メルマガ:日刊ドラマ速報
タイトル:Daily Drama Express 2010/11/19 秘密 (6)  2010/11/26


===================================================== 発行部数   32 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2010/11/19 (Fri) ☆☆
======================================================================

== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
======================================================================

----------------------------------------------------------------------
1. 金曜日の連続ドラマ
----------------------------------------------------------------------
タイトル 秘密
局  名 テレビ朝日系
放映日時 金曜23時15分
キャスト 杉田藻奈美(志田未来)
 杉田平介(佐々木蔵之介)
 橋本多恵子(本仮屋ユイカ)
 小坂洋太郎(橋本さとし)
 吉本和子(池津祥子)
 藤崎和郎(升 毅)
 川辺由梨絵(林 丹丹)
 相馬春樹(竜星涼)
 梶川征子(堀内敬子)
 梶川幸広(吹越満)
 梶川逸美(日向ななみ)
 根岸文也(田中 圭)
 杉田直子(石田ひかり)
原  作 東野圭吾「秘密」(文春文庫刊)
脚  本 梅田みか
主題歌  初音「つよがりソレイユ」(ユニバーサル J)

あらすじ 第6話「東野圭吾原作〜許されない恋の始まり〜」

 征子(堀内敬子)の死因は心筋梗塞だった。平介(佐々木蔵之介)
が訪れた日の晩、突然胸の苦しみを訴え、そのまま亡くなったと言う。
最期の時に平介に電話をかけたのは何だったのか、今となっては永久
にわからない。

 平介は藻奈美(直子)(志田未来)とともに通夜に参列した。家に
帰った後、逸美(日向ななみ)から電話があり、渡したいものがある
と伝えて来た。

 数日後逸美がやって来た。藻奈美(直子)はもてなすための料理を
作っていたが、それは藻奈美の好物ばかりだったのが平介は気になっ
た。逸美は来週親戚の家に引き取られると話し、梶川(吹越満)の懐
中時計を差し出した。平介は大切な形見なので受け取れないと言った
が、自分が持っていると処分されてしまうからと言ってどうしてもも
らってほしいと言うばかりだった。

 由梨絵(林丹丹)は検査薬を試したところ、陽性だったと藻奈美
(直子)に打ち明けた。
「どうしよう、どうしたらいい?」
 由梨絵は不安な表情でおびえていた。

 平介は札幌に出張することになった。気が進まなかったが、梶川の
送金先の女性は札幌にいる。平介は札幌につくと、知り合いの時計屋
に梶川の懐中時計を見たててもらった。ふたが壊れて開かないのを直
したいのもあった。骨董的価値はなかった。しかしふたを開けて見る
と、男の子の写真が映っていた。もしかしたら梶川の送金先の女性の
息子なのかもしれない。
 札幌から帰って来た平介は、また札幌に行く機会があるのでその時
は送金先の女性、サワダミカコに会って梶川が死んだことを話してく
ると藻奈美(青子)に言った。藻奈美(直子)は納得した様子ではな
かった。平介は事故の究明よりも征子のために行動しているようで複
雑な思いが胸中にあった。
 藻奈美(直子)は由梨絵を産婦人科に連れて行った。メールで連絡
しておいたので、春樹(竜星涼)もやって来た。しかし由梨絵は待合
室の大人たちの冷たい視線に耐えられず、病院を飛び出してしまった。
「やめてよ、2人とも。私に優しくしないで!本当は……」
 由梨絵は泣きながらうずくまり、お腹のあたりを抑え込んだ

 平介はPTA役員会に出席した。議題は春樹のことに集中し、多恵
子先生(本仮屋ユイカ)の担任としての指導力に非難が集中した。

 藻奈美(直子)は由梨絵を知りあいの産婦人科医のところに連れて
行った。診断の結果、流産していたことがわかった。由梨絵は意識を
回復していて、少し落ち着いていた。
「モナ、あたし嘘ついてた。父親はよく知らない大学生。相馬くんに
ふられて……。あたし、ごめんなさい」
 由梨絵は泣いていた。
「もういいのよ。でも由梨絵ちゃんのお腹の中で1つの命が亡くなっ
たの。その痛みはちゃんと覚えておいて」
 藻奈美(直子)はそう言って由梨絵の頭を撫でた。

 病院を出てくると、春樹が待っていた。藻奈美(直子)はなぜ自分
が父親じゃないと言わなかったのか聞いてみた。
「だって由梨絵が言わないってことは言いたくない相手なんだろ。な
ら俺が身代わりになればいいかなって」
 藻奈美(直子)は春樹の意外な一面を見た気がした。春樹は思った
ほど悪い子なんじゃない気がした。

 役員会の後、多恵子先生は平介に夜に会いたいと言ってきて、その
晩居酒屋に行った。多恵子先生は自分は教師として失格だと、一体ど
うすればいいのかと平介に相談した。平介は「そんなことないですよ。
一生懸命頑張っているじゃないですか」と励ました。多恵子先生は酔
いが回って来たのか、不意に平介の肩に頭をもたれかかって来た。平
介は妙に緊張するのを覚えずにはいられなかった。

 春樹と話し込んでしまい、藻奈美(直子)は帰りが遅くなってしま
った。春樹に送られて家に入るところを平介は偶然見てしまった。家
にはいると、平介はPTAで春樹の素行が取り上げられた、だからも
う関わるなときつく言った。「相馬くんはそんなに悪い子じゃない。
とてもいい子よ」
 藻奈美(直子)はむきになって言い返してきたので、平介は驚いて
しまった。だが何か言おうとした時、藻奈美(直子)にYシャツの肩
口にファンデーションがついていると言われてしまった。

 平介は次の出張でサワダミカコが働いていると言うラーメン屋に行
った。藻奈美(直子)はいい顔をしなかった。勝手にすればと突き放
すように言った。平介は美香子(朝加真由美)に会うと梶川と征子が
死んだことを伝えた。しかし美香子は自分にはもう関係ないの一点張
りで梶川のことには一切触れようとしなかった。

 平介はがっかりして帰ろうとしたが、ちょうど大学生くらいの青年
が帰って来た。平介は直観的に懐中時計の男の子だとわかった。彼の
名前は文也(田中圭)、梶川の息子であり、美香子は伯母で、梶川が
自分の母を捨てて以来、美香子に育てられていた。
 自分と母を捨てた、文也にはその思いが強く、梶川について話すこ
とはないと言った。平介は美香子に仕送りしていたことを話した。文
也は仕送りのことを知らなかったらしく驚いていた。しかしそれで罪
滅ぼしになるとは思わない、父親としての義務を放り出したことには
変わりないのだからと。平介はそれ以上何も聞けず、懐中時計の写真
だけ渡して立ち去った。

 なぜ梶川は美香子にお金を送っていたのか、美香子はなぜ文也にそ
のことを話してないのだろう。梶川にとって征子と逸美はなんだった
のか、残りの半生を過ごすためのただの同居人なのか、父親として捨
て去った妻と息子のことはどう思っていたのだろう。平介はわけがわ
からなくなった。
 平介はひどく疲れて繁華街を通り過ぎていた。客引きが平介に声を
かける。「たまには息抜きしなよ、お父さん」。お父さんという言葉
がひっかかり、平介は店に引きこまれるように入った。そのころ、藻
奈美(直子)のもとに春樹がやって来た。「今日はお父さん出張でい
ないの」。藻奈美(直子)はそう言うと夜遅くにもかかわらず春樹を
家に招き入れた。



寸  評  征子が死に、美香子も文也も梶川のことは語りたがらず、平介は
手詰まり状態になってしまいました。この分だと事故の原因究明の手
掛かりは得られなくなってしまいますが、平介はどうするつもりでし
ょうか。そして事故にのめり込むがゆえに、事故を忘れ去りたい直子
との関係もぎくしゃくし、直子は直子で春樹に感情移入していってし
まいます。このドラマのテーマは夫婦の愛情なのかなと推測したりし
ます。

執 筆 者 けん()

----------------------------------------------------------------------
2. 編集後記
----------------------------------------------------------------------
 早いもので今年も残すところあと1カ月余り。夏の猛暑が嘘のように最近は
めっきり寒くなってきました。暑かったころは涼しい高原に行きたいなと思っ
てたのですが、忙しくついつい行きそびれてしまいました。来年は暑い盛りに
行きたいものです。(けん)

======================================================================
発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。
(http://www.mailux.com/)
======================================================================

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。