メルマガ:日刊ドラマ速報
タイトル:Daily Drama Express 2010/08/27 うぬぼれ刑事 (8)  2010/10/04


===================================================== 発行部数   30 ==
                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2010/08/27 (Fri) ☆☆
======================================================================

== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
======================================================================

----------------------------------------------------------------------
1. 金曜日の連続ドラマ
----------------------------------------------------------------------
タイトル うぬぼれ刑事
局  名 TBS系
放映日時 金曜22時
キャスト うぬぼれ(長瀬智也)
 日暮里恵(中島美嘉)
 本城サダメ(生田斗真)
 松岡征士郎(要 潤)
 穴井貴一(矢作 兼)
 栗林 誠(坂東三津五郎)
 ゴロー (少路勇介)
 冴木 優(荒川良々)
 葉造  (西田敏行)
脚  本 宮藤官九郎
主題歌  TOKIO 『 NaNaNa (太陽なんていらねぇ) 』

あらすじ  世田谷通り署。昨晩、冴木(荒川良々)が妻の里恵(中島美嘉)
と歩いていていたら、皮手袋の女に後つけられたと話す。すると、う
ぬぼれ(長瀬智也)も同じ様に皮手袋の女につけられたと言う。

 うぬぼれの父葉造(西田敏行)が、うぬぼれの事件をネタに書いた
小説で、「このミステリーはヤバい」新人賞を史上最年長受賞し、そ
の授賞式が行われる。そこで、選考委員長をしている小説家の九十九
千里(三田佳子)に出会い一目ぼれする。

 授賞式後、千里とシャンパンを飲みながら葉造は色々な話をして盛
り上がる。しかし話しながら千里の左腕にバラのタトゥーがあること
に気付いた葉造は、このままこの恋を進めていいかをうぬぼれ4に相
談しに来る。

 千里からホテルのカードキーをもらったんだけれどどうしようか?
と、にやけて話す葉造に、早く部屋にいけ、と背中を押すが、実はそ
のカードはホテルのカードキーではなかった。

 その頃うぬぼれは、”えんま坂”という急な坂の上に捨てられたト
ランクの中に死体が詰め込まれていた事件の捜査に当たる。被害者は
馬場キヨシ、気絶させられた後に頭を殴られ死亡しトランクに詰めら
れたと思われる。

 ここまできて、この事件が、九十九千里の最新小説”E坂の貴婦
人”とそっくりなだ、と冴木が言い出す。小説の舞台が、今回の事件
のえんま坂だというのだ。

 冴木の推理では、犯人は九十九千里に恨みを持っており、小説の通
りに殺人を行えば九十九に批判が集まることを狙っていたのでは?と
言う。

 小説の被害者は身長185cm。うぬぼれも冴木もほぼ185cm。
つまり昨日後をつけていた皮手袋の女は185cmの男を物色してお
り、うぬぼれや冴木もその候補だったことになる。

 そこで、身長185cmのうぬぼれをトランクに入れて、里恵が坂
の上まで押してみる実験をしてみることに。しかしトランクを立てる
こと自体出来ず、女性一人の犯行では無理だと言う結論になる。

 うぬぼれが家に帰ると父がいない。一人で食事の支度をしていると
葉造が彼女だといって九十九千里を連れて帰ってきた。ショックを受
けるうぬぼれ。

 千里にデレデレの父は、なんとかうぬぼれを部屋から追い出そうと
する。結局、帰りにうぬぼれが千里をタクシーを拾うところまで送る
ことに。

 千里と葉造が出会ったパーティーの話題になる。その新宿でのパー
ティーが何時からだったかとうぬぼれが尋ねると、夜の七時からだっ
たと千里は答える。

 部屋に戻ったうぬぼれに葉造は、自分は千里に本気だから今日お前
に紹介しに連れてきたと話すが、うぬぼれは「あの女はクロです。」

 葉造が帰る前、うぬぼれは千里のファンのサイトを見ていたのだが、
パソコンの扱い方が分からないといって千里がマウスに触れた後には、
そのページが閉じられていた。つまり、都合の悪い事がそのページに
書かれているために閉じた、とうぬぼれは話す。

 今回の”E坂の貴婦人”が発売されるとすぐに、そのファンサイト
には「トリックがずさんだ」「つじつまが合っていない」などの批判
が集中した。そのすぐ後に今回の事件が起きた。

 うぬぼれは、事件当日千里は葉造と過ごしていたし、トランクは女
性一人では運べない。でも刑事のカンで、彼女が犯人では?と思う、
と言う。それが元でうぬぼれと葉造は親子喧嘩となり、葉造は家を飛
び出す。

 被害者は、千里の事務所に週二回食料品などを届けていたため面識
はあった、またその事務所は遺体の見つかった現場からも近い、あと
はアリバイを崩すだけ・・・うぬぼれはもう一度現場を調べる。

 その後うぬぼれは千里の事務所を訪ねる。千里の机の上にはやはり
パソコンがあった。うぬぼれは、パソコンのことや宅配サービスのこ
となどをいろいろ尋ねる。

 さらに、被害者の馬場が宅配の仕事を終えたのが午後三時、死亡推
定時刻は午後七時、この空白の四時間は何をしていたのか・・・とふ
とうぬぼれが話すと千里は動揺を見せた。

 行き先のない葉造は冴木家を訪れる。酔った冴木に葉造は、里恵と
うぬぼれが付き合っていたが里恵がうぬぼれを捨てたことを言ってし
まう。過去はどうでもいいが、あいつとだけは許せない!と冴木はベ
ランダから飛び降りてしまう。

 結局冴木はかかとにヒビで入院。うぬぼれは葉造を迎えに冴木家に
駆けつける。
 謝るうぬぼれと葉造に里恵は、どうせいつかはばれることだったし、
言いにくいことを言ってもらって逆に感謝しないと・・・と慰めてく
れた。

 翌日、うぬぼれから冴木に里恵とのことを話そうとするがタイミン
グがない。必要以上に明るく振舞ってバリアを張っている冴木が、う
ぬぼれに話を振ってくれたが、それにうぬぼれが反応して話しかけた
ら思いっきり拒否されてしまった。

 うぬぼれ4のメンバーから葉造の恋について聞かれる。葉造が千里
のどこにそんなに惚れたのか?と言う質問に、彼女のおしりであり、
そこから強さ、母性を感じているらしい、とうぬぼれが答えた。

 そこに、松岡征士郎(要潤)が久しぶりに自分のスイーツを取り出
すが、箱を開けるとあまりの暑さに保冷剤が溶けてしまってケーキが
駄目になっていた。それを見てうぬぼれはひらめく。

 葉造から千里に、ホテルへ呼び出すメールが届く。うぬぼれと葉造、
二人して白いスーツで決めてホテルへ向かう。そこにはすでに千里が
待っていた。

「九十九千里さん、あなた、馬場キヨシさんを殺しましたね?」

 私が犯人だと言う決めては何か?という千里の問いに、うぬぼれは、
保冷剤だと言う。馬場が宅配する食品が傷まないように保冷剤を使っ
ていたが、千里はこれを冷凍庫に入れて凶器とアリバイ工作の二つに
使ったのだ、と。

 宅配に来た馬場に、トランクをえんま坂まで運んでもらうように頼
み、千里は違う道から先回りし、現場に着いた馬場をスタンガンで気
絶させた後にトランク内の保冷剤で頭を強打して殺し、トランクに詰
めた。
 さらに死体の周りの隙間に保冷剤の中身を出して一緒につめ、死亡
推定時刻を捜査して自分のアリバイ工作とした、と言うのである。

 保冷剤は袋から出してしまえば液体は流れ出して痕跡は残らないと
考えたのだろうが、実際にはトランクの下の草がぬれて変色してしま
っていた。それが保冷剤を使った証拠になったのだ。

 千里は常日頃から、執筆活動を配達によって邪魔され、さらにお調
子者の馬場にイライラさせられていた。そのため、批判されていた自
分のトリックを証明するためなら、誰を犠牲にしてもよかったのだが、
馬場を選んだのだ、と言う。

 自分が骨身を削って書いている小説を、自分でも分かっていたけれ
ど批判されてそれが悔しかった、ちゃんと私を見て欲しかった、理解
して欲しかったのだ、と告白する千里。しかし、実は馬場は熱心な千
里のファンで、いつも仕事場でも千里の本を愛読するほどだった。

「馬場さん、私のこと見てくれてたのね・・・」

 ここで葉造がプロポーズをしようとした瞬間、うぬぼれが横入りし
てプロポーズを受けるか、逮捕するか、どちらかを選んでください、
と千里に迫った。「あなたがもう僕の貴婦人です。僕と結婚してくだ
さい!」

 焦って葉造がうぬぼれを止めようとするが、実は葉造には福島に残
してきたうぬぼれの母親である妻がいたのである。「あんたには母さ
んがいるだろう!この、妻帯者!」「なんぼ、かあさんとは別れるも
の!」

 二人がもめている間に、千里はさっさと逮捕状を選んでいた。「お
世話になりました。」そう二人に頭を下げると、控えいてた町田警部
達に所へ行って手首を差し出し逮捕された。

 パトカーに乗り込もうとした千里は、二人を振り返って言った。

「うぬぼれさん、お父さんを大切にしてあげてね。」
「葉造さん、私のことちゃんと書いてね。塀の中で読ませていただく
わ。さよなら!」

 バー「I am I」に集まるうぬぼれ5。これから身を固めて仕
事に集中できるように、との周りからの強い勧めで、来週うぬぼれが
お見合いをすることになった、と言う。相手は警視庁のお偉方の娘さ
んで、まだ写真を見ていないらしい。

 そこへ葉造が駆け込んできて、福島のうぬぼれの母が上京してくる
と言う。栗橋は、こっそりお見合い相手の写真を覗き見し、「うーー
ーーん・・・」とうなっている。



寸  評  今回は葉造の恋でしたが、結局うぬぼれがプロポーズしていまし
た。うぬぼれが千里に惚れる過程が描かれていないので唐突ですが、
まぁ、そこはクドカンドラマ、と言うところでしょうか、笑って見ら
れました。

執 筆 者 フラ()

----------------------------------------------------------------------
2. 編集後記
----------------------------------------------------------------------
 関西は雨が降って一気に秋が進みました。最高気温が20℃いかない天気な
んて、寒く感じてしまいます。つい数週間前まで30℃を毎日越えていたのに
・・・風邪に注意ですね。(フラ)

======================================================================
発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
このメールマガジンは、メールマガジン[MailuX]を利用して発行しています。
(http://www.mailux.com/)
======================================================================

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。