ハー」や「十戒」を彷佛とさせる。特に戦士グループが、冥王に攻撃される最後
の人間国の王と共に戦うバトルシーンは、圧巻。近代的な兵器を用いた他のどん
な作品のバトルシーンよりも、本作品の剣と弓の戦いは、これだけでも見物。
「ハムナプトラII」「スターウォーズ」等が「おもちゃ」に見える。10万という
モンスター軍団は、本当に10万はいそうな感じだし、実物とCGとミニチュア
の区別が全くつかない。随所に作品としての質の良さ、あるいは品位のようなも
のも感じられる。まさにファンタジー・スペクタル作品として歴史に残るものに
なるのではないだろうか。第一部で感じた、悪い意味での「RPG/ロープレ性」
(本誌067号参照)も感じられない。特に最後のバトルシーンは、大画面に釘
付け状態で(前から3列目の席で)見入ってしまった。このバトルシーンは、10
万という敵に対して、わずか数百の、それも半数は女子供の勢力で籠城しての一夜
の決戦。いかにしてこの戦いに勝利したかというのが、嘘っぽく無く、あるいは
悪い意味でファンタジーっぽくなく、充分な説得力で描かれる。これプラス壮大
なスペクタル性は、まさに本物の迫力。

----------------------引用終わり-------------

本作品、完結編では、ホビットのフロドとサムのコンビが目的の火山への険しい
道のりを一歩一歩前進する一方、パーティーの残りのメンバーは、冥王の悪の軍
団と壮絶なバトルシーンを演じる。完結編という事で、ストーリー的にはバトル
シーンが主で、上の「壮大なスペクタクル」は、やはり見物。第二部に比べると、
キャラクター描写に重点が置かれている。サム(Sean Astin)は「お伴」という
より、「指輪」の重荷で心身ともに疲労し、苦しみ、パラノイアになるフロドを
終始助ける、ナイトっぽい役柄に成長(レベルアップ)し、アラゴン(Viggo 
Mortensen、「王の帰還」の「王」)は、前作までのレンジャーから国を統一す
る指導者に成長し、白魔術師のガンダルフ(イアン・マッケラン)は、杖に加え
剣を持ち、中心人物となり、白馬を駆り、戦場でも大活躍する。アーチャー(オ
ーランド・ブルーム)、斧使いのドワーフ(John Rhys-Davies)も健在で、本
作品では少しユーモラスな部分を担当、エルフの族長(「マトリックス」のエー
ジェント・スミス)も重要な役割を演じ、ホビットの残りの二人も、前作までの
付け足し的な役柄から、ある種、名コンビのような役割を演じる。第二部のスペ
クタクル性に、人物描写の厚みが増した。第一部でつまらなかった単純な勧善懲
悪、あるいは善玉対悪玉的な要素がなくなり、登場人物が各々に与えられた使命
をどう果たしていくかという、オープンエンドな筋になっており、三部作の完結
編としては、他に例を見ない完成度となっている(「他の例」というのは「マト
リックス」、「ターミネーター」、「スターウォーズ」、「ゴッドファーザー」
)。もっとも、最初から三部作構成を意図し、内容的にも各々の配分を考えた作
品は、本作品だけかもしれないので、この比較は、あまり意味が無いかもしれな
い。

難を言うと、これは個人的なことになるが、特撮は素晴しいものの、小人である
ホビットを撮るシーンで、後ろ姿が明らかに子供のスタンドインを使っている。
他の(背の高い)種族と並んで正面から撮る場合でも、決して全身を撮らない。
CG技術で人の背など、どうでも調整できるはずなのに、これは手抜きとしか思
われない。また、これは原作の問題だと思うが、悪の軍団のボス(キャラ)が殺
されるシーンで、「俺は如何なる男(=Men、中性的用法で「人間一般」とも取
れる)にも負けない」と言った矢先、王の娘(=「女」)に殺されてしまうが、
これはシェークスピアの「マクベス」からの程度の低いパクリで呆れた。「マク
ベス」では、「女から生まれた人間には負けない」と言って、死産で生まれた無
名の戦士に殺される。

とは言え、完結編としての作品の完成度は極めて高い。最後の戦いが終わった後
も、作品は30分ぐらい続き、各々の登場人物の「その後」的な、あるいは「ま
とめ」的な部分があり、バトルシーンとクライマックスを見終えた後、作品の余
韻を楽しめる。これがまた、極めて出来の良いRPGをやり終え、その(中断で
きない)エンディングを、満足感をもって見るような味わいがある。次の日から
また、(スーファミの)「ファイアーエムブレム-聖戦の系譜」を始めた。これの
エンディングが、交響曲のような素晴しい音楽で、CD−Rに焼いてある。この
2作品、どちらが楽しいかというと、当然、自分が参加できる後者になるが、こ
の点が、ただ壮大なスペクタクルを見るだけという、ファンタジー作品の限界な
のかもしれない。したがって「二度以上見たい度」や「ビデオ(DVD)で欲し
い度」は低い。なお、本当にスペクタクルが壮大なので、あまり前の方の席で見
ない方がいい。ということは、「前から3列目の席で見入ってしまった」第二部
より、スペクタクル性が増した事を意味している。


ヒアリング度:★
感動度:★★
二度以上見たい度:★★★
劇場で見たい度:★★★★★
ビデオで欲しい度:★★★
ビデオで見た方がいい度:★
ムカつく度:★
考えさせられる度:★
(「ヒアリング度」は英語のヒアリングの勉強になるかどうかの度合)

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-今後楽しみな映画:

★トロイ

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2003年分:
K−19 1/04/2003    (旧作)風の谷のナウシカ 1/11
ゴーストシップ 1/18 オールド・ルーキー 1/25
ボーン・アイデンティティー 2/01 トランスポーター 2/08
レッド・ドラゴン 2/15 戦場のピアニスト 2/22
ロード・オブ・ザ・リング:二つの塔 3/01 007ダイアナザーデイ 3/15
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン 3/29 ブラック・ダイアモンド 4/05
デアデビル 4/12 シカゴ 4/26
ドリームキャッチャー 5/03 X-Men2 5/10
あずみ 5/17 サラマンダー 5/24
トゥー・ウィークス・ノーティス 5/31 ハンテッド 6/07
ザ・コア 6/14 マトリックス・リローデッド 6/21
ソラリス 6/28 チャーリーズ・エンジェル フルスロットル 7/05
デッドコースター 7/12 ターミネーター3 7/19
マイ・ビッグ・ファット・ウェディング 7/26 トレジャー・プラネット 8/02
ハルク 8/09 パイレーツ・オブ・カリビアン 8/16
英雄 8/23 コンフェッション 8/30
ワイルド・スピードX2 9/06 座頭市 9/13
閉ざされた森 9/20 トゥームレイダー2 9/27
S.W.A.T. 10/04 ジョニー・イングリッシュ 10/11
リーグ・オブ・レジェンド 10/18 マッチスティックメン 10/25
キル・ビル 11/01 ティアーズ・オブ・ザ・サン 11/08
マトリックス レボリューションズ 11/15 ブルドッグ 11/22
フォーン・ブース 11/29  バッドボーイズ2バッド 12/06
ラスト サムライ 12/13 (旧作)ネイティブ・ハート 12/20
ブルース・オールマイティ 12/27

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       2004/02/21  No. 153 (週刊)
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