Daily Drama Express 2010/11/11 医龍３ (5) 2010/12/24

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タイトル：Daily Drama Express 2010/11/11 医龍３ (5) 2010/12/24

===================================================== 発行部数 32 == ★★ 日刊ドラマ速報 ★★ 　　　　　　　　　　　 ☆☆ 2010/11/11 (Thr) ☆☆ ====================================================================== == 目次 ============================================================== 　　1.木曜日の連続ドラマ　　2.編集後記 ====================================================================== ---------------------------------------------------------------------- 1.　木曜日の連続ドラマ ---------------------------------------------------------------------- タイトル　医龍３～Ｔｅａｍ　Ｍｅｄｉｃａｌ　Ｄｏｒａｇｏｎ局　　名　フジテレビ系放映日時　月曜21時キャスト　胸部心臓外科医　　　　　朝田龍太郎（坂口憲二）　胸部心臓外科教授　　　　加藤　晶（稲森いずみ）　循環器内科研究医　　　　藤吉圭介（佐々木蔵之介）　麻酔医　　　　　　　　　荒瀬門次（阿部サダヲ）　胸部心臓外科　　　　　　伊集院登（小池徹平）　胸部心臓外科研修医　　　真柄冬美（谷村美月）　胸部心臓外科　　　　　　木原毅彦（池田鉄洋）　循環器内科カテーテル医　黒木慶次郎（遠藤憲一）　元胸部心臓外科教授　　　野口賢雄（岸部一德）　明真大学長　　　　　　　鬼頭笙子（夏木マリ）原　　作　乃木坂太郎原　　案　永井明脚　　本　林宏司あらすじ　第五話　「いいように使われるのは、もうゴメンです」　明真大学付属病院の心臓外科チーム「チームドラゴン」で、助手役を務めていた伊集院　登（小池徹平）は、そう言い放って黒木慶次郎（遠藤憲一）率いる循環器内科のカテーテル治療チームに移籍した。　……チームドラゴンが誇る天才外科医・朝田龍太郎（坂口憲二）にはどうやっても追いつくことすらできず、チームドラゴンを率いる加藤晶（稲森いずみ）には院内の権力闘争のコマとして扱われる。懸命に努力し、功績を挙げてもすべて報われることはない。　伊集院はそんな扱いに不満を抱いていたのだ。　しかし、チームドラゴンにとっても、腕のいい若手で貴重な戦力でもある伊集院。加藤は引き留めようとするが、伊集院は「お世話になりました」とだけ言って部屋を去る。　中国の元衛生部部長・李強忠が明真大学付属病院にやってくることになった。　日本で言う、厚生労働省の元大臣にあたる大物。人間ドックのために来院することに。　学長の鬼頭笙子（夏木マリ）の部屋に、元心臓外科部長の野口賢雄（岸部一徳）がやってきて、対策を話し合っている。　大物の権力者である李は、明真の経営改革「メディカル・ツーリズム」の第一号にふさわしい人物。　日本の先進医療を受け、退院して観光旅行をして本国に戻る。旅行の楽しさと、健康管理の一石二鳥を提供する構想だ。もし、李が満足してくれれば、中国の権力者たちに「メディカル・ツーリズム」のすばらしさを宣伝してくれるだろう。そうなれば、中国の富裕層が一気に押し寄せてくる。　そんな期待がかかった訪問。　しかし、問題があった。　李強忠は、“コワモテ”で知られる人物。李の怒りをかって左遷された人物は数知れず。李の笑顔をみた人物は一人もいない、とすら言われているらしい。　「やっかいね……」　鬼頭は眉をひそめた。　一方、伊集院の抜けたチームドラゴンは、難易度の高い「デービット手術」を予定していた。　だが、伊集院がいないと、手術に差し支えがあるだろう。　加藤はそれを気にして、朝田に伊集院を説得してくれないかと頼む。　だが、朝田は「血管内治療を学ぶには、カテーテルが役に立つ」と取り合わない。　そんな朝田の態度に、チームドラゴンの内科医・藤吉圭介（佐々木蔵之介）も疑問を感じる。　「伊集院が、チームから抜けてもいいのか？」　朝田に問いかけるが、「誰かが抜けても機能する、それが真のチームだ」と気にする様子もない。　藤吉は納得し切れていない様子だが、うなずく。　そして、「例の患者に会って欲しい」と言う。　その患者は、十三歳の拡張型心筋症……。　その数日後、いよいよ李強中が来院。　病院内は、総出で李を歓待する。　その一方で、十三歳の男の子もまた、ひっそりと来院していた。　どこの病院でも「治療は不可能」と言われ続け、朝田の評判を聞いてすがる思いで明真にやってきたのだ。　だが、男の子は諦めと不信に、投げやりな態度を続けるのだった。　その頃、朝田とチームドラゴンはデービット手術を行っていた。　いつもの伊集院の場所に、代理の人物。それなりに頑張っているのだが、チームワークが合わない。　朝田もやりにくそうだ。どうにか終わらせたが、いつもの冴えは見られず、見守っていた加藤も大きなため息を漏らす。　拡張型心筋症の男の子・真鍋透のもとに朝田と加藤、藤吉が治療方針の説明にやってきた。　心臓の機能が思ったよりも低下していて、手術をしても回復の見込みはない。投薬によって現状を保ちつつ、心臓移植の提供者をまって、移植する以外に手はない。折しも、「小児臓器移植」を認める法案が、国会を通過したところ。その適用第一号ということになるだろう……。　丁寧に説明する加藤だが、透は「それができるまで、僕は生きていますか？」と聞く。　それまで、絶望をさんざん味わった少年の言葉に、一同は絶句する。　翌日、透が車いすで中庭の散策をしていると、朝田と出会った。　透は朝田に聞く。「先生、僕は助からないんですよね」「……ああ、医者がどんな治療を施そうと、助けられない患者はいる」　朝田はきっぱりと言う。「……そうですよね。僕、みたいにね……」「そうだ……。お前のように、病気と闘おうともしない患者だ」　透は朝田の顔を見つめ返す。「医者ができるのは、立ちあがろうとする患者に手をさしのべることだけだ」　朝田はそんな言い方で、透に「あきらめるな」と伝えるのだった。　病室に戻った透は、母親に「家にあるコントのＤＶＤを持ってきてよ」と頼む。　不思議がる母親に、透は笑顔で言う。「ちょっとね、笑いたい気分なんだ、今」　そのころ、李強忠の身体に異常が発見される。　　対応に出た野口が、李に説明することに。　大動脈が蛇行していて、このままでは血液が正常に流れなくなってしまう。早急に手術が必要……。　しかし、手術をしてしまうとこの後のスケジュールが狂ってしまい、せっかくの京都旅行が中止になってしまう、と李は不機嫌。　野口は、小さく微笑んで断言する。　明真が誇るカテーテル治療のスペシャリスト、黒木ならばすぐに治すことができます。　李は、半信半疑ながらカテーテル治療を受けることを承諾する。　依頼を受けた黒木は、さっそく治療法についてチームの全員に説明する。　そして、助手に伊集院を指名するのだった。　人気のない廊下ですれ違った野口と加藤。　ふと、野口は加藤に「狭心症の男の子を受け入れたそうだね」と話しかける。　加藤は軽くいなして去ろうとすると、野口は追撃する。「その子どもは、助かるのかなぁ？　」「何を言っているんです……」「ドナーが現れて、その子が移植を受けられる保証、どこにあるの？　それでも受け入れたのは、学長に対するパフォーマンスだけでしょう？」「バカな！！」「患者さんを、道具に使うのは、もう止めた方がいいよ。だって、肝心の朝田先生も常陽大にレンタルされるんでしょう？」「何を言って……」「気の毒だねぇ、外科の存続のためだけに利用される患者さんは……。ましてそんな子どもを……」「いい加減にしてください！」　激しく言い返す加藤。野口は口をつぐんだ。　だが、その廊下の先には、透の姿。　透はショックのあまり、壁に手を突いたまま崩れ落ちてしまう。　李強忠のカテーテル治療が、まさに行われようとしているそのとき、ふらふらと非常階段を上っていく透。　透の頭には、先ほど野口が言っていた「気の毒だねぇ、利用される患者さんは……」という言葉が響く。　自分は単に、利用されていただけ。決して助かることはない。朝田もどこかの大学に行ってしまうらしい……もう、ダメだ。　透が向かったのは、病院の屋上。　よろめくようにてすりにつかまった透は、危うげにビルの端に立つ……。　朝田は、常陽大に向かう途中、これから病院を出発しようとロビーを歩いているところだった。　そのとき、何かの予感が……。　空を見上げる朝田。その目に映ったのは、病院の屋上で今にも飛び降りようとする、透の力ない姿だった。　朝田は走り出す。　黒木のカテーテル治療は、無事に終了。　短い時間、素早い治療に、李も満足。「誰も見たことがない」と言われていた笑顔を、病室で見せ、黒木と固い握手をするのだった。　そのころ、屋上から中庭に飛び降りた人物がいると、病院中で大騒ぎになっていた。　ちょうど藤吉は、透が病室から居なくなったと聞いて病院内を探しまわっていた。さらに透が非常階段を上っていく姿が目撃されている。　大慌てで走り出す藤吉。　ＥＲからは、飛び降りた患者の情報が入る。心臓が大きな損傷を受けているという。　その手術をできるのは、朝田か、加藤だけ。だが、朝田は常陽大に行っている。加藤もまた手術中。　心臓外科チームは大混乱。　一方、大学室長室では、鬼頭が李強忠が満足してくれたことに、胸をなで下ろしていた。　野口は鬼頭にほめられて、満面の笑み。これなら、もっと上の地位に就けるはず……。　だが、鬼頭は言う。　中国に行って、李から始まった人脈を強化してきて欲しい。　野口はあっけにとられる。　それは鬼頭の計画通り。野口のプランを実行したあとで、野口を飛ばしてしまうという、いいとこ取りの計画。　しかし、すべての人事権をもっているのは鬼頭。野口にさからう術はない。　鬼頭は満足げに、野口は表情を硬くする。　透が屋上に向かった、という目撃者の証言で藤吉らは屋上に駆け上がる。　しかし、屋上で見つかったのは、泣き続ける透本人。　では、飛び降りたという人物はいったい……？　同時刻、朝田もおらず、加藤も手が離せないということで、代理で飛び降りた患者を見に来た伊集院。　ストレッチャーに乗せられ、激しく出血し、危篤状態に陥っていた患者は……朝田龍太郎……。寸　　評　　ええええええ……！　その展開にビックリというより、あの短時間に屋上に行って少年の身代わりに落下って、どういう瞬間移動ですか！　とまあ、本編よりも最後の最後、朝田がストレッチャーに横たわるシーンに思わず突っ込みを入れてしまいましたが。　今回はなにやら、とってつけたような回でしたね。　中国の大物もあまり大きなトラブルにはなりませんでしたし、むしろメインは狭心症の少年の方だったようですし。過渡期というかエピソード的には、前の回と次の回のつなぎ、というか、あっさりした印象でした。　しかし、個人的に大好きな野口元教授が中国に飛ばされてしまうなんて……。ショックです。　さて、次回はどうなりますか。執筆者　畑中ヒロ() ---------------------------------------------------------------------- 2.　編集後記 ---------------------------------------------------------------------- 　医療の国際化、というのがこのドラマの中でも語られておりますが、わりと病院で外国人の方をみかけることが多くなったような気がします。昔は、病院で外国の方にお会いすることなんて、まったくなかったもんですがね。　まあ、私の住んでいる地域に、アジア系の方が多いというのもありますが。国際化を肌で感じる瞬間でもあります。　ちょっと前、待合室で「ムハンマド……さーん、３番の診察室に……」なんて聞いて、吹き出しそうになりました。　おーい、それできちんと伝わるのかー？　受け入れる側にも、国際化が必要なようです。（畑中ヒロ） ====================================================================== 発行元：ドラマ研究会 e-mail：info@j-drama.tv url ：http://www.j-drama.tv/ ＩＤ：MM3E195F16414CD このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。（http://www.mailux.com/) ======================================================================

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