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タイトル:Daily Drama Express 2010/12/03 秘密 (8)  2010/12/09


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2010/12/03 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル 秘密
局  名 テレビ朝日系
放映日時 金曜23時15分
キャスト 杉田藻奈美(志田未来)
 杉田平介(佐々木蔵之介)
 橋本多恵子(本仮屋ユイカ)
 小坂洋太郎(橋本さとし)
 吉本和子(池津祥子)
 藤崎和郎(升 毅)
 川辺由梨絵(林 丹丹)
 相馬春樹(竜星涼)
 梶川征子(堀内敬子)
 梶川幸広(吹越満)
 梶川逸美(日向ななみ)
 根岸文也(田中 圭)
 杉田直子(石田ひかり)
原  作 東野圭吾「秘密」(文春文庫刊)
脚  本 梅田みか
主題歌  初音「つよがりソレイユ」(ユニバーサル J)

あらすじ 第8話「東野圭吾原作〜妻との永遠の別れ〜」

 春樹(竜星涼)との仲を引き裂き、盗聴もばれて以降、藻奈美(直
子)(志田未来)はほとんど口をきかなくなってしまった。それから
1ヵ月が過ぎ、季節は春になった。その間平介(佐々木蔵之介)はや
つれてしまった。

 ある日の夕方、平介は藻奈美の部屋に行き、夕飯にしようと声をか
けた。藻奈美(直子)見やると本を読んでいて、『死ぬ瞬間』という
タイトルが目にはいった。
「平ちゃん、由梨絵ちゃんから5月の連休に旅行に誘われた」
「そうか、よかったじゃないか」
「でも断った。男の子も行くみたいだから」
「直子、俺を憎んでいるのか?」
「そんなわけないじゃない。どうしていいのか、わからないの……」
 藻奈美(直子)は沈んだ声で答えた。

 次の日、平介は胸騒ぎがして会社から飛んで帰ってきた。案の定と
言うべきか、藻奈美(直子)は家にいなかった。慌てて携帯に連絡を
すると、つながった。
 心底安堵した。藻奈美(直子)が苦しみ、それから逃れるのが死ぬ
ことしかないと考えていたら、と平介は不安になっていた。藻奈美
(直子)は1人でいろいろ考えているのだと言う。
「あたし、あの事故以来平ちゃんを悲しませてきたのかもしれないね」
 その言葉に平介は涙を流した。
「そんなこと、ないよ。今どこにいるんだよ」
「屋上……学校の」
「待ってろ。俺が行くまで必ず」
 平介はすぐに学校へ走った。

 屋上で、藻奈美(直子)は夜空を眺めていた。
「直子、どこにもいかないでくれ。俺の傍にいてくれ!」
 藻奈美(直子)は静かに歩みよってきた。
「平ちゃん、あたしは死なない。死にたくても死ぬことさえできない
のよ。だってこの身体は自分の身体じゃないんだもの」

 家に戻り、藻奈美(直子)は言った。
「事故以来ずっと考えていた。あなたと夫婦でいるためには、あたし
が直子になるしかない。だから一生隠し通していく平ちゃんに覚悟が
あるならあたしはこの身体を捧げる。」
 心だけ夫婦でいるのは平介にも、そして直子にも限界だった。その
晩平介は藻奈美(直子)とベッドをともにした。だが、震えている藻
奈美の姿に平介は「やめよう」と言った。直子も「そうね……」と言
った。

 平介のもとに沢田美香子(朝加真由美)から突然電話が入った。ち
ょうど文也(田中圭)の就職のことで東京に来ているのだと言う。会
うと、美香子は本当のことを話したいと切り出した。美香子が言うに
は文也は梶川(吹越満)の本当の息子ではないのだと言う。文也は美
香子の妹、ノリコが別の男との間にもうけた子で、ノリコは梶川の息
子と偽って結婚した。しかしそのことがばれてしまい、「父親のふり
はできない」と梶川は家を出た。別の女と逃げたと言うのは、ノリコ
の嘘だった。

 すべては、妹の嘘のせいで、梶川には何も責任はないと美香子は話
した。しかし梶川はその後もノリコや文也のことを忘れず、文也の大
学の費用を仕送りしたのだった。文也を捨てたことで梶川も苦しんで
いた。

 文也が就職したのは、平介の会社だった。平介は文也に会った。文
也はすべてを聞かされて、梶川が本当の父親でなかったことも知って
いた。
「あなたは、事故を起こした梶川を許すのですか?」
 事故の真相を知り、理解を示す平介に文也は尋ねた。
「そんなことは軽々しく言えないが、梶川が血の通った人間だったこ
とを知って、どこかホッとしている」
 平介はそう答えた。

 平介は改めて直子を苦しめてきたことを思った。直子にとっての幸
せは何なのだろう?藻奈美としてしか生きていけない直子の……。も
ういい。その時が来たのだ。

 家に帰ると、平介は庭にいる藻奈美(直子)に声をかけた。
「藻奈美……」
 直子と呼ばなかったことに藻奈美(直子)は驚いた。
「なぜ?」
「長い間苦しめて悪かった。今言えるのはそれだけだ」
 平介は深々と頭を下げた。藻奈美(直子)の目に涙があふれて来た。
藻奈美(直子)は自分の部屋に駆け込み、堰を切ったように声をあげ
て泣いた。

 それは奇妙な目覚めだった。気がつくと夜が明け、朝日が差し込ん
でいた。平介はコタツで眠ってしまったことに気付いた」。起き上が
り、庭を見ると、藻奈美がしゃがんでいた。
「藻奈美?」
 藻奈美の様子がどこか違った。
「お父さん、あたしどうしちゃったんだろう?」
 藻奈美は、自分はバスに乗っていたはずなのに、どうしてここにい
るのか分からないと言った。
「藻奈美?藻奈美なのか?」
「何言ってるの?あたしは藻奈美よ」
 平介は驚愕した。そこにいるのはまぎれもない藻奈美だった。平介
は藻奈美を部屋に入れ、ゆっくりとショックを与えないように、バス
で事故が起きたことを話した。
「お母さんは?お母さんはどこ?」
 藻奈美は不安そうな表情を浮かべた。
「お母さんは、事故で亡くなった」
 平介は正直に言った。
「どうして?どうして?」
 泣き崩れる藻奈美を平介はそっと肩を抱き寄せた。



寸  評  ようやく藻奈美が戻ってきて、その理由が次回明らかになると思
いますが、単に時間が経過して直子が風化したというだけでは、味気
ない気がしますので、あっと驚くようなものであってほしいです。そ
してそれが事故と深いかかわりがあることも期待したいです。

執 筆 者 けん()

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2. 編集後記
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 先週疲れが取れにくいというようなことを書いたのですが、今度は筋力面の
低下も実感する出来事がありました。私はプレーパークでボランティア活動し
ているので、その時はよく走り回るのですが、先日フェンスに足をかけて上ろ
うとしたら、腿に変な痛みが走りました。肉離れのようピリッとするでもなく、
つる感じでもなく何というかあまり動かしてないところを急に動かしたのでび
っくりしたという感じでした。痛みはしばらく続きましたが、やがて収まり元
通りになりました。とはいえ足をかけて一気にフェンスに上るというのは今後
は恐くて出来そうにありません。(けん)

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