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タイトル:Daily Drama Express 2011/06/25 高校生レストラン (8)  2011/07/26


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2011/06/25 (Sat) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.土曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 土曜日の連続ドラマ
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タイトル 高校生レストラン
局  名 日本テレビ系
放映日時 土曜21時00分
キャスト 村木 新吾(松岡 昌宏)
 吉崎 文香(板谷 由夏)
 岩瀬 厚一(平田 満)
 佐藤 圭作(河西 健司)
 坂本 陽介(神木隆之介)
 米本 真衣(川島 海荷)
 岸野 宏 (伊藤 英明)
 戸倉 正也(金田 明夫)
 都甲 仁美(柴本 幸)
 村木 遥 (吹石 一恵)
 村木 定俊(原田芳雄)
脚  本 秦建日子 他
主題歌  サンボマスター「希望の道」

あらすじ 第8話「最終章〜就活危機〜」

 新吾(松岡昌宏)は岩瀬校長(平田満)から生徒たちの就職活動に
ついての話を聞かされた。7月に入り、求人の解禁が始まっていると
いう。しかし今年は例年以上に厳しい状況のため、生徒たちも不安を
抱えているだろうということだった。
「もちろん、村木先生は新任ですので、進路指導は吉崎先生にやって
もらいます。ただ3年生は今後企業訪問や面接でレストランに出られ
ない日も出てくるでしょうから、十分配慮していただきたい」
 新吾は黙って聞いていたが、そういえば、つい最近3年生がとろろ
の仕入れを失念して、開店中に切れてしまうことがあったのは、その
せいなのかもしれないと思った。

 新吾は吉崎に頼んで、生徒の進路指導調査書を見せてもらった。新
吾は調理部の生徒はみな調理師を目指すと思っていたが、意外にもそ
ういう生徒は少なく、事務職、実家の農家、工場などが書かれていた。
吉崎は生徒たちが現実と向き合い考えた結果なのだと思うと説明した。

 新吾は鉄工所希望の生徒に聞いてみた。その生徒は、鉄工所の方が
給料がよくて、親元を離れることができるからと答えた。新吾は帰す
言葉がなかった。自分に何ができるのだろう。生徒の腕さえ上げれば
いいと考えていただけなのが情けなく思えた。

 岸野(伊藤英明)も生徒たちの就職先のことを心配していて、「せ
んぱいの店」を企画していた。県外に出ていった人たちの中には地元
で働きたくても戻ってこれない人がいる。だから地元の農家とも連携
して彼らを呼び戻して地域を活性化させる。そうなれば3年生の就職
先にもなる。岸野はさっそく市長に企画書を出したが、予算がないと
言われ、却下されてしまった。ならば予算に頼らずやるしかない、岸
野はあきらめようとはしなかった。

 陽介(神木隆之介)は、新吾に東京に出て板前修業をしたいと打ち
明けた。腕を磨いて地元に戻り料亭を出したいのだと言う。けれど自
分の腕に自信がなく、新吾に自分が通用するかを聞きたかったのだっ
た。
「覚悟しだいだろうな。やれるかどうか、もう一度考えてみることだ」
と新吾は答えた。

 3年生たちから就活でレストランを休みたいと申し出る人が出てき
た。すると連鎖的に他の3年生からも自分も休むと言いだした。そう
なるとレストランがまわらない。「勝手なこと言うな」と怒号があが
り、取っ組み合いが始まった。新吾はそれを見ると「それ以上やるな
ら厨房の外でやれ」と厳しく言った。

 閉店後、新吾は生徒を集めて自分の高校生の時の話をした。今の
3年生と違って、自分は将来のことなんて何も考えていなかったと。
「先生の料理人になったきっかけ教えてください」
 生徒から声が上がった。新吾は「恥ずかしいけど」と前置きして話
しはじめた。大学3年の時、バイト先の皿洗いをしているとき、雨宿
りしている女の子がいたので、その子のために野菜炒めを作ってあげ
た。それまで料理経験はなかった。店の主人が作っていたのを見よう
見まねで作ってみた。女の子は1口食べてい「おいしい」と笑った。
それがきっかけだった。
「お前たちにもそういう人生を変える出会いがきっとある。そういう
のを大事にしないといけない」
 生徒たちは感じ入っていた。新吾は3年生が休んでもみんなで分担
してカバーしようと言った。

 ところが、その晩新吾は高熱を出してしまった。レストランにかか
わって以来、新吾は1日も休日をとっていなかった。その無理がたた
ってしまったのだろう。診察した医師は2,3日は絶対安静と伝えた。

 3年生が3人も欠け、新吾もいない。生徒たちはすっかり自信を喪
失してしまった。
「自信がないなら開店しなくて構いません」
 新吾の代わりにレストランに入ることになった吉崎が言った。岸野
は「ピンチはチャンスだ。先生なしでもできるところ見せてやろう」
と励ました。そして、新吾が休むと聞いて休む予定だった3年生も急
きょ予定を変更してレストランに駆けつけてきた。これで、部員たち
の気勢があがった。

 新吾は落ち着いて寝ていられず、机を引っ張り出して手紙を書き出
した。つてのある料亭に3年生たちを推薦する内容だった。一方
29人全員そろったレストランはいつも通り営業をこなし、無事1日
を終えることができた。1日見ていた吉崎は、部員と新吾の間の信頼
関係を目の当たりにした思いがした。

 岸野の方は地元の金融機関に出向き、自分の土地と家を担保にして、
「せんぱいの店」の企画を通そうとした。担当者は即答はできないが、
本店に掛け合うと言ってくれた。

 その日は新吾の誕生日だった。生徒たちは閉店後のレストランでケ
ーキを作り、それを持って新吾の家に行ってお祝いした。1日を無事
に終えた後だけに生徒たちの表情は充実感にあふれていた。新吾は思
わず泣きそうになった。ありがとう、お前たちにあえて俺は本当に幸
せだ、新吾はそう思った。


寸  評  就活ということで生徒たちの心理的葛藤など面白い内容だったと
思います。しかしちょっと現実にとらわれすぎなんではないかなと感
じました。せっかく新吾抜きでレストランを成功させたのですし、や
っぱり料理人目指すと全員が宣言するくらいの元気がほしい気がしま
した。確かに個々人の考え方や事情はある方がリアルに描けますが、
ドラマなのですし、夢を語る姿を見てみたかったと思います。生徒た
ちよりも家と土地を担保に入れた岸野が一番ドラマティックなストー
リーでした。

執 筆 者 けん()

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2. 編集後記
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 夏が近づき湿度が高くなってくるこの時期、毎年皮膚が荒れだしてしまいま
す。今年も顎の周りや足の指の間などがかぶれた状態になってかゆくなり、か
ゆいから引っかいてしまい、荒れがひどくなるという悪循環です。皮膚科に行
くと塗り薬を出されますが、対処療法なので、一時的によくはなってもまたか
ゆくなれば荒れてしまうの繰り返し。やはり食生活を含め抜本的な体質改善を
しないと治りそうもありません。(けん)

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