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タイトル:Daily Drama Express 2010/10/15 秘密 (1)  2010/11/02


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2010/10/15 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル 秘密
局  名 テレビ朝日系
放映日時 金曜23時15分
キャスト 杉田藻奈美(志田未来)
 杉田平介(佐々木蔵之介)
 橋本多恵子(本仮屋ユイカ)
 小坂洋太郎(橋本さとし)
 吉本和子(池津祥子)
 藤崎和郎(升 毅)
 川辺由梨絵(林 丹丹)
 相馬春樹(竜星涼)
 梶川征子(堀内敬子)
 梶川幸広(吹越満)
 梶川逸美(日向ななみ)
 根岸文也(田中 圭)
 杉田直子(石田ひかり)
原  作 東野圭吾「秘密」(文春文庫刊)
脚  本 梅田みか
主題歌  初音「つよがりソレイユ」(ユニバーサル J)

あらすじ 第1話「東野圭吾!! 伝説のベストセラー心は38歳、体は
16歳の妻」

 予感めいたものなど何一つなかった。妻の直子(石田ひかり)と一
人娘の藻奈美(志田未来)との平凡だが、幸せな日常。そんな日々が
明日も当たり前のように存在するのを疑うことさえなかった。

 あのとき、自分はなぜもっと2人を目に焼き付けなかったのだろ
う……。平介(佐々木蔵之介)はそう思わずにいられない。

 その日、直子と藻奈美は長野の実家へ里帰りに出た。平介は会社の
仕事があるので、1人残り、2人を見送ったのだった。

 その晩、平介は風呂上がりに缶ビールを飲みながらテレビのリモコ
ンを付けた。ニュースが流れていた。長野行のツアーバスの事故を報
道している。まさか……。一瞬硬直した平介の目に被害者「スギタナ
オコ、スギタモナミ」のテロップが目に入った。

 平介はすぐさま収容された長野の病院に向かった。医師の話では
2人とも意識不明、直子は外傷もひどいと言う。

 だが、先に意識を回復したのは直子だった。すぐ駆けつけると、直
子は藻奈美のことを聞いた。平介は隣のベッドに横たわっている藻奈
美の手を直子に握らせた。
「よかった……」
 直子はホッとした表情を浮かべた。だがそのまますっと目を閉じる
と、息が絶えてしまった。

 藻奈美は運よく意識を回復した。しかし言葉を発することができず、
無表情な状態だった。

 平介は心の整理もつかないまま、直子の葬儀を終え、藻奈美ととも
に東京へ戻って来た。藻奈美は大学時代からの友人で医者をしている
小坂(橋本さとし)の病院へ入院させて静養させた。
 ある晩藻奈美に付き添いながらうとうとしていると、「あなた、あ
なた」という声がして目が覚めた。
「藻奈美?」
 声を発していたのは藻奈美だった。平介は大喜びしてすぐ小坂を呼
びに行こうとした。
「呼んではダメ!」
 直子が止めた。そして平介に「私は、直子なの。平ちゃんならわか
ってくれるでしょ?」と言いだした。

 平介は訳が分からない状態だったが、藻奈美に初めてのデートのと
きのことを尋ねると、藻奈美は1つ1つ正確に答えた。平介は絶句し
た。そこにいるのは確かに直子だった。

 平介は家に帰ると、ネットで「二重人格」などを検索して調べて行
った。その中で「憑依」という言葉が気になって、さらに図書館で調
べた。そして過去の事例で19世紀に天然痘にかかって意識を失って、
回復した後数年間まるで別の人格になってしまったことがあるのを知
った。

 藻奈美の身体に直子の霊が乗り移ったのか?だが、そうしたら藻奈
美はどこに行ってしまったのか……。

 数日後、藻奈美は退院し、自宅へと戻った。祭壇に自分の遺影が飾
られていた。
「平ちゃん、私死んじゃったんだね」
 藻奈美(直子)は複雑そうな表情を浮かべながら笑った。平介はか
けてやる言葉が見つからなかった。

 藻奈美(直子)は藻奈美の部屋に行き、平介には大きな鏡を持って
来てと頼んだ。
「久しぶりに藻奈美の姿を見た気がする……」
 そう言って藻奈美(直子)は笑った。

 これから自分と直子はどうすればいいのだろう?平介の頭の中はそ
のことでいっぱいになった。藻奈美(直子)も同じ思いだったが、祭
壇の自分の遺影を見、そこに置かれていた結婚指輪もぶかぶかなのを
知るにつれ、決心した。

 藻奈美のふりをして生きよう。事故の時自分は死んでもかまわない
と思ったのだから。いつか藻奈美が帰ってきたら、自分は消えてしま
ってもかまわない。本当は私がきれいさっぱり死んでしまえばこんな
ことにはならなかったのに、とさえ思った。

 それを聞いて平介は泣いた。直子が、直子がいてくれるだけでよか
ったのだから。だが、藻奈美(直子)の決意は固かった。藻奈美(直
子)は結婚指輪をマスコットのぬいぐるみの中に入れ、「これは私と
平ちゃんの秘密よ」と言った。

 新学期、藻奈美(直子)はクラスメートの名前をすべて頭に入れて
登校して行った。一方平介は被害者の会合に出席した。藻奈美(直子)
からは事実関係をきっちりと聞き出して来てほしいと言われた。あの
事故で私たちは藻奈美を殺されたのだからと、藻奈美(直子)は怒り
を押し殺した表情で言っていた。

 会合は補償金の請求額など、生々しい現実の話に終始していて、平
介は困惑した。自分は妻と娘のどっちを失ったんだろう……そんなこ
とが頭をよぎった。そんな時だった。
「実は、事故を起こした梶川運転手の奥様がお見えになっています」
 弁護士がそう言うと、会場内は騒然となった。あからさまに不快感
を表して半数くらいは席を立ってしまった。弁護士の説明によると、
本人から謝罪をしたいと言うこと、そしてこの事故が過労運転である
ことを究明するために証言してもらう必要があるからだった。

 梶川運転手の妻、征子(堀内敬子)が入って来て謝罪の言葉を述べ
深々と頭を下げた。だが遺族は怒声を浴びせ、すすり泣いた。まるで
拷問を見せられているかのような重苦しさを平介は感じずにはいられ
なかった。

 放課後、藻奈美(直子)は理科室に行った。春樹(竜星涼)という
クラスメートに来てほしいというメモを渡されたのだ。誰もいない室
内。すると突然後ろから抱きつかれた。振り返ると春樹だった。春樹
は思いつめたような表情をしていた。状況がよく飲み込めないまま藻
奈美(直子)が身動きできないでいると、いきなり春樹にキスされて
しまった。



寸  評  文字通りのミステリアスな内容でした。藻奈美の身体に直子の心
が入ってしまうと言う設定もそうですし、事故を起こした運転手の妻
が遺族会の場に現れるというのもミステリアスな感じです。それにも
増して話の方向もミステリアスです(原作を読んだことがない状態な
ので)。藻奈美に乗り移った直子が起こすドタバタが描かれるのか、
それとも謎めいた事故のことが中心になるのか、いずれにせよ、興味
が尽きない展開になりそうな予感がします。

執 筆 者 けん()

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2. 編集後記
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 会社の規則が変わって、最終退出時間が19:30になりました。別にそれ
以降に仕事をしてはいけないわけではないのですが、毎回毎回承認をもらう必
要があり、まれに却下されることもあります。19:30に帰れるに越したこ
とはないですが、仕事量が減っているわけでもなく、かといって慌ててやって
失敗することも許されずとストレスが増えそうです。一方月当たり60時間以
上残業した場合は健康診断を受けることも義務付けられ、またなぜそんなに仕
事をしたのかの説明も求められます。いろいろなケアがついては気ますけど、
本音は自由にやらせてほしいというところです。(けん)

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