メルマガ:面白かった映画、つまらなかった映画(ロードショー)
タイトル:[ROADSHOW REVIEW]147  2004/01/10


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==========================================ROADSHOW REVIEW=====

★★★★★面白かった映画、つまらなかった映画(ロードショー)★★★★★
     2004/01/10  No. 147 (週刊)            前回発行部数:2756

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
毎週見ているロードショー映画の感想です。出来るだけタイムリーに(上映
期間中に)おとどけします。個人的な趣味で選んでいるので参考になるか分
かりませんが、見たまま、思ったままを書きます。

お断り:この「感想」は、通常、一週間ほどかけて書いています。その間、記
憶違い、想像力の逸脱等から、本来作品には無かったような事を書いてしまう
場合があります。その際は御了承ください。
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バックナンバーと発行日は下記のホームページにてご覧いただけます。
★2003年分は、「感想」の下に移しました。2001〜2002年分につ
いては、サイトを御覧下さい。

http://www003.upp.so-net.ne.jp/syd/roadshowmm.html

すべては愛のために 01/03 ミシェル・ヴァイヨン 01/10
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ミシェル・ヴァイヨン (Michel Vaillant)(仏)
U.S. Release Date: 不明/未公開

■監督:ルイ=パスカル・クヴレア
■脚本:リュック・ベッソン
■キャスト:サガモール・ステヴナン/ディアーヌ・クルージェ/Lisa Barbuscia

■音楽:アーカイヴ
■字幕:松浦美奈
■お勧め度:★★★★

同名のコミックスの映画化。フランス作品、台詞は殆どフランス語に英語のスラ
ング等が混じる。

車というものには全く興味が無いので、これもせいぜい、「栄光のルマン」(1
971年、スティーブ・マックイーン)の現代版だろうと後回しにしたが、意外
と面白い。確かに内容的には「ル・マン」という舞台、ライバル・チーム同士の
確執、若手を助けるリーダー格のドライバーなど、似通ってはいるものの、「映
画」というよりコミックス的なぶっ飛びぐあいが見てて楽しい。

ミシェル・ヴァイヨンはヴァイヨン家の息子、父の代から「ル・マン」で勝つ事
を夢見る。そしてようやく勝つためのエンジンが手に入った。一方、「リーダー
ス」チーム(レース風に言うと「チーム・リーダース」)は、卑怯な手を使う事
で知られるが、オーナーが死に、その後を継いだ娘、絶世の美女、ルース・ワン
(Lisa Barbuscia)は、父に輪をかけたような悪玉。ヴァイヨン・チームの車に
細工をするどころか、傷害致死とは言え、ヴァイヨンのドライバーを一人、死に
いたらしめ、ミシェルの父を誘拐まで。父の無念(と彼女が勝手に思い込んでい
る)を果たすために、ヴァイヨン・チームを敗ってル・マンで勝ちたい。

強いて特撮シーンというと、予告編のヴァイヨン・チームの青い車が吹っ飛ぶ場
面ぐらいだが、この事故には、夫をルース・ワンに殺され、復讐に燃え、ヴァイ
ヨン・チームに加わった女性ドライバー(ディアーヌ・クルージェ)の勘違い、
人違いが原因だった、というようなヒネリもある。特撮の代わりに、テレビ等で
レースを見たことのある方なら分るかもしれないが、実際の車に積んだ小型の車
載カメラを使い、ドライバーの目から見たレースの光景がふんだんに取り入れら
れている。これが、本物のレースを10回分ぐらい纏めて凝縮したような、「レ
ース映画」でなくては見られないような迫力のあるシーンの連続となり、非常に
見応えがある。フランス独特と言っていいかもしれないユーモアのセンスも見ら
れる。個人的には、ルース・ワンの妨害工作でトラックをやられ、ヴァイヨン・
チームのドライバーが公道をル・マン車でレース場へ急ぐ場面があるが、ヘリの
「前方確認」付き、普通のガソリンスタンドで「ピットイン」、「代金はヘリに
請求してくれ」と言ってピットアウト。この、2台のル・マン車が2車線の道を
並んで走るシーンが、かっこいい。ラストが、意外な形で終わるため、このシー
ンは(レースでの)ワン・ツー・フィニッシュのような爽快感を味あわせてくれ
る。実写に徹し、チャチな特撮を極力、排除した事は、コミックスの映画化とし
ては他に例を見ない、あるいは「特撮でなんぼ」のハリウッド作品では許されな
い、大成功だったかもしれない。

「ル・マン」に至る前のレース(ラリー)のシーンでは、ナビゲーターが全ての
カーブ、障害物その他をドライバーに逐次伝え、ドライバーはそれを信頼してコ
ースを走るが、これもまた一人で運転する「ル・マン」とは違った面白味がある。
友情、信頼感、レーサーの母親の心配や恐れ、勝つ事への執念、そして新星サガ
モール・ステヴナン/ディアーヌ・クルージェの甘く新鮮な恋物語り、あるいは
「バットマン」式の間抜けな悪玉象もあり、人間的な要素が適度に、作品の主題
である「レース」や「車」をサポートするような形で織り込まれ、好感が持てた。
クライマックスの「ル・マン」のラスト、ゴールのシーンは、あらゆる期待を良
い意味で裏切る、爆笑とまではいかないが、楽しい結末となっている。レースに
かける男や女たちの情熱をこうした形で表現するというのは、さすがフランス作
品という感じがした。 

前半はカナダの氷上ラリーやアイスランドの緑のラリー、本番の「ル・マン」も、
コースの標識を鮮やかな色で塗る係員や、おそらく実際のコースではない場所を
使って「本物」(一部、公道を使うので、お世辞にも「平坦」とは言えない)よ
り綺麗な風景があり、「映像美作品」、ホームシアター用とも言える。

前半のラリーでのナビゲーターの役割、「ル・マン」のコースの走り方など、物
語りの展開上、細かな説明があるので、特にレース・ファンでなくても分り易い。
レース・ファンから見ると、エンジンのチューニングの仕方、タイヤをパンクさ
せる、バレない方法など、テクニカルな部分もあり、単に車が走り、それに人間
関係が付け足し的に描かれるという、ありがちなパターンでなく、誰が見ても見
応えがあり、映像的にはもとより、サウンド的にも、マシンの音を少し脚色して
いるかもしれない(2001年の「雨のル・マン」のテープの音と比べたところ)、
心地よい響きになっている。文句無しのお勧め作品。

ヒアリング度:★
感動度:★★
二度以上見たい度:★★★★
劇場で見たい度:★★★★
ビデオで欲しい度:★★★★★
ビデオで見た方がいい度:★
ムカつく度:★
考えさせられる度:★
(「ヒアリング度」は英語のヒアリングの勉強になるかどうかの度合)

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2003年分:
K−19 1/04/2003    (旧作)風の谷のナウシカ 1/11
ゴーストシップ 1/18 オールド・ルーキー 1/25
ボーン・アイデンティティー 2/01 トランスポーター 2/08
レッド・ドラゴン 2/15 戦場のピアニスト 2/22
ロード・オブ・ザ・リング:二つの塔 3/01 007ダイアナザーデイ 3/15
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン 3/29 ブラック・ダイアモンド 4/05
デアデビル 4/12 シカゴ 4/26
ドリームキャッチャー 5/03 X-Men2 5/10
あずみ 5/17 サラマンダー 5/24
トゥー・ウィークス・ノーティス 5/31 ハンテッド 6/07
ザ・コア 6/14 マトリックス・リローデッド 6/21
ソラリス 6/28 チャーリーズ・エンジェル フルスロットル 7/05
デッドコースター 7/12 ターミネーター3 7/19
マイ・ビッグ・ファット・ウェディング 7/26 トレジャー・プラネット 8/02
ハルク 8/09 パイレーツ・オブ・カリビアン 8/16
英雄 8/23 コンフェッション 8/30
ワイルド・スピードX2 9/06 座頭市 9/13
閉ざされた森 9/20 トゥームレイダー2 9/27
S.W.A.T. 10/04 ジョニー・イングリッシュ 10/11
リーグ・オブ・レジェンド 10/18 マッチスティックメン 10/25
キル・ビル 11/01 ティアーズ・オブ・ザ・サン 11/08
マトリックス レボリューションズ 11/15 ブルドッグ 11/22
フォーン・ブース 11/29  バッドボーイズ2バッド 12/06
ラスト サムライ 12/13 (旧作)ネイティブ・ハート 12/20
ブルース・オールマイティ 12/27

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