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タイトル:Daily Drama Express 2010/12/14 ギルティ (10)  2010/12/28


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2010/12/14 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル ギルティ 悪魔と契約した女
局  名 フジテレビ系
放映日時 金曜22時
キャスト 野上芽衣子(菅野美穂)
 真島拓朗(玉木 宏)
 宇喜田元(吉田鋼太郎)
 堂島基一(唐沢寿明)
 榎本万里(吉瀬美智子)
 鶴見真人(水上剣星)
脚  本 大久保ともみ
主題歌  JUJU「この夜を止めてよ」

あらすじ  芽衣子(菅野美穂)に愛を告白し、どうしても復讐をやめさせた
い真島(玉木宏)は、芽衣子を自分のマンションに連れて行き、自分
が宇喜田(吉田鋼太郎)を逮捕するからここにいろ、と命じる。

 さらに、堂島(唐沢寿明)が携帯を使って最期に芽衣子に伝えたこ
とはなにか?と真島は芽衣子を問い詰めるが、芽衣子は、真島には関
係ないことだ、と口をつぐむ。

 真島は、すべてを教えてくれるまでは芽衣子を部屋からは出せない、
と部屋を出て行く。最後に真島が言い残した「俺を信じてくれないの
か?」という台詞に、芽衣子は涙ぐんで座り込む。

 護送中に逃亡した宇喜田を捕まえるために、門倉(RIKIYA)
や万里(吉瀬美智子)が捜査会議を開いている捜査一課に真島が現れ
る。俺も捜査に加えてくれ、と頼む真島に、門倉は「おせぇんだよ!」
と言って辞表を付き返した。

 真島は、芽衣子が電話で宇喜田と堂島のやり取りをすべて聞いてい
たと万里に話し、芽衣子が宇喜田から狙われるだろうから、自分のマ
ンションに行って守って欲しい、と頼む。

 宇喜田は、民自党代議士・三沢の自宅に匿われていた。代議士三沢
豪(津嘉山正種)とその息子・準(柏原収史)から、宇喜田は二日以
内に芽衣子を始末して、堂島の原稿を手に入れたら、もう一回だけ助
けてやる、と命じる。

 別れ際、準は宇喜田に、堂島が芽衣子と懇意にしていたこと、だか
ら、堂島の原稿は野上が持っているかもしれない、と匂わせる。

 万里がマンションに着く前に芽衣子は部屋を抜け出して、ペットサ
ロンに行っていた。そこに、芽衣子宛に電話が入る。

 電話は宇喜田からで、堂島から預かった原稿データを渡せ、そうで
なければこのペットサロンを血の海にしてやる、と芽衣子を脅す。そ
の言葉に飛び出そうとすると、サロンの入り口に宇喜田が立っていた。

 宇喜田は、明日の三時、近くの公園の駐車場までデータを持ってく
るように指示して電話を切った。

 宇喜田を追ってサロンの外に出た芽衣子。そこに芽衣子を探しに真
島と万里が現れ、真島は芽衣子を捕まえ、マンションに帰るように、
と腕を引っ張った。その真島の腕を払いのけた芽衣子を、真島は万里
の目の前で、暴行の現行犯として逮捕する。

 警視庁の取調室。万里が見守る中、真島は君がこれ以上間違ったこ
とをする心配をせずに宇喜田にだけ専念できるから、すべてを俺に委
ねてここにいてくれ、と芽衣子に頭を下げた。

 宇喜田に準から連絡が入る。荷物を届けさせたから、これ以上失敗
しないように、と準は宇喜田に釘を刺す。電話を切った準の元には、
芽衣子から、いつもの羽の描かれた赤い封筒に入ったこれまでの犠牲
者、北村、菅沼、松永の死亡写真が送られてきていた。

 真島は、堂島が最後に訪ねた新聞社の堂島の後輩に会いに行く。堂
島がどうして殺されたのか心当たりはないか?と尋ねる真島の言葉に、
震えながら口ごもる後輩。それを見た真島は、政治記者が口ごもるよ
うな人物を堂島が探っていた、と言うことを確信する。

 見張り役の万里に、芽衣子はここから出してもらえるように頼む。
万里は、堂島を恨んでいたはずなのに、なぜ手を組んだのか?と逆に
尋ねる。

 芽衣子は、確かに15年前嘘を書いて母や姉を自殺に追い込んだ堂
島のことを恨んでいたが、堂島は真実は教えてくれた、と正直に話す。
「その真実って?」と万里が問いかけたとき、芽衣子の携帯電話が鳴
る。

 芽衣子が出ると、ペットサロンからで、宇喜田がペットサロンに芽
衣子を訪ねてきたと言う。電話に出た宇喜田は、芽衣子に約束は必ず
守ってもらう、と念を押す。

 電話を切った芽衣子は、大切な人を守るためなら自分はどうなって
もいいから、ここから出して欲しい、と頭を下げて万里に頼み込んだ。

 宇喜田との約束の駐車場に現れた芽衣子の前に、宇喜田の車が現れ
る。今はデータを持っていない、と話す芽衣子に、宇喜田はデータが
あるところまで連れて行け、と銃口を向けて脅した。

 そこで宇喜田は影で様子を見ていた万里を撃った。肩を打たれなが
らも万里は宇喜田に威嚇射撃して、芽衣子に逃げるように言う。
 すると宇喜田は、見逃すのは一回だけだ、と言い残して車で去った。

 このことを知った真島が警視庁に戻ってきた。なぜ芽衣子を行かせ
たのか?と真島は怒るが、彼女は関係のない人を巻き込むくらいなら
自分は死んでもいい、と覚悟していたから、刑事として判断した、と
答える。

 真島は芽衣子に、もう頼むからここにいてくれと話すが、芽衣子は
自分で始めたことだから、とあくまでも自分の気持ちを曲げない。

 芽衣子は、初めて真島と出会ったときのことを話す。あの時ちゃん
とアンを見ていたら、あなたたが私と関わることは無かったのに・・
・と。さらに、アンが皆に可愛がってもらっていることを確認した芽
衣子は、自分が代わりたいくらいうらやましい、と漏らす。

 真島は、今は芽衣子だって、オーナーや同僚から大事にされている
し、俺も大切に思っていると伝えるが、今の自分は大切にされるよう
な人間じゃない、と答える。続いて、芽衣子は15年前の自分につい
て話した。

 母親は、愛人を作って出て行った父親に自分が似ていたから自分を
嫌っており、何をしても喜んでくれなかった、だから代わりに誰かの
喜ぶ顔が見たかったし、ありがとうと言われたくて甥っ子に買ってあ
げた、と・・・

 自分が最初にケーキを食べていれば皆は助かったのに・・・そう言
って泣く芽衣子の頭を真島は撫でながら、「君のせいじゃない、君は
巻き込まれただけなんだ・・・」といいって抱きしめた。

 準は、父親である豪に今日の法務副大臣の一日の予定を告げる。最
後の予定をキャンセルして白金の女に会いに行くと話す父親に、準は
「またですか?」と不快感を現すが、父に一蹴される。

 警察の会議室でウトウトする芽衣子の元に準から電話が入る。宇喜
田のことは好きにしていいから、堂島の原稿データを渡して欲しい、
そうしたら、芽衣子の冤罪を立証しすべての罪をなかったことにして、
ここから大切な人と幸せな人生を歩ませてあげる、と言われる。

 電話を切った芽衣子は、トイレから宇喜田に電話をし、自分は今捜
査一課に匿われている、データは宇喜田理事官の机の上においてある
から取りにくるように、と指示する。わかった、と答えた宇喜田の横
には、準がいた。二人で芽衣子をだましてデータを入手するつもりな
のだ。

 宇喜田の偽の目撃情報が準から流され、芽衣子は、宇喜田と会うた
めに真島も騙して、自分は捜査一課に隠れているから、すぐに宇喜田
のところへ行ってくれ、と頼む。後ろ髪を引かれながらも真島は万里
と共に目撃現場に向かう。

 芽衣子は、宇喜田の机に上に、堂島がくれたのとは別のUSBメモ
リーを置いて宇喜田を待ち伏せする。宇喜田は捜査一課に入ると鍵を
かけた。

 宇喜田は芽衣子の問いかけに答えるように、15年前、準から殺人
を告白されたとき、三沢豪に出世を約束させればすべてなかったこと
にしてやると掛け合い、金と権力を使って冤罪を捏造した手口をすべ
て芽衣子に告白した。

 「どうでもいい人間は、上に立つ人間の踏み台になるようこの世界
は出来てるんだ。・・・お前がどうでもいい人間だったことがそもそ
もの罪だ。恨むなら守られる価値のなかった自分を恨め!」

 そう言ってUSBメモリーをポケットにしまった宇喜田が、逆恨み
をした芽衣子に襲われたと言えば正当防衛になるだろう、と言って芽
衣子に銃口を向けた。そのとき、芽衣子は微笑んだ。「ありがとう。」

 捜査一課の内線電話は警視庁記者クラブにスピーカーでつながって
おり、芽衣子は宇喜田の告白をすべてマスコミに聞かせていたのだっ
た。忌々しく電話を切る宇喜田。

 「あなたの命で償いなさい。」芽衣子がそう言った瞬間、影から万
里が銃を構えて現れた。何か裏がある予感のしていた真島は、万里を
捜査一課にもぐりこませていたのだった。「銃を置きなさい!最低の
人間。」

 銃を置いた宇喜田に近づいた万里は、逆に不意を付かれて宇喜田に
襲われて気を失い、銃を奪われる。再び万里の銃を構えて芽衣子に近
づく宇喜田。

 そこへ、万里から連絡をもらった真島が飛び込んできた。しかし、
芽衣子は宇喜田の腕の中で頭に銃を当てられている。「撃って!」
 芽衣子が叫んだ瞬間、万里が椅子を投げた。

 宇喜田の気がそれた瞬間、真島がうきたの腕を撃って芽衣子は万里
に保護された。「宇喜田!すべての罪を認めるんだ!」

 そう迫る真島に、宇喜田は最後の一服をさせてくれ、とポケットに
手を入れようとした。「動くな!」真島の言葉に反して宇喜田はポケ
ットに手を入れて隠していた拳銃を構え、二つの銃が発砲した。

 宇喜田は左胸を撃たれ、呻きながら倒れこんだ。そして、這いなが
ら自分の椅子に座り、いつもの様に足を机に上げて笑い出すと、血を
吐いて絶命した。

 ショックで銃を構えたまま固まっている真島に近づいた万里は、静
かに銃を下ろさせた。芽衣子は涙を流しながら一人捜査一課を出て行
った。

 部屋に門倉たち捜査一課の面子が戻ってきて、真島と万里に上に事
情を説明してくるように命令する。しかし、芽衣子がいなくなったこ
とに気付いた真島は芽衣子を探しに飛び出していく。

 捜査一課の前には、先ほどの芽衣子が仕組んだやり取りを聞いたマ
スコミが押しかけており、そんな中万里は宇喜田のポケットからハン
カチを使ってUSBデータを取り出した。

 自分の部屋に戻った芽衣子は、真島が破いた写真が散乱する部屋の
中で琴美に電話をして、店を辞めることとこれまでのお礼を言った。

 芽衣子を探して芽衣子の部屋にたどり着いた真島。しかし、部屋の
中はきれいに整理されており、芽衣子の姿はなかった。「芽衣子・・
・」

 三沢家の前で父が出てくるのを待つ三沢準の携帯がなる。「堂島の
原稿持ってきてあげたわよ、あなたの家まで。」そう言うと、芽衣子
は準の目の前に姿を現した。



寸  評  やっぱり宇喜田の最期はすばらしかった(?)です。堂島の最期
のやりとりに引き続き、本当に見ごたえのある演技でした。吉田鋼太
郎さんが話の中心に出てきた後半は、玉木宏さんら若手の方々の存在
はすっかり薄くなってしまいました。さすがです。

執 筆 者 フラ()

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2. 編集後記
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 すっかり今年も終わりが近づいてきました。年をとるごとに本当に時間があ
っという間に過ぎ去ってしまいます。「一年間に○日間ご両親に会っていて、
ご両親が80歳まで生きるとすると、これから一緒に過ごせる時間はもう○○
日しかない!」と言うようなことが書かれた本を先日書店で見かけました。ま
さにその通り!少しでも親孝行したいです。(フラ)

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