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タイトル:Daily Drama Express 2012/02/17 13歳のハローワーク (6)  2012/03/12


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2012/02/17 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル 13歳のハローワーク
局  名 テレビ朝日系
放映日時 金曜23時15分
キャスト 小暮 鉄平[2012年:松岡昌宏 / 1990年:田中偉登]
 高野 清文[1990年:横山裕 / 2012年:古田新太]
 真野 翔子[1990年:桐谷美玲]
 仁科 佳奈[2012年:沢木ルカ]
 佐々木紀夫(小松和重)
 東  唄子[1990年:風吹ジュン]
 酒井 敏行[1990年:光石研]
脚本   大石哲也
主題歌  TOKIO「羽田空港の奇跡」(ジェイ・ストーム)

あらすじ 第6話「伝説のホストVS.主婦女子バトル勃発!?」

         鉄平(松岡昌宏)は繁華街をパトロール中、高野(古田新太)がキ
        ャバ嬢同伴で入店するのを見た。鉄平は後をつけて店に入り、「捜査
        一課のエースがこんなところで何してんです?」と皮肉たっぷりに言
        った。高野はここのキャバ嬢が強盗傷害事件に巻き込まれ、いまだ犯
        人を摘発できないことを謝りに来ただけだと言い、店を出ようとした。
        鉄平は追いかけたが、店を出た途端、また1990年にいた。

         また唄子(風吹ジュン)に呼ばれ、マネジメントしているホストク
        ラブのテコ入れに行ってくれと頼まれた。もちろん高野(横山裕)も
        一緒に。

         高野に話すと、最初は嫌がったが「アニキの頼みなら」と渋々引き
        受けた。しかしそばでその話を聞いてた翔子(桐谷美玲)はソワソワ
        して「本当にやるの?」と思わず声を出して聞いた。

         塾では、里奈(小野花梨)が早く結婚して大きな家で犬を飼って住
        みたいと言っていた。一方で真帆(山本舞香)は、男に養ってもらう
        なんて信じられないと不快感を露わにしていた。

         鉄平と高野はそれぞれブルーベリー、チェリーという名前をもらい、
        猛(眞島秀和)という先輩ホストについて、接待をすることになった。
        やってくるのはお金持ちのマダム層ばかり。絹子という客は猛にべっ
        たりで、猛はオルゴールをプレゼントしてドンペリを出させていた。

         街はバレンタインセールでにぎわっていた。翔子は横目にそれをさ
        っさと通り過ぎようとしたが、足が止まってしまう。里奈の個人指導
        をしていたときだ。里奈が勉強していい会社に入るより、早く結婚し
        たいと言うので、「そんなことじゃ女性の地位が上がらないの」とた
        しなめたら、「先生は好きな人のために何かしてあげたいって思わな
        いんですか?かわいそう」と言われ、言葉に詰まってしまったのだ。
        買うか買うまいか迷った挙句、翔子は買った。

         だが、帰り道、高級ブティックで絹子に高いマフラーをプレゼント
        しているところを目撃し、ムッとするのだった。

         一方テッペイ(田中偉登)は里奈のために翔子に不等式の質問をし、
        ノートにまとめて里奈に渡した。里奈は喜び「今度お礼するね」と鉄
        平の手を握った。生来里奈は人当たりがよく、鉄平は舞い上がった。
        今度お礼って、バレンタインじゃんとのぼせあがったが、実際のとこ
        ろ、里奈の目当ては三上(中川大志)というかっこいい男の子だった。

         絹子の夫が店に怒鳴り込んできた。探偵を雇ってすべて調べ上げた
        うえでのことだった。夫は猛を蔑んで、罵倒した。猛はただ頭を下げ
        た。そんな猛に夫はコップの水を頭から浴びせた。それでも猛は土下
        座して謝るだけだった。

         鉄平は腹を立てたが、猛はただ「これも仕事だから」というだけだ
        った。高野は絹子から店に来るようになった理由を聞かされていた。
        子どものない絹子のために、息子代わりを演じていたのだ。鉄平はそ
        のことを言えばよかったのにと言った。しかし猛はそれだと夫を傷つ
        けるだけだし、自分らは元気のない人に元気を与えるサービス業、自
        分は悪者、旦那さんはホストにだまされた妻を救いに来たでいいと答
        えた。蔑まれる仕事だが、それでもこの仕事に誇りを持っていると付
        け加えて。

         鉄平と高野がホストの仕事を始めてから、翔子はどことなく元気が
        なかった。夕食に出た海老フライを一口かじって箸を置いてしまった。
        高野が「じゃあ俺がもらうよ」というと、急に「ダメ」と言って、鉄
        平に食べさせた。鉄平は翔子は自分に気があると思いこんだ。そうい
        やホストをやるとなった時も嫌そうな顔をしてたなと。

         鉄平は真帆に里奈がテッペイを好きとかいう話を聞いているかと尋
        ねた。真帆はテッペイの勘違いだと言った。里奈は誰にでも愛想がい
        いからと。真帆の里奈への悪口は止まらなかった。主婦が目標なんて
        レベルが低いとか散々文句を並べた。

         しかし鉄平は言った。「けど、俺は一緒に働きたいなら里奈だな」。
        真帆は顔色を変えた。「あたしが里奈に劣るってわけ?」。鉄平は首
        を振った。「里奈にあってお前にないものがある。お前にあって里奈
        にないものがある。それが個性ってもんだろ」。里奈は他人がどうし
        たら喜ぶかを考えて行動できる。真帆がバカにする主婦だって常に家
        族の喜ぶことを考えなければ務まらない究極のサービス業だと鉄平は
        言った。

         バレンタインの日、里奈は授業終了後、みんなの前で三上にチョコ
        レートを渡した。三上は「ありがとう」と言って受け取り、里奈は飛
        び上がって喜んだ。一方バッグに紙袋を忍ばせていた真帆はそれをし
        まい込んだ。

         しかし真帆はゴミ箱に里奈のチョコが捨てられるのを見つけ、三上
        をなじった。三上は「それ内緒にしていて」と言って悪びれるところ
        が全くなかった。ショックを受けた里奈は真帆に「あたしの負けだね」
        と言って走り出した。それを見ていた鉄平は「追いかけなくていいの
        かよ」と言った。真帆は自分の紙袋を「これいらなくなったからおじ
        さんにあげる」と鉄平に押し付け、里奈を追いかけた。

         真帆は里奈に「こんなんで塾やめるなんて情けないことしないでよ
        ね」ときつく言った。そして1人に固執せず、もっと男を手玉にとっ
        ていけばいいじゃないと言って、里奈のチョコを1つ口にした。「こ
        れはよくできてる」と言うと真帆は去って行った。里奈は「バーカ!
        高かったんだから当たり前でしょ!」と叫んだ。

         テッペイは当てが外れてがっくりきていた。鉄平はそんなテッペイ
        を励ました。「こういうのも経験、慣れだ」と。テッペイは「未来の
        俺がおじさんでよかったと思うよ」と言った。鉄平は自分の過去と未
        来を変えようとしているのに、なんだかこのままでいいよと慰められ
        ているような気がした。

         高野が部屋を掃除していると、ゴミ箱に翔子の買ったチョコが捨て
        られていた。翔子が戻ってくると高野は「これ食べていい?」と聞い
        た。翔子はおばちゃんとかにいっぱいもらってんでしょ、いやしいと
        睨みつけた。高野はもらってないと言ったが、翔子は不機嫌だった。
        「翔子ちゃんて面白いなあ」
        「何よ。あたしたち恋人同士じゃないでしょ」
        「うん、わかってる」
        「……そんなにあたしのチョコを食べたいなら、食べてもいいわよ」
        「うん、じゃあ一緒に食べよう」
         高野は箱をあけた。そこへ鉄平が帰って来た。チョコを見つけると、
        「ひとついただき!」とチョコをつまんだ。いい雰囲気をぶち壊され
        た翔子は、怒りを顕わにし、その迫力に高野は押されてしまった。

         鉄平はブルーベリー用の名刺ができたと言われ、社長室に行った。
        だがドアを開けた途端、そこは銀座の高級クラブだった。しかも驚い
        たことに、ここは里奈がママを務めるクラブだった。2012年に戻
        ったのだった。世話を焼くのが好きだったし、それが高じて世間の男
        たちの世話を焼くことになったと里奈は打ち明けた。一方で真帆は主
        婦として1人娘を育てる日々を送っていた。今では主婦は究極のサー
        ビス業と理解していて、家のことを取り仕切っているのだった。



寸  評  話としては面白いのですが、鉄平が過去に行って、職業体験をす
        ることで何を伝えたいのかが不明瞭になっているような気がします。
        当初は過去を変えることで未来を変えることが目的でしたが、なかな
        か変わらないことによって、どこか諦めに近い気持ちにもなってます
        し。ストーリーの方向性がはっきりしているともっとよくなるのでは
        ないでしょうか。

執 筆 者 けん()

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2. 編集後記
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 奥村幸治さんの講演を聞いてきました。奥村さんはかつてイチローの打撃投
手を務め「イチローの原点を知る男」としての話をされました。興味深かった
のはイチローは「目標は低く設定する」と考えていたという話です。イチロー
はどんな不調の時でも毎朝バットを握りたいと思えるポジティブな思考を持つ
ことを心がけていたそうです。そのためには目標は低く、必ず達成して達成感
を味わうことが大事と思っているとか。高い目標は実現しなかったら挫折して
マイナス思考になってしまうことを心配するとか。超一流の考えることは一般
人とは違うと思うことしきりです。(けん)

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