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タイトル:Daily Drama Express 2010/10/29 秘密 (3)  2010/11/05


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2010/10/29 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル 秘密
局  名 テレビ朝日系
放映日時 金曜23時15分
キャスト 杉田藻奈美(志田未来)
 杉田平介(佐々木蔵之介)
 橋本多恵子(本仮屋ユイカ)
 小坂洋太郎(橋本さとし)
 吉本和子(池津祥子)
 藤崎和郎(升 毅)
 川辺由梨絵(林 丹丹)
 相馬春樹(竜星涼)
 梶川征子(堀内敬子)
 梶川幸広(吹越満)
 梶川逸美(日向ななみ)
 根岸文也(田中 圭)
 杉田直子(石田ひかり)
原  作 東野圭吾「秘密」(文春文庫刊)
脚  本 梅田みか
主題歌  初音「つよがりソレイユ」(ユニバーサル J)

あらすじ 第3話「東野圭吾原作〜16歳の妻、同窓会へ!!〜」

 藻奈美(直子)(志田未来)は、翌日春樹(竜星涼)にこれからは
友達として付き合いたいともう一度はっきり言った。母が亡くなって、
父の世話とか家事がいろいろと大変だから、と。春樹は信じられない
という眼差しを向けた。
「なんだよそれ。藻奈美はお母さんのような専業主婦になりたくない
って、言ってたじゃないか!」
 春樹は駆けて行ってしまった。藻奈美(直子)は思いもよらないこ
とを知ってショックを受けた。

 慌てて由梨絵(林丹丹)に確認してみると、確かにそう言ってたと
言う。藻奈美は「あたしとお父さんと庭の花を取ったら何が残るんだ
ろう?もっと自分のために生きればいいのに」と言っていたらしい。

 平介(佐々木蔵之介)はまた遺族会の会合に出席した。会社側は梶
川運転手(吹越満)が会社の許可なく深夜トラックのアルバイトをし
ていたことを明らかにし、梶川に全責任があるとした。それでは補償
金の支払いができなくなるのではないかと遺族たちは怒声をあげた。

 家に帰ると、藻奈美(直子)が数学の宿題を見てほしいと言ってき
た。平介が少し教えると、藻奈美(直子)はスラスラと解いた。
「あたし、数学って平均点以上取ったことなんてなかったのになあ」
 藻奈美(直子)は驚いた。
「それって」
 どうやら心は入れ替わっても脳は藻奈美のものらしい。藻奈美は理
数系が得意だった。

 平介に大学時代のサークルの同窓会の案内がきた。平介は藻奈美
(直子)に気を使って行かないと言ったが、藻奈美(直子)は気分転
換に行って来ればいいと言って送りだした。

 次の日から春樹は学校に来なくなった。藻奈美(直子)は気になっ
たが、由梨絵は藻奈美(直子)以上に心配そうな顔をしていた。

 同窓会を楽しんだ平介は、2次会を断って帰ろうとした。だが、小
坂(橋本さとし)は直子を亡くした平介を励ますための会だからと強
くひきとめた。藻奈美も呼べばいいと言いだしている。平介はそれを
押しとどめようとしたが、なんと藻奈美(直子)が現れた。驚く平介
に藻奈美(直子)は小声で「なんだかみんなに会いたくなっちゃった」
といたずらっぽく言った。

 平介は藻奈美(直子)が直子が時折りポロっと地が出てしまうこと
にひやひやしていたが、何とかばれずに済んだ。帰り道、藻奈美(直
子)は「あーっ今日は楽しかった」とすっきりした表情で言った。そ
れと同時に藻奈美がどんな人生を生きたかったのだろうかと思ったよ
うだった。
「将来何になりたくて、どんなふうに結婚したかったのか……」
 平介は何と言っていいのか分からなかった。藻奈美(直美)は空を
じっと見つめていた。

 とりとめのないようなことだと思っていたが、その日から藻奈美
(直子)の様子が変わった。脇目もふらずに勉強に取り組むようにな
ったのだ。平介は藻奈美(直子)の真意を測りかねたが、黙って見守
ることにした。

 猛勉強の甲斐あって、藻奈美(直子)はテストでいい点をとること
ができた。
 由梨絵は春樹のことを気にしていて、テストを受けなかったらまた
退学になっちゃうんじゃないかとしんみりした表情を見せた。
「由梨絵ちゃん、もしかして相馬くんのこと、好きなの?」
 藻奈美(直子)は確かめるように聞いた。すると由梨絵は「藻奈美、
ひどい!」と泣きだして走っていってしまった。

 藻奈美(直子)は春樹を呼び出した。春樹のことを思いやるつもり
で、学校に来るようにと言ったが、どうしても言うことが親目線にな
ってしまい「あなたのことを考えて編入させてくれたお父さんやお母
さんのことを考えてあげないと」と口をついてしまった。すると春樹
の顔色が変わった。
「何言ってんだよ!ふざけんな。帰れ!ここから消えてくれ!」
春樹は心底怒りを覚えているようだった。

 次の日、突然征子(堀内敬子)が平介の会社にやって来た。アポも
なく押しかけ当然だった。そして平介に1つの通帳を手渡した。梶川
運転手が昔の女に送金していたものだという。自分では怖いので、平
介にこの女を調べてほしいと言う。平介が事故の真相を知りたいと言
ったから頼みに来たのだと言う。
「それはできません。私は事故の被害者なんです。あなた自身で調べ
ることじゃないですか?」
 平介はきっぱりと断った。憤りというよりは征子の真意がわからず
不気味だった。
「そうですよね。すいません。思い出しました。梶川にも言われてた
のです。お前はすぐ人に頼る。やめろと」
 征子は肩を落とし、涙ぐんで去って行った。その後ろ姿を見て、平
介は助けてやらなくてはという気持ちが衝動的に沸き起こった。

 その晩、春樹から長文のメールが届いた。春樹は怒鳴ったことを謝
っていた。
 春樹は父親が再婚していて、再婚相手との子どもが生まれて、寂し
い思いをしていたこと、そしてその話を真剣に聞いてくれた藻奈美の
温かさが嬉しかったこと、母親を失ってまだ気持ちが乱れている藻奈
美のことを思いやる余裕がないことを反省していた。

 藻奈美(直子)はすぐ家を飛び出して、春樹に会いに行った。そし
て自分が勘違いしていたことを謝りたいと言った。春樹は「会いに来
てくれて嬉しかった。さよなら」とだけ言って去って行った。

 藻奈美(直子)が家を出るのと入れ替わりに平介が帰って来た。平
介は硬い表情をしていた。その手には征子が持ってきた通帳があった。
平介は地獄への切符を手にしてしまったのだろうかという重苦しさを
感じていた。



寸  評  謎めいた事件の方が気になってしまうので、あまり話が進まず中
だるみしているような気がしています。バス事故と藻奈美に直子が乗
り移ったことはおそらく接点があって最後にそれが解き明かされるの
だと思いますが、もう少し展開が早くてもいいのではないかと思いま
す。

執 筆 者 けん()

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2. 編集後記
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 先日ポストに国勢調査の封筒が投函されていたのですが、質問に答えて出す
のに不安を覚えて結局出しませんでした。切手とか貼ってないので、どうも調
査員が配布して回っているようですが、それもまたあやしさに拍車をかけてい
るように思います。確かに10月ごろに国勢調査が実施されていたようですが、
本当に信頼できるものなのかどうかがよくわかりません。(けん)

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