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==================================================================== ★来週は、見るものが無いのでお休みします。 ==================================================================== ロード・オブ・ザ・リング:二つの塔 (Lord of the Rings: The Two Towers ) U.S. Release Date: 12/18/02 ■監督:ピーター・ジャクソン ■キャスト:イライジャ・ウッド/イアン・マッケラン/クリストファー・リー他 ■音楽:ハワード・ショア ■字幕:戸田奈津子 ■お勧め度:★★★★ 「ロード・オブ・ザ・リング」三部作の第二作。 第一部:The Fellowship of the Ring(本誌067号) 第二部:The Two Towers、二つの塔(本作品) 第三部:The Return of the King 本作品は三部作の「真ん中」として、第一部から第三部への「繋ぎ」的な位置を 占めているので、第一部を見ていないと、筋や登場人物は、なにがなんだかさっ ぱり分らないだろう。 第一部を見ていない方のために、本誌067号から。 「世界の平和を守るために幾つかの魔法の指輪が作られた。しかしそれとは別に、 ダーク・ロード(字幕では「冥王」)が、それら全ての指輪を支配し、持つ者が 誰であれその野望を引き出し、また一度は倒された主人=冥王の元に必ず戻ると いう指輪を作り、冥王復活を防ぐには、この指輪をその鋳造元である火山に投げ 入れなければならない。しかしその指輪を持っても野望を抱かないのは、温厚な 性格で知られるホビット族、その中でも主人公のフロドだけだった。そして彼を 中心とする各種、種族混同のパーティーが編成され、味方のウィザードの死(続 編で生き返る)、悪に転向したハイ・プリーストが放ったモンスターを倒し、目 的の火山に一歩近付いた、という所で、第一部が終わる。」 第一部で生き残った7人のパーティーは、本作では3つのグループに分断され、 それぞれが、各々の旅をし、目的達成へと努力する。戦士グループは、冥王が差 向けた10万というモンスター軍団に勝利する一方、ホビットの2コンビは、フ ロド組は試練を乗り越えながら目的の山に一歩近付き、第一部でモンスターに拉 致されたもう一組は、木の精の力を借りて冥王の拠点制圧に成功する。しかし、 こんなことで冥王が諦めるはずは無い。必ずまた襲ってくる、というところで第 二部が終わる。 第一部と比べると、「繋ぎ」ということで、ストーリー的には上記ぐらいしか無 い。その代わり、第二部は壮大なスペクタクル作品となっている。昔の「ベン・ ハー」や「十戒」を彷佛とさせる。特に戦士グループが、冥王に攻撃される最後 の人間国の王と共に戦うバトルシーンは、圧巻。近代的な兵器を用いた他のどん な作品のバトルシーンよりも、本作品の剣と弓の戦いは、これだけでも見物。 「ハムナプトラII」「スターウォーズ」等が「おもちゃ」に見える。10万という モンスター軍団は、本当に10万はいそうな感じだし、実物とCGとミニチュア の区別が全くつかない。随所に作品としての質の良さ、あるいは品位のようなも のも感じられる。まさにファンタジー・スペクタル作品として歴史に残るものに なるのではないだろうか。第一部で感じた、悪い意味での「RPG/ロープレ性」 (本誌067号参照)も感じられない。特に最後のバトルシーンは、大画面に釘 付け状態で(前から3列目の席で)見入ってしまった。このバトルシーンは、10 万という敵に対して、わずか数百の、それも半数は女子供の勢力で籠城しての一夜 の決戦。いかにしてこの戦いに勝利したかというのが、嘘っぽく無く、あるいは 悪い意味でファンタジーっぽくなく、充分な説得力で描かれる。これプラス壮大 なスペクタル性は、まさに本物の迫力。もっとも、これ以外の部分は、上映時間 2時間59分のうち、2時間半は殆どあくびものだったが。しかしこれは原作を 元にしているのでしょうがなかったのだろうし、最後のバトルシーンは、おそら く原作とはかなりかけ離れているだろう。しかし、第二部でこれだけのシーンを 撮ってしまったら、第三部ではどうなるのだろうか、「期待」より「心配」の方 が先に立つ。 細かい部分に関しては、原作の制限はあるものの、たとえば「戦士グループ」 (人間ファイター、エルフ・アーチャー、ドゥワーフ・斧ファイターのトリオ) は、人物像も明確に描かれ、ウイットあり、アクションもしゃれてるし、かっ こいい。前作でもそうだったが、特にエルフ・アーチャーが1秒間に3〜4発、 矢を放つシーンなど、興奮もの。剣さばきも「本物」っぽい。「ジェダイ」の ライトセーバーさばきが「子供のチャンバラ」に見える。 レーティングが「PG-13」になっているが、理由は「バトルシーン」「恐いシー ン」「テーマ性」になっている。流血、残虐シーンは殆ど無い、というか記憶に 無い。 ヒアリング度:★ 感動度:★★ 二度以上見たい度:★★★ 劇場で見たい度:★★★★★ ビデオで欲しい度:★ ビデオで見た方がいい度:★ ムカつく度:★ 考えさせられる度:★ (「ヒアリング度」は英語のヒアリングの勉強になるかどうかの度合) -------------------------------------------------------------------- -今後楽しみな映画: ★T3 サイトのコンテンツ: -メルマガ発行システムの状況:名称/URL/コメント/現在14システムをカバー -映画のことなら Google search:英文タイトル入力で検索結果のトップに -劇場リンク:全国劇場案内 -字幕関連サイトリンク:字幕の「なぜ?」に答えるF&Qサイト(その他) -The Internet Movie Database (IMDb) 映画のデータベース -------------------------------------------------------------------- 2002年分: バンディッツ 1/05/2002 スパイ・ゲーム 1/19 バニラ・スカイ 1/26 ラットレース 2/09 キリング・ミー・ソフトリー 3/02 アメリカン・スウィートハート 3/09 マルホランド・ドライブ 3/23 エネミー・ライン 3/30 オーシャンズ11 4/06 ブラック・ホーク・ダウン 4/20 ビューティフル・マインド 4/27 ロード・オブ・ザ・リング 5/11 アザーズ 5/18 スパイダーマン 5/25 パニック・ルーム 6/01 サウンド・オブ・サイレンス 6/08 アリ 6/15 スコーピオン・キング 6/22 ワンス&フォーエバー 6/29 ニューヨークの恋人 7/06 マジェスティック 7/13 メン・イン・ブラック2 7/20 タイムマシン 7/27 スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃 8/03 トータル・フィアーズ 8/31 オースティン・パワーズ 9/07 ウインドトーカーズ 9/14 バイオハザード 9/21 スパイ・キッズ2 10/05 サイン 10/12 エンジェル・アイズ 10/19 ロード・トゥ・パーディション 10/26 9デイズ 11/02 トリプル X 11/09 ザ・リング 11/16 ショウタイム 11/23 ジョンQ 11/30 チェンジングレーン 12/07 ハリー・ポッター2 12/14 マイノリティー・リポート ギャング・オブ・ニューヨーク 12/28 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆↓↓これより下は、毎回、同じです。 ====================================================================== ★ヘッダー広告募集要領★ ヘッダー広告掲載のお勧め。利点: 1)最大10行まで、自由に広告文が書ける。 2)他の広告主が現れるまで、何度でも掲載できる。 3)安い。余っている、要らない、使えない「金券」でも払える。 一応、こういう事になってます。↓↓↓ 個人、法人、内容問わず、ただし「公序良俗」を害しないもの。 広告のサイズ(長さ)は、10行まで。料金は、個人(的な)広告の場合、 一回500円、法人は、一回1000円。 「個人(的な)広告」といっても、例え商用であっても広告主が個人または グループの場合、全て「個人」扱いの一回500円とさせて頂きます。 他にも、姉妹誌、『翻訳者のためのメールマガジン』*、1600部でも、広告 の掲載を受け付けております。両方に掲載をご希望の場合は、2200部+ 1600部=3800部強をワンセットで一回500円の超破格値でご提供い たします。*http://member.nifty.ne.jp/SydHomePage/ 金券(図書券等、ただしQUOカード、VISAギフトカードなどは大歓迎)で のお支払いの場合は、おって住所をお知らせしますので、簡易書留(等)でご送 付ください。★★ 郵便口座の御利用もできるようになりました。 ★★広告文の作成の際には、メール本文に貼り付けるなどして、体裁を整えたもの を送ってください。 ====================================================================== ★★★★★面白かった映画、つまらなかった映画(ロードショー)★★★★★ 2003/03/01 No. 105 (週刊) 発行者:シド(syd@kotoba.ne.jp) このメールマガジンは以下の配送システムを利用して発行しています。 まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000056156.htm melma! http://www.melma.com/mag/70/m00032970/ Macky! http://macky.nifty.com/cgi-bin/bndisp.cgi?M-ID=roadshow ティアラ http://www.tiaraonline.com/magazine/magdetail.asp?MAGID=m101874 カプライト http://cgi.kapu.biglobe.ne.jp/m/1776.html メルマガ天国 http://melten.com/m/4480.html Pubzine http://www.pubzine.com/detail.asp?id=12785 E-Magazine http://www.emaga.com/info/syd111.html Home Page (登録/解除/バックナンバー) http://www003.upp.so-net.ne.jp/syd/roadshowmm.html 【無断転載不可です。】 ==========================================ROADSHOW REVIEW====== |