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タイトル:「乳ガン特集15」 乳がん闘病記・新薬・PET  2006/09/09


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 ★総編集長:竹取の翁・かぐや姫☆    ○2006/9/9
   ●発行推定部数700部突破! Web含めると推定読者数十万人以上 ! 
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■ もくじ
・ 「乳ガン特集 その15」    
    大学病院で新薬開発に向け臨床試験
   PET検査でがん未検出85%なぜなの
  胃がんの抗癌剤が乳がんにも効果
 【自費出版】
  『わたしは風にのって ポレポレ乳がん闘病記』


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・ 「乳ガン特集 その15

大学病院で新薬開発に向け臨床試験

 東京大、、筑波大、東京医科歯科大などの6国立大病院は、連携して製薬会社の新薬開発で臨床試験の誘致活動を始めた。「大学病院臨床試験アライアンス」の設置は、、広報、推進、審査支援など6つの作業班で体制整備に当たる。
 6月に概要を発表した東大病院によると、新薬の開発段階で安全性や有効性を確認する治験は、国ごとの実施から、複数の国で同時に行う国際治験に移行しつつある。
 しかし、日本の治験にはかつての「遅い、高い、質が悪い」という印象が残っているため、国際治験に加われず、新薬開発から取り残されたり国内での販売開始が遅くなったりする可能性がでていた。
 そこで臨床試験で実績のある大学病院が連携して体制を整え国際治験を呼び込もうという。
 癌患者などにとっては、日本の治験環境が整えばとって少しでも早くそれらの新薬がつかえることになるわけで大変有り難いものとなります。

PET検査でがん未検出85%なぜなの

 小さながんでも発見率が高いと言われているPET検査だが、国立がんセンターの研究で、がんの85%が検出できなかったという結果が出た。このため専門家では、PETで異常がないからといって「安心するのは危険」と指摘している。
 PETは、薬剤を静脈注射して放射線を特殊なカメラで映像化する診断法です。国立がんセンターでは、昨年1年間に、超音波、CT、PETなどを併用した検診を受けた約3000人のうち、約150人にがんが見つかったが、PETでがんがあると判定された人は23人(15%)に過ぎなかったという発表をした。
 つまり、膀胱、腎臓、前立腺、胃などのがんは、PETでは見つかりにくく安心していたら手遅れになると言うことである。
 さらに「有効性が高いとされている肺がん、大腸がんのPET検診でも、大腸がんが13%、肺がんでも21%の発見率にとどまり殆ど見つからないという結果である。
 厚生労働省研究班の調査では、がんの死亡率を減らす効果がある検診は、
1.乳がんのエックス線検査(マンモグラフィー) 
2.大腸がんの便検査 
3.子宮頸がんの細胞診 
4.胃がんのバリウム検査 
5.肝がんの肝炎ウイルス検査
であるとし、これらを併用して検査をする必要があるとしている。
 このほかにも、肺がんの場合、「高速らせんCT」で、早期がんの発見率が高まったとの報告がある。さらに卵巣がんに超音波検査、乳がんには超音波と視触診の併用検査、前立腺がんに血液マーカー検査などでを併用する必要があるとしている。
つまりPETは、がん治療後の転移がんの発見に一番効果がある検査方法だとされているだけである。
 最近「PET・CT」というPETとCTが同時に行える優れものも登場しているが、結果を判定する専門家が少ないとも言われているだけに、何を信用して良いのかわからず癌難民が続出するだけである。

胃がんの抗癌剤が乳がんにも効果!

 TS―1の臨床試験:によると、切除不能と再発胃がんを対象にした二つの臨床試験で、がんが半分以下に縮小した人がそれぞれ49%、40%と、単独の経口抗がん剤としては高い効果を発揮したようである。さらにシスプラチンという抗がん剤との併用においても、76%という高い奏効率を示したということが新聞発表されていた。
 このTS―1とシスプラチンは、大腸癌で広く使われている抗癌剤ですが、乳がん患者にも最近標準薬として広く使われている抗癌剤である。ただシスプラチンは、副作用が非常に強くて慎重に使う必要があるので十分注意して使わねばならない抗癌剤である。

【自費出版】
『わたしは風にのって ポレポレ乳がん闘病記』 
田村 まり子著/出版:文理閣/発行年月:2006.8/ 税込価格:\1,575 (本体:1,500)
 内容説明
「ポレポレ」とはスワヒリ語で「ゆっくり、のんびり」という意味。どこまで、走れるか、歩けるか…。『京都新聞』連載の闘病記「乳がんつれづれ」「続 乳がんつれづれ」をまとめる。 
1 おっぱいちゃん残った(あれっ!右わきにシコリが…;お洗濯はリハビリだ;乳がんのお引っ越し?)
2 お喋り闘病記(二男のアサリ汁;今こそ!妻の務め;パステル色の春;1リットルの点滴セット
《京都新聞2006.9.5記事から》
  乳がん闘病記、田村さんが自費出版
 乳がん患者からみた日常を京都新聞朝刊(毎週火曜日)に連載している田村まり子さん(57)筆名が、闘病記「わたしは風にのって」を自費出版した。
 生死のふちをさまよいながら前向きに生きる姿が読者の共感を呼んでおり、本を通して、病気と闘う人やその家族に元気を与えてくれそうだ。
 田村さんは京都府南部に在住、54歳だった2003年6月乳がんが見つかり京都市内の病院で乳房温存手術を受けたが、リンパ節への転移が分かり、放射線や抗癌剤による治療を続けてきた。その後、骨や皮膚、肝臓、肺にも転移ガンが広がり、現在は未承認薬の治療に望みを託している。
本には、新聞掲載されたイラストも添えている。
 田村さんは、「大きなことはできないけれど、出版を通して、病気と闘う人達のお役に立ちたかった」と話している。 本のお問い合わせは、文理閣075−351−7553。
■ネットでお求めになれます
【楽天ブックス】出版社名:文理閣 の検索結果:本/オンライン書店
http://item.rakuten.co.jp/book/4120985/
Yahoo!ブックス - 本日発売の新刊
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31764834
紀伊國屋書店BookWeb
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9981125652
ジュンク堂書店 文理閣
http://www.junkudo.co.jp/view2.jsp?VIEW=publisher&ARGS=%95%B6%97%9D%8At
喜久屋書店 文理閣
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E6%96%87%E7%90%86%E9%96%A3&lr=

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