メルマガ:【吉永真治 詩集】
タイトル:【吉永真治 詩集】No.127  2003/09/12


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  吉 永  真 治   詩 集        NO.127
                      2003/09/12
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 それでは、第127回目の詩を紹介致します。今回は、
『People's Song』という詩です。では、どうぞ・・・。

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『People's Song』               詩No.127


世紀末 人々は不安に陥り
様々な物語を生み出す

社会に出て 組織にはめ込まれた人は
毎日毎日 仕事に追われ
たまの休日 付き合いで潰れ
家族のために 家族に会えず
今日も一人で 社内で コンビニディナー
素敵な家族サービス
結構もらってるくせに
まだ働かされて 感謝もされず
お人好しでいい子ちゃん

人と同じは嫌だといって ノータイ決め込む人は
舞台にバイトに 汗流し働き
それでも生活できなきゃ 夢は追えない
個性を求めて 個性が消えて
今日もジーンズで 着る服考えてる
一流の役者演じてる
才能ないのも分かってるくせに
それでも夢に見られて 就職できず
頑固者で わからず屋さん

そういや君は 何やってるの?
恋愛にうつつを抜かして すきっ歯もすっかり抜かして
すっからかんの脳ミソすかして
ケツ振り歩く
夢はあんのか?
海にもぐって 布団にもぐって
胸もあらわに
たちの悪い かわい娘ちゃん

そんな僕は一体
この先何を見つめればいいんだろう
世紀末をぶっとばして
突き抜ける大きな動力源を
スペースシャトルの打ち上げ前には
必死で探す
頑張って生きてく



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≪≪ あとがき ≫≫
 さてさて、今回の詩はいかがでしたか?楽しんでいただけましたでしょうか?
 それでは、また次回もお楽しみにお願いします。次回は、
『二人の世界』という詩です。お楽しみに・・・。

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  吉 永  真 治   詩 集        NO.127
                      2003/09/12
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