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タイトル:Daily Drama Express 2010/12/21 ギルティ (最終回)  2011/01/27


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2010/12/21 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル ギルティ 悪魔と契約した女
局  名 フジテレビ系
放映日時 金曜22時
キャスト 野上芽衣子(菅野美穂)
 真島拓朗(玉木 宏)
 宇喜田元(吉田鋼太郎)
 堂島基一(唐沢寿明)
 榎本万里(吉瀬美智子)
 鶴見真人(水上剣星)
脚  本 大久保ともみ
主題歌  JUJU「この夜を止めてよ」

あらすじ 1.あらすじ

 堂島基一(唐沢寿明)の原稿を持ってきたという野上芽衣子(菅野
美穂)を車に乗せて人目につかない空き地に連れて来た三沢準(柏原
収史)。

 芽衣子は、宇喜田を使って自分を殺そうとした準のことを責めるが、
準は宇喜田が勝手に暴走しただけだと宇喜田に罪を着せようとする。
しかし、芽衣子は準とその父を必ず破滅させる、堂島の原稿はマスコ
ミも代表戦の対立候補も欲しがっているし、と脅す。

 宇喜田の事件は自殺として処理されるが、芽衣子との一件がマスコ
ミにもれていたことでマスコミは騒ぎ出していると言う。

 宇喜田の机に芽衣子が残したUSBのデータを見た万里(吉瀬美智
子)は、その中に桜葉館高校の生徒の写真と「三沢準、次はあなたの
番よ」と書かれた復讐の予告と思える文字を見つける。それを見た真
島拓朗(玉木宏)は準の家に向かう。

 一方、準は父・三沢豪(津嘉山正種)から秘書を首にされる。豪の
資金管理団体の帳簿が漏洩し不正が発覚しそうなため、準に責任を取
らせると言うのである。

 さらに、豪は準に堂島の原稿も回収するように命じる。しぶしぶ了
解した準に向かって豪は、「親の足元の小石を子が拾うのは当然、
15年前の借りを俺に返す機会があってよかったな」と言い放つ。

 1年前。出所した芽衣子は真っ先に姉が飛び降りた丘の上の公園を
訪れた。そこへ車椅子姿の母が現れ、「あんたなんかずっと刑務所に
入ってればよかったのよ!」そう言って姉の付けていた羽の形のネッ
クレスを芽衣子に投げつけた。それを拾う芽衣子。

 芽衣子は今そのネックレスを丘の上の公園の手すりにつけると電話
をかけた。「あなたを信用してお願いがあります。もしものことがあ
ったときに。」

 三沢家の前で張り込みをしている真島の元に一人のホームレスが近
づいてきてデジタルカメラを手渡した。電源を入れるとそこには堂島
のムービーが再生され始めた。

 「これを見ているということは、俺も宇喜田もくたばったってこと
だよねぇ?・・・今頃毒入りチョコレート事件の黒幕を必死に追いか
けていると思うんだけど、これから黒幕を確かめに大博打を打ちにい
くところなんだけど。」

 そして続けて、「黒幕は、法務副大臣の三沢豪とその息子の準」と
言い残していた。

 そこへ準の車が帰ってきた。真島が車から降りた準に駆け寄ると、
続いて車内から芽衣子が降りてきた。「なにを考えてる?また復讐す
るつもりなのか?」

 しかし準は、15年前の償いとして今後の生活を保障することで芽
衣子は納得してくれた、と説明し、芽衣子も本当だから放してくれ、
と言い放ち、二人は三沢家に消えていった。「あの刑事を私に近づけ
ないで。」芽衣子は準にそう頼んだ。

 芽衣子はとりあえずの隠れ場所として三沢家の中の一室で過ごすよ
うに言われる。準は、芽衣子が持ちかけた”ある計画”に、15年前
に理科室から盗み出して使った毒薬をまた使う、とそのビンを芽衣子
に見せた。「安心してください。失敗することはありません。」

 本庁に戻った真島は、15年前の黒幕が三沢親子であること、芽衣
子が三沢家に入り込んでいること、今出来るのは三沢家を見張ること
だけなこと、を万里に話す。

 それを聞きつけた門倉(RIKIYA)ら捜査一課同僚に、真島は
頭を下げて協力して欲しいと頼む。「キャリアさんに頭下げられちゃ
仕方ねぇな。」そう言って一課全員で三沢家周辺で芽衣子を張ること
に。

 芽衣子と準は、15年前の毒薬を使って豪を殺そうと計画していた。
一部始終は部屋に仕掛けた盗聴器で芽衣子にも聞こえるようになって
いた。

 準は豪をリビングに呼び出す。準は、自分が不正の責任を取って秘
書をやめるので新しい人生に乾杯してくれないか、と用意したワイン
グラスを手渡して乾杯する。が、豪はワインの気分じゃないと、いつ
ものブランデーを取り出すとグラスについで飲み干した。

 その途端、豪は苦しみ出し、その横で準が笑い出した。「あなたが
そうすると思ってブランデーに毒を仕込ませていただきました。
 素直にワインを飲んでいれば死ぬことはなかったんですよ、お父さ
ん。」

 一部始終を盗聴器で聞き、すべてが終わったことを確認しに来た芽
衣子。「僕は約束を守った。次はあなたの番ですよ?」「わかってる。
明日ちゃんと渡す、あの場所で。」

 三沢家を張る捜査一課の目の前にパトカーが到着する。真島が事情
を聞くと、三沢副大臣が服毒自殺をしたと聞かされ、急いで家の中に
走りこんだ。

 豪の死体を確認した真島は、その横に座り込んでいる準を問い詰め
た。「おまえか?それとも彼女がやったのか?芽衣子はどこだ?彼女
を出せ!」準に食らい付く真島だったが、刑事部長の命令で門倉によ
って本庁へ連行される。

 一方、準は15年前の事件を宇喜田に頼んでもみ消した時のことを
思い出していた。「15年か・・・やっと自由だ。」

 芽衣子は雨の降る夜に、今は閉鎖されている桜葉館学園に向かい、
校庭の隅にあるマンホールの鍵を調べていた。

 芽衣子の手がかりを知るために芽衣子の母を訪ねた万里は、15年
前の事件は冤罪で芽衣子に罪はなく犯人は別の人物だと言う真相を告
げてしまう。するとそれを聞いた途端、芽衣子の母は「いやーーーー
!」と狂ったように叫び出した。

 万里が本庁に戻ると、机の上に芽衣子からの手紙が届いていた。そ
れを読んだ万里は、真島の入れられていた独房の鍵を開け、芽衣子が
死ぬつもりでいること、三沢準が姿を消したことを告げ、早く芽衣子
を止めるようにと言って外へ逃がす。

 三沢準は拳銃を準備して桜葉館学園に向かった。そこには準を待つ
芽衣子の姿があった。

 理科室で落ち合った二人。準はお前が死ねば15年前の真相を知る
ものはいなくなる、と言って芽衣子に銃口を向けた。しかし、芽衣子
はまったく動じず、薬品を仕込んだので、ここで銃を撃てば部屋ごと
吹っ飛ぶ、と逆に脅した。

 それを聞いて銃をおろした準に芽衣子は、15年前の事件の動機を
尋ねた。

 自分だどれだけの人を動かせるのか知りたかっただけだと準は説明
する。別に誰が死んでもよかったし、父に自分のせいで息子がゆがん
だ性格になったことを教えてやりたかっただけだ、と。

 さらに、芽衣子があの事件の関係者をみんな、殺してくれたから、
感謝しているとも話す。

 15年前の事件を”ちっぽけ”な事件だと話す準に腹を立てた芽衣
子はフラスコを投げつけて叫んだ。「あんたみたいなちっぽけな人間
が大きな口たたくんじゃないわよ。父親がいなければ誰からも見向き
もされない、ちっぽけな存在なのよ!」

 さらに芽衣子は準を挑発すると、USBを見せ、自分の力で取りに
来いと言って走り出した。

 拳銃を撃ちながら追いかけてくる準から逃げる芽衣子。校舎の中を
逃げ回り、ついには校庭の端っこに追い詰められる。

 銃口を芽衣子に向けたまま近づいてくる準が、ある瞬間地面の下に
消えた。芽衣子が落とし穴として、地面に設置されていた貯水タンク
のふたを開けておいたため、そこに準は落ちたのである。

 命乞いをする準の目の前で、芽衣子は貯水タンクのフタをして開か
ないようにかんぬきをかけた。「あんたのせいでたくさんの人間が苦
しみ人生を狂わされた。なのに、誰も裁かなかった。だから私が自分
の手であんたを裁く。」

 芽衣子は消火栓をひねると、ホースの先を貯水タンクに向け、水を
タンクに注いだ。「他人の人生をもてあそんだ罪は死に値する。あな
たの命で償いなさい!」

 貯水タンクの見えるところで呆然と座り込んだ芽衣子だったが、ふ
と地面に落ちているガラスの破片を見つけ、それを手にして首を切り
裂こうとした瞬間、真島が止めに入った。「死なせてください!」

 そう言う芽衣子に真島は、「生きて償うんだ。待ってるから。いつ
までも待ってるから。」その言葉に芽衣子は思わず真島にしがみ付く
が、ふと我に返ってまたガラスの破片に手を伸ばそうと暴れた。

 そんな芽衣子の手首に真島が手錠をはめた。「野上芽衣子、殺人容
疑で逮捕する。」

 車に向かって歩く芽衣子と真島の前に、万里と琴美(横山めぐみ)
が現れる。「ごめんなさい、私なの、15年前の事件の発端は。」

 琴美の母は三沢豪と付き合っていたが、のし上がるために豪は琴美
を身ごもっていること身の母を捨てた。それを知った琴美は、豪を失
脚させるために息子の準に近づき、自分の力で人を動かせるか見せて
みろ、とけしかけ、あの事件が起きたのだと言う。

 土下座をして謝る琴美を前に芽衣子は泣き崩れた。「うそ、うそ、
うそーーーー!もう、そんなことどうして・・・」

 芽衣子と真島を見送る万里と琴美。万里は琴美に、芽衣子から預か
った堂島の原稿は、大きな力にもみ消される前にマスコミに公表する
つもりだ、と話す。

 本庁に向かう前に真島は母親に会うように、と芽衣子の母がいる施
設に芽衣子を連れて行く。真島に背中を押された芽衣子は、母の前に
出る。

 芽衣子のことを姉の小枝子だと思っている母は、芽衣子に向かって
話しかけた。

 「私はとんでもない母親だった。取るに足らない理由で芽衣子を憎
んであの子を傷つけてきた。あの事件の時だってあの子の言葉に一度
も耳を傾けなかった。実の娘なのに・・・小枝子からあの子に、お母
さんが悪かったって伝えてくれない?」

 その言葉を聴いた芽衣子は、「お母さん・・・」と涙を流す。その
姿を見た母は、芽衣子であることに気付き芽衣子の手をしっかり握っ
た。そして、車椅子で運ばれる途中、真島の腕を握ると「芽衣子をよ
ろしくお願いします。」と頭を下げた。うなずく真島。

 そして振り返ると、そこに芽衣子はもういなかった。必死に芽衣子
を探す真島。

 万里の留守番電話に入れた芽衣子のメッセージを万里は思い返して
いた。

 「万が一ときには、堂島の原稿を公表してください。あと、真島さ
んにありがとうと伝えてください。・・・人生に光が差す瞬間なんて
二度とないと思っていました。ずっと一人でいいと思っていたのに、
そばにいて欲しいと思う人にそれなのに出会ってしまった。

 出会ってからの時間は本当に短かったけれど、私の心で輝いていま
す。幸せです、それだけで。全部真島さんのおかげです。だけど真島
さんには元の道に戻って欲しい、だから伝えてください、永遠にさよ
うならって。」

 芽衣子は姉のネックレスを取りにあの公園に戻っていた。真島が公
園で芽衣子を見つけたとき、芽衣子が地面に崩れ落ちた。芽衣子は
15年前の毒を飲んだのだった。「芽衣子!」

 抱き寄せる真島に、芽衣子は姉のネックレスを渡すと、搾り出すよ
うに言った。
 「あ、い、し、て、る・・・」そして息を引き取った。
 「芽衣子ーー!」真島は芽衣子にキスをし抱きしめた。



寸  評  ついに最終回を迎えました。予感はあったとはいえ、やっぱり
unhappyエンドでした。いや、でも真島に”もとの道に戻って
欲しい”と言っておきながら、最期の死に際に「あいしてる」と言っ
てしまうのは無しでは?あの「あいしてる」に絶対この先の人生、真
島は縛られてしまうと思います。果たして、あんな別れをしてこの先
刑事としてまた使い物になるのか・・・大きなお世話でしょうか?

執 筆 者 フラ()

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2. 編集後記
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 すっかり遅くなってしまって申し訳なかったですが、無事最終回を迎えるこ
とが出来ました。ミステリー、サスペンスものは、やはり説明調になってしま
ってなんだか読みづらかったのでは・・・と毎回思いながらも、説明しないと
話がわからないし・・・と頭を悩ませつつ最終回になってしまいました。最後
までお付き合いいただきありがとうございました。もし、またご縁がありまし
たら、よろしくお願いします。(フラ)

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発行元:ドラマ研究会
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