メルマガ:レロライ〜名古屋サルサ通信〜
タイトル:レロライ〜名古屋サルサ通信〜 #0030 03/02/02  2003/02/04


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レロライ〜名古屋サルサ通信〜 #0030 Feb 2, 2003
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レロライ30号 です。
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寒い日が続きますが、皆さんお元気ですか?
さて、
今年は実はレロライ倶楽部が東海サルサ振興会として発足してから20周年。
名古屋のサルサの20周年でもあります。
今回からレロライ〜名古屋サルサ通信〜では、しばらくレロライ倶楽部が発足
80年代当時発行していた紙媒体の「レロライ」に掲載された記事を少しづつ掲
載していきます。

基本的に私が収集した情報でお送りしています。何か情報がありましたら、
お気軽に下記までご連絡下さい。

lelolai@ne.nu

発行ペース:隔週ぐらいが目標なんですけど、ほんとは...^^;)

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目次
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記念連載開始
> 復刻レロライ!
> Conjunto Domesticoライブの予定
> その他サルサライブイベント
> Pick-it-Up!

連載11回
> ドメスティコの1曲
> サルサ用語
> ホームページ更新内容

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復刻版!レロライ
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Vol.1 1983.9.9発行から

[巻頭]Fusion Rockの中のSALSA by Hide

Guiroならぬひょうたんからコマで、倶楽部ができてしまって、そのうえ会報(
?)まで出るという。さらにはSen~oritaも新しく参加とのうわさもあるし、ほと
んどメレンゲ調に事が進んでしまったので、原因の当人はあっけにとられるや
ら、うれしいやら、まずはおめでたい!

今年(83年)の夏は、例年に比べて多少Musica Latinaは盛り上がったようだが、
SambaのPower(a)、Regae浸透の仕方に比べ、Salsaの方はやはり今イチのカンが
ある。まぁ、夏だけの音楽ではないのだが...。

やはりこれは国内盤で、いま手に入るSalsaのレコードはDelSolの2枚(b)と、つ
いこの前でたMachitoのグラミー賞アルバムだけという状況に原因があるのでは
ないだろうか。
Salsaといっても<ふつーの音楽ファン>にとっては、やはり耳にするチャンス
が少なすぎる。だから何がSalsaかわかろうはずもなく、したがって「Sambaみ
たいなもの」ぐらいの認識がせいぜい。
少し興味を持っても、いざ聴いてみようにも国内盤は少なく、手に入りにくい。
輸入盤もあるところに、あるときにしかない。で、結局わからずじまい。

そこで今回は、そんなあなたのために?Salsa入門編として、フュージョン、ロ
ックの国内盤で手に入るSalsa Musician以外の演ったSalsaを紹介したい。ただ
し、これから挙げるものは、あくまで私の趣味と判断によるもので「あんなの
Salsaじゃない」と言われても、私はしらないよ〜〜〜〜〜。

まずロック編。ロックでラテンと言えば何といってもSantanaである(いわゆる
ファンカラティーナは除外する)。
かの有名なTito Puente(ティト・プエンテ)の「Oye Como Va」「Para Los Rum
beros」あるいは「Guajira」などはRoots Salsaというべきサウンドだが、もろ
Salsaの曲が2曲ある。「Gitano」「Maria Caracoles」で特に「Gitano」はブラ
スなしだが、Armando Perazaおじさん(c)のしぶいCantaがいい。「Maria Cara
coles」(d)はブラスが快ちいい曲。
他にもSon Montunoの「Dance Sisiter Dance」などや、メレンゲをソウル風に
仕上げた「Let Me」なんかがある。
ロックでは他に、まったく無名でまだ存在しているかどうかさえあやしいが名
古屋のELLに出ていたといわれる”ちょんわかん”(e)の「アリバイ」がレゲエ
が少し入るものの、いい感じでせまっている。
いわゆるファンカラティーナはただのディスコミュージックだと私は思ってい
るが、参考までにUK(f)のModern Romanceなど聴かれると良かろう。
さて、フュージョン編。
Clare Fisher(g)という人が「Salsa Picante」というアルバムを出しえいる。
リズム隊はAlex Acun~aを中心になかなかよいが、それにのっかるClareのPian
o、Guitar、FluteがJazzをやっていていあまり気持ちよくない。
本多俊之バーニング・ウェイブの「Coconuts Clash」途中に4ビートとSambaが
まじるが決めといいMontunoのつくりといいなかなか。特にPerc一人でOverDub
.している帆足哲郎が出色である。
次にネイティブ・サンの「Shining」。パーカッションはドラムスのみだがベー
スとピアノがゴキゲン。ドラムスが早めの4ビートっぽくハイハットを踏んでい
るのがめずらしい。
「むきゃあしげはる」(h)くんのOrisaも1曲ほどあったようだが、曲名を忘れた。
宮野弘樹のアルバムにも正体不明のSalsaタッチの曲があるらしい。

さて、いよいよ松岡大先生。この人の曲はいかにもそれ風のSalsa Touchの曲で、
それでいてしっかりオリジナリティを持っている。Salsaがどうのというより、
もう独自のお松岡ミュージックを作りあげてしまっているが、そんな松岡さん
の曲の中では「A Season of Love」「Take 6・4・5」「Que Pasa Amigo」「Oy
e Baila Mi Son」「Noche Corriendo」、松岡Gの「Evening Calm」あたりはSa
lsaの匂いが強い。「One Last Farewell」にはSalsa Versionがあるが・・・S
alsa Touchは強いのだが、これはもう松岡ミュージックの代表作と言ったほう
がいいだろう。
さて最後に、これらの曲を聴くときのエチケットとして、必ずクラーベのリズ
ムを感じていただくことをおすすめしよう。またそれでも今イチ乗れない方は
ベースを聞くのが一番よいと思う。


[巻末]報告!第1回サルサパーティ盛況!

8月7日 PM5:30〜8:30 スナック ウキウキにて

第一部/特集:サルサのバンドスタイル

コンフント −Ismael Rivera "Esto Si Es Lo Mio"
オルケスタ −Tito Puente "Ce Magnifique"
ソノーラ  −Celia, Johny and Pete
トロンバンガ−Dimension Latina 78 "780 Kilos De Salsa"
チャランガ −Jose Fajardo "Selecciones Clasicas"

第二部/小栗正幸パーカッション・デモンストレーション
   早く”小栗正幸 イ・ス・コンフント・レロライ”(i)の演奏とここに書
けるようにしましょうネ。小栗さん!

第三部/ダンスタイム(j)

Machito "Fire Works"
Sonora Poncen~a "Determination"
Willie Rosario "The Portrait of a Salsa Man"
Ray Barretto "Giant Force"
オムニバス "Viva La Salsa Hit 14"


*****************入力者註**************************
(a)Sambaのパワー:当時浅草のサンバカーニバルが始まったころで認知度が一
段と高かった。

(b)DelSolの2枚:Rainbow Love と Harajuku Live。当然アナログ盤だけのリリ
ースであったが、のちにレジェンドシリーズとして、ボーナストラック付きで
CD化されている。

(c)Armando Perazaおじさん:キューバ人でMongoSantamariaのバンドをはじめ
Jazzよりの活動が多い、リーダアルバムも出しているベテラン。Santanaも70年
代中盤でBigになると従来のエスコビードファミリーら西海岸のパーカショニス
トだけでなく、LatinJazz畑やSalsa畑からの移動組みも参加するようになった。
Fania All Starsのかの有名なチータでのライブに参加し、のちにLos Kimbosと
いう自己のオルケスタも持ったOrestes Vilatoもその一人である。

(d)Maria Caracores:この曲はモサンビケの創始者であるキューバのページョ
エルアフロカンのナンバーで当然リズムもモサンビケである。サンタナ版はオ
リジナルをほぼ踏襲しながらもこれぞサンタナ!という曲に仕上がっているが、
その昔NHKのヤングミュージックショウで放映されたサンタナのライブ版がもっ
とよい。

(e)ちょんわかん:ヤマハの1981年コンテスト本選のライブの模様を納めたLPに
収録されている名古屋の怪しげなバンド。ELLに出ていたかどうかは定かでない
が、GratefulYuccaに出演していたらしいことを元祖Yuccaママ畔柳さんから伺
った。その後ちょんわかんのパーカッショニスト安っさんとひょんな事から出
会い、ここにも登場する小栗さんと3人でファッションショウのバックでパーカ
ッションを叩くお仕事のあと、セントラルパークでデスカルガした。

(f)UKのModern Romance:正しくはアメリカ西海岸方面のチカーノだった。

(g)Clare Fisher:FusionなどといっているがこれはLatinJazzだったのでJazz
をやってて当たり前だった。

(h)むきゃあしげはる:トロンボーン奏者の向井茂春さん。ずいぶん失礼な呼び
方をしたものだが、当時は名古屋出身の向井さんに敬意を表したつもりだった。


(i)”小栗正幸 イ・ス・コンフント・レロライ”:その当時おそらくは東海地
区で一番のパーカッショニストだった小栗さん。実は刑務所の刑務官だった。
我々はまだまったくど素人だったので、例会で小栗さんに教えてもらいつつの
セッションだった。
(j)ダンスタイム:いまのようにダンス教室があるでもなく、ステップもわから
ず。唯一NYとプエルトリコへ行って踊ってきたという会長のエクトール野口夫
妻をお手本としたものだった。


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Conjunto Domestico出演と主催のライブ予定
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http://www.lelolai.ne.nu/

2月8日にはメンバの結婚披露パーティでちょこっと演奏予定ですが、一般には
しばらく予定がありません。自主ライブとしては充電期間です。
ただし、イベント演奏依頼などございましたら、お気軽にお問合せを!
商店街のイベントに、新年のお祝いに、ご結婚披露宴に、謝恩会の余興に、
ダンスパーティに。
Conjunto Domesticoとご用命ください!
ご用命のご連絡は下記まで。

lelolai@ne.nu
090-1620-9678

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その他サルサライブ・イベント
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冬は、やはりどうしても低調でしょうか?少ないですねぇ。

*****Domingo Salsabor*****
2月2日(土)@ La Habanaの予定
  ・名古屋市中区錦2−6−22   
   ・052−220−3213 


!!!Perto Rican Power Japan Tour !!!
100%生サルサ 
2月7日(金)@ 大須 EMS
Open:19:00- Close:MID
出演:Special Guest:Puerto Rican Power From Perto Rico!!
      http://www.puertoricanpower.com
   ☆訂正:La Nueva Genteの出演はありません。
EMS 名古屋市中区大須3-12-35
 エンターティメント デジタルモールB1F
 052-249-9888

料金:前売\5,000 当日\6,000 w/1d

ベンガミヘンテ&ラヌエバプンタ  プレゼント
インターFM ラジオラティーナ 後援
名古屋公演はRadio-iの後援


問合せ/前売:Espan~a/Jap/マルティン 090-9029-9130
 martinsalsalatinstyle@docomo.ne.jp
Jap/鈴木なおみ 090-9185-0198 naomi-salam@jp-c.ne.jp
Espan~a/COCO 090-4157-8667 
チケットぴあ Pコード719-386
レロライ倶楽部でも取り扱い。ご予約受付。
lelolai@ne.nuまで。

なお、その直後、PRPは浜松へ移動して夜中から出演らしいです。

■2月7日 金 浜松公演 23:00〜5:00
 会場 ビーワン TEL 053-455-1188
 主催 LaNuevaPunta 
  後援 K-MIX
 協力 SalsaConSabor EMPORIO 080-3076-4042
 出演  PuertoRicanPower・SalsaConSabor 他
  チケット 前売¥5000 w1d 当日¥6000w1d チケットぴあ Pコード719-387

PRPの出演はAM2:00頃かららしい。


3/3(月)、2(日) "サルサの日"ジョニーポランコ、レイデラパス
東京は恵比寿303 
かのSalsaHotlineがお届けするサルサの日イベント。今年はジョニーボランコ
さんのライブなのですが、個人的には同行することになってるらしいレイデラ
スの方が気になりますね。


3月14日(金)、15日(土) Nora@BlueNote名古屋
NORA “El favorite son”

■会場:名古屋ブルーノート(名古屋市中区錦3-22-20 マナハウスB2F)
■時間14日:1st 開場18:00/開演19:00,2nd 開場21:00/開演21:30
■時間15日:1st 開場17:00/開演18:00,2nd 開場20:00/開演20:30
(原則入替)
■メンバー:ルイス・バジェ(Tp)/ 扇谷研人(Pf)
      / 岡田治郎(B)/ 鈴木義郎(Dr&Perc.) 
■料金:6,500円 カジュアル3,900円 *1月29日より予約受付開始
■問:名古屋ブルーノートTel;052-961-6311


3月26日(水) ■ROMANTICA/田中倫明@今池・得三
名古屋市千種区今池1-6-8 ブルースタービル2F
★地下鉄「今池」10番出口より、今池交差点を左に曲がり、
2本目を左に入ってすぐの青い建物2Fです。
開演:19:00
料金 前売¥3,500 当日¥4,000
チケット2/1発売 チケぴまたは得三で
メンバ:
[田中倫明(per)Maruse(vil)福村博(tb)
 津村和彦(g)加藤英樹(b)沼沢尚(ds)]
問合せ:得三 052-733-3709


4月18日(金)、19日(土) 熱帯倶楽部@BlueNote名古屋

Carlos菅野 produce 熱帯倶楽部〜spirit of rythm〜

■会場:名古屋ブルーノート(名古屋市中区錦3-22-20 マナハウスB2F)
■時間18日:1st 開場18:00/開演19:00,2nd 開場21:00/開演21:30
■時間19日:1st 開場17:00/開演18:00,2nd 開場20:00/開演20:30
(原則入替)
■メンバー:カルロス菅野Conga/美座良彦Timb/神保彰Ds/森村献pf
      /コモブチキイチロウb/梶原順g/藤陵雅裕asax
      /安則Chaka眞美Vo
■料金:6,500円 カジュアル3,900円
■問:名古屋ブルーノートTel;052-961-6311


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Pick-it-Up!
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今回のピックアップも2月7日EMSのプエルトリカンパワーだぁ。
なんと、本場プエルトリコからPuerto Rican Powerの来日です!!
いよいよ迫ってきましたね。RadioLatinaでもチケットプレゼント付きで紹介さ
れたり、期待が高まってます。
ちょっと訂正
前回はNuevaGente共演とお伝えしましたが、NuevaGenteの出演はないとのこと
です。PRP単独で23時までバリバリにやってくれます。
彼らはその後、そのまま浜松へ移動して夜中からももう一会場こなすとか。
ちなみに浜松会場のオープニングアクトにはわがDomesticoからもお手伝いメン
バが参加の予定です。

その後が川崎、東京。
川崎では、2/8土曜日クラブチッタ。
クラブチッタではDJ ハビエールとサルサ博士DJ OYAMAが回します。
マンボバッシュのダンスパフォーマンスもあり、さらにCDもリリース予定の
ジャパニーズサルサオルケスタ「セントラル」のライブも急遽決定。23:30〜5
:00

オールナイトはちょっと・・・。
と言う方には2/10祝日前の月曜日六本木ルミエルドゥース。
19:00〜23:00 で DJ はハビエール、共演は新舞子サルサフェス2000です
っかりおなじみのプエルトリコサウンドを愛する老舗ロスボラーチョス、マン
ボバッシュのダンスパフォーマンスあり。
さらに後援のラジオラティーナのMCルイスサルトール、リサ、PAPA−Q
も来るとか来ないとか...

PRPを追っかけしてしまうのもまた一興ですか?

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連載!11回目:ドメスティコの1曲!
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<紹介済み>
1.Cantando Vivire
2.Melao De Can~a
3.Soy Antillano
4.Margarita(マルガリータ)
5.Porquete Tengo Que Olvidar(ポルケテ・テンゴ・ケ・オルビダール)
6.Amor Entre Tres(アモール・エントレ・トレス)
7.De Nuevo Soy Feliz(デ・ヌエボ・ソイ・フェリス)
8.El Cuarto De Tula(エル・クアルト・デ・トゥーラ)
9.Can't Take My Eyes Off You(君の瞳に恋してる)
10.Todos Vuelven/Ruben Blades y Seis Del Solar

<未紹介現行レパートリ>
Sonando!/Maraca
Cerly(セロリ)/SMAP
Ven Ven/Eddie Palmieri
Desnudate Mujer/Frankie Ruiz
Maria Cervantes/Maria Cervantes(Tito Puente Version)

<お蔵入りのレパートリ>

Estrellas De Fania/Fania All Stars
Un Amor De La Calle(Bolero)/Hector Lavoe
Tu No Sabes Amar/La Misma Gente
LLuvia(Agua Que Cae Del Ciero)
 /Son 14(Luie Ramirez y Ray De La Paz Version)
Falsedad/Orquesta Tabu
10.Todos Vuelven/Ruben Blades y Seis Del Solar
No Me Paren La Salsa/Ray Baretto
Miente Corazon/Johny Ray
Pablo Pueblo/Ruben Blades
Mucho Mejor/Ruben Blades
No Pierdo Las Esperanzas/Grupo Fascinacion

ドメスティコの古今のレパートリをひとつづつご紹介するこのコーナー。第11

回は現行レパートリとは言いながらほとんどお蔵入りになっているこの曲。
今回は従来のこのコーナに比べてウンチクたっぷりなので、長くなってしまい
ました^^;)

Maria Cervantes/Maria Cervantes(Tito Puente Version)

マリアセルバンテス
この曲を最初に聞いたのはクロコダイルのデルソルのライブでだった。
テーマの後のブレークでそれまで3-2だったクラーベがひっくりかえってモント
ゥーノに突入し、熱いモントゥーノでのパーカッションソロに続いて再びブレ
ークでクラーベが戻ってメロディックなテーマに戻る、そしてエンディング。

いつも楽しみにしていた1曲だった。

その後、Tito PuenteがJazzレーベルのConcodeにPicanteというラテンJazzレー
ベルの設立と共にそこから出した「On BroadWay」というアルバムで華麗なViv
eを披露したバージョンが出た。一般にはこのバージョンが有名で、日本のラテ
ンバンドもホーンセクションのお休みナンバーとして好んで取り上げた。
固定ホーン部隊がいなかったConjunto Domestico初期の重要なレパートリでも
あった。
今は参加頻度の減ってしまったマエストロ水谷ヨシローも好んで弾く曲。

さて、一般にはTitoがonBroadwayで「Maria Cervantes(A Noro Morales)」とし
てクレジットしていることからNoro Morales作と思われているこの曲、実はMa
ria Cervantesその人の作である。

Maria Cervantesは1920年代からキューバで活躍した女性歌手、作曲家で父親は
キューバ近代音楽の父と言われるIgnacio Cervantes。ラジオ出演のパイオニア
でもありRadio Cubanaにも出演。また、その後ニューヨークに渡り1960年代ま
でニューヨーク在住であったらしい。
ある時ラジオ番組のテーマソングを作曲してほしいとの依頼があり、その時に
作ったのがこの曲という。
レコードになったのはNoro Moralesによるものが最初で1960年代初頭のことで
あったらしい。このときにMaria Cervantesというタイトルがつけられている。
ラジオ用に収録された時の演奏もNoro Moralesだったとの説もあるが、定かで
はない。もともとラジオ番組のテーマソングということもあり、そもそもはタ
イトルは無かったのでは、という見方が有力。Noro Moralesのバージョンでは
モントゥーノはついていなかった。

その後、Charlie Palmieriも1975年のAdelante Giganteで取り上げている。
これ以降のバージョンではそれぞれのアレンジによるモントゥーノがついてい
る。
おなじみのTito PuenteバージョンがA Noro Moralesというクレジットになって
いるのは、Titoが元バンマスへ敬意を表してのことに違いない。
デルソルのバージョンはもちろんデルソルオリジナルアレンジとのこと。
この曲のモントゥーノでCoroがあるバージョンは少ないようだが、デルソルバ
ージョンでは熱いパーカッションソロを呼ぶCoroが付けられている。

変わったところでは、あの松岡直也さんがソロピアノで取り上げているが、こ
れが3拍子。もちろんモントゥーノはない。ただ、オリジナルのラジオ番組のテ
ーマは記録がないので分からないがひょっとして実はこの松岡さんのバージョ
ンが一番オリジナルに近かったりして、と思えたりもする。


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サルサ用語
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Tumba
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トゥンバ。
一般にコンガCongaと呼んでいる楽器類を総称して、CubaではTumbadora(トゥ

ンバドーラ)と呼ぶが、中でも太くて音の低いヤツをこう呼ぶ。
ちなみに細い方からQuintoキント、Segundoセグンド、Tres Golpes、Salidorと
呼ぶらしい。
LLamadorというのがTumbaよりさらに太く低いものとして入ることもあるようだ。
Rumba-GuaguancoではこのTumbaが基本となるビートをたたき出している。


取り上げて欲しい言葉とかありましたら、質問下さいね。
でも、ミュージシャンですのでダンス用語はわかりません。
私にも教えてください。


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ホームページ更新内容
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http://www.lelolai.ne.nu

・年賀状掲載終了

こちらからどうぞ。
http://www.lelolai.ne.nu

そうそう、お気づきの方もあるかと思いますが、URLが変わってます。
独自ドメインとりました(といってもURL転送なんで、また広告が増えて申し訳
ないですが)。
ちょっと短くなったので、憶えやすくなったでしょ?

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「レロライ(Lelolai)」はその昔、1983年に結成された東海サルサ振興会
「レロライ倶楽部」の通信として発刊され5〜6号までは発行されました。
 その後レロライ倶楽部の活動衰退とともに、消滅。
このたび趣を変えメルマガとしての再スタートとなりました。
ちなみに"Lelolai"という言葉自身には意味はありません。日本語で言えば
「ア、ソレソレ」ぐらいの言葉に相当します。

最新バックナンバーは、http://www.emaga.com/back/salsa758.txt

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ライブ、イベント情報などありましたら、下記まで。

Conjunto Domestico
http://www.lelolai.ne.nu
Hyde Niwa
lelolai@ne.nu

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