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タイトル:Daily Drama Express 2010/07/23 うぬぼれ刑事 (3)  2010/09/09


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2010/07/23 (Fri) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.金曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 金曜日の連続ドラマ
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タイトル うぬぼれ刑事
局  名 TBS系
放映日時 金曜22時
キャスト うぬぼれ(長瀬智也)
 日暮里恵(中島美嘉)
 本城サダメ(生田斗真)
 松岡征士郎(要 潤)
 穴井貴一(矢作 兼)
 栗林 誠(坂東三津五郎)
 ゴロー (少路勇介)
 冴木 優(荒川良々)
 葉造  (西田敏行)
脚  本 宮藤官九郎
主題歌  TOKIO 『 NaNaNa (太陽なんていらねぇ) 』

あらすじ  うぬぼれ(長瀬智也)の父の書いた、うぬぼれの小説がドラマ化
がされ、主人公のうぬぼれ役に大抜擢された本城サダメ(生田斗真)。
いつものバー「I am I」に集まったうぬぼれ4の面々は、サダ
メのドラマの批評で盛り上がる。

 ちょうど今から、うぬぼれの最後の決め台詞、というところで、臨
時ニュースが入ってしまう。現役の衆議院議員が自殺し、その妻であ
る元アナウンサーの青木たまえ(樋口可南子)が出馬することを決め
て、会見を開いたと言うニュースだった。

 ニュースを避けて栗橋誠(坂東三津五郎)がチャンネルを変えてい
る間に、サダメのドラマは終了してしまい、号泣するサダメ。

 うぬぼれの住む所沢のマンションは、元彼女の日暮里恵(中島美嘉)
との新婚生活を始めるために購入したものだった。しかし、引っ越し
てきた当日、里恵は買い物に行くと言って部屋を出たまま帰らなかっ
た。

 世田谷の街をさまよううぬぼれの目に、選挙活動をする青木たまえ
の姿が入る。
 その熱い姿勢に、うぬぼれは恋に落てしまう。

 青木たまえの出馬のいきさつを知ったうぬぼれは、たまえに近づく
前に、たまえが夫殺しについて確実にシロだという確証を得たいがた
めに、夫の自殺の状況を確認する。

 夫が自分で購入した農薬で自殺した、という話を聞いたうぬぼれは、
警備と称してたまえの周りについて回る。

 バー「I am I」で、うぬぼれがたまえに惚れてしまったこと
をうぬぼれ4の皆に報告するが、あの女だけは駄目だ、とみんなから
否定される。

 穴井貴一(矢作兼)は以前一緒に仕事をしたが、遅刻はするわ、自
分でプロデュースしたワインを強引に写すわで大変だった、と愚痴る。
松岡征士郎(要潤)も、ワインとスイーツのコラボの話を持ちかけて
きたが、毎晩押しかけて若い男と飲むだけ飲んで、最後には断ってき
た、と毒づく。

 と、そこでテレビをつけると、生放送で栗林先生が青木たまえに糾
弾され泣き崩れるシーンが放送されていた。これだけの話を見聞きし
ても、うぬぼれのたまえへの気持ちはますます盛り上がる。

 翌朝、たまえの自宅前にいたうぬぼれは、家の中に呼ばれてたまえ
の作った朝食をごちそうになる。その後、自殺現場となった寝室に案
内され、自殺までのいきさつを聞かされる。ふと、うぬぼれが4時半
にセットされた目覚ましを手に取った瞬間、たまえがうぬぼれをベッ
ドに押し倒した。

 もみ合ううちにうぬぼれがその気になった瞬間・・・次々と亡くな
った旦那さんが生前に注文していた、健康食品やDVDがつぎつぎ配
達されてくる。自殺するつもりなのにこういう商品を注文するか?と
いう疑問が沸いてくる。

 うぬぼれの家で、うぬぼれ、父の葉造、サダメの三人でテレビを見
ながら話をしていたら、たまえが出てくる。うぬぼれは結婚を前提に
付き合いたいんだ、とテレながら話すが、葉造は、間違いなくたまえ
は夫殺しでクロだ、小説に書く、と言い放つ。

 うぬぼれは、同僚の冴木優(荒川良々)から、青木議員が自殺後、
青木議員の自殺の原因とされている政治献金疑惑の捜査が中断されて
いること、青木夫妻は仮面夫婦だったこと、しかしそれだけでは自分
で園芸店で農薬を青木議員が購入しており、それをワインに入れて飲
んでいることが立証されているから自殺は覆らない、と聞かされる。

 酔いつぶれた冴木をうぬぼれは家まで送っていく。冴木の妻であり
元彼女の里恵に対して、君と別れた後、自分は犯罪者しか好きになれ
ないくらい、重い男になってしまった、とあたる。すると、目覚まし
が鳴り出し、止めようとしたうぬぼれは、里恵をベッドに押し倒して
しまう。

 里恵を押し倒したまま、たまえの家に目覚ましのことを考えてある
ことを思いつく。そのまま夜の街を走り出すうぬぼれ。

 選挙日の夜、開票速報を見ながら事務所へ行く準備をするたまえを、
無線をつけたうぬぼれが訪ねる。そして、たまえが夫の青木議員を殺
したんですね?と尋ねた。

 自殺した日以来、足を踏み入れていないという寝室の目覚ましは四
時半にセットされていた。その日、四時半に目覚ましが鳴ったはずな
のに、警察に通報した六時まで隣の夫の異変に気付いていないのはお
かしいのでは?と。

 あなたは、あの日青木議員と一緒にワインを飲んでおり、青木議員
を自殺に追い込んで死んだのを見届けた後、自分のワイングラスを処
分してから警察に通報した、それが僕の推理です。

 たまえはその推理を50点と言い、真実を話し始めた。

 政治献金は青木が始めたわけではなく、先代であるたまえの父、小
野沢議員の時からのものをそのまま青木が引き継いだだけだった。小
野沢の親族達は小野沢家を守るために青木にすべてを背負って自殺す
るように迫ったが、青木は死ねなかった。

 それだけでなく、青木はあの日、自分の買った農薬を入れたワイン
でたまえを殺そうとしたのである。それを察知したたまえは、毒入り
ワインを飲んだら許してあげる、と青木に迫った。私なしでは今のあ
なたはありえない、私とあなた、どちらが死んでも結果は同じよ、と。

 青木議員はたまえの目の前でグラスの毒入りワインを飲み干し、議
員の体が冷たくなった一時間半後、警察に通報したのだと言うことだ
った。

 うぬぼれは、たまえに当選確実が出たこと、また、青木議員の自殺
については自殺関与剤が適応され逮捕確実なのことを告げた上で尋ね
た。「たまえさん、僕と結婚してください。さもなくば、あなたを逮
捕します!」

「私みたいな女が政治家になっちゃだめでしょ?」笑いながらたまえ
は逮捕状を取ったが、うぬぼれはあきらめきれない。そこで、右に当
選だるま、左に警視庁のマスコット、ピーポ君を並べ、どちらか選ん
でください、と頭を下げた。たまえは迷わずピーポ君を選んだ。

 彼は私の声が好きだといってくれた。だからメールではなく、電話
や留守電にしてくれ、と言ってくれ、実際よく私の声を好んで聞いて
くれた。なのに、自分は彼が生きていたときにはちっとも彼の声を聞
いていなかった、僕は政治には向いていない、田舎で暮らしたい、そ
う言っていたのに、彼が死んでからそれもよかったかもと今さら気が
付いた・・・

 そう泣きながらたまえは答えて、手首を差し出した。同じく泣きな
がら手錠をはめるうぬぼれの手をとって、たまえは「ありがとう」と
笑顔で言った。たまえはパトカーに乗って連行されていった。

 そのままたまえの家に残り、たまえのベッドで眠り込んでしまった
うぬぼれ。四時半に鳴った目覚ましで目を覚ました。「あなた、起き
て、朝ですよ、あなた。」そのほかにも、家の中には、夫のことを気
遣うたまえの声がさまざまなレコーダーからあふれていた。

 そこへ、葉造から電話が入り、たまえが罪を認めたんだからすべて
小説に書くからな、と言われる。うぬぼれは電話を切った後、改めて
テレビのたまえの会見をみてつぶやいた。「やっぱりいい声だ・・・」



寸  評  今までコメディー路線が強かったのですが、今回はシリアスなと
ころがあって罪の告白から終わりまでは切ない話になっていました。
口ではなんと言っていても、たまえはやっぱりご主人を大事に思って
いたんだろうなぁ・・・としみじみしてしまいました。

執 筆 者 フラ()

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2. 編集後記
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 毎日暑い日が続いています。暑いからエアコンをつけ、その熱でさらに都市
部では気温が上昇し・・・とますます悪循環を起こしています。このまま行く
と、十年後、二十年後はどんな日本に、どんな地球になっていくのでしょうか?
自分が死ぬまでにはあと数十年ですが、その後子供、孫達の命は続きます。”
エコ”が叫ばれていますが、少しでも地球のためになるといいですが・・・
(フラ)

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