hebdofrance 14042003 2003/04/14

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タイトル：hebdofrance 14042003 2003/04/14

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ Davide Yoshi TANABE vous presente 　　　　　　　　　　　　　　≪週刊フランスのＷＥＢ≫ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第167号 Tokio, le 14 avril 2003 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ Index (目次）１．ポワティエ大学２．天球儀・地球儀３．シャンソン　ピアフ　「寄港」４．忘れられたフランス人ヴィエート「方程式」５．あとがきフランス語のサイトの文字化けは表示＞エンコード＞西ヨーロッパ言語の順で選択すれば修正することができます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 　　　　　　　　　　　　　　１．Universite de Poitiers 　　http://www.univ-poitiers.fr/univ/default.htm 　ポワティエ大学については、経済学部付属研究所のサイトを本誌129号（2002 年6月17日）で引いたことがある。「ジョン・ロー　詐欺師か金融エキスパートか」の項である。　ポワティエ大学は、パリ大学に続いてフランスで二番目に創立された由緒ある大学である。しかし、あまり馴染みはないかもしれない。日本で喩えてみれば、東京・京都がパリだろうから、ポワティエは仙台といったところか。24.000の学生が学ぶ大学都市である。　ポワティエが世界史の教科書に出てくるとしたら、ヨーロッパ大陸に侵略してきたアラブが、フランスのこの地まで来て敗退したことであろう。732年のことである。アンダルシアの司令官Abd ar-Rahman Ibn Abd Allah (Abd-el-Rahmanとも書く) がポワティエでシャルル・マルテルCharles Martelによって殺された。もっとも、アラブ侵攻をストップした名誉あるPoitiersであるが、百年戦争では英国軍に敗れ去った歴史もある（1356年）。 http://www.mairie-poitiers.fr/ 　大学のサイトはなお未完成ではないかと思われる。その歴史のところをみると、16世紀の詩人デュ・ベレJoachim du Bellay、フランス・ルネッサンスを代表する作家ラブレーFrancois Rabelais、17世紀英国の哲学者にして政治家ベイコンFrancis Bacon、そしてデカルトRene Descartesの名前が当大学で学んだ学徒として出てくる。さらに、本誌今週号item4でとりあげたヴィエートFrancois Vieteをあげなければならない。Vieteの名がサイトになかったので、忘れてはいけないのではないかと、メイルで大学当局宛てに出しておいた。デカルトは Poitiers大学で法学を修めたが、ラブレーは医学を学んだものの資格を取ったのはトゥールーズ大学である。　中世の大学であるから、神学、教会法、私法、医学、芸術が学科であった。この伝統は、一旦フランス革命の為に中断される。革命政府が地方大学を閉鎖してしまったからである。　誘惑の多い大都会パリやリヨンよりも、Poitiersの方がじっくりと勉学に励めるかもしれない。と思って、3月号の学校新聞をみたら、大学のインターネットを利用してポルノサイトにアクセス、さらに未成年ポルノ写真を大学から配信した学生一名が退学、もう一名が一年の停学処分を受けた旨の記事があった。ま、そんな悪い学生ばかりではないだろう。僕が学生なら過ごしてみたい大學である。外国人向けの語学教室もあるようだ。＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝２．globe celeste et globe terrestre 　　http://www.cg78.fr/culturel/musees/dossier/dossier.asp?Id=21 　サイトはコロネルリVincenzo Coronelli (1650 - 1718)年の作になる天球義および地球儀の写真がある。コロネルリはイタリアのフランシスコ会の修道士で地理学者でもある。パリ滞在中にルイⅩⅣ世への贈り物としてこれらを製作した（1683年）。現在の所有権者は国立図書館（BNF)である。当初飾られていたのは、パリ郊外マルリ・ル・ロワ（Marly-le-roi）にあった宮殿。フランス革命で破壊された宮殿である。一時、このサイトにあるようにポンピトゥ美術館などにあったが、現在はマルリ・ル・ロワ市に貸与、展示されている。それぞれ直径4m というからかなり大きい。　地球儀も天球義もギリシャ時代から作られているが、ある程度正確な地球儀が作られるまでには1500年ほど待たねばならなかった。ルネサンスになってほぼ完成したといえよう。　星と時間で位置を知るアストロラーブastrolabeもギリシャ時代には作られており、アラブが更に発展させルネッサンス時代に再びヨーロッパに齎された。こうして大航海時代には、六分儀sextantや羅針盤compasが大活躍をする。 http://visite.artsetmetiers.free.fr/instruments.html#astrolabe ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝３．Edith Piaf 　　Escale Paroles: J.Mar閊e. Musique: M.Monnot 1945 Le ciel est bleu la mer est verte Laisse un peu la f'netre ouverte 空は青く海は緑　窓を少し開けよう Le flot qui roule a l'horizon Me fait penser a un garcon Qui ne croyait ni Dieu ni diable Je l'ai rencontre vers le nord Un soir d'escale sur un port Dans un bastringue abominable L'air sentait la sueur et l'alcool Il ne portait pas de faux col Mais un douteux foulard de soie En entrant je n'ai vu que lui Et mon coeur en fut ebloui De joie 水平線に流れる波が　男をおもわせる　神も悪魔も信じなかった男を　北方で男に出会った　港に寄ったある夜　うらぶれたバーで会ったのだ　汗と酒の匂いがした　男は取付け襟をしていなかった　でも薄汚い絹のネッカチーフをしていた　中に入ったときその男しか見えなかった　私の心は喜びで震えた Le ciel est bleu la mer est verte Laisse un peu la f'netre ouverte 空は青く海は緑　窓を少し開けよう Il me prit la main sans un mot Il m'entraina hors du bistro Tout simplement d'un geste tendre Ce n'etait pas un complique Il demeurait au bord du quai Je n'ai pas cherche a comprendre Sa chambre donnait sur le port Des marins saouls chantaient dehors Un bec de gaz un halo bleme Eclairait le triste reduit Il m'ecrasait tout contre lui Je t'aime ひとことも言わす私の手を取って　私を酒場から連れ出した　優しく連れ出した　ややこしい男じゃない　男は埠頭の端に住んでいた　わたしは分かろうとしなかった　男の部屋から港がみえた　酔った船員が外で歌っていた　ガス灯青白いかさが　みすぼらしい部屋を照らしていた　私をひしと抱いた　あなたが好きよ Le ciel est bleu la mer est verte Laisse un peu la f'netre ouverte 空は青く海は緑　窓を少し開けよう Son baiser me brule toujours Est ce la ce qu'on dit l'amour Son bateau mouillait dans la rade Chassant les ombres de la nuit Au jour naissant il s'est enfui Pour rejoindre ses camarades Je l'ai vu monter sur le pont Et si je ne sais pas son nom Je connais celui du navire Un navire qui s'est perdu Quant au marin je ne l'ose plus Rien dire あなたの口付がわたしを焼き尽くす　それが恋というものか　あなたの船が泊まっていた　夜の影を追いたてて　夜明けに　男は出ていった　仲間と一緒になるために　タラップを上る男をみた　男の名前は知らないけれど　船の名前は知っている　船は消えて行った　あの船員のこと　何にもいう勇気がない　 Le ciel est bas la mer est grise Ferme la f'netre a la brise 空は低くたれこみ海は鉛色　そよぐ風に窓を閉めよう＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝４．忘れられたフランス人　　Francois Viete 1540 - 1603 　　http://www.sciences-en-ligne.com/momo/chronomath/chrono1/Viete.html 　ヴィエートは近代代数学の祖である。しかし、むしろ法律家、行政官として同時代では有名であった。アンリHenriⅣ世から信を置かれ、王室顧問Metre des requetes et Conseillerとなっている。国務院Conseil d'etatの名はアンリⅢ世からあったが、正式に発足するのはLouisXⅣ世の時代になってからである。　　ヴィエートはヴァンデ県（ナントのある大西洋ロワール県の南隣）の Fontenay-le-Comteの生まれであるが、大学はポワティエPoitiersに言っている。ここで、法律学を学んだ。卒業後もブルターニュの法務官をつとめるなど、一貫して法律畑を歩んでいる。数学は言わば趣味だったわけである。本人は「数学が得意ではなかったje n'ai jamais ete bon en mathematique」というものの、数学を駆使してとくに敵国スペインの暗号解読に貢献したという。また、今や日本の小学校では、円周率が3でもいいそうであるが(これには誤解もあって、 3.14と実際には教え、便宜的に計算の目安をつけるために3として計算するという意味らしい）、Vieteはパイ（π、フランス語ではピと読む）を小数点以下10 桁まで計算することに成功したそうだ。また60進法に対して十進法の優位も著わしている。 Vieteのπについては、 http://membres.lycos.fr/bgourevitch/mathematiciens/viete/viete.html 　Vieteはラテン語を使用して論文を書いた。そこがデカルトと違うところであろうか。生前、数学的発見、代数学への寄与はあまり評価されなかった。というよりも、誰もVieteの真価が分からなかったようだ。それにしても、「趣味」が数学とは。しかし、数学は音楽、芸術とも近いといわれるからpourquoi pas。　今年はヴィエートがなくなって400年。ナント大学Univ. de Nantesでこの9 月、シンポジウムcolloqueが開かれる。 http://bailhache.humana.univ-nantes.fr/hst/colloques/viete2003.html 　目次で「方程式」と書いたが、これはequation（エクワシィオンと読む、 questionはケスティオン、ついでに赤道equateurも発音はエクワトゥール、何故 equateurかといえば地球を北半球と南半球二分するから。国名のエクアドルもフランス語ではEquateur）の翻訳。でも、方程式というと本当はなんだか分からない。「方程」という言葉が普段見なれないからである。だから、「等式」の方が equationの訳によく当てはまる。equationから想像できるように、イコール、ラテン語のaequalis、フランス語のegalと言葉を追うことができる。もっとも等式のなかに恒等式と方程式とがあって、方程式は未知数を含むとある。うん、そうか。数学も日本語を使わない方が易しいかな。＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝５．あとがき　東京大田区のKYさん、カンパありがとうございます。どれだけ励みになるかしりません。勇気付けられます。　いま、Execlでカンパをいただいた方々のリストを作成しています。家に神棚はありませんが、あれば、毎日手をあわせたい心境です。Ainsi soit-il。　僕の友人の息子さんが、中学の教師となった。友人は、息子が日銀や財務省に就職するよりも嬉しかったそうである。そりゃそうだ。日銀に行ったところで、なにができるものでもない。少年少女達とともに世界の未来を拓くのは教師である。KU君だったかな、いい選択をしたよ。　それは、現実の中学の教師の世界はつまらないさ。目上ばかりだし、生徒の les parentsは五月蝿いし、教育委員会もある。文部省なんかも控えている。毎日が忙しい。研修会、研究会とひっぱりまわされる。生徒はいうことを聞かない。「センコー」なんていわれる。また、ロートル（老頭児）からは「青二才」呼ばわり。いわせておけばいい。　でも、金八先生というドラマ、僕はあれがあまり好きではない、なぜならいつも涙、涙なのだ。個人の不幸のレベルで話がお仕舞い。涙はカタルシス。それ以上にいかない、いけない。　数学の授業をするんだって。なにが嫌いだったといて、中学高校の授業で、漢文、古文、音楽、図工、数学の授業ほど嫌いだったものはない。それらの授業の成績も初めは悪かった。あとでは良くなったよ。何故？　つまらないことだが、数学とは、少なくとも受験勉強の数学とは、記憶力の問題と分かったからだ。これほど数学を馬鹿にした話はない。しかし、予想される問題の解を覚えてしまえばよかった。はじめ、「零（セロ）の発見」、古典だね今や、それを読んで数学とは面白い筈なんだと暗示をかけたけどだめだった。自分で努力して考えれば考えるほど自信を失った。到達したのは、理由はわからないけれど、機械的に答えをだせばいい、それは記憶力だと数学が良く出来る仲間をみて悟ったからに違いない。教師は何も教えてくれなかった。彼等の名前すら覚えていない。　しかし、数学も古文も漢文も音楽も図工（芸術）も面白いんだ。もし、漢文の先生が青山鉄槍の蕉翁逸事かなんかを読んで、面白い話だね、しかしこれは、中国語（中文）にはなっていない、漢文は結局中国語なんだ、そして唐詩選の李白でも杜甫でも中国語で読んでくれて、いいなぁ、感激だね、レ点や返り点なんか忘れてしまえ、といってくれていたら、どれだけ漢文が好きになったかしれない。ぼくは未だに返り点で読む漢文を理解できない。フランス語に中国語から訳してしまった方がわかりがいい。高島俊男さんにでも習っていたらと思う。　もし数学の先生が、何度も落第した男ガロワが女友達のことで決闘をした挙句死んでしまったことを話してくれていたら、僕も大学受験失敗をおそれなかったろう。デカルトが朝寝坊でとても午前中の授業に出られなかったことを語ってくれていたら、怠け者の僕にも数学をまともに勉強する希望があったかもしれない。数学の美しさに先生自信が感激して見せてくれていたら、そんな華麗な世界をみたいと思ったろう。　しかし、これは僕の所為で先生に帰することではない。その通りだ。要は楽しい授業、未知の世界に迷い込む冒険の楽しさを数学は示してくれる筈なのだ。生徒と一緒にその世界に分け入ることができる、その時間を、その絆を味わって欲しい。　聖人に、権威になってはいけない。酒も飲めば酔って放歌し駅のベンチで寝てしまうことがある。失恋もして自棄になることもある。結婚しないで同棲したっていい。そう、モラルを語って欲しくないのだ。モラルを語る先生ほど嫌いなものはない。　漱石の「心」にでてくるような先生は暗くていけない。やっぱり、Le cercle des poetes disparus (Dead poets society) だなぁ。Keating先生。「Carpe Diem」(Vis l'instent present、今を生きよ）。生徒のお父さん、お母さん連中からは総スカンをくうだろうな。　ま、僕が云うほどのことはない。KU君なら先刻承知のことに違いない。　Carpe diem quam minimum credula postero. 　バグダッドが陥落し、平和NPOが沈黙している。どのメイリングリストも静かになってしまった。暫くしたら、援助と騒ぐだろう。しかし、イラクは産油国、原資がある国である。富の還元がなされれば、多くの国民が物質的には豊かになれる。無償援助などいらない。しかし、サダムは借金をしている。そのツケを払って行かねばならない。産油国という産油国が首が廻らぬほど借金を「させられた」。果たして「開放」後、自治を回復したとしてどこまで民主化できるか、国民にあらゆる自由が享受されるだろうか疑わしい。そこに真の援助が必要なのである。　フランスのジャーナリストは、バグダッド市民が旧体制の施設からの略奪、これをミザサック mise a sacとかピヤージュ pillageと表現していたが、いかにも野蛮な行為として報道していた。日本でも同様であろう。しかし、火事場泥棒なんて何処にでもあることだ。国連による経済封鎖下で、長いこと民衆は苦しめられてきたのだ。特権階級は、そんな民衆など何処吹く風であった。僕だって、バグダッドに住んでいたらPillage（略奪）に加担していたかもしれない。あらゆる戦争に略奪はつき物である。アルジェリア戦争で、サイゴン陥落で、フランス革命で、日本軍敗走の満州で。映画「アラビアのロレンス」では、沙漠を渡ってアカバに攻め入ったベドウィンのシーンがあった。まさに略奪の限りをつくした。　秩序をいうなら、軍事的占領を完成させつつある米軍が担わなければならない。米軍は見てみぬ振りをしている。極めてイラク人にとって不名誉 deshonorantなことを報道させている。無責任な占領である。開戦が無責任なら占領も無責任である。早急に米軍は秩序回復に努めよ。しかし、このイラク人を無視した行動はさらに化粧をして続くであろう。国連が経済制裁を解除しても、石油の利権は米大資本の手に渡るだけだ。ぼくたちは益々、FMI/BM (IMF/WB)や OMC (WTO)を、そしてONU（UN / 国連）をも監視していかなければならない。勿論日本政府の援助の仕方についても。　「開放」と書いたが、他国に開放された国が自らの決定を民主的に出来るわけがない。「開放」はどれほど時間がかかっても自分で行わなければ根についた民主主義は育たない。良い例が日本である。民主憲法というが、与えられた憲法は条文こそ全く変わらないが、くるくると解釈がかわり、時の政権が都合のよい解釈を引き出してきた。敗戦による「開放」の尾を引いている。それでも9条があるからまだ抑止力があるのだ、軍事国家にならないのだというが果たしてそうだろうか。　民主主義はひとつの体制である。この体制こそが「人権」をもっとも尊重する体制であると考えられている。全く異議がないようだが、実は問題がある。僕の先生である樋口陽一さんが、去年日本學士院紀要第57巻第2号（2002年12月9日）で「Human Rightsとdroits de l'hommeの含意をめぐって、ー　広義の人権と狭義の「人」権　ー」なる文章を書いた。この短い十数ページの論文をできれば今週中に僕のホーム・ページに載せたいと思う。本人の了解はあとでとりつける予定。　要は、本誌創刊号で山本芳幸氏に反対声明を書いているが、山本氏のいうアフガンにはアフガンの文化があり、西欧の民主主義、男女平等が必ずしもアフガンで実現されなくても良いという考え、これが、いわば広義の人権擁護の立場である。今、調べていたら山本氏の際とが移転していたので、次に新たにあげる。 http://www.i-nexus.org/gazette/kabul/　特にその内のカブール・ノート http://www.i-nexus.org/gazette/kabul/kabul.html この種の考え方を、僕は創刊号だけでなく、何回か本誌で警告してきたけれども、どうも日本やフランスの法学者の間で、西欧側からの反省として人権の意味を広げながら受け入れようとしているらしいのである。対して、フランス人権宣言に現れた人権の意味に女性の権利やマイノリティーの権利を加えてもなお厳しいしかし汎人類的人権を主張しているのが樋口さんであると思う。樋口さんとは時折意見が合わないが、こと人権に関してはほぼ賛成である。凡そ「疲れる」ほど人権が日本に根付いているとはとても思えないからである。僕は山本氏の考えを危険であると書いた。僕は意見を変えない。　当初はテキスト文書ではなくイメージ（スキャンした画像ファイル）でUPするけれども、是非読んでいただきたい。極めて短いが樋口さん自身がまとめたランス語版もUPする。 http://members.tripod.co.jp/davidyt/droithumainfr1 　東京都知事選挙。僕は樋口恵子さんに投票したが、予想通り石原が、しかし、圧倒的多数で当選した。石原の国の政治に対する対決姿勢、良くも悪しくも歯切れの良さ、いってみればカッコ良さが人気を呼んだのであろう。それにしても、「今まで以上に過激に」するのは結構として、何を過激にするかがこのオジサンの問題なのだがなぁ。これから、税制、カジノ、新銀行、ディーゼル車公害に加えて何が飛び出すか表裏のある人だから大いに監視の目を向けて行かなければならない。　一方神奈川県知事松沢さん、若いこともいいが横浜市と合わせて石原に適切な批判勢力になればいい。。政策をはっきりかかげ、それを選挙民との契約であるとする松沢さんの主張は正しい。松下政経塾というのはいわばネオリベラリスム（新自由主義）、節操がないこともあるので神奈川県民はしっかりチェックすることが期待される。　いずれにせよ、皆さん、政党離れ、無所属無党派というけれど、これが一概には信じられない。お金の出所がはっきりしないからである。また、具体的な政策実行の際に議会とどう折り合いをつけるか、議会は極めて遅れた利権構造のところが多いのだから、下手な妥協がされれば契約違反ということになる。　しかし、石原に投票した都民、嫌になっちゃうな。300万票だって。　投票に行った時に不思議に思ったのは、筆記具である。鉛筆が置いてあった。何故なのだろう。鉛筆では消しゴムで消すことが出来る。投票所にいた立会人に訊いても答えは得られなかった。投票するボックスにカーテンもない。不思議だ。無記名秘密投票という意味が全然わかっていないのではないか。「だって誰も投票を覗く人はいませんよ、字を消す人はいません」、善人ばかりの国なんだ、日本は。へぇー、そうですか。＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝発行者：田邊　好美（ヨシハル）　　　　〒　157-0073　東京都世田谷区 e-mail: davidyt@m2.ffn.ne.jp 郵便振替口座　名称　HEBDOFRANCE　番号　00110-2-314176 成城学園前郵便局当ＭＭのホーム・ページは http://members.tripod.co.jp/davidyt/hebdofrance.index.html 次ぎの２サイトをミラーとします。 http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ryunosuke/9981/ http://davidyt.infoseek.livedoor.com/hebdofrance.index.html ここからＭＭ発行所にリンクし、解除手続きができます。解除は各人が購読を申し込んだ発行所、まぐまぐ、Pubzine等から行ってください。eGroupを除いては僕が管理人ではないため、解除手続きが出来ません。悪しからずご了承お願いいたします。過去ログ(archive)も上記ホーム・ページで全てご覧になることができます。＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

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