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ドリームキャッチャー 5/03 Ｘ-Ｍｅｎ２ 5/10 あずみ 5/17 サラマンダー 5/24 トゥー・ウィークス・ノーティス 5/31 ハンテッド 6/07 ザ・コア 6/14 マトリックス・リローデッド 6/21 ソラリス 6/28 チャーリーズ・エンジェル フルスロットル 7/05 デッドコースター 7/12 ターミネーター３ 7/19 マイ・ビッグ・ファット・ウェディング 7/26 トレジャー・プラネット 8/02 ハルク 8/09 パイレーツ・オブ・カリビアン 8/16 英雄 8/23 コンフェッション 8/30 ワイルド・スピードＸ２ 9/06 座頭市 9/13 閉ざされた森 9/20 トゥームレイダー２ 9/27 Ｓ．Ｗ．Ａ．Ｔ． 10/04 ジョニー・イングリッシュ 10/11 リーグ・オブ・レジェンド 10/18 マッチスティックメン 10/25 キル・ビル 11/01 ティアーズ・オブ・ザ・サン 11/08 ==================================================================== ティアーズ・オブ・ザ・サン （Tears of the Sun） U.S. Release Date: 3/7/03 ■監督：アントワン・フークア ■キャスト：ブルース・ウィリス／モニカ・ベルッチ／コール・ハウザー／ イーモン・ウォーカー／ジョニー・メスナー／チャールス・イングラム／チャド ・スミス他 ■音楽：ハンス・ジマー ■字幕：戸田奈津子 ■お勧め度：★★ 海軍特殊部隊のウォーターズ大尉（ブルース・ウィリス）率いる７名のチームの 新たな任務は、カトリック教徒は皆殺しにするという新軍事政権下のナイジェリ ア奥地から、アメリカ国籍で難民の治療にあたる女医リーナ・ケンドリックス （モニカ・ベルッチ）を救出することだった。しかしケンドリックスは患者を見 捨てての救出を拒む。ウォーターズは難民も助けるという嘘で彼女を説得、一旦 は救出ヘリに乗せるが、正規軍の襲撃で皆殺しにされた難民キャンプを見て、彼 はランデブー地点に置き去りにしてきた難民３０名近くの元に戻り、別の救出ヘ リを待つ決断をするが、ヘリはもう来ない。一行に残された唯一の生き残りの道 は、カメルーンの国境まで逃げることだった。 患者思いの女医、なぜか突然、良心に目覚めたウォーターズ大尉、物語りはこれ だけかと思ったが、筋は幾つかの展開をみせる。一行は正規軍に追われる。なぜ か位置が知られてしまう。実は難民の中にスパイが居た。おまけに、難民の中に、 元の政権の国王、かつナイジェリアの主たる部族の長の唯一の生き残りの息子が 隠れていた。正規軍の狙いは彼の抹殺にあり、女医のケンドリックスはその事を 知っていた。新政権がどんなものであり、何をやろうと、外交問題が生じる。し かしウォーターズは、またも命令を無視して国境を目指す。 なぜウォーターズは、任務遂行の優秀な経歴にも係わらず、この時点で突然、良 心に目覚めたのか。物語り上、彼がこの決断を下すのは、難民キャンプの虐殺現 場を見た後だが、海軍特殊部隊としてそうしたことは日常茶飯事のはず。この心 境の変化の根拠が、作品では全く明らかにされない。同じ事は部下にも言える。 普通なら、ウォーターズに異義を唱える部下がいても不思議は無いと思うが、全 員が彼を支持し、難民のために命を投げ出す。追って来るのが（チラシに書いて ある）「反乱軍」ではなくて「正規軍」であり、３００という兵力に軍人として の意地とプライドが働いたのだろうか。あるいは前王朝の生き残りの息子になん らかの期待を抱いたのだろうか。これは見る側が各々、考えるしかない。 優秀な部下、戦争のプロ、密林での、時として見えない敵との戦い、これはなん となく「プレデター」を思わせる。チームワークの良さが小気味良い。７人の部 下は、「キャスト」で分る範囲で書いたが、いずれも見応えある兵士ぶりを演じ ている。ウィリスの役柄が「ランボー」のような超人的なヒーローではなく、ご く普通の兵士、指揮官なので、バランスの良さが感じられる。ケンドリックス女 医とも、無意味／余計なロマンスは生まれない。 作品は「悪が栄えるには善人が沈黙を守ればよい」（"All that is needed for the triumph of evil is for a good man to do nothing."）（英国の政治家、Edmund Burkeの言葉）という言葉で終わるが、こじつけ的ではある。物語りの本題は、 これではなくて、なぜ「凡人」が「善人」になったか、じゃないだろうか。この 点は現在のイラク情勢に横すべりさせれば辻褄が合う。「善人」（＝米その他、 「解放軍」）が早くどうにかしないと「悪」（まだ生きてるヤツ）が復活する、 というような。あるいは他の「凡人」国にも「善人」になれということか。しか し、現実の世界では、「凡人が突然、良心に目覚めてロクな事は無い」のではな いだろうか。普段は「知らぬ存ぜぬ」の人が、なんらかの拍子に良心に目覚めて 人を助けて逆に被害に遇うなど。本作品でもそうした結果になりかけた。特に海 軍特殊部隊という、任務至上主義の、戦争マシン的な兵士が良心に目覚める過程 というか根拠の欠落が、作品のテーマを曖昧なものにしている。 戦争映画として見た場合、上のような筋書きや内容からして、あまり見場は無い。 最後のシーンでナパーム弾が投下されるが、これが無かったら、かなりな物足り なさを感じて劇場を出ることになっただろう。 頭を丸めた後のブルース・ウィリスは、なんか良く分らない作品に登場すること が多いような気がするが、そのような役柄が持ち味となっていて、そういうウィ リスを見る作品としては、「なんか良く分らない」度は充実している。皮肉っぽ い言い方になるが。 ヒアリング度：★ 感動度：★ 二度以上見たい度：★ 劇場で見たい度：★★ ビデオで欲しい度：★ ビデオで見た方がいい度：★★★ ムカつく度：★ 考えさせられる度：★★ （「ヒアリング度」は英語のヒアリングの勉強になるかどうかの度合） -------------------------------------------------------------------- -今後楽しみな映画： ★次週、「マトリックス」 サイトのコンテンツ： -メルマガ発行システムの状況：名称/URL/コメント/現在１５システムをカバー ＊最終更新：２００３年１０月４日 -映画のことなら Google search：英文タイトル入力で検索結果のトップに -劇場リンク：全国劇場案内 -字幕関連サイトリンク：字幕の「なぜ？」に答えるF&Qサイト（その他） -The Internet Movie Database (IMDb) 映画のデータベース -------------------------------------------------------------------- ２００２年分： バンディッツ 1/05/2002 スパイ・ゲーム 1/19 バニラ・スカイ 1/26 ラットレース 2/09 キリング・ミー・ソフトリー 3/02 アメリカン・スウィートハート 3/09 マルホランド・ドライブ 3/23 エネミー・ライン 3/30 オーシャンズ１１ 4/06 ブラック・ホーク・ダウン 4/20 ビューティフル・マインド 4/27 ロード・オブ・ザ・リング 5/11 アザーズ 5/18 スパイダーマン 5/25 パニック・ルーム 6/01 サウンド・オブ・サイレンス 6/08 アリ 6/15 スコーピオン・キング 6/22 ワンス＆フォーエバー 6/29 ニューヨークの恋人 7/06 マジェスティック 7/13 メン・イン・ブラック2 7/20 タイムマシン 7/27 スター・ウォーズ エピソード２/クローンの攻撃 8/03 トータル・フィアーズ 8/31 オースティン・パワーズ 9/07 ウインドトーカーズ 9/14 バイオハザード 9/21 スパイ・キッズ２ 10/05 サイン 10/12 エンジェル・アイズ 10/19 ロード・トゥ・パーディション 10/26 ９デイズ 11/02 トリプル Ｘ 11/09 ザ・リング 11/16 ショウタイム 11/23 ジョンＱ 11/30 チェンジングレーン 12/07 ハリー・ポッター2 12/14 マイノリティー・リポート ギャング・オブ・ニューヨーク 12/28 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆↓↓これより下は、毎回、同じです。 ====================================================================== ★ヘッダー広告募集要領★ ヘッダー広告掲載のお勧め。利点： １）最大１０行まで、自由に広告文が書ける。 ２）他の広告主が現れるまで、何度でも掲載できる。 ３）安い。余っている、要らない、使えない「金券」でも払える。 一応、こういう事になってます。↓↓↓ 個人、法人、内容問わず、ただし「公序良俗」を害しないもの。 広告のサイズ（長さ）は、１０行まで。料金は、個人（的な）広告の場合、 一回５００円、法人は、一回１０００円。 「個人（的な）広告」といっても、例え商用であっても広告主が個人または グループの場合、全て「個人」扱いの一回５００円とさせて頂きます。 他にも、姉妹誌、『翻訳者のためのメールマガジン』＊、１６００部でも、広告 の掲載を受け付けております。両方に掲載をご希望の場合は、２２００部＋ １６００部＝３８００部強をワンセットで一回５００円の超破格値でご提供い たします。＊http://member.nifty.ne.jp/SydHomePage/ 金券（図書券等、ただしＱＵＯカード、ＶＩＳＡギフトカードなどは大歓迎）で のお支払いの場合は、おって住所をお知らせしますので、簡易書留（等）でご送 付ください。★★ 郵便口座の御利用もできるようになりました。 ★★広告文の作成の際には、メール本文に貼り付けるなどして、体裁を整えたもの を送ってください。 ====================================================================== ★★★★★面白かった映画、つまらなかった映画（ロードショー）★★★★★ 2003/11/08 No. 138 （週刊） 発行者：シド（syd@kotoba.ne.jp） このメールマガジンは（主に）以下の配送システムを利用して発行しています。 まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000056156.htm melma! http://www.melma.com/mag/70/m00032970/ Macky! http://macky.nifty.com/cgi-bin/bndisp.cgi?M-ID=roadshow カプライト http://cgi.kapu.biglobe.ne.jp/m/1776.html メルマガ天国 http://melten.com/m/4480.html Pubzine http://www.pubzine.com/detail.asp?id=12785 E-Magazine http://www.emaga.com/info/syd111.html Home Page （登録／解除／バックナンバー） http://www003.upp.so-net.ne.jp/syd/roadshowmm.html 【無断転載不可です。】 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