メルマガ:日刊ドラマ速報
タイトル:Daily Drama Express 2010/09/09 GOLD (10)  2010/10/14


===================================================== 発行部数   30 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2010/09/09(Thr) ☆☆
======================================================================

== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
======================================================================

----------------------------------------------------------------------
1. 木曜日の連続ドラマ
----------------------------------------------------------------------
タイトル GOLD
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 早乙女悠里(天海祐希)
 早乙女洸(松坂桃李)
 早乙女晶(武井 咲)
 新倉リカ(長澤まさみ)
 蓮見丈治(反町隆史)
 早乙女惣一(夏八木勲)
 早乙女修一(水上剣星)
 蓮見丈治(反町隆史)
 明石辰也(寺島 進)
 早乙女廉(矢野聖人)
 相馬幸恵(賀来千香子)
 早乙女晶(武井 咲)
 保坂次郎(志賀廣太郎)
 早乙女朋(大江駿輔)
 丹羽聖子(エド・はるみ)
 丹羽 勝(水野真典)
脚  本 野島伸司
主題歌  Superfly『Wildflower』

あらすじ  第10回 誰か助けて!もう限界…哀しき母の最後の叫び

 蓮見丈治(反町隆史)は、早乙女悠里(天海祐希)に、役員会の後、
会長・早乙女惣一(夏八木勲)の時間を取って貰う。いくら会長でも、
孫の命まで、賭けないだろう。それを以て、陸連のドクターの診断書
を水連に提出する。悠里の暴走も、それまでだ、と。

 悠里はニヤリとすると、今日の役員会は、いつもとは違う、と言う。

 悠里は拍手をもって、役員会に招き入れる。惣一は、悠里に、満場
一致で、悠里が次期会長になった。これからは名実共に、悠里が早乙
女だ、と言う。


 プールサイドでトレーニングのウォーミング・アップのストレッチ
をしている早乙女廉(矢野聖人)。そこに早乙女洸(松坂桃李)がや
ってきて、自分の代わりに選考会に出ることになってしまったことを
謝る。

 廉は神代麻衣子(南沢奈央)を見て、新しい彼女?と訊く。「いい
や」と洸。「はい」と麻衣子。2人の同時の言葉に、どっちなの?と
廉。「彼女です」と麻衣子。今までとタイプ違うね、と廉。今までっ
て?と麻衣子。

 洸は、自分にできることなら、手伝う、と言う。廉は、なんでもい
いけど、弱気だけは感染さないでくれ。まずは、ペース配分を計って
くれ、とストップウォッチを渡す。

 洸のかけ声で、泳ぎ始める廉。それを見て、すごい!と洸。


 新会長として、役員一同に挨拶する悠里。まず、新会長として約束
するのは、リストラをしないこと。ただの1人も。悠里は、人の力を
信じている。だから、社員1人1人が大切なのだ、と。

 コンプライアンスなんて言って、小さくまとまってはいけない。大
きく伸びようとしなければならない。そして、何よりスピードが大切
だ、と悠里。


 悠里と一緒に会社を出るリカ。悠里は一緒にいて、人の運気を高め
る人がいる。世界的な宝石商・神代洋治(名高達男)のように、と言
う。

 それって、俗に言う『アゲマン』ですか?とリカ。そういう下ネタ
ではなくて、陰気な、人の精気を吸い取るような人はダメ、と悠里。

 わたしも、そういう子の相談に乗っていると、気が滅入ります、と
リカ。悠里は、人の話にかぶせてくるのもダメ。あれこれ指示してく
るのも、と言う。悠里の方を見るリカ。わたしはそんなんじゃないわ
よ、と悠里。

 さらに、癒し系もダメ。何もしなくていいと思えてしまうから、と
悠里。癒し系って、わたしですねと言うリカに、どこが!?と悠里。

 じゃあ、どういう男の人が?リカ。「バブーよ」と悠里。は?と訊
き返すリカに、赤ちゃん、と悠里。わたしの胸に顔を埋める男、です
か?と訊くリカに、それは幼児プレーでしょ、と悠里。そうではなく
て、赤ちゃんは、その存在だけで、みんなにパワーを与えている。し
かも、パワーを要求することは無いので、吸い取られないから、と。

 携帯メールを読んだ悠里が、「雨」と言う。青空を見上げたリカは、
雨なんて降ってませんけど、と言う。


 隠れ家で、明石と会う悠里。明石は、悠里は廉の心臓のことを知っ
ていながら、選考会に出させようとしているんだって、と言う。

 悠里は、ほかにGOLDを取れる人がいない、と言う。明石は、悠
里は早乙女修一(水上剣星)を失ってから、GOLDの夢にとりつか
れている。自分の役割は、子供たちの避難場所になってやることだっ
たが、それももう続けられないな。今だから言うけれども、悠里は母
親失格だ、と言う。


 惣一と話をする蓮見。惣一は蓮見に、これからも悠里を支えてやっ
てくれ、と言う。これからますます大変になるだろうから、と。蓮見
は、早乙女家の一員のような者だ、と。


 飛び込み台に立った蓮見は、無人のスタンドに観客の大声援を聞い
ていた。


 リビングのテーブルの上に、明石がすでに署名した離婚届が置いて
ある。

 悠里は早乙女朋(大江駿輔)と一緒に、「王様の耳はロバの耳! 
悠里の耳もロバの耳」と声を張り上げる。

 GOLDなんて価値あるの? 止めるって言っちゃえば、簡単。楽
しく暮らせる。普通の家庭のように。でも.....楽しいけれども、嬉
しくは無い。そんなの無理だよね、と悠里。朋も同意する。

 結局、仲良しクラブからは、何も生まれない。人は社会が悪い。政
治が悪い。学校が悪い。親が悪い、と文句ばかり言っている。他人の
せいにしていたら、何も始まらない。


 飛び込んで、泳ぐ蓮見。泳ぎ終わると、拍手が聞こえる。いつの間
にかプールサイドに、早乙女晶(武井咲)が座っていた。

 晶は、今まで悠里が押しつける愛情を、うるさいと思っていた。そ
れって、親子だからって、お互い、ちゃんと見ていなかったんだ。こ
んなことを蓮見に言うと、親がいるだけましだろう、と怒られるだろ
うけれども。悠里と、一度ちゃんと話してみる、と言う。

 話してみる?と語尾を上げる蓮見。晶は、愛情はわからなくても、
悠里の志はわかるだろう、と言う。『志』か.....と蓮見。

 晶は、蓮見に、わたしを見て!と言う。振り返った蓮見は、全裸の
晶を見ると、すぐ目をそらし、「服を着ろ」と言う。

 晶は、悠里が生んだままの自分の姿を見て欲しい、と言う。蓮見は、
覚悟を決めて、晶を見る。

 晶は、全裸のまま、プールに飛び込んで泳ぐ。


 ルームランナーの上で、走っている廉。廉を見ているリカに、選考
会で何かが起こるかもしれないよ、と言う。そして、廉の体が、徐々
に傾き、倒れる。心配して、駆け寄るリカ。廉は冗談だよ、と言い、
怒るリカ。


 昼寝から目覚めた洸。自分のギプスに、いろいろな虫の絵が描いて
あり、「どれ?」と書かれているのを見る。

 隣を見ると、麻衣子が眠っている。一瞬焦ったが、今まで夜もよく
眠れなかったし、仕方ないか、と思い直す洸。見ていると、麻衣子の
お腹が出ている。洸はそのお腹をつまんでみる。それでも、麻衣子は
目を覚まさず、寝返りを打つ。


 明石は1人、結婚指輪を抜こうと必死に頑張っているが、抜けない。

 明石は蓮見に、悠里に離婚届を渡した、と言う。悠里は受け取った
のか?と蓮見。あっさり受け取った、と明石。

 蓮見にだまされた、としきりに言う。蓮見が、悠里は今でも明石の
ことを思っている、と言うから、離婚届を出してみたのに。これで悠
里は晴れて独身のシングルマザー。蓮見との再婚も思いのまま。今頃、
るんるん気分で買い物に励んでいるのではないか、と明石。悠里はそ
んなことはしない、と蓮見。


 その頃、悠里は、たくさんの服を買い、リカに袋を持たせていた。
これだけ買えば、普通気が晴れるはずなのに、今日はちっとも気が晴
れない、と悠里。

 そこで、ステーキを食べることにする。悠里は、ステーキは、レア
に限るわね、と言う。

 リカは途中で手を止め、今度の悠里はわからない、と言う。今も廉
は命を賭けて泳いでいる。それなのに、母親の悠里は、こんなところ
で、悠々とステーキを食べている。

 今まで、いろいろ悠里から言われて、それは納得できた。でも、今
回のは、もうついて行けません、と言う。

 悠里は、ちょうどよかった。今度、悠里は会長になる。そうすると、
会長秘書には、英語がペラペラであることが要求される。リカをどう
しようかと思っていたけれども、自主退職してくれるなら、と言う。

 クビですか〜〜!?と情けない声を出すリカに、クビじゃなくて、
自分からついて行けないと言ったんだから、自主退社でしょ、と言う。

 人事には連絡しておくから、今日までの日割り給料を受け取って。
次の仕事を探すのも大変だろうから、アパートはすぐに出て行けとは
言わない、と悠里。


 ハイヤーに乗って、帰宅途上の悠里。廉のことで悠里を非難する言
葉が、次々と悠里の脳裏に蘇る。


 訪ねてきた蓮見の前に、下着姿で現れる丹羽聖子(エド・はるみ)。
蓮見は服を着てください、と何度も言う。

 蓮見は、息子・丹羽勝(水野真典)のことに介入したのは、聖子を
悠里とあんな形で別れさせたのが、悠里のためにならないと思ったか
ら、と言う。

 聖子は、蓮見は悠里のことが好きなんでしょう。あの人は、結婚し
ているの。不倫だわ、と言う。

 聖子は、セーターを羽織ると、わたしに恥をかかせるつもり!?と
言う。

 蓮見は、最初は自分が悠里を幸せにしようと思った。だが、そのう
ち自分がという部分が取れて、純粋に悠里の幸せを願うようになった。

 蓮見は、最初、片親だから、母子家庭だからと思った。でも、世の
中には、それでもうまくいっているところもある。それは、母親がぶ
れないから。少なくとも、悠里はぶれない。こういう子供になって欲
しいという、確固たる信念がある、と言う。

 聖子は、わたしにだって勝が小さいときには.....と反論しようと
する。蓮見は、子供はいつの間にか大きくなる。そして乱暴な言葉を
使い、暴力をふるうようになる。その時、聖子は屈しただろう。いつ
の間にか、親子の関係が逆転し、母親が子供の奴隷になる。子供はず
るいから、そこで母親が毅然とした態度を取る必要がある、と言う。

 聖子は、お説教なんてたくさん。出て行って!と叫ぶ。

 蓮見は、なんでも悪い方に取る癖、止めた方がいいですよ、と言う。


 悠里が会社のエントランスに降りていくと、晶が待っている。そし
て廉の練習を一緒に見に行って。廉は、天才には練習なんて必要が無
いって言って、すぐにサボるから、と言う。

 一緒にプールサイドに現れる悠里と晶。廉はプールサイドに仰向け
になって寝ている。ホラね、と晶。

 だが悠里は、廉の様子にただならぬものを感じて、手に持っていた
ハンドバッグを取り落とし、廉に駆け寄る。

 悠里は、廉の呼吸がないこと、心臓が止まっていることを確認する
と、心臓マッサージを始める。

 やがて、廉の紫色の唇に、呼吸が戻る。廉の上半身を超す悠里。廉
は、ファーストキスの相手が、母親じゃ、しゃれらならない、と言う。


 修一の墓に手を合わせる悠里。もうここまでかもしれない、と言う。

 悠里の脳裏に、修一の言葉が蘇る。神様は、ドSだと思う。頑張れ
ば頑張るほど、さらなる試練を与える。もう限界だと思ってあきらめ
ると、今度は見向きもされない。しかし、限界を超えて頑張ると、と
びきりのご褒美をくれる。それがGOLDだと言っていた。


 会社に戻った蓮見は、届いているFAXに気づき、手に取る。エン
トリーシートで、廉の名前も載っている。

 蓮見は、エントリーシートを手に、修一の墓前にいる悠里のところ
に行く。そしてエントリーシートを見せ、そういうことだったのか。
称賛はあるのか?と訊く。

 悠里は、うまくいくかどうかなんて、わからない。賭なの。修一兄
さんの力が欲しい、と言う。


 『第87回(2010年度) 全日本選手権水泳競技大会 兼 競
泳日本代表選考会』

 観客席でリカは明石に、なんで離婚届を出したの?と訊く。言いた
くない事情が、と明石。

 逆に、リカちゃんこそ、なんで辞表を出したの? 住むところ、ど
うするの?と訊く明石。アパートは次の仕事が決まるまで、居ていい
って言ってくれた、とリカ。

 今、就職難だからな.....でも、リカちゃんなら、いいところある
か、と明石。キャバ嬢なんて、なりませんよ、とリカ。なったら指名
したのに、と明石。お金、無いくせに、とリカ。

 そして、2人とも落ち込む。


 準備体操をしている廉に晶は、もうここでいいじゃない、と言う。
廉は、GOLDを目指している。たまにはマジにならなければ、と言
う。

 役員席に、並んで座っている惣一と悠里。ここに座っていると、ど
うしても修一のことを思い出してしまう。負ける事なんて考えられな
い。でも、そうプレッシャーをかけたことが、修一を追い詰めてしま
った。だが、もういいなどと傲慢なことも、また言えない。


 男子 100m 自由形決勝戦

 拍手の中、プールサイドに立つ廉たち選手。

 悠里は、どうかして廉の眠っている才能が目覚めて、と祈る。

 晶が、観覧席に来て、リカの隣に座る。リカが廉のこと.....と言
い始めると、そのことではない、と言う。

 会場に駆け込んでくる女性。麻衣子だった。麻衣子が手に持ってい
る携帯のメールには、晴れのマークがついていた。

 悠里は、廉がどうか勝てるよう、祈っていた。

 蓮見は通路で、悠里、お前の勝ちだ、とつぶやく。なんと、この大
会には、廉だけでなく、洸もエントリーされていたのだ。

 遅れてプールサイドに立つ洸。廉は洸を見て、驚く。

 悠里は「早乙女洸。自分の血に負けないで」と祈る。

 「おっせーよ」と洸に言う廉。
 「お前なんかの出る幕は無い。すっこんでろ」と廉に言って、飛び
込み台に上る洸。



寸  評 エントリーシートを見て蓮見が驚いたのは、洸の名前が載っていた
からだったんですね。すなわち、廉は当て馬だったんですね。悠里は、
この目的を廉に話したでしょうか?洸を見て驚いたようなので、知ら
なかったのでしょうね。

 心臓に爆弾を抱えている廉も優勝は難しいでしょうが、入院するほ
ど怪我をし、しかも全く練習できていなかった洸が、代表戦に勝てる
とも思えませんね。共倒れになる、という展開もありでしょうか。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

----------------------------------------------------------------------
2. 編集後記
----------------------------------------------------------------------
 10月の連続ドラマのスタートは遅いな.....と安心していたら、先週、今
週、次々と新しいドラマが始まりました。

 今期のドラマは、一段とオリジナル脚本が多いので、楽しみです。どうか安
易な路線に流れず、毎週見るのが楽しみと思えるドラマを作って欲しいと思い
ます。(鈴木)

======================================================================
発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。
(http://www.mailux.com/)
======================================================================

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。