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━━━[PR]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 【直前情報】映画「眠る右手を」劇場公開! バンクーバー国際映画祭、香港国際映画祭等で絶賛。 「驚愕の映像美/衝撃の物語」が織りなす208分。 監督:白川幸司 主演:草野康太(月光の囁き、渚のシンドバット等) 6月28日(土)〜7月11日(金)19:30START シネマ・下北沢にて 当日券:1500円 特別鑑賞券:1300円 詳細はコチラ→ 映画「眠る右手を」公式HP http://film.m78.com/migi/ ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━[PR]━━━ ★★★↑↑↑「ヘッダー広告」募集中です。料金等、詳細については、一番下を 御覧ください。 ==========================================ROADSHOW REVIEW===== ★★★★★面白かった映画、つまらなかった映画(ロードショー)★★★★★ 2003/06/28 No. 119 (週刊) 前回発行部数:2380 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 毎週見ているロードショー映画の感想です。出来るだけタイムリーに(上映 期間中に)おとどけします。個人的な趣味で選んでいるので参考になるか分 かりませんが、見たまま、思ったままを書きます。 お断り:この「感想」は、通常、一週間ほどかけて書いています。その間、記 憶違い、想像力の逸脱等から、本来作品には無かったような事を書いてしまう 場合があります。その際は御了承ください。 ==================================================================== バックナンバーと発行日は下記のホームページにてご覧いただけます。 ★2002年分は、「感想」の下に移しました。2001年分については、 サイトを御覧下さい。 http://www003.upp.so-net.ne.jp/syd/roadshowmm.html K−19 1/04/2003 (旧作)風の谷のナウシカ 1/11 ゴーストシップ 1/18 オールド・ルーキー 1/25 ボーン・アイデンティティー 2/01 トランスポーター 2/08 レッド・ドラゴン 2/15 戦場のピアニスト ロード・オブ・ザ・リング:二つの塔 3/01 007ダイアナザーデイ 3/15 キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン 3/29 ブラック・ダイアモンド 4/05 デアデビル 4/12 シカゴ 4/26 ドリームキャッチャー 5/03 X-Men2 5/10 あずみ 5/17 サラマンダー 5/24 トゥー・ウィークス・ノーティス 5/31 ハンテッド 6/07 ザ・コア 6/14 マトリックス・リローデッド 6/21 ソラリス 6/28 ==================================================================== ソラリス (Solaris) U.S. Release Date: 11/27/02 ■監督:スティーヴン・ソダーバーグ ■製作:ジェームズ・キャメロン ■キャスト:ジョージ・クルーニー/ナターシャ・マケルホーン/ジェレミー・ デイヴィス/ヴィオラ・デイビス(実質的にこの4人だけ) ■音楽:クリス・マルティネス ■字幕:松浦美奈 ■お勧め度:★ チラシが無いので、受付けで聞いたら、配給会社がチラシを送ってこなかった、 SF映画です、というので、「SF映画」なら最悪でも見るところは有るだろう と思ってみたら、ぜんぜん、SF映画してなかった。確かに設定は未来の宇宙ス テーションだが、戦闘、アクション等、一切無し、むしろ純粋な人間ドラマっぽ い。 ソラリスという惑星を探索中の宇宙ステーションで何らかの異変が起きた。クル ーの一人の友人であり心理学者のクリス(ジョージ・クルーニー)は、とにかく 来てみて状況を判断してくれと頼まれるが、詳細は一切、分らない。会社が送っ た警備船は消息を絶った。ステーション側から妨害したらしい。そこでクリスが 単身、行くことに。クルーが数名、死んでいる。状況が分らないまま睡眠をとっ たクリスが起きると、そこには死んだはずの愛妻、レイア(ナターシャ・マケル ホーン)が。 この(地球外)「生命体」(と言っていいのかも分らない)は、惑星ソラリスが 生み出す現象で、人の記憶を読み取り、その人にとって一番大切な思いでのある 人物の形と記憶を持って現れる。しかしコピー/クローンではなく、独自の意思 をも持っている。偽者、そして友人を含むクルーの死を招いたと推測できるこの 生命体を、クリスは最初、否定し「処理」するが、寝て起きるたびに元の記憶が 失われること無く再生し出現する「レイア」を、クリスは次第に無視できなくな る。この生命体は、例えばレイア自身を再現するのではなく、クリスが持つ、レ イアの記憶を再現する。したがってクリスが持つレイアの記憶に間違えがあれば、 間違ったレイアが再現される。妻、レイアの自殺に関してはクリスにも責任があ った。この間違えや責任を、クリスは生命体レイアとの係わりの中で再認識し、 対応する事になる。そしてやがてクリスにとってこの生命体が「偽者」であれ、 二人が愛し合っている事に変りは無く、そのためには自分が「人間」である必要 すら無いことに気付く。事実、クルーの一人は最初からこの生命体と入れ替わっ ていた。 自分にとって大事な人が、クリスの場合のように自分の過去を清算するような、 「良い人」であるとは限らない。事実、クルーの一人はこの生命体の危険性を察 知し、抹殺した。最後、彼女だけが宇宙ステーション、惑星ソラリスから脱出す る。この時クリスは脱出艇に乗らず、「レイア」と共に、ソラリスに落下する宇 宙ステーションに残る。そして最後の場面でレイアと再会したクリスは、既に 「人間」ではない。 ジョージ・クルーニーが珍しく自己との葛藤に苦しむといった、内面的な役を演 じて見せてくれたが、この作品、小説が元になっていて、1972年に当時のソ 連で映画化されたもののリメークとなっている。ノリとしては従って「2001 年」(2001: A Space Odyssey)に似ているかもしれないが、後者の作品を2度 見ても、何が面白いのか「映画史に残る」のか全く理解できなかった筆者として は、本作品も、猛烈な眠気との闘いになってしまった。異星人、生命体(life form) は、映画とテレビ・シリーズの「スタートレック」特に「Voyager」、あるいは 「スターゲート」などで色々、見てきたが、本作品の生命体は、起源も存在形態 も進化上の特性も全く不明な、空想の産物のような「物」で、いくらクルーニー とマケルホーンが人間ドラマっぽい演技を披露しても、なんら説得力が無い。自 分の記憶を客体化/対象化することで過去との葛藤、その対象化された存在との 交流を通じて価値観、価値意識の再編。小説の世界に止めておいて欲しいような 題材ではある。これはもう、純粋に個人的な趣味の問題なので、あまり「客観的」 ?な感想は書けない。考える題材は多々、あるかもしれないが、この「生命体」 の不可思議性からして、考えるための「お膳立て」みたいなものが欠落している。 ヒアリング度:★ 感動度:★ 二度以上見たい度:★ 劇場で見たい度:★ ビデオで欲しい度:★ ビデオで見た方がいい度:★★★★ ムカつく度:★ 考えさせられる度:★ (「ヒアリング度」は英語のヒアリングの勉強になるかどうかの度合) -------------------------------------------------------------------- -今後楽しみな映画: ★T3 サイトのコンテンツ: -メルマガ発行システムの状況:名称/URL/コメント/現在14システムをカバー -映画のことなら Google search:英文タイトル入力で検索結果のトップに -劇場リンク:全国劇場案内 -字幕関連サイトリンク:字幕の「なぜ?」に答えるF&Qサイト(その他) -The Internet Movie Database (IMDb) 映画のデータベース -------------------------------------------------------------------- 2002年分: バンディッツ 1/05/2002 スパイ・ゲーム 1/19 バニラ・スカイ 1/26 ラットレース 2/09 キリング・ミー・ソフトリー 3/02 アメリカン・スウィートハート 3/09 マルホランド・ドライブ 3/23 エネミー・ライン 3/30 オーシャンズ11 4/06 ブラック・ホーク・ダウン 4/20 ビューティフル・マインド 4/27 ロード・オブ・ザ・リング 5/11 アザーズ 5/18 スパイダーマン 5/25 パニック・ルーム 6/01 サウンド・オブ・サイレンス 6/08 アリ 6/15 スコーピオン・キング 6/22 ワンス&フォーエバー 6/29 ニューヨークの恋人 7/06 マジェスティック 7/13 メン・イン・ブラック2 7/20 タイムマシン 7/27 スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃 8/03 トータル・フィアーズ 8/31 オースティン・パワーズ 9/07 ウインドトーカーズ 9/14 バイオハザード 9/21 スパイ・キッズ2 10/05 サイン 10/12 エンジェル・アイズ 10/19 ロード・トゥ・パーディション 10/26 9デイズ 11/02 トリプル X 11/09 ザ・リング 11/16 ショウタイム 11/23 ジョンQ 11/30 チェンジングレーン 12/07 ハリー・ポッター2 12/14 マイノリティー・リポート ギャング・オブ・ニューヨーク 12/28 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆↓↓これより下は、毎回、同じです。 ====================================================================== ★ヘッダー広告募集要領★ ヘッダー広告掲載のお勧め。利点: 1)最大10行まで、自由に広告文が書ける。 2)他の広告主が現れるまで、何度でも掲載できる。 3)安い。余っている、要らない、使えない「金券」でも払える。 一応、こういう事になってます。↓↓↓ 個人、法人、内容問わず、ただし「公序良俗」を害しないもの。 広告のサイズ(長さ)は、10行まで。料金は、個人(的な)広告の場合、 一回500円、法人は、一回1000円。 「個人(的な)広告」といっても、例え商用であっても広告主が個人または グループの場合、全て「個人」扱いの一回500円とさせて頂きます。 他にも、姉妹誌、『翻訳者のためのメールマガジン』*、1600部でも、広告 の掲載を受け付けております。両方に掲載をご希望の場合は、2200部+ 1600部=3800部強をワンセットで一回500円の超破格値でご提供い たします。*http://member.nifty.ne.jp/SydHomePage/ 金券(図書券等、ただしQUOカード、VISAギフトカードなどは大歓迎)で のお支払いの場合は、おって住所をお知らせしますので、簡易書留(等)でご送 付ください。★★ 郵便口座の御利用もできるようになりました。 ★★広告文の作成の際には、メール本文に貼り付けるなどして、体裁を整えたもの を送ってください。 ====================================================================== ★★★★★面白かった映画、つまらなかった映画(ロードショー)★★★★★ 2003/06/28 No. 119 (週刊) 発行者:シド(syd@kotoba.ne.jp) このメールマガジンは以下の配送システムを利用して発行しています。 まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000056156.htm melma! http://www.melma.com/mag/70/m00032970/ Macky! http://macky.nifty.com/cgi-bin/bndisp.cgi?M-ID=roadshow ティアラ http://www.tiaraonline.com/magazine/magdetail.asp?MAGID=m101874 カプライト http://cgi.kapu.biglobe.ne.jp/m/1776.html メルマガ天国 http://melten.com/m/4480.html Pubzine http://www.pubzine.com/detail.asp?id=12785 E-Magazine http://www.emaga.com/info/syd111.html Home Page (登録/解除/バックナンバー) http://www003.upp.so-net.ne.jp/syd/roadshowmm.html 【無断転載不可です。】 ==========================================ROADSHOW REVIEW====== |