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タイトル:Daily Drama Express 2010/09/02 GOLD (9)  2010/10/13


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2010/09/02(Thr) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル GOLD
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 早乙女悠里(天海祐希)
 早乙女洸(松坂桃李)
 早乙女晶(武井 咲)
 新倉リカ(長澤まさみ)
 蓮見丈治(反町隆史)
 早乙女惣一(夏八木勲)
 早乙女修一(水上剣星)
 蓮見丈治(反町隆史)
 明石辰也(寺島 進)
 早乙女廉(矢野聖人)
 相馬幸恵(賀来千香子)
 早乙女晶(武井 咲)
 保坂次郎(志賀廣太郎)
 早乙女朋(大江駿輔)
 丹羽聖子(エド・はるみ)
 丹羽 勝(水野真典)
脚  本 野島伸司
主題歌  Superfly『Wildflower』

あらすじ  第九話 息子の命と引き替えに、悲しき母最後の賭け

 早乙女悠里(天海祐希)は早乙女廉(矢野聖人)と共に、プールサ
イドにやってくる。

 廉は、「陸上辞めるって言ったけど、水泳辞めるとは言ってないよ
ね」と言う。

 悠里は蓮見丈治(反町隆史)に、どうかと訊く。

 中学までは、早乙女洸(松坂桃李)よりむしろ、廉の方が記録がよ
かった。さすがに今は.....と言う。廉はすぐに追いつく、と言う。
蓮見も、廉は水トレを続けてきた。身体能力はスパ抜けている。50
よりむしろ100メートルなら、と言う。

 廉は、早乙女家本来の、自由形で挑む、と言う。心配そうな新倉リ
カ(長澤まさみ)の視線を感じると、廉はウィンクする。

 蓮見は、廉にはダイナムのような心臓がある。予選を通るには、ま
ず洸の記録を抜く必要がある、と言う。


 社長室で悠里はリカに、廉に対して、あなたしかいないのと言った、
と言う。それってえこひいきでは? 使ってはいけないリーサル・ウ
ェポンでは?とリカ。

 悠里は、今がその時。家庭崩壊なのよ。洸も早乙女晶(武井咲)も
オリンピックに出られないという。

 リカは、廉の心臓のことを言おうとするが、廉から口止めされてい
て、言えない。


 リカは明石にこの話をする。明石も口止めされているから、と渋る。
リカは、自分は一介の秘書に過ぎないけれども、明石は廉の父親なの
だから、と言う。明石は、父親の立場はもっと微妙だ。母親の言うこ
とに反対したら、離婚されてしまう、と言う。

 リカは、それなら自分が勇気をかき集めて、悠里に言う、と言う。


 洸が喫茶室に行くと、地味な妹娘・神代麻衣子(南沢奈央)だけが
いたあんなこと言ったから、華やかな姉娘・神代沙織(佐藤めぐみ)
は来ていないのかなと言う洸に、麻衣子は、沙織は洸のことは飽きて、
わたしにくれるって言ったの、と言う。

 洸は、弟を紹介するよ。自分よりも明るく、前向きだからと言う。
でも麻衣子は、洸がいいと言う。

 洸はパリに行く、と言う。麻衣子は一緒に行く、と言う。言って何
をするの?という洸の質問には、答えない麻衣子。


 悠里は母親・笠原真理恵(倍賞美津子)に会いに行く。真理恵は、
洸との出発は明後日。見送りはいらない、と言う。洸には、休息が必
要だから、と。

 それに対して悠里は、洸にはもう、水泳はやらせない。廉が出てく
れることになったから。ただし洸は長男だから、早乙女の後継者であ
ることは変わらない、と言う。

 真理恵は、洸が後継者になることを望んでいるの?と訊く。

 真理恵は、一枚の絵の方を向くと、この絵だけは絶対売らなかった、
と言う。それは修一のヌード画。このモデルをやるとき、修一は恥ず
かしくはなかった。けれども、母親の前でスッポンポンになるのって、
変な感じだ。悠里も見るか? そのためには、悠里のヌードも見せて
貰うよ。今のは冗談だよ。お前の貧弱な胸なんて、見たくない、と言
っていた。

 真理恵は悠里に、修一はモデルになってくれたのに、悠里はなって
くれなかった、と言う。悠里は、今ならモデルになってあげてもいい
わよ、と言う。だが真理恵は断る。

 そこに早乙女惣一(夏八木勲)がやってきて、真理恵が洸をかって
にパリに連れて行くことは、許さないと言う。家庭を崩壊させたのは
真理恵だから。そもそも修一が事故にあったとき、真理恵はどこにい
たのだ。洸の事故の時、そばにいなかったからといって、悠里を責め
ることはできない、と言う。


 練習後のシャワーを浴びている蓮見と廉。

 蓮見は、廉はさすがだ。あっさりと洸の記録に追いついてしまった、
と言う。

 だが、その時廉は、シャワーブースの床に倒れて、胸に手を当てて、
苦しんでいた。

 先にブースを出た蓮見は、まだ出てこない廉のブースをちらりと見
る。


 食材を抱えた悠里が、ダイニングに入ってくると、外出の支度をし
た蓮見がいる。食べていく?と訊くと、時間が無いので、もう出る、
と言う。悠里は、それなら作って冷蔵庫に入れておくから、帰ってか
ら食べて、という。

 立ち上がった蓮見は、腰を押さえる。ソファーで寝かせてしまって
いるから、とわびる悠里に、そうではなく、トレーニングのやり過ぎ
だ。年も考えないと。晶については、進展がない、と蓮見。

 悠里は、蓮見のネクタイを直す。こういうことをされると結婚した
いと思うでしょ、と。そして、蓮見に「行ってらっしゃい、あなた」
と言う。蓮見は、冗談言わないでくれ、と言って出て行く。


 料理をする悠里。そしてできあがると晶のところへ持って行き、晶
の部屋のカーテンを開ける。その間も晶は体育座りで、固まったまま。


 洸は泳いでいる。蓮見が、54秒2と言う。もう少しだ、と。


 社長室でリカは、やはり悠里に話したいことがある、と言う。

 悠里は、洸のことでしょ。どうやって真理恵から取り戻したのかっ
て、聞きたいでしょ、と言う。つられて頷くリカ。

 悠里は、惣一の力を使った、と言う。修一が死んだとき、真理恵は
どこにいたんだ、って。それが一番の真理恵の弱点だ、と。

 リカは、その時真理恵はどこに行っていたのか訊く。悠里は、浮気
をしていたと答える。

 どこからが浮気ですか?とリカ。悠里は、浮気は浮ついた気持ちな
のだから、すべてよと言う。リカは、タレントを好きになっても、浮
気ですか?と訊く。生娘じゃあるまいし、それぐらいは許されるでし
ょ、と悠里。

 では、お食事に行くのは?とリカ。お腹がすくのは仕方ないでしょ、
と悠里。

 では、ずばり、『ベッドイン』ですね、とリカ。そういうことも、
あなたが言うと、イヤらしいわね、と悠里。

 悠里は、昔は潔癖だったので、浮気をした真理恵が許せず、当然の
ように惣一に付いていった。だがその時の真理恵は、ただ寂しくて、
誰かにすがりたいだけだったのだ、と言う。

 リカは、そんなことではなく、わたしの方から、言いたいことがあ
ったんです、と切り出す。

 悠里は、晶ならもう少しすれば立ち直ると思うわ、と言う。

 リカは、そうでもなくて、と頑張って言おうとするが、悠里はプー
ルサイドのモニターに明石が映っているのを見つけて、リカの話どこ
ろではなくなる。


 明石は廉に、心臓が大丈か訊く。廉は洸の代わりに頼られたのだか
ら、最後まで頑張ると言う。

 2人は、更衣室で話し続ける。

 廉と入れ替わりに、洸が明石のところに転がり込んできた。廉と違
って、洸は細かいので、やりにくい、と明石。

 廉は、それってけなしているの?褒めているの?と軽口を叩く。

 廉は小学生の時、人は必ず死ぬ。でもヒーローだけは他人のために
死ぬ。廉はヒーローになりたかった、と言う。

 明石は、廉には、洸も晶もいなくなってしまった。自分1人だけと
思うと、ヒーローになった気分になって、よりがんばれる、と言う。

 明石は、オレもそうだ。キャラがかぶるな、と言う。


 廉の水泳のビデオを見ながら、悠里の料理を食べている蓮見。

 そこに来客。モニターを見ると、リカだった。どうしても大事な話
をしたい、と言う。


 悠里が食卓に並べた料理を見て、「うまそう!」と廉。


 リカに、悠里に叱られたの?と訊く蓮見。リカは、もうそのことに
は慣れたと言う。タフだね、と蓮見。それだけが取り柄だから、とリ
カ。

 なかなか本題を切り出せないリカ。蓮見は廉のビデオを見ながら、
「ターンがもう少しだな」とつぶやく。

 「そのことなんです」とリカ。廉は心臓が悪いと言う。

 蓮見は信じない。今日も廉は、何キロ泳いだと思っているんだ、と。

 リカは、廉は心臓が悪くて、陸上も医者に止められた、と言う。こ
のことを知っているのは、明石とリカだけ。でも、廉に口止めされて
いて、言えなかった。悠里に知られたら、自分だけ不良品のように思
われるのがイヤだから。洸や晶がこうなった今、悠里から廉はパンド
ラの箱に残った希望だと言われて。

 このことを言わなければ、と言っても明石は仕送りして貰っている
身だから、言えないと言う。リカは、自分が言わなければ、と思うが、
悠里の前に出ると.....と何度も言う。

 蓮見はわかった。オレから悠里に言うと請け合う。

 安心するリカ。


 悠里は、空港まで真理恵を見送る。今生の別れと思って来たんでし
ょ、と真理恵。百まで生きると思っているから、心配していない。そ
れに、洸に会社を譲ったら、悠里の方から真理恵に会いに行く。会っ
たら、絵でも習おうかな、と悠里。

 悠里は立ち止まると、真理恵は早乙女のことを誤解している、と言
う。そうは思わない、と真理恵。

 悠里は、早乙女は、誰かを蹴落とそうとしたわけではない、と言う。
真理恵は現に早乙女はたくさんの会社を所有しているじゃない、と言
う。

 悠里は、結果としてそうなったけど、目的としたわけではない、と
言う。見解の相違だわ、と真理恵。

 夫婦なら、もっと話し合わないと、と悠里。真理恵は、悠里だって、
別居しているじゃない、と言う。悠里は、明石とはお互いを傷つけ合
ってしまうので、距離を置いているだけ、と悠里。あちらはどう思っ
ているかしら?と真理恵。

 歩いている人から、「あれ、悠里じゃない?」と言われて、笑顔を
返す悠里。

 悠里は、砂漠で枯れ果てた井戸。みんな、もう水は出ない、とあき
らめていても、早乙女は掘り続ける。それは、水が出たとき、みんな
が喜ぶ顔を見たいから、と言う。

 早乙女には、真理恵も含まれている。小学生の時、嫌いな子の隣に
なったと真理恵に言った。そうしたら真理恵は、好き嫌いは食べ物な
どに使う言葉。人に使う言葉では無い、と言った。このことは、悠里
から、さらに子供たちにも伝わっている、と悠里。

 早乙女を否定することは、自分自身をも否定することになるってこ
とね、と真理恵。そして、引っ込み思案だった悠里が、ハッキリと言
うようになったわね、と言う。

 悠里は、修一の分も生きなければならなくなった。だから強くなっ
た、と言う。

 真理恵は会いに来るといい。でも、絵は教えない。悠里は下手だか
ら、と言う。そして、小さく手を振ってバイバイすると、搭乗口に入
っていく。

 1人になった悠里は、たちまちサインや握手を求められる。


 社長室に戻った悠里は、真理恵を見送ってきた。午後の予定を聞か
せて、とリカに言う。

 それを、社長室で待っていた蓮見が遮り、悠里に見て貰いたいもの
がある、と言って、陸連のドクターから取り寄せた、廉の診断書を見
せる。廉は心臓弁膜症。でも、心配することはない。日常生活には支
障はないから。ただし、運動はできない、と言う。

 悠里は、そんなことは知っていたと言い出す。子供たちの正確は、
完全に把握している。あの負けず嫌いの廉が、突然陸上を止めると言
い出した。家を追い出した後、すぐ陸連のドクターにアポを取った、
と。

 なら、廉に水泳はやめさせないと、と言われると、悠里は否定する。
今、GOLDを取れるのは、廉しかいないから。これは悠里が命じた
のではない。廉が自発的にやると言ったのだ。そして蓮見に、練習メ
ニューを出して、と言う。もう作ったんでしょ、と。

 拒否する蓮見に、コーチは蓮見以外に頼むこともできる。いや、悠
里自身がやってもいい。修一のトレーニングを見ていたから、悠里に
もわかる、と言う。

 それでも出さない蓮見に、悠里は、これは命令よ!と言う。社長室
を出て行く蓮見。


 蓮見は明石に会って、悠里に言って欲しい、と言う。

 悠里には言えない、と言う明石に、今時、嫌っているのに籍を抜か
ない女性なんていない。悠里は、今でも明石を愛しているのだ、と蓮
見。

 明石は、そうではない。早乙女だからだ、と言う。それに、例え命
を賭けてでも、オレならやる。死んでいても同じような体ならば、賭
けるものがあったほうがいい。蓮見もそうだろう、と。


 悠里と、2人だけで食事をする廉。悠里に、そんなに見つめられる
と、食べにくい、と言う。


 晶と2人、部屋の麻土から花火を見ている悠里。

 洸も、屋上で、麻衣子と一緒に花火を見ていた。弟が、オリンピッ
クに出る。自分は悠里から捨てられたのだ、と洸。そうでしょうか?
と麻衣子。

 洸はリカと共に、花火を見ていた。リカは廉に、水泳をやめるよう
に言うが、廉は自分がやらなければならない、と言う。

 晶の隣には、いつのまにか早乙女朋(大江駿輔)がいた。

 その時、晶も、明石も、洸も、廉も、「早乙女のために」と思って
いた。

 悠里は、早乙女のために、わたしは大きな賭をしている。失敗した
ら、家族はバラバラになってしまう、と思う。



寸  評 今回の悠里は、常軌を逸していましたね。運動を止められている息
子を水泳選手にする。しかも、今まで、陸上選手として練習してきた
のに。水泳などの競技は、子供の時からやっていないと、世界レベル
にはならないのでは、と思うのですが。陸上の練習の一環としての水
練とはレベルが違うと。

 それに、GOLDどころか、オリンピックにエントリーするだけだ
って、数々の大会で優勝なりそれに近い成績を残さなければ無理だと
思うのですが、廉の心臓がそんなにもつと、本気で悠里は考えている
のでしょうか?

 いつも子供のことを考えるというわりには、ひどいですね。それと
も、悠里にとっては、子供の教育とは、親のいうことに一切逆らわな
い子を育てること?

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 気温が下がって、眠りやすくなったら、一気に夏の疲れが出たのでしょうか。
夜、テレビを見ながら、PCをいじりながら、気づかないうちに居眠りしてし
まうようになってしまいました。
 そのため、録画した番組の消化も、このあらすじの執筆も、借りた本を読み
進めるのも、ちっとも予定通りに進まなくなってしまっています。

 ところで、あっという間に秋になってしまいましたが、冬も突然始まるので
しょうか。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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