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タイトル:Daily Drama Express 2010/11/05 秘密 (4)  2010/11/11


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2010/11/05 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル 秘密
局  名 テレビ朝日系
放映日時 金曜23時15分
キャスト 杉田藻奈美(志田未来)
 杉田平介(佐々木蔵之介)
 橋本多恵子(本仮屋ユイカ)
 小坂洋太郎(橋本さとし)
 吉本和子(池津祥子)
 藤崎和郎(升 毅)
 川辺由梨絵(林 丹丹)
 相馬春樹(竜星涼)
 梶川征子(堀内敬子)
 梶川幸広(吹越満)
 梶川逸美(日向ななみ)
 根岸文也(田中 圭)
 杉田直子(石田ひかり)
原  作 東野圭吾「秘密」(文春文庫刊)
脚  本 梅田みか
主題歌  初音「つよがりソレイユ」(ユニバーサル J)

あらすじ 第4話「東野圭吾原作〜私の記憶が消える日」

 直子(石田ひかり)の長野の実家から直子の母親の7回忌をすると
いう連絡が来た。直子の姉は直子が亡くなって以後、平介(佐々木蔵
之介)と藻奈美(志田未来)を心配もしていた。平介はまた直子が嫌
な思いをするだろうと思い、返事をためらっていたが、藻奈美(直子)
は行くという。久しぶりに父親や姉に会いたい気持ちが大きかった。

 平介はまず事故現場に立ち寄った。たくさんの献花があった。そこ
に自分たちの花を置いた。藻奈美(直子)は険しい表情をしていた。
事故があって以来、藻奈美が夢に出てくることもなく、話もできない。
だから事故現場に来れば藻奈美に会える何かがあると思っていたのだ。
しかしそれもない。
「藻奈美ーっ、藻奈美ーっ!」
 藻奈美(直子)は泣き叫んでいた。平介は叫ばなかった。藻奈美の
姿をした直子の前で何と叫んでいいのかわからない。そんなところか
ら平介と直子の間にはひずみが生まれていた。

 出迎えたのは直子の姉夫婦とその父だった。父親は無愛想な感じだ
ったが、手打ちそばを作って出してくれた。藻奈美(直子)は一口食
べるとポロポロと涙がこぼれて来た。
「どうしたんだい?」
 みんなが不思議そうな目で見てきた。直子には小さいころから食べ
て来た懐かしい味だったのだ。
「ごめんなさい。お母さんのこと思いだして」
 藻奈美(直子)は席を外した。平介が追いかけると、「ごめん、や
っぱり帰ろう。あたしにはここは辛すぎるから」と言った。

 その晩、平介が直子の納骨をすませていないと聞くと、直子の父は
早く済ませて忘れるべきだと言った。それがたまたま聞いてしまった
藻奈美(直子)は複雑な思いにとらわれた。直子の父が平介と藻奈美
のためを思って言っているのはよくわかる。このままでいいわけがな
い。

 その晩、直子は藻奈美の夢を見た。直子は驚き、藻奈美の手を握っ
て、戻って来てと話しかけた。しかし藻奈美は沈んだ顔をしていた。
「お母さん、ありがとう。今日はあの場所に来てくれて。さようなら」
 そう言うと藻奈美はすっと消えてしまった。目が覚めた後、直子に
は藻奈美の手のぬくもりが残っているように感じた。

 翌日、平介は用事があるからと言って、1日切り上げて帰ることに
した。藻奈美(直子)は父親のところに行き、肩たたきをした。昨日
実家で自分が子どもの頃作った「かたたたきけん ゆうこうきげん:
いっしょう」という券が出てきたのだ。
「代わりにやってあげる」
 そう言って藻奈美は肩たたきを始めたのだった。
「昨日はすまんな。お母さんを思い出させてしまって」
「ううん、おいしかったよ、“お父さん”のおそば」
「えっ?」
 父親は聞き違いなのかと怪訝そうな顔をしていたが、藻奈美は何も
言わず肩をたたき続けた。そして思った。ここには2度と来ない。や
っぱり自分は死んでしまった人間だからと思った。

 休み明け、事故の賠償金額が決まった。1人につき3600万円。
梶川の過失の分が引かれたものだった。これで終わりか、あっけない。
平介はやっと終わったというような安堵感などなく、空しさだけが募
った。

 帰り道、平介は知らず知らず征子(堀内敬子)に電話していた。し
かし出て来たのは娘で、征子は入院しているので出られないと話して
くれた。

 家に帰り、平介は示談書を藻奈美(直子)に見せた。
「そっか、それが私の命の値段か」
 藻奈美(直子)は吹っ切れたようにつぶやいた。
「お墓買おうか。納骨しよう」
 藻奈美(直子)はそう続けた。その瞬間、平介は言いようのない苦
しみに襲われ、洗面所へ駆け込んだ。納骨すると言われて、直子を完
全に失うことが現実問題となったその瞬間に、激しい拒絶感が起きた
のだった。

 しかし1ヵ月経たないうちに、平介はお墓を買い、直子の納骨を済
ませた。直子はいるけれど、直子の身体はもうない。
「ねえ、あたしこれから平ちゃんのこと、お父さんて呼ぶ。藻奈美と
して生きるから」
 藻奈美(直子)は笑顔でそう言った。



寸  評  藻奈美(直子)が吹っ切れて、完全に藻奈美になろうとして、話
が動き出したように思います。なので、ようやく面白くなり始めたか
なという感じです。事故も賠償問題に区切りがつきましたので、ここ
からは平介と征子のところに特化されていくことになりそうです。先
が読めない展開ですが、引きつけられるものが出てきました。

執 筆 者 けん()

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2. 編集後記
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 寒くなって来て、また洗濯物で悩む時期になりました。家主との契約で部屋
干ししかできず、浴室乾燥を使うのですが、シーツや布団カバーなど大きなも
のは折りたたんで干すので、乾燥機を使っても数時間程度では生乾き状態です。
HPで何かいい方法がのってないか、いろいろ探す日々です。(けん)

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