メルマガ:面白かった映画、つまらなかった映画(ロードショー)
タイトル:[ROADSHOW REVIEW]137  2003/11/01


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==========================================ROADSHOW REVIEW=====

★★★★★面白かった映画、つまらなかった映画(ロードショー)★★★★★
     2003/11/01  No. 137 (週刊)            前回発行部数:2680

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
毎週見ているロードショー映画の感想です。出来るだけタイムリーに(上映
期間中に)おとどけします。個人的な趣味で選んでいるので参考になるか分
かりませんが、見たまま、思ったままを書きます。

お断り:この「感想」は、通常、一週間ほどかけて書いています。その間、記
憶違い、想像力の逸脱等から、本来作品には無かったような事を書いてしまう
場合があります。その際は御了承ください。
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バックナンバーと発行日は下記のホームページにてご覧いただけます。
★2002年分は、「感想」の下に移しました。2001年分については、
サイトを御覧下さい。

http://www003.upp.so-net.ne.jp/syd/roadshowmm.html

K−19 1/04/2003    (旧作)風の谷のナウシカ 1/11
ゴーストシップ 1/18 オールド・ルーキー 1/25
ボーン・アイデンティティー 2/01 トランスポーター 2/08
レッド・ドラゴン 2/15 戦場のピアニスト 2/22
ロード・オブ・ザ・リング:二つの塔 3/01 007ダイアナザーデイ 3/15
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン 3/29 ブラック・ダイアモンド 4/05
デアデビル 4/12 シカゴ 4/26
ドリームキャッチャー 5/03 X-Men2 5/10
あずみ 5/17 サラマンダー 5/24
トゥー・ウィークス・ノーティス 5/31 ハンテッド 6/07
ザ・コア 6/14 マトリックス・リローデッド 6/21
ソラリス 6/28 チャーリーズ・エンジェル フルスロットル 7/05
デッドコースター 7/12 ターミネーター3 7/19
マイ・ビッグ・ファット・ウェディング 7/26 トレジャー・プラネット 8/02
ハルク 8/09 パイレーツ・オブ・カリビアン 8/16
英雄 8/23 コンフェッション 8/30
ワイルド・スピードX2 9/06 座頭市 9/13
閉ざされた森 9/20 トゥームレイダー2 9/27
S.W.A.T. 10/04 ジョニー・イングリッシュ 10/11
リーグ・オブ・レジェンド 10/18 マッチスティックメン 10/25
キル・ビル 11/01
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キル・ビル(その1) (Kill Bill (Volume 1)) 
U.S. Release Date: 10/10/03

■監督:クエンティン・タランティーノ
■キャスト:ユマ・サーマン/ルーシー・リュー/千葉真一/栗山千明
■音楽:RZA
■字幕:石田泰子
■お勧め度:★★★

ユマ・サーマン演じる通称「花嫁」(the Bride)(何故か、本名が言われる部分
では「ピー」という音で消される)は、暗殺組織のメンバーだが、結婚を機に引
退、しかしそれを許さない組織に、式の日にお腹の子を含む参加者全員を殺され
る。4年後、奇跡的に助かった彼女は組織のボス、ビルと元の仲間に復讐を誓う。
「キル・ビル(その1)」は、最初の二人を倒すところで終わる。

映画作品としてはあまり出来のいい代物ではないが、色々な意味で、日本人とし
てこの作品を見ると面白い。最初の標的のルーシー・リュー(「チャーリーズ・
エンジェル」)扮する「オーレン・イシイ」は中国系アメリカ人で東京の組織の
大ボス。彼女に挑むため、「花嫁」は沖縄の名刀鍛冶「ハットリ・ハンゾー」
(笑)(千葉真一)に刀を作ってもらう。あまりお金のかかっていないチャンバ
ラ映画だが、殺陣が中国(香港)系なため、日本の時代劇とは一風、変ったチャ
ンバラ・アクションが見られる。ただしユマ・サーマンがかなりスリムなので、
スタント部分が見え見えだが。アクションの種類としては、昔の香港風、流血を
楽しんでいるような作風(?)。日本、香港、アメリカ文化ゴチャ混ぜで、サー
マン、リュー、千葉が日本語で喋るシーンが多いが、千葉のそれも含めて、この
日本語がよく分らないという面白さがある。千葉の英語の方が分り易いという逆
転現象になっているが、この面白味は日本人にしか分らないだろう。オープニン
グ・テーマはナンシー・シナトラ「Bang, Bang」だが、エンディング・テーマは
梶芽衣子「怨み節」という、洋画に演歌が流れ、これが実に決まっている。と、
これも日本人じゃないと分らないか。セットにも色々、時として変な意味で凝っ
ている。「花嫁」の黄色いバイク・スーツは、ブルース・リーの「死亡遊技」の
時のものではないだろうか。逆に、「東京」のミニチュア・セットは、敢えてチ
ャチく見せるためか、ゴジラ映画の残り物を使ったらしい。基本的に、良い、面
白い意味で「不真面目」な作品ではある。とは言え、「花嫁」対「オーレン・イ
シイ」の雪の日本庭園での決闘シーンは粋であるし見応えある。「オーレン・イ
シイ」のボディーガード、「Go Go Yubari」(栗山千明)は、まだ
17歳の女子高生だが、若さをその「狂気」でカバーしているという凄腕のモー
ニング・スター(鎖の先に突起のついた鉄の玉を振り回す武器)使い。この決闘
シーンも見応えある。この武器を選んだのは、おそらく制服姿を乱さないためだ
ろう(制服フェチの方にはお勧め)。「マトリックス」全盛時代に、ちょっと違
ったタイプのアクションで、観客を楽しませようという監督の意図が感じられる。
はっきり言ってB級の域を出ないにしても、また見たくなる、あるいは何度も見
たいという、いわゆる「カルト・ムービー」の範疇に入るかもしれない。

第2部は、残る3人の標的(デビッド・キャラダイン/ダリル・ハンナ/マイケ
ル・マドセン)との対決となるのだろうが、あまり期待しない方がいいような気
がする。

いつもの評論(James Berardinelli)を読んでいたら、千葉真一のことを「legen-
dary Japanese star  」(伝説のスター)と書いていたが、「戦国自衛隊」(19
79)で信玄の首を取るシーン(のかっこ良さ)を思い出した。「キル・ビル」
も、いわゆる「角川映画」っぽいノリかもしれない。また、角川映画では「里見
八犬伝」(1983)などを撮った故・深作欣二監督に捧げられた作品。

ルーシー・リュー:1968年、ニューヨークの華僑生まれ。ミシガン大(中国
語&文化専攻)卒業後、演技の勉強、テレビ界を経て映画界に進出。東京の組織
の大ボスとして、異論を唱えるメンバーの首を撥ねるシーンは貫禄、迫力がある。
そんな彼女が「エンジェル」では「3人目」を演じるという、層の厚さを感じる。


ヒアリング度:★★★
感動度:★
二度以上見たい度:★★★
劇場で見たい度:★★★
ビデオで欲しい度:★★★
ビデオで見た方がいい度:★★★
ムカつく度:★
考えさせられる度:★
(「ヒアリング度」は英語のヒアリングの勉強になるかどうかの度合)

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-今後楽しみな映画:

★(場合により)釣りバカ日誌(高島礼子は「極妻」イメージを脱しきれるか?)

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2002年分:
バンディッツ 1/05/2002 スパイ・ゲーム 1/19
バニラ・スカイ 1/26 ラットレース 2/09
キリング・ミー・ソフトリー 3/02 アメリカン・スウィートハート 3/09
マルホランド・ドライブ 3/23 エネミー・ライン 3/30
オーシャンズ11 4/06 ブラック・ホーク・ダウン 4/20
ビューティフル・マインド 4/27 ロード・オブ・ザ・リング 5/11
アザーズ 5/18 スパイダーマン 5/25 
パニック・ルーム 6/01 サウンド・オブ・サイレンス 6/08
アリ 6/15 スコーピオン・キング 6/22
ワンス&フォーエバー 6/29 ニューヨークの恋人 7/06
マジェスティック 7/13    メン・イン・ブラック2 7/20
タイムマシン 7/27 スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃 8/03
トータル・フィアーズ 8/31 オースティン・パワーズ 9/07
ウインドトーカーズ 9/14 バイオハザード 9/21
スパイ・キッズ2 10/05 サイン 10/12
エンジェル・アイズ 10/19    ロード・トゥ・パーディション 10/26
9デイズ 11/02    トリプル X 11/09    
ザ・リング 11/16 ショウタイム 11/23
ジョンQ 11/30 チェンジングレーン 12/07
ハリー・ポッター2 12/14 マイノリティー・リポート
ギャング・オブ・ニューヨーク 12/28

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