メルマガ:面白かった映画、つまらなかった映画(ロードショー)
タイトル:[ROADSHOW REVIEW]131  2003/09/20


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==========================================ROADSHOW REVIEW=====

★★★★★面白かった映画、つまらなかった映画(ロードショー)★★★★★
     2003/09/20  No. 131 (週刊)            前回発行部数:2409

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
毎週見ているロードショー映画の感想です。出来るだけタイムリーに(上映
期間中に)おとどけします。個人的な趣味で選んでいるので参考になるか分
かりませんが、見たまま、思ったままを書きます。

お断り:この「感想」は、通常、一週間ほどかけて書いています。その間、記
憶違い、想像力の逸脱等から、本来作品には無かったような事を書いてしまう
場合があります。その際は御了承ください。
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バックナンバーと発行日は下記のホームページにてご覧いただけます。
★2002年分は、「感想」の下に移しました。2001年分については、
サイトを御覧下さい。

http://www003.upp.so-net.ne.jp/syd/roadshowmm.html

K−19 1/04/2003    (旧作)風の谷のナウシカ 1/11
ゴーストシップ 1/18 オールド・ルーキー 1/25
ボーン・アイデンティティー 2/01 トランスポーター 2/08
レッド・ドラゴン 2/15 戦場のピアニスト
ロード・オブ・ザ・リング:二つの塔 3/01 007ダイアナザーデイ 3/15
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン 3/29 ブラック・ダイアモンド 4/05
デアデビル 4/12 シカゴ 4/26
ドリームキャッチャー 5/03 X-Men2 5/10
あずみ 5/17 サラマンダー 5/24
トゥー・ウィークス・ノーティス 5/31 ハンテッド 6/07
ザ・コア 6/14 マトリックス・リローデッド 6/21
ソラリス 6/28 チャーリーズ・エンジェル フルスロットル 7/05
デッドコースター 7/12 ターミネーター3 7/19
マイ・ビッグ・ファット・ウェディング 7/26 トレジャー・プラネット 8/02
ハルク 8/09 パイレーツ・オブ・カリビアン 8/16
英雄 8/23 コンフェッション 8/30
ワイルド・スピードX2 9/06 座頭市 9/13
閉ざされた森 9/30
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閉ざされた森 (Basic) 
U.S. Release Date: 3/28/03

■監督:ジョン・マクティアマン
■キャスト:ジョン・トラボルタ/コニー・ニールセン/サミュエル・L・ジャ
クソン
■音楽:Klaus Badelt
■字幕:戸田奈津子
■お勧め度:★

パナマの密林に特殊訓練に派遣された6人のレンジャー隊員とその教官であるウ
エスト鬼軍曹が消息を絶つ。救出ヘリが発見したのは、無事な隊員一人と、負傷
した隊員一名だけだった。森林の中で何が起きたのか、基地の捜査官であるオズ
ボーン大尉(コニー・ニールセン)は、基地の指揮官が外部から呼び寄せた「尋
問の名手」、元レンジャー隊員で表向きは麻薬捜査官のハーディ(ジョン・トラ
ボルタ)の助けを借りて生存者2名を尋問するが、言っている事が違う。鬼軍曹
の「狂気」と言っていいやり方、彼を殺したがっている隊員、また逆に彼に殺さ
れると思っている隊員など、事件は特殊訓練に選ばれた7名のレンジャー隊員の
間で起きたかに見えたが、次第に基地の病院長や指揮官も絡んだ「裏」があるこ
とが分る。というのが「二転三転」「どんでん返し」の大筋なのだが、「あっと
驚く」ような手の込んだものではない。

まず第一にオズボーン大尉は終始、物語りの中心となって騙され役を演じるが、
観客から見た場合の彼女は唯一信用できる人物という形をとっている。第二にト
ラボルタが演じる役が「まとも」だった事が無いという、これまでの出演作品か
らして、最初から怪しい。したがって彼の旧友であり同じウエスト軍曹に鍛えら
れたという基地の指揮官にしても、最初から「何かありそうだ」という予感がす
る。また、ウエスト軍曹は作品の最後の最後まで死んだことになっているが、
「事件」が単なるレンジャー隊員間のトラブルによるものではない事が明らかに
なるにつれ、彼が黒幕の一人である予感がしてきてしまう。また、単なる「鬼軍
曹」役にサミュエル・L・ジャクソンが起用されるはずは無いという先入観。サ
スペンス性、ミステリー性に重点を置くならば、トラボルタとジャクソンは完全
なミスキャストだろう。役者の過去の出演経歴や芸風からストーリー展開、少な
くとも大筋がバレてしまうという問題がある。さらに、出て来る人物は全員、怪
しいという前提で見てしまうと、「二転三転」や「どんでん返し」は予想の範囲
内という印象がしてしまう。例えば他の枝筋、サブ・プロットが進行する中で本
筋が進行すれば、騙される可能性はあるが、本作品ではオズボーン大尉が終始一
貫、謎を究明するという形になっている。例えば彼女は病院長と好い仲だが、ひ
とたび彼もグルだと知ると、近くにあった書類の束で顔を打ちのめすことで関係
を解消してしまうというような人物描写の欠如。

コニー・ニールセン(オズボーン大尉)が有能、切れ者の捜査官役でトラボルタ
の正体を暴くあたりが見ていて面白かったが、ラストで鬼軍曹の係わりが明らか
になるあたりは、この種の作品としてはかなり物足りない、というか嘘っぽい。

筋が筋だけに、映像的にもこれといった見場は無い。レンジャー部隊といった特
殊部隊は、過酷な訓練に耐えるために麻薬を使用する隊員が多いという設定にな
っているが、本当はどうなのだろうか。精鋭部隊、兵士を育てるための薬物の使
用は充分、有りそうだが。というような事にむしろ興味が行ってしまう。「B級
作品」になれない駄作というのは、こういう作品を言うのではないかという、変
な印象が残る。と言ってキャスト的に「テレビ映画」のレベルでもないし。


ヒアリング度:★
感動度:★
二度以上見たい度:★
劇場で見たい度:★
ビデオで欲しい度:★
ビデオで見た方がいい度:★★★★
ムカつく度:★
考えさせられる度:★
(「ヒアリング度」は英語のヒアリングの勉強になるかどうかの度合)

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-今後楽しみな映画:

★S.W.A.T.
★(場合により)釣りバカ日誌(高島礼子は「極妻」イメージを脱しきれるか?)

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-The Internet Movie Database (IMDb) 映画のデータベース
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2002年分:
バンディッツ 1/05/2002 スパイ・ゲーム 1/19
バニラ・スカイ 1/26 ラットレース 2/09
キリング・ミー・ソフトリー 3/02 アメリカン・スウィートハート 3/09
マルホランド・ドライブ 3/23 エネミー・ライン 3/30
オーシャンズ11 4/06 ブラック・ホーク・ダウン 4/20
ビューティフル・マインド 4/27 ロード・オブ・ザ・リング 5/11
アザーズ 5/18 スパイダーマン 5/25 
パニック・ルーム 6/01 サウンド・オブ・サイレンス 6/08
アリ 6/15 スコーピオン・キング 6/22
ワンス&フォーエバー 6/29 ニューヨークの恋人 7/06
マジェスティック 7/13    メン・イン・ブラック2 7/20
タイムマシン 7/27 スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃 8/03
トータル・フィアーズ 8/31 オースティン・パワーズ 9/07
ウインドトーカーズ 9/14 バイオハザード 9/21
スパイ・キッズ2 10/05 サイン 10/12
エンジェル・アイズ 10/19    ロード・トゥ・パーディション 10/26
9デイズ 11/02    トリプル X 11/09    
ザ・リング 11/16 ショウタイム 11/23
ジョンQ 11/30 チェンジングレーン 12/07
ハリー・ポッター2 12/14 マイノリティー・リポート
ギャング・オブ・ニューヨーク 12/28

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆↓↓これより下は、毎回、同じです。
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