メルマガ:面白かった映画、つまらなかった映画(ロードショー)
タイトル:[ROADSHOW REVIEW]121  2003/07/13


━━━[PR]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[PR]━━━
★★★↑↑↑「ヘッダー広告」募集中です。料金等、詳細については、一番下を
御覧ください。
==========================================ROADSHOW REVIEW=====

★★★★★面白かった映画、つまらなかった映画(ロードショー)★★★★★
     2003/07/12  No. 121 (週刊)            前回発行部数:2393

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
毎週見ているロードショー映画の感想です。出来るだけタイムリーに(上映
期間中に)おとどけします。個人的な趣味で選んでいるので参考になるか分
かりませんが、見たまま、思ったままを書きます。

お断り:この「感想」は、通常、一週間ほどかけて書いています。その間、記
憶違い、想像力の逸脱等から、本来作品には無かったような事を書いてしまう
場合があります。その際は御了承ください。
====================================================================
バックナンバーと発行日は下記のホームページにてご覧いただけます。
★2002年分は、「感想」の下に移しました。2001年分については、
サイトを御覧下さい。

http://www003.upp.so-net.ne.jp/syd/roadshowmm.html

K−19 1/04/2003    (旧作)風の谷のナウシカ 1/11
ゴーストシップ 1/18 オールド・ルーキー 1/25
ボーン・アイデンティティー 2/01 トランスポーター 2/08
レッド・ドラゴン 2/15 戦場のピアニスト
ロード・オブ・ザ・リング:二つの塔 3/01 007ダイアナザーデイ 3/15
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン 3/29 ブラック・ダイアモンド 4/05
デアデビル 4/12 シカゴ 4/26
ドリームキャッチャー 5/03 X-Men2 5/10
あずみ 5/17 サラマンダー 5/24
トゥー・ウィークス・ノーティス 5/31 ハンテッド 6/07
ザ・コア 6/14 マトリックス・リローデッド 6/21
ソラリス 6/28 チャーリーズ・エンジェル フルスロットル 7/05
デッドコースター 7/12
====================================================================
デッドコースター (Final Destination 2)
U.S. Release Date: 1/31/03

■監督:デヴィッド・エリス
■キャスト:A・J・クック/マイケル・ランデス他
■音楽:Shirley Walker
■字幕:森泉加世子(?)
■お勧め度:★★★★

かなり出来のいい、「B級アクション/ホラー」。

「死神」というのは予め、殺す相手のリストを作るらしい。そして個人の予知能
力とか、なんらかの理由で「予定」が狂った場合、「生存者」を、わざわざ変な
方法でリストの順番通り殺していく。原題は「Final Destination 2」。「1」は
2000年に公開され、「2」はその続編の形になっているが、「1」の内容にも
触れられているので大筋が分らないということは無い。

キンバリー(A・J・クック、1978年カナダ生まれ、かなり美人、テレビ出
演が主)は、ハイウエイ事故を予知し、自分の車を止め、後続車もブロックする
形で止める。実際に事故が起き、彼女と後続車の人々は難を逃れるが、キンバリ
ーは更にこれらの人々にも死が襲いかかることを予知する。これらの人々は、
(「Final Destination 1」で)ちょうど一年前、飛行機事故を予測して、乗らな
い事で難を逃れたが、その後、一人を除く全員が不可思議な死を遂げた、その人
々となんらかの関係を持っていた。キンバリーは自分の予知能力を利用して、ま
た飛行機事故の唯一の生存者の知恵を借りるなど、なんとかハイウエイ事故で生
き残った人々を救おうとするが、その甲斐も空しく一人また一人と。

内容的にはハチャメチャだ。「死神」がそもそも「殺し損ねる」という、「神」
らしからぬ失態、あるいはその殺し方が何故「不可思議」でなくてはならないの
か。これらは、エジプトのミイラ発掘に係わる実話だか伝説、また「死神」(長
い鎌みたいな物を持ったヤツ)というのが映画作品でも時としてコミカルな存在
として描かれることなどと関係している。(キアヌ・リーブスの殆どデビュー当
時の作品で、仲良くなった「死神」と「天国」へ遊びに行くというのがある。)
「死神」という言葉自体も、本作品の中ですら、時として「悪魔」、あるいは
「死という運命」と解され、統一性が無い。

というような「良く分らない」状況が、本作品を、例えば「伝統的な」ゴシック
・ホラー作品と違い、ある種の面白さ、ブラックさを醸し出している。また、殺
戮シーンが、死を否定するとか嘆くとかいう事よりも、死に方の面白さ、突拍子
の無さ、あるいは死ぬシーンを見る/見せること自体が作品の目的のようになっ
ており、見ていて、飛び散る肉片の量のわりには、凄惨さや残虐性はあまり感じ
られない。限り無くブラック・コメディーに近い。胴体の輪切り(たしか「ゴー
スト・シップ」)など、パロディー性もある。あるいは「スクリーム」シリーズ
のノリ。軽快なテンポの作品で、まるで「ジョーズ」のように死が近づいて来て、
死ぬシーンは、一瞬、敢てそのプロセスが劇場で一回見ただけでは分らないよう
な瞬時に描かれる。これがスリラー/ホラー性を高めている。おまけに上のよう
に作品の内容がハチャメチャなので、あまり考える必要も無い。だから「B級」、
ではあっても、鳴り物入りの超(駄)大作よりは、はるかに見ていて面白かった。
「カルトムービー」の「殿堂」入りを果たすかもしれない。

B級作品の場合は配給会社が変な邦題をつける傾向があるようだ。「デッドコー
スター」(チラシ:「心臓急停止のジェットコースター・ホラー」)というのは、
どういう意味なのか、どういう印象を持ってもらいたくて付けたのか、「考えさ
せられる」。内容的には上記「スクリーム」シリーズのように、次に誰が殺され
るか(あるいは殺されないか)分っていて、どういう風に殺されるかという事に
興味が集中し、そのプロセスと死に方が見ていて面白い。


ヒアリング度:★★★
感動度:★★★
二度以上見たい度:★★★★★
劇場で見たい度:★★★★★
ビデオで欲しい度:★★★★
ビデオで見た方がいい度:★
ムカつく度:★
考えさせられる度:★
(「ヒアリング度」は英語のヒアリングの勉強になるかどうかの度合)

--------------------------------------------------------------------
-今後楽しみな映画:

★T3

サイトのコンテンツ:
-メルマガ発行システムの状況:名称/URL/コメント/現在14システムをカバー
-映画のことなら Google search:英文タイトル入力で検索結果のトップに
-劇場リンク:全国劇場案内
-字幕関連サイトリンク:字幕の「なぜ?」に答えるF&Qサイト(その他)
-The Internet Movie Database (IMDb) 映画のデータベース
--------------------------------------------------------------------
2002年分:
バンディッツ 1/05/2002 スパイ・ゲーム 1/19
バニラ・スカイ 1/26 ラットレース 2/09
キリング・ミー・ソフトリー 3/02 アメリカン・スウィートハート 3/09
マルホランド・ドライブ 3/23 エネミー・ライン 3/30
オーシャンズ11 4/06 ブラック・ホーク・ダウン 4/20
ビューティフル・マインド 4/27 ロード・オブ・ザ・リング 5/11
アザーズ 5/18 スパイダーマン 5/25 
パニック・ルーム 6/01 サウンド・オブ・サイレンス 6/08
アリ 6/15 スコーピオン・キング 6/22
ワンス&フォーエバー 6/29 ニューヨークの恋人 7/06
マジェスティック 7/13    メン・イン・ブラック2 7/20
タイムマシン 7/27 スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃 8/03
トータル・フィアーズ 8/31 オースティン・パワーズ 9/07
ウインドトーカーズ 9/14 バイオハザード 9/21
スパイ・キッズ2 10/05 サイン 10/12
エンジェル・アイズ 10/19    ロード・トゥ・パーディション 10/26
9デイズ 11/02    トリプル X 11/09    
ザ・リング 11/16 ショウタイム 11/23
ジョンQ 11/30 チェンジングレーン 12/07
ハリー・ポッター2 12/14 マイノリティー・リポート
ギャング・オブ・ニューヨーク 12/28

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆↓↓これより下は、毎回、同じです。
======================================================================
★ヘッダー広告募集要領★

ヘッダー広告掲載のお勧め。利点:
1)最大10行まで、自由に広告文が書ける。
2)他の広告主が現れるまで、何度でも掲載できる。
3)安い。余っている、要らない、使えない「金券」でも払える。
一応、こういう事になってます。↓↓↓
 
個人、法人、内容問わず、ただし「公序良俗」を害しないもの。
広告のサイズ(長さ)は、10行まで。料金は、個人(的な)広告の場合、
一回500円、法人は、一回1000円。
 
「個人(的な)広告」といっても、例え商用であっても広告主が個人または
グループの場合、全て「個人」扱いの一回500円とさせて頂きます。

他にも、姉妹誌、『翻訳者のためのメールマガジン』*、1600部でも、広告
の掲載を受け付けております。両方に掲載をご希望の場合は、2200部+
1600部=3800部強をワンセットで一回500円の超破格値でご提供い
たします。*http://member.nifty.ne.jp/SydHomePage/
 
金券(図書券等、ただしQUOカード、VISAギフトカードなどは大歓迎)で
のお支払いの場合は、おって住所をお知らせしますので、簡易書留(等)でご送
付ください。★★ 郵便口座の御利用もできるようになりました。
 
★★広告文の作成の際には、メール本文に貼り付けるなどして、体裁を整えたもの
を送ってください。
======================================================================
★★★★★面白かった映画、つまらなかった映画(ロードショー)★★★★★
    2003/07/12  No. 121 (週刊)
発行者:シド(syd@kotoba.ne.jp)
このメールマガジンは以下の配送システムを利用して発行しています。

まぐまぐ      http://www.mag2.com/m/0000056156.htm
melma!        http://www.melma.com/mag/70/m00032970/
Macky!        http://macky.nifty.com/cgi-bin/bndisp.cgi?M-ID=roadshow
ティアラ   http://www.tiaraonline.com/magazine/magdetail.asp?MAGID=m101874
カプライト    http://cgi.kapu.biglobe.ne.jp/m/1776.html
メルマガ天国  http://melten.com/m/4480.html
Pubzine       http://www.pubzine.com/detail.asp?id=12785
E-Magazine    http://www.emaga.com/info/syd111.html

Home Page (登録/解除/バックナンバー)
http://www003.upp.so-net.ne.jp/syd/roadshowmm.html

【無断転載不可です。】
==========================================ROADSHOW REVIEW======

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。