メルマガ:週刊フランスのWEB
タイトル:hebdofrance 24032003  2003/03/24


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                              Davide Yoshi TANABE
                                 vous presente

              ≪週刊フランスのWEB≫
                    第164号
                                          Tokio, le 24 mars 2003

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Index (目次)
        1.アリ・ババ
        2.バグダッド
        3.メゾポタミア
        4.シャンソン ピアフ
        5.忘れられたフランス人 パパン「蒸気船の発明」
        6.あとがき

フランス語のサイトの文字化けは
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1.Ali Baba
  http://expositions.bnf.fr/contes/grand/006.htm

 アリババの物語は皆知っているだろう。僕も小さい時に父から何回となく聞かされ
た。しかし、子供の頃に聞いた話は、物語をはしょっていて確か「開け、ゴマ
Sesame, ouvre-toi」といって洞窟に隠されていた盗賊の宝物を発見してお金持ちに
なるというところで終わっていたような気がする。

 「アリババと40人の盗賊 Ali Baba et les quarante voleurs」は例の「千夜一夜
物語 Les Mille et une nuits」の中にある。10世紀から12世紀にかけて作られた民
話集である。ペルシャ(イラン)やバグダッド、エジプトで語られた民話である。フ
ランスでこれが翻訳されたのは18世紀初頭1704年ガランAntoine Gallandによる。童
話としてではない。ペルシャ王シャリヤールShahriyarに新妻シェエラザード
Sheherazadeが語った物語という形式をとっている。アリババ、アラジンAladin(la
lampe merveilleuse)、シンドバッドSindbadなどの登場人物はつとに有名であろう。
http://perso.wanadoo.fr/biographies-litteraires/oeuvres/MILNUITS.htm

 アリババの物語は、金持ちで嫉妬深い兄との確執(かくしゅう)、奴隷の少女ミュ
ルジャーヌMurjaneの機転、その少女とアリババの息子との結婚等々ヴァラエティー
に富んだ話のようである。映画、芝居、ミュージカルになり、その度に脚色され様々
なヴァージョンが出来ている。シャンソンでは去年亡くなったお祭り騒ぎが大好きな
歌手ベジューBezuがアリババを歌っている。そのサワリを次のサイトで聞くことが出
来る。
http://kitchland.free.fr/extraits/bezubaba.htm

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2.Bagdad
  http://marcogee.free.fr/archeo/pile.html

 バグダッド・カフェというPercy Adlon監督のドイツ映画があった。それはカフェ
の名前であってしかもアメリカの沙漠での一風変わったストーリーであった。イラク
のバグダッドとどう関連があるのかは知らない。
 http://www.mk2.com/bagdad/home3.html

 バグダッド、千夜一夜物語の当時のバグダッドは中世の大都会であった。人口150万
人を数えたというからパリ、ロンドン、京都よりも大きかったのだ。12世紀から16世
紀までのことである。そしてオトマントルコから20世紀まで、まるで忘れ去られた都
市になった。それが現在500万人の都市に再びなったのだから、沙漠の民の都市集中
化は、恐ろしい勢いでここ70年くらいの間になされたということになる。同じ傾向が
サウジアラビアなど他の沙漠の国々でも言えるようで、バグダッドにはチグリス川
Le Tigreやユーフラテス川L'Euphrateが流れているいわゆるメソポタミア地域にある
ものの、単に水の問題だけでなく多くの都市問題を抱えているに違いない。

 ところでサイトは爆弾の図ではない。なんと千夜一夜の時代をさらに遡ること1000
年以上前、紀元前250年の時代に電池があったといのである。鉛バッテリーについて
はその発明者プランテについて本誌161号(2003年3月3日)で書いたばかりである。
電気について当時どの様に考えたかは解らないけれども、電気を起こす、乃至電気を
貯めることを既に実現していたことは驚異である。この電池を「バグダッドの電池」
と呼ぶ。現代の科学者が電解液として葡萄ジュースで実験してみて、確かに0.5から
1.5ボルトの出来を得たという。さらにサイトでは他の遺跡で銀めっきされた銅を発
見したが、それはさらに2000年、現代から4500年以上前のものだという。当時、電池
を使う懐中電灯もラジオもないはずだから、銅を銀鍍金(めっき)して、銅を銀の値
段で誤魔化して売った(arnaquer)のではないかと想像している。しかし、この想
像、どうも納得できない。ともかく、不思議なことである。またどうしてこうした技
術が途中で消え去ってしまって、継承されなかったのだろうか、ということも不思議
極まりない。古代にあってはやはりそれがひとつの魔術師の仕業であって科学ではな
かったからなのだろうか。地震や戦争が間にあって継承できなかったのだろうか。

 先週来、空爆されているバグダッドだが、多少頭を冷やしたいと考えて戦争ではな
いテーマを挙げてみた。

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3.Mesopotamie
  http://www.louvre.fr/francais/collec/ao/meso.htm

 上で「バグダッドの電池」に触れた。サイトはルーヴル博物館のメソポタミア室で
ある。ルーヴルの展示品の大部分は外国から来たものである。この展示室はメゾポタ
ミアと小アジアの遺跡から発掘されたもの。
 「ラルサの礼拝者L'adorant de Larsa」をクリックしてみて欲しい。バビロニア
Babylonieの王ハムラビその人ではないかといわれている跪く人の像である。紀元前
18世紀に青銅と金と銀でこんな像が出来たのである。粘土で出来た埴輪(はにわ)は
5世紀から6世紀。神武天皇なんてのがいたとして2600年とかそこらの歴史しかない。

 この文明を分かり易く説明してくれているのが国立図書館BNFのページにあった。
http://classes.bnf.fr/dossitsm/mesopota.htm
人類が文字を発明したのが、この地メゾポタミアなのだ。エジプトの象形文字
hieroglypheが紀元前2500年、メゾポタミアの楔形(せっけい)文字は5500年前(紀
元前3500年)といわれている。

 item1.2.3で書いてきたような歴史を一度振りかえってみることは、意味のないこ
とでもあるまい。これらは人類共通の財産なのである。戦争の歴史もある。今、僕が
調べている17世紀に遅れてやって来たフランス人宣教師クルテGuillaume Courtetの
ほんの少し前の時代は宗教戦争が荒れていた時代であった。プロテスタントとカト
リックが長い長い戦争をしていた時代であった。なにも20世紀だけが戦争の時代では
なかった。我々は1000万年前から戦争をしてきたのだろう。フランス革命だって、何
回も書くように血塗られた革命だった。

 今、メソポタミアの地を進軍している兵隊達よ、それを眺めている我々よ、その地
に偉大な文明があったのだ。メゾポタミアの英雄ジルガメッシュの叙事詩L'epope de
Gilgameshを詠おう。
http://yves.frisch.free.fr/gilgamesh.html

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4.Edith Piaf
  Emporte-moi
    Paroles: Jacques Plante. Musique: Francis Lai  1962


A Paris, la nuit, Pigalle s'illumine.
Les clients des bars ont des mauvaises mines.
Sous les lampes crues,
Les sourires se fardent.
Dans un coin, eperdus,
Deux amants se regardent.

パリの夜、 ピガールにネオンが灯る バーの客たちの顔色はさえない けばけばし
いランプのもとでは 笑いが厚化粧をする 街角で 熱い 恋人たちがみつめあう 
Emporte-moi bien loin, bien loin d'ici.
Emporte-moi la-bas, dans ton pays.
Arrache-moi de ce monde ou je vis.
Emporte-moi bien loin, bien loin d'ici...

遠くに どこか遠くにわたしを連れて行って つれていって頂戴 あそこに あなた
のお国に わたしのいるこの世界から 引っこ抜いて 遠くに どこか遠くに連れて
行って

A Paris, la nuit, les coeurs vieillissent vite.
Sur le seuil des bars, des levres vous invitent.
Sous les lampes crues,
Des souvenirs grimacent.
Dans un coin, eperdus
Nos deux amants s'enlacent.

パリの夜 心が老ける バーの入り口で 唇があなたを招く けばけばしいランプの
もとでは 思い出がしかめ面をする 街角で 熱い 恋人たちが抱き合う

Emporte-moi bien loin, bien loin d'ici.
Emporte-moi la-bas, dans ton pays.
Arrache-moi de ce monde ou je vis.
Emporte-moi bien loin, bien loin d'ici...

遠くに どこか遠くにわたしを連れて行って つれていって頂戴 あそこに あなた
のお国に わたしのいるこの世界から 引っこ抜いて 遠くに どこか遠くに連れて
行って

Au petit matin, le ciel devient tout rose.
Le quartier s'eteint, c'est l'heure ou l'on arrose.
Au dernier bistrot,
Le patron fait la gueule.
Une femme au bar chantonne toute seule.

あけぼの そらは薔薇色に染まる 街は消え去る 鑓水(やりみず)のとき 最後の
飲み屋で 亭主が不満顔 カウンターで女が一人歌を口ずさむ

La-la-la...
Emporte-moi bien loin, bien loin d'ici...

ラララ、、、遠くに どこか遠くにわたしを連れて行って、、、

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5.忘れられたフランス人
  Denis Papin 1647 - 1714
  http://www.ledenispapin.com/home.htm

 パパンは蒸気船を発明したフランス人である。1626年、師ガリレオに異を唱えてト
リチェチェルリToricecelliは大気圧を発見した。それから21年後パパンが生まれて
いる。Angers大学では医学を学んだが、当代の天文学者にして物理学者であるオラン
ダ人ユイジャンChristian Huygens(1629-1695、業績は数え切れないほどあるよう
で、土星の輪の発見、パスカルとの確率論研究、螺旋バネの発明、遠心力の定義
等々)のところで研究をするために物理なども修めたらしい。真空とか気圧に早くか
ら関心を抱いていたようだが、実験には失敗に失敗を重ねていたようだ。宗教的には
熱心なプロテスタントだったので、当時のパリでは精神的にむず化しかったので、ロ
ンドン、ドイツなどを拠点にしている。

 サイトはペパン協会Les Amis de Pepinのもので、今、2006年を目途にペパン記念
館、館というよりロワール川のほとり(ブロワBloois)にペパンの蒸気船を浮かべよ
うという計画を進めている。この当たりは河口ナントNantesにかなり近くなってお
り、川幅も相当広くなっている。1830年から1850年にかけてロワール川には蒸気船が
航行していたが、鉄道が出来たために廃止になったそうである。いずれにせよ、パパ
ンが蒸気船を発明してから実用化されるまでに100年以上が経過したわけである。

 幕末浦賀に黒船が来たわけだが、その黒船、蒸気船のもとをたどれば17世紀末のパ
パンの発明にたどり着くのである。17世紀の初め仙台藩の支倉常長がメキシコに渡っ
た船、サン・ファン・バウティスタ号San Juan Bautistaは日本で作られた最新の外
航船であった。江戸幕府も伊達政宗ほどに開かれていれば、幕末になって咸臨丸をオ
ランダから買うこともなく自分で作れていたろう。

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6.あとがき

 鴎外の「渋江抽斎(しぶえちゅうさい)」を読んだ。作者が殆ど無名の医者抽斎に
興味を抱いた経緯が説明されているが、僕は境遇が似ているとは思わない。
鴎外は医者であったけれども、軍人であったし、なにより小説家であった。文化人、
教養人として一流であり、名声も生きている間に得た。抽斎は鴎外が書かなければと
うに忘れ去られていたであろう。
しかし、鴎外の文章は素晴らしい。簡潔無比である。鴎外は谷崎ほどにもフランスで
知られていない。若い作家たち、村上龍や田中康夫ほどにも紹介されていない。翻訳
が難しい筈はない。非常に論理的文章なのだから。問題は鴎外の豊富な日本語につい
ていける翻訳者がいないということだろう。右から左に安易に訳せないから翻訳に時
間がかかる。それでは商売にならない。だが、もっと研究されてよい作家であること
は間違いない。

「渋谷抽斎」を読んでいると、江戸時代というのがいかに文化的に高い水準を誇って
いたかがわかる。また社会が意外とフレクシーブルであったことに驚くであろう。建
前を重んじるのは馬鹿らしいのだが、方便がいろいろとあってかなりの自由がきくの
である。たとえば養子の制度である。商人や農家の子供を武士が養子に取るときに、
適当な武士の家の息子ということにして届出を主家に出す。婚姻の時も同様である。
主家はそれがインチキであると知っていても、目をつぶるのである。驚くべき建前主
義。しかし、それが機能していた。それは硬直した身分制にたいする方便である。上
記item5で江戸期の科学技術の遅れに言及したが、一方で独自の、場合によっては偏
狭であったが独自の文化が花開いたことも確かであった。
 また、鴎外はドイツ留学生であったにも拘わらず、文章の途中にフランス語がよく
出てくる。フランスにおけるラテン語のように文章中に挿(はさ)まれるのである。
この抽斎伝記は、新聞小説だから読者がすべてカタカナのフランス語を解したとはと
ても考えられない。文章のリズムには合うのだが鴎外の意図は謎である。

 日本に最初に来たフランス人Guillaume Courtetについてその時代を知るために当
時のことを調べている。本誌で述べたクルテ協会にもメイルを出したが、日本の資料
として「ペドロ岐部」(松永伍一著)を、遠藤周作の「銃と十字架」と並行して読ん
だ。松永氏の本は原典に当たらず、想像が貧弱である。とても時間をかけて調べたと
は思えない。TVの取材に同行して印象を語られては適わない。宗教戦争があった16世
紀/17世紀が、また一方でルネッサンスの時代であったことを全くわかっていない。
ペドロ岐部を英雄視するのはいいが、贔屓の引き倒しである。
 遠藤周作の方は、クリスチャンらしくペドロ岐部の信仰に入りこむが、「沈黙」の
ような切れはない。もっと小説として自由に想像力を膨らませても良かったのではな
いか。
 昨日クルテ協会から幾つかの資料が届いた。貧しい僕なので全て無料にしてくれ
た。ありがたいことである。

 米大統領、副大統領、大統領夫人及び小泉首相にイラク戦争について短い抗議文を
送った。アメリカは、勿論自動であるが、次のような受領メイルを送ってきた。
「Thank you for emailing President Bush.  Your ideas and comments are very
important to him.
For up-to-date information about the President and his policies, please
check the White House web site at  www.whitehouse.gov.
Unfortunately, because of the large volume of email received, the President
cannot personally respond to each message.  However, the White House staff
considers and reports citizen ideas and concerns.
Again, thank you for your email.  Your interest in the work of President
Bush and his administration is appreciated.
Sincerely,
The White House Office of E-Correspondence」
 日本の首相からは何もない。以前、東京都知事に抗議文を書いたときも同じだっ
た。効果として抗議文が実効性があるかどうかはわからない。ホワイトハウスの返事
も儀礼的なものに過ぎない。しかし、抗議なりメッセージを受取る側が、送り手を無
視していませんよという姿勢は流石アメリカである。そういう態勢ができているとい
うことである。勿論だからといってこちらの態度が変わるわけではないが。

 21日金曜日、第24回湘南科学史懇話会に出席した。本誌読者の方が見えられた。期
待した会合ではなかったかも知れない。この日招かれた川崎哲(あきら)氏のbonne
volonteは疑いようもないが、これで「商売」になるならtant mieux(良かったね)
である。同氏のメイルマガジン「週刊イラQ」http://nowariraq.jca.apc.org/ は有
料である。eGroupから出しているので、僕もsubscribe/souscrireしたが、僕は払え
ないから無料期間を過ぎたら配信を停止されるだろう。それでよい。このMMに新鮮な
情報は、少なくとも僕にはあまりないように感じた。
 同氏がNPOの「市場marche'」として若者をターゲットにしており、若者はculture
に支払う用意があるのだそうである。職業としてのNPOを僕は否定しない。全てが
ヴォランティアvolontaireではない。生活していかなければならない。しかしながら
商品としてMMを考えることは、僕にとっては、フランス語の教授で考えたけれども、
現在まで成功していない。まぐまぐからは断られた。本誌を有料にしてしまおうかと
も考えている。現在2700名以上の読者がいる。月間3000円として出せば僕はお金持ち
grand bourgeoisになる。10%の方々が有料で残ったとしても僕の日常の生活には充
分である。カンパという形でお願いして、今まで浄財をいただいたのは数えるほどの
有志の方のみである。しかし、僕は有料にしたくない。有料にすれば自由を奪われる
気がするからである。僕は読者に参加して欲しいのである。だからカンパ、この言葉
はcampagneからきているのだろうが、フランス語ではaide、quete、donなどという、
英語でヘルプなのだろうか、いずれにせよこの形でいきたい。そして本来はdonだけ
で活動を維持して行きたい。

 日本のNPOを見る時、その財政的基盤が極めて弱いことは既に書いた。国際協力関
連のNPOには外務省の金が入っている。地方自治体の金が入っていることもある。企
業が金を出している場合も多い。フランスの場合この比率が日本と逆で、スポーツク
ラブなどを除けば、各種アソシアシオンはメンバーの参加費である。T-シャツやバッ
ジ、機関紙の売上も貢献するが、基本はメンバー費である。Attac FranceやMSFの例
が普通なのである。日本のAttac Japonをはじめ、もしメンバー費だけなら明日解散
であろう。会計は見えなようになっている。ピースボートでも同様。これでは、結局
広範囲な人々の認知を獲得できないのではないか。いつまでも仲間内だけのサークル
にしかならない。インターネット時代、年齢、性、地域、職業の壁を越えてなんとか
NPO活動を自立させたいものである。

 土曜日明治大学でパレスティナ連帯の会合があった。Leila Khaledさんがくるとい
うので行ったのだが、イラク戦争が始まってしまい、彼女は急遽シリアのアンマンに
帰国してしまった。Khaledさんはパレスティナの闘士である。男性優位のイスラム社
会で女性が政治活動をするのが特異であるから、僕は出かけて行ったのである。パキ
スタンにはブットがいたけれども、イスラムの一般の女性は隣国タリバン政権下とい
まも変わらないはずだからである。videoが写されたが直接話が出来ないのでは意味
がない。ところで、その会合は、元全学連とか、いやもっと世代の上の大先輩たちが
多く来ていた。しかし、どうも違和感がある。とてもついていけない。せせこましい
のである。職業革命家たちというのだろうか、結局のところパレスティナも「飯の
種」に過ぎないのじゃないかと思われる。自画自賛、自己満足集団。あれでは何回パ
レスティナに行っても、バグダッドに行っても同じことだ。行く前から結論が出てい
るのだから。会話、対話、ディスカッションなど存在しない世界なのだ。
dialectique(弁証)は期待すべくもない。それに第一、カッコイイ奴が一人もいな
いのだ。

 東京都知事選挙戦に評論家の樋口恵子が出るんだって! 石原か樋口? 選択がな
いなぁ。同じ樋口恵子でも一昨年参議院議員選挙で落選した町田の樋口恵子さんに出
て欲しいね。知名度だけなら、tokioとかsmapの何とか君に出てもらえばいいんじゃ
ないか。けっこういい知事になれるんじゃないかな。

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