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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン 3/29 ブラック・ダイアモンド 4/05 デアデビル 4/12 シカゴ 4/26 ドリームキャッチャー 5/03 Ｘ-Ｍｅｎ２ 5/10 あずみ 5/17 サラマンダー 5/24 トゥー・ウィークス・ノーティス 5/31 ハンテッド 6/07 ザ・コア 6/14 マトリックス・リローデッド 6/21 ==================================================================== マトリックス・リローデッド （Matrix Reloaded, The） U.S. Release Date: 5/14/03 ■監督：ラリー＆アンディー・ウォシャウスキー ■製作：ジョエル・シルバー ■キャスト：キアヌ・リーブス／ローレンス・フィッシュバーン／キャリー＝ アン・モス ■音楽：ドン・デイビス ■字幕：林完治 ■お勧め度：★★★ 前作（１９９９年）がうろ覚え状態で見たら、筋というか設定が良く分らなかっ た。これは三部作の第２作で、完結編、「Matrix Revolutions」は、この冬にも 公開予定。作品の最後に予告編がついていた。１９９９年の画期的な公開以来、 製作者は何をしていたのか疑問に思うが、半年後に完結編公開というのも、本作 品が中途半端なかたちで終わっている事の「対策」か。 チラシ等を参考に状況をハショると、かなり遠い未来（だと思う）、人類は殆ど 滅亡し、残った人々はコンピュータが作り出した仮想現実の世界に捕われるとい うかたちで支配されていた。この体制に戦いを挑む人々は、「ザイオン」と言わ れる巨大洞窟に集結し、１００年、２００年という間、コンピュータが送りだす 戦闘機械と戦ってきた。第一作では、そうしたゲリラのリーダーの一人であるモ ーフィアス（ローレンス・フィッシュバーン）らによって、ネオ（キアヌ・リー ブス）は、自分がコンピュータ支配から人類を救う「救世主」である事を告げら れ、事実、超人的な能力が開花する。本作品でのネオは、更にパワーアップし、 モーフィアスや、モーフィアスが指揮する船のクルーでもある愛するトリニティ ー以下を助け、所在がばれてしまった「ザイオン」への総攻撃を防げるかどうか、 コンピュータが仮想現実に送りだす何人かの「刺客」、あるいは現実の機械攻撃 部隊と戦いながら、「救世主」としての使命を模索する。 と言っても、本作品でのネオは、単に強い、あるいはアクション・シーンの中心 となる人物という役割が主で、モーフィアス、トリニティーらが強力な刺客相手 に苦戦するシーンが多い。「予言」は果たして正しいのだろうか、迷うモーフィ アス、ネオを愛するトリニティー、前作と違ってこの三人が、物語りの中心とな る。ただし、物語り的には、一切の謎が解ける「完結編」の公開を半年後に控え た「続編」というかたちなので、結末は先送りの極めてフラストレーションのた まるエンディング、またストーリーとなっている。「完結編」を見るまでは、本 作品のストーリー上の評価は出来ないような作りになっている。 アクションは凄い。しかし、１９９９年から、時が過ぎ過ぎた。この間、１９９９ 年の作品の手法は数々の作品で使用され、あるいは作品によっては完全にコピー され、マトリックス・オリジナルな特撮などは、殆ど無い状況になってしまった。 その（製作者が自分で招いた？）「逆境」にもかかわらず、やはり「マトリック ス」、あるいはその製作技術（者）は凄い。いくつかのシーンで思わず唸ってし まった。かっこいい。凝っている。センスが良い。マンネリズムを避け、「見せ る」ことに徹した映像造り。「信じられない」としか表現しようが無い工夫され たアクション。１９９９年の作品と比べると、まさに「最先端」（技術、作品）。 「刺客」（の一人）対モーフィアスのシーンでは、他の車に飛び移るために着地 した車のボンネットがグチャッと潰れ、車は大きく前転大破し、両者はトレーラ ー上に飛び乗り対決する。これはロケ地に実際の高速道路をまるごと造って、実 際の車を使っての特撮アクション・シーンらしいが、これが、「カーチェイス」 というジャンルのアクションとして、平然と撮られている。こんな「カーチェイ ス」を見た後では、通常のカーチェイス・シーンでは、あくびして寝てるしか無 い。また、刺客の一人に、自己を無限増殖（コピー）できるヤツがいる。ネオ対 エージェントＡ×１００名というバトル・シーンは、ユーモア性も感じられる （ネオは、戦いたくなければジャンプする事で空を飛ぶことが出来る、「スーパ ーマン」の原理と同じ）。高層ビルから落ちる二人が向き合って撃ち合う。敵の 弾丸の一つが、スローな弾道を描きながらトリニティーの胸に。これも印象深い。 １９９９年の作品からして空中で型を決めるのは某国の某伝統芸能の影響、パク リだとか、所詮はカンフー映画だとか、あるいは「トレードマーク」のロングコ ートは、色の違いこそあれ、同じ目的で、ある西部劇で使われた（？）とか言え ても、それをこうもカッコ良くできるのは、やはり「マトリックス・オリジナル」。 しかし、見終わって何か一つ足りないものを感じる。アクション・オンリーだか ら、筋の問題、無意味な哲学問答（人は「因果関係」で律せられ、「自由意思」 など無い）、あるいは「仮想空間」という、それ自体、実態の無いもの。人物像 の欠如。キアヌ・リーブスという役者が難しい。寡黙で真価を発揮するタイプ。 傍役の二人が頑張っても、例えば「Ｘ−Ｍｅｎ」のような、記憶に残るキャラク ターというのが居ない。しかし、アクション・シーンのかっこ良さが、「天才的」 としか言いようが無い。どっちみち筋は中途半端だし、会話、台詞は哲学問答で 煙に巻く意図が見え見えなので、アクションだけを見る映画、しかしそのような ものとして見ても、充分過ぎる価値がある。 ヒアリング度：★ 感動度：★★★ 二度以上見たい度：★★★ 劇場で見たい度：★★★★ ビデオで欲しい度：★★ ビデオで見た方がいい度：★ ムカつく度：★ 考えさせられる度：★ （「ヒアリング度」は英語のヒアリングの勉強になるかどうかの度合） -------------------------------------------------------------------- -今後楽しみな映画： ★Ｔ３ サイトのコンテンツ： -メルマガ発行システムの状況：名称/URL/コメント/現在１４システムをカバー -映画のことなら Google search：英文タイトル入力で検索結果のトップに -劇場リンク：全国劇場案内 -字幕関連サイトリンク：字幕の「なぜ？」に答えるF&Qサイト（その他） -The Internet Movie Database (IMDb) 映画のデータベース -------------------------------------------------------------------- ２００２年分： バンディッツ 1/05/2002 スパイ・ゲーム 1/19 バニラ・スカイ 1/26 ラットレース 2/09 キリング・ミー・ソフトリー 3/02 アメリカン・スウィートハート 3/09 マルホランド・ドライブ 3/23 エネミー・ライン 3/30 オーシャンズ１１ 4/06 ブラック・ホーク・ダウン 4/20 ビューティフル・マインド 4/27 ロード・オブ・ザ・リング 5/11 アザーズ 5/18 スパイダーマン 5/25 パニック・ルーム 6/01 サウンド・オブ・サイレンス 6/08 アリ 6/15 スコーピオン・キング 6/22 ワンス＆フォーエバー 6/29 ニューヨークの恋人 7/06 マジェスティック 7/13 メン・イン・ブラック2 7/20 タイムマシン 7/27 スター・ウォーズ エピソード２/クローンの攻撃 8/03 トータル・フィアーズ 8/31 オースティン・パワーズ 9/07 ウインドトーカーズ 9/14 バイオハザード 9/21 スパイ・キッズ２ 10/05 サイン 10/12 エンジェル・アイズ 10/19 ロード・トゥ・パーディション 10/26 ９デイズ 11/02 トリプル Ｘ 11/09 ザ・リング 11/16 ショウタイム 11/23 ジョンＱ 11/30 チェンジングレーン 12/07 ハリー・ポッター2 12/14 マイノリティー・リポート ギャング・オブ・ニューヨーク 12/28 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆↓↓これより下は、毎回、同じです。 ====================================================================== ★ヘッダー広告募集要領★ ヘッダー広告掲載のお勧め。利点： １）最大１０行まで、自由に広告文が書ける。 ２）他の広告主が現れるまで、何度でも掲載できる。 ３）安い。余っている、要らない、使えない「金券」でも払える。 一応、こういう事になってます。↓↓↓ 個人、法人、内容問わず、ただし「公序良俗」を害しないもの。 広告のサイズ（長さ）は、１０行まで。料金は、個人（的な）広告の場合、 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