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タイトル:Daily Drama Express 2011/02/13 スクール!! (5)  2011/02/18


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2011/02/13 (Sun) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.日曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 日曜日の連続ドラマ
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タイトル スクール!!
局  名 フジテレビ系
放映日時 日曜21時00分
キャスト 成瀬誠一郎(江口洋介)
 桐原伊織(西島秀俊)
 武市かの子(北乃きい)
 大橋 仁(塚本高史)
 岡本幸恵(市川実和子)
 本木友一(三浦翔平)
 村上美香子(ふせえり)
 柏葉太一(田窪一世)
 西園寺綾(吉井有子)
 脇谷九十郎(塩見三省)
 吉村百合子(堀内敬子)
 武市幹城(岸部一徳)
脚  本 秦建日子 他
主題歌  サンボマスター「希望の道」

あらすじ 第5話「一緒に帰る場所は学校だ!!」

 成瀬(江口洋介)は大橋(塚本高史)を連れて武市宅に帰ってきた
が、幹城(岸部一徳)に相手を任せ、自分の部屋に籠った。桐島(西
島秀俊)に言われたことが頭を離れず、整理したかったのだ。しかし
考えてもまとまらない。
「よーし、こうなったら最後まで突っ走ってみるか!」
 成瀬は気合を入れ直した。

 翌朝、成瀬は朝4時に大橋とかの子(北乃きい)を叩き起こし、荒
川河川敷の工事現場に連れて行った。知り合いのつてを頼り、2人を
1日現場で働かせようとしたのだ。悩むくらいなら身体を動かす。そ
うすれば嫌なことを考えずに済む。まずは何かに没頭させる。それが
成瀬の狙いだった。

 成瀬は学校に戻ると、午前中の授業を総合学習に振り替え、幹城と
百合子(堀内敬子)に依頼して、おにぎり作りをすることにした。
「おにぎりなんてコンビニに行けば買えるじゃん」
「手で握るなんて汚い!」
 児童たちは一斉に反発した。原翔子はお腹が痛いから保健室へ行く
と言いだし教室を出た。成瀬は追いかけた。
「おい、大橋先生辞めてしまうんだぞ」
 翔子は一瞬青ざめたが、かまわず行ってしまった。成瀬は止めなか
った。大橋のノートを読み、翔子が絵が得意だとか、兎の飼育を熱心
にしていたことを知り、翔子が本当は心が優しい子だと思うようにな
っていたのだった。

 成瀬は児童が握ったおにぎりを工事現場に運んだ。しかしそこで大
橋に勝負を持ちかけた。
「土嚢勝負だ。どっちが30袋先に運べるかで賭けよう。先生が負け
たら昼飯はなしだ。勝ったら俺が何でも言うことを聞きましょう!」
 大橋は黙っていた。
「止めるならそれでもいいぞ。先生の得意技でしょう」
 成瀬は挑発した。

 こうして勝負が始まった。インターハイに出場経験を持つだけあっ
て大橋の体力は成瀬に引けを取らず、勝負は白熱したが、僅かな差で
大橋が勝った。勝負が終わった後の表情を見て成瀬は言った。
「大橋先生、今いい顔している!」
 大橋は弾けるような笑顔だった。

 めでたくおにぎりがふるまわれたが、不恰好なものばかりだった。
驚く工事員を横目に大橋は、1人1人誰が作ったか名前をあげていっ
た。児童1人1人をよく観察する大橋だからできることだった。
「感動した。あんた、いい先生だな!」
 工事員たちは口々に大橋を褒めた。大橋はおにぎりを1つとり食べ
た。
「うまい、うまいよ」
 大橋は嬉しそうだった。

 成瀬は学校に戻った。すると桐原と脇谷(塩見三省)が、大橋の代
わりの先生を面接しようとしていた。桐島はあくまで不測の事態に備
えるためと言う。ならば自分も面接に立ち会うと言った。

 面接に来た志望者は成瀬の目には物足りなかった。桐島も「子ども
と真剣に向き合えば向き合うほど子どもを好きとは思えなくなります。
時には嫌いにもなります。それでも子どもの将来のために人生を捧げ
る覚悟がなければ教師は務まりません」と志願者を責める場面があっ
た。その様子に成瀬は熱いものを感じずにはいられなかった。

 1日の作業が終わった後、大橋は改めて教師を辞めるとかの子に話
した。結果が出ないし、カッコ悪いしと大橋はため息をついた。しか
しかの子はそれでいいんだと思うと言った。自分自身5年生を受け持
っていいところなく終わったことを考えれば、誰だってカッコ悪い、
そんなこと気にする必要がないとかの子は思うようになっていた。

 大橋は幹城の家を出ていったん自分のアパートへ戻った。戸口に茶
封筒があり、ノートが出て来た。大橋が8カ月つけてきた学級ノート
を成瀬が返したのだった。大橋はそれを読み返した。

 翌朝、大橋は先日警察に補導された4年の男児の家に行き、一緒に
学校に行こうと言った。大橋は教師を続ける気持ちになった。そして
同志のこの男児と一緒に学校に行くことにしたのだった。

 成瀬は大橋の復帰を素直に喜んだが、桐島は「大橋先生が戻ったか
らといって、学級崩壊がおさまるわけじゃない。むしろもっと困難が
待ち受けてるかもしれない」と懸念を露わにした。だが成瀬は悲観し
てなかった。大橋が逃げずに現実に立ち向かう気持ちをもてた、そこ
に賭けたいと思ったからだった。


寸  評  桐原の言うことがいちいちもっとも思えてしまいます。大橋が復
帰しても学級崩壊が解決したわけでもなく、むしろここからが本番で
すし、見たいのはここの部分です。それを描かないと結局今までよく
あった熱血教師ものと同じになってしまう気がします。もう少し掘り
下げてくれないと欲求不満です。ところで幹城先生、薬を飲むシーン
がありましたが、この先死んでしまうのか、あるいは重病で倒れるの
かの伏線でしょうか。

執 筆 者 けん()

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2. 編集後記
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 最近気晴らしに淡水画に挑戦しています。といっても本腰を入れているわけ
ではありませんし、知識がないので、淡水画と水彩画の違いもあまりよくわか
っていません。とりあえず鉛筆で薄くスケッチし、後は薄く色を塗る。それを
濃淡で光と陰をはっきりさせて立体化させていきます。私は絵が下手なので、
まだうまくいきませんが、気長に続けてみようと思います。(けん)

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