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タイトル:Daily Drama Express 2010/11/09 フリーター、家を買う。 (4)  2011/01/13


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2010/10/09(Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル フリーター、家を買う。
局  名 フジテレビ系
放映日時 火曜21時
キャスト 武 誠治(二宮和也)
 武 誠一(竹中直人)
 武寿美子(浅野温子)
 永田亜矢子(井川 遥)
 千葉真奈美(香里奈)
 大悦貞夫(大友康平)
 豊平哲平(丸山隆平)
原  作 有川浩『フリーター、家を買う。』
脚  本 橋部敦子
主題歌  嵐『果てない空』(ジェイ・ストーム)

あらすじ あらすじ

 第四話 お袋の、面倒みるのもう無理だ

 武誠治(二宮和也)は、原付の後ろにゴミ袋をくくりつけて出勤。
そして一緒に捨てさせて欲しい、と頼む。ゴミを出しても、戻って来
ちゃって、と。

 社長の大悦貞夫(大友康平)は、家庭ゴミはタダだが、事業所のゴ
ミは有料。給料からさっ引くぞ、と言う。

 いくらですか?とまじめに訊き返す誠治に、取りゃしないよと、大
悦。

 千葉真奈美(香里奈)は、早くよくなるといいね、と言う。誠治は、
近所の人が、よってたかって虐めているんだ、と言う。


 帰宅した誠治は、目標『家を買う』と書き、目の前の壁に貼る。

 父親の武誠一(竹中直人)が入ってきて、小学生の目標じゃあるま
いし、書いただけで家が買えるならば、世話無いという。家を買うと
きの住宅ローンがわかるか?と。

 就職していなければ借りられないといいたいんだろ、と誠治。

 ただ勤めただけでなく、それなりの年数、勤め続けることが必要だ、
と誠一。

 家が買えなければ、借りてても引っ越すことが大切だ、と誠治。

 ----人生には思いも掛けない出来事が降りかかる。逃れられない出
来事が降りかかる。


 原付の後ろにゴミをくくりつけて出勤する誠治を、家の中から見て
いる隣家の西本幸子(坂口良子)。


 スーツを着て現れた誠治に、「七五三か?」とヤジが飛ぶ。就職の
面接で、と答える誠治。


 定時になり、事務員の星野あかり(岡本玲)は、席を立つ。今日の
服は気合いが入っている。今日は弁護士の人たちと合コンなの、とあ
かり。豊平哲平(丸山隆平)は、あかりがどんな人と合コンしても、
いつでも待っている、と言う。


 帰宅した誠治は、服を着替えず、ソファーに横になっている。でも、
武寿美子(浅野温子)に頼まれて、買い物に行く。

 スーバーで、ばったりと幸子に会う。幸子は誠治に、就職決まった
の?と声を掛ける。まだですけど、とイヤそうに答える誠治。


 誠治は1人で寿美子をクリニックに連れて行く。寿美子は医師・岡
野忠志(田中壮太郎)に、もし薬を飲み損なったら、どうなるのかと
質問する。岡野は、そうすると薬の効果が出なくなるので、そういう
ことのないように気をつけてください。ところで、飲み忘れたことが
あるのですか?と訊く。

 誠治が、飲み忘れはありません。オレが確認していますから、と答
える。

 岡野は、寿美子に診察室から出て行って貰うと、誠治に、少し顔色
が悪いが、だいぶ疲れているのではないか。ほかの家族に代わって貰
った方がいいのではないか、と言う。

 だが誠治は、誠一は、病気になったは寿美子自身が弱いからだと思
っているような人。とてもではないが、寿美子を任せることはできな
い、と言う。


 スーツを着た誠治が自室を出ると、「面接か?」と声を掛ける誠一。
そして、「そんな顔じゃ、無理だ」と言う。

 誠治は、「母さんのこととか、全部押しつけるからだろ!」と反論。
「自己管理がなっていない」と誠一。「這ってでも行ってやる!」と
誠治。


 やっとの思いで会社にたどり着いた誠治。だが、ロビーで倒れてし
まう。


 ハローワークに行くと、担当者の北山雅彦(児嶋一哉)は、「面接、
受けられなかったんですか?」と言う。そして、そんなに疲れるなら、
土木のアルバイト、考えた方がいいんじゃないか。もっと日数を減ら
すとか、と言う。

 誠一は、「こっちにも事情があるんで」と言う。だが、「なんです
か?」と北山に訊かれても、答えない。北山も、答えなくてもいいで
す。関係ないですから、と言う。


 自室でホームページを見ている誠治。寿美子が部屋のドアを開ける。
そして、「ハンドクリーム.....」と言って、手をこすっている。誠
治は、これを見ちゃったら下に行って、探すからと言う。でも、寿美
子はその場に立ったまま、手をこすり続けている。

 誠治は、ホームページを見ているのを切り上げ、一緒に下へ行くと、
寿美子の手に、ハンドクリームを塗ってあげる。


 工事現場で、疲れた様子の誠治。それを見た真奈美は、「今日はも
う、上がりな」と声を掛ける。

 誠治は、大丈夫です、と作業を続ける。真奈美は、そんな疲れてい
て、作業は続けられない、と言う。

 誠治は、自分の体調は自分がわかっている。ゼネコンだからって、
威張るなと言い返す。

 真奈美は、自分は責任者なのだと怒鳴る。

 大悦が真奈美に、少し休んきたらどうだ?と声を掛ける。真奈美は、
大丈夫です、と断る。


 事務所で、喜嶋建設から来ている先輩社員・山賀亮介(眞島秀和)
が真奈美に、責任者である真奈美が感情的になってどうする、といさ
める。まだ五十嵐のことを引きずっているのか? 今も毎月訪ねて行
っているようだが、迷惑なのではないか、と言う。真奈美は、五十嵐
のことを忘れたくない、と言う。山賀は、それは真奈美の自己満足に
過ぎない、と言う。


 スクーターで帰宅した誠治は、郵便受けを見る。さっそく入ってい
た封筒を開けると、『二次面接のお知らせ』が入っていて、ニヤリと
する。

 そこに黒のセダンが走ってきて、西本家の前に止まる。下りてきた
男性に、「弁護士さんですよね」と声を掛ける誠治。「そうですけど」
とその男性・西本和彦(横尾渉)。「あの、相談が.....」と誠治が
切り出すと、「相談なら、事務所に来てください」と名刺を渡す。
「はあ.....」と受け取る誠治。


 誠治は、和彦の事務所に相談に行く。「ご近所トラブルのことで...
..ゴミなんですけど出しても、戻す人がいるんです」と切り出す。

 「母ですね」とあっさりと言う和彦。「訴えたいとか、そんなこと
は全然無くて.....」と、かえって慌てる誠治。だが和彦は平然と、
「あの人なら、やるでしょう。暇人ですから」と、他人事のように言
う。


 怒りながら、スクーターを走らせている誠治。


 土手を一緒に歩いているあかりと哲平。「弁護士からは、その後連
絡はないんやろ」と哲平。あかりは、弁護士は忙しいの!と言い返す。


 近所の主婦と、ランチをしている誠治の姉・永田亜矢子(井川遥)。
「ほかの病院の院長夫人とも、おつきあいがあるの?」と訊かれ、
「まあ」と曖昧に肯定する亜矢子。「1万円のランチとか食べるの?」
と訊かれ、「そんな、とんでもない。今はどこの病院も経営が大変で
すから」と答える。別の主婦が、年収が下がって2000万円になっ
たと大騒ぎをしていた院長夫人がいた。住んでいる世界が違うわよね、
と言う。

 注文を取りに来た。1050円のメニューと、850円のメニュー
があり、みんな850円のメニューを頼む。亜矢子も850円のメニ
ューを頼む。


 帰宅した誠一を挟んで立つ誠治と亜矢子。

 誠治は、寿美子が近所から虐められている原因がわかった。このあ
たりの人たちはみんな、高いローンを組んで家を買っている。それが、
うちは月5万で住めている。それが反感を買っているのだ、と言う。

 日本人は、横並びがだーい好きな国民なの、と亜矢子。

 誠一は、そんなこと言わなきゃわからないだろう、と言う。母さん
が言うわけ無いだろう、と誠治。なら、お前たちか?と誠一。「お母
さんが言わなきゃ、言うのはあんただけでしょ」と亜矢子。

 娘から、『あんた』と言われて、カチンとくる誠一。だが、亜矢子
は容赦しない。ここに越してきて最初の懇親会で、酔った勢いで家賃
のことを言い、おまけにそんな社宅を提供している会社に勤めている
ことも自慢したんでしょ、と。

 誠治は、母さんを苦しめたのはオヤジだ。家族を守れず、自分のこ
としか考えられない。金は全部自分で使って、引っ越し費用も出さず、
家賃5万円の家にしがみついている。そんな男には、結婚して、家庭
を持つ資格なんてなかったんだ、と言う。

 言い返せなかった誠一は、誠治の頬を打つ。

 その様子を、廊下から見てしまった寿美子が、おびえる。お父さん
を悪く言わないで.....と。

 誠治は、寿美子を落ち着かせながら、オレは病院に連れて行き、薬
の管理もして、家まで買おうとしているのに、なんでオヤジの肩を持
つんだよ.....と愚痴ってしまう。

 寿美子を見て、慌てて気にしなくていいから、と誠治。


 スーツ姿の誠治に、「これから面接?」と声を掛ける真奈美。「は
あ」と返事をする誠治に、「就職先決まったら、教えてよ、目標を」
という。

 誠治は、今まで母親の面倒を見ていると思って来たけれども、それ
はただの自己満足に過ぎなかったのかもしれない。二次面接に進んだ
のって初めてだから、頑張ってくる、と言う。

 その時、自宅から電話。寿美子が、薬が見つからない、と言う。誠
治は、家に帰ったら探すから、少し待っていて、と言う。

 だが寿美子は、薬を時間通りに飲まないと、医師・岡野忠志(田中
壮太郎)に、入院させられてしまう。そんなことをしたら、誠一は何
も家事ができないから.....と訴える。誠治は、そんなことないから
と言って、電話を切る。

 面接に行く誠治に、今晩みんなで飲んでいるからと声を掛ける大悦。


 面接会場で呼ばれるのを待っている誠治。順番を早くしてもらえま
せんか?と訊くが、それはできかねますと言われてしまう。

 待ち時間に家に電話してみるが、誰も出ない。誠治の頭の中には、
自殺しようとする寿美子の姿が次々と浮かんできて、じっとしていら
れなくなる。

 ----人生には、思いも掛けない出来事がありかかる。


 あかりは、和彦から、『会いたい』というメールを携帯に貰う。


 ----逃れたくても逃れられない出来事が降りかかる。

 誠治は、寿美子が電話に出ないのは、何かが起こったのだろうと、
飛んで帰る。だが、家の中にはいない。近所を探してみてもいない。
携帯に電話しても、留守番電話サービスにつながるだけ。

 そこに、ひょっこり寿美子が帰ってくる。「どこに行ってたん
だ!?」と訊く誠治に、近所に買い物に。誠治にたよってばかりでは
いけないから、と寿美子。薬は?と誠治。「ここに」とエプロンのポ
ケットから取り出してみせる寿美子。そして、誠治にしきりに手伝っ
て、と頼む。

 誠治は、もうオヤジやオフクロの面倒は見きれない、と外出する。


 カラオケで、『津軽海峡冬景色』を熱唱する誠治。

 歌い終わった誠治に、家のことは大丈夫なのか?と声がかかる。オ
レにもたまには息抜きが必要なんです、と誠治。それから、問わず語
りに話す。母親が鬱になってしまったこと。すぐにどうこうするとい
うことはないのだが。それから、オヤジがどうしようもないことする
から、オレが家を買おうかな、なんて思っているんです、と。

 みんなシーンとしてしまう。

 さらに誠治は、それでも、オフクロの面倒を見るのは無理ですワ。
オフクロが死んだらっとすると思う、と言う。


 誠治が帰宅したとき、寿美子はまだ、明かりもつけずにリビングの
ソファーに座っていた。誠治は寿美子の手を取ると、ハンドクリーム
を塗ろうね、と声を掛ける。

 ----人生には、思いも掛けない出来事が降りかかる。でも、人生は
続いていく。



寸  評 遂に、誠治が家を買うことを決めました。また、ご近所のいじめの
原因が父親だということも判明。

 ただ、原作よりもエピソードをたくさん作らなければならないため
か、誠治の迷いが多いようですね。

 二次面接にこぎ着けながら、母親が心配で受けられずに帰ってきて、
原作では、これから誠治の転職活動の転機がやってきます。ドラマで
も、そのような展開になるでしょうか。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 明けましておめでとうございます。
 今年もよろしくお願いします。

 最初の配信が、昨年最終回までたどり着けなかった作品のあらすじで、済み
ません。

 年末年始は、目立って何ができたということも無いのに、忙しかったです。
 そもそも、仕事も忙しかったので、どうしても家にいられる時間そのものが
短かったというのもあるのですが。
 新年も明けて、三連休も終わってしまったので、しばらく土日以外の休暇は
無しですね。早く、平素の生活リズムを取り戻さなければなりません。(鈴木)

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