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タイトル:Daily Drama Express 2010/07/29 GOLD (4)  2010/08/30


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2010/07/29(Thr) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル GOLD
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 早乙女悠里(天海祐希)
 早乙女洸(松坂桃李)
 早乙女晶(武井 咲)
 新倉リカ(長澤まさみ)
 蓮見丈治(反町隆史)
 早乙女惣一(夏八木勲)
 早乙女修一(水上剣星)
 蓮見丈治(反町隆史)
 明石辰也(寺島 進)
 早乙女廉(矢野聖人)
 相馬幸恵(賀来千香子)
 早乙女晶(武井 咲)
 保坂次郎(志賀廣太郎)
 早乙女朋(大江駿輔)
 丹羽聖子(エド・はるみ)
 丹羽 勝(水野真典)
脚  本 野島伸司
主題歌  Superfly『Wildflower』

あらすじ  第四回 焼かれた人形--子を亡くした全ての母へ

 『深夜の討論バトル』。テーマは『いじめ』。

 意見を求められた早乙女悠里(天海祐希)は、今までもこのテーマ
は、さんざん討論されてきた。それなのに無くならないのは、解決策
が見つからないと言うことだろう、と素っ気ない。

 そうは言わずにと、促されると、小中学校では、私立学校を全廃す
ることと言う。親の収入によって、公立と私立に別れるのは、よくな
い。均質な子供が集まると、いじめはひどくなる。それでは、物語が
無い。昔は、勉強ができる子だけでなく、ガキ大将もいた。いじめも
あっただうけれども、それはガキ大将の古文に組み入れられるときの、
通過儀礼のようなもの。子分になってしまえば、ガキ大将は、今度は
子分を守ることになるから、と言う。

 それが、悠里の言う『ビーチャイ』ですか?と訊かれ、「はい。ガ
キ大将は、究極の『ビューティフル・チャイルド』すなわち、『ビー
チャイ』です」と答える悠里。


 エステのお客さんが、受付で書類を書いている相馬幸恵(賀来千香
子)を見かけ、担当のエスティシャンに、なんであの人がいるの? 
問題になるわよ。あの人、昔、自分の子供を殺しているだから、と耳
打ちする。


 コンビニで、種類を買っている新倉リカ(長澤まさみ)。思い出し
て、犬のえさも買う。


 リカの部屋で、当然のように、リカの作ったご飯を食べている明石
辰也(寺島進)と早乙女廉(矢野聖人)。

 廉は、自分も早乙女洸(松坂桃李)も、公立校に通った、と言う。
明石が、自分は反対したんだけど、悠里が公立でないと、物語が無い
と言って、と合いの手を入れる。

 廉は、自分はまだ二つ上に洸がいたから、洸の弟かということで、
楽だったが、洸は大変だった。学校一の悪とやり合ったこともあるが、
そいつとは親友になり、今でもつきあいがある。そいつは今、関東最
大のヘッドだ、と言う。

 明石が、さすがに早乙女晶(武井咲)は、私立に行った。悠里も、
女の子で賭はできないからと、言って。

 リカがおかずを見ると、残っていない。怒るリカに、明石と廉は、
それぞれ相手が食べてしまったと、なすり合い、リカがキレると、犬
が驚くと言って、なだめる。しかも犬を勝手に、『キンちゃん』と呼
ぶ。悠里の犬なんだから、『金メダル』の『キンちゃん』が、一番ぴ
ったりだろうと言って。リカは、ローンを組まされたんだ、と怒る。

 やっばり女の子の部屋は、匂いがいいなと、勝手にリカの枕の匂い
をかぐ、明石。

 リカはお玉を振り上げて、明石と廉を部屋から追い出す。

 一人になったリカは、犬に、『キンちゃん』と呼びかけてみる。す
るとリカの方を向く。がっかりするリカ。


 早乙女家で夕食を食べている、悠里、洸、蓮見丈治(反町隆史)。

 悠里は、夕べも晶はまた、無断外泊だった。晶がカメラマン・宇津
木洋介(綾野剛)の手を取っていた、と言う。

 洸が、宇津木はチンピラらしい。つきあいのあるボスに話をして、
止めさせようかと言う。

 だが悠里は、こんなことに香の物語りを使う必要はない、と言う。

 二人の会話を聞いていた蓮見は、結局こういうことは、オレにやれ
っていうことだろう、と言う。悠里は、明石も連れて行ってと言う。
蓮見は、明石がいると、余計、騒ぎが大きくなるじゃないかと反対す
る。しかし悠里は、明石も娘のことなのだから、しっかりやるだろう
といい、折れる蓮見。


 社長室の悠里のところに、エスティシャンたちが数人押しかけてき
て、お客さんが昔、幸恵の家の近くに住んでいて、幸恵は昔、自分の
子供を殺したと言っていた。そんな人がエステ部門の部長をやってい
るのは、ふさわしくない。それにこのことがお客様にしれたら、我が
社は信用を落とす。現にエスティシャンたちはみんなこのことを知っ
ていると、口々に避難する。

 黙って彼女たちが言うことを聞いていた悠里は、おもむろに口を開
くと、あなたたちは人事にまで、口を出すの? そんなことは許さな
いと、ピシャッ、と言う。


 ハイヤーの中でリカは悠里に、幸恵にそんな過去があったなんて、
と言う。悠里は、リコまで人事に口を出す気?と言う。震え上がって
否定するリカ。

 悠里は、そのことなら自分も知っている。幸恵は誰よりもお客様の
ことを考え、能力があるから、働いて貰っている。

 悠里が早乙女朋(大江駿輔)を身ごもって、定期検診に通っていた
とき、幸恵は火ぶくれのできた子供をしっかりと抱きしめて、駆け込
んできた。三歳ぐらいの男の子だった。でも、病院に着いたときには、
すでに亡くなっていた。リカは、血の涙を知っているか?眼の毛細血
管が切れて、血がにじみ、涙がうっすらと紅くなる。その時の幸恵は、
まさに血の涙を流していたのだ、と言う。


 隠れ家で、幸恵にお酒を振る舞う悠里。お酒、強かったわね、と。

 幸恵は、酔いにくいだけです、と言う。悠里は、気をつけないと、
体をこわすわよ、と言う。幸恵は、悠里に言われてから気をつけてい
る。仕事も忙しいし、と言う。誰かが、こき使うからね、と悠里。苦
笑いする幸恵。


 幸恵は、悠里もお聞き及びの通り、自分がいると、ご迷惑をおかけ
する、と言う。悠里は、幸恵も人事に口を出すの? 今日はその話は
止めましょう。今日は幸恵と飲みたいだけ。自分が人を褒める事なん
て滅多にない。幸恵は本当に偉い。あれから10年だっけ、と言う。


 犬の散歩を一緒にする、リカと廉。リカは廉が走るのを止めたとき
は、その気持ちもわかった。でも、女子としては、何かに打ち込んで
いる男子の方がすてきに見える、と言う。

 廉は、普通に生活する分には問題ないらしいのだけれども、激しい
運動は無理らしい、と打ち明ける。陸連のドクターにそっと調べて貰
ったら、何とか弁膜症だって。もう頭の中が真っ白になってしまって、
耳に入らなかった。本当は、父親にだけしか言わないつもりだった。
でも、リカが、かっこ悪いって言うから、つい言ってしまった。明石
も廉も、湿っぽいの苦手だから、と言う。

 リカは、それを言えば家に帰れるのにどうして?と訊く。廉は、悠
里に不良品だって、思われたくないんだ。悠里には、いつも笑ってい
て欲しいんだ。悠里には、是対言わないでくれ。知られたくない、と
言う。了解するリカ。


 パチスロをやっている、明石と蓮見。明石は、あと一回、あと一回
とずるずると延ばし、蓮見にお金をたかる。蓮見が、自分の娘のこと
だろう。ほら、行くぞ!と明石を引っ張り出す。


 二人はクラブに行く。そこで宇津木の居場所を訊くが、誰も知らな
い。その間も、明石は若い女の子のお尻を見ていて、真剣さが足りな
い。


 悠里と朋は浴衣を着て、線香花火を楽しんでいた。二人を見ていた
洸は、自分も浴衣に着替えて来ようかな、と言う。

 悠里は洸に、幸恵のことを何か聞いている?と水を向ける。洸は、
スタッフたちが噂しているのを聞いたから、知っているという。

 悠里は、幸恵を辞めさせるべきかどうか、洸に問う。洸は、オレに
訊くのか?女の人が、何か訊くときは、すでに心は決めていて、後押
しして欲しいだけだと習った。赤い服がいいか、青い服がいいか相談
する女性がいたら、彼女はどっちをいいと思っているのか訊く。赤が
いいと思うんだけどと答えたら、それがいいんじゃない?と言ってあ
げればいい、と言う。そして、悠里はどうしたいのか訊く。

 悠里は、辞めて貰おうと思っている。あんな環境では、幸恵も働き
にくいだろうし、周りの話も乱す、と言う。洸は、悠里がそう決めて
いるのなら、それでいいのではないか、と言う。

 悠里は、幸恵のことは、よく知っていると言う。


 収穫のないまま、屋台でおでんをつついている、明石と蓮見。宇津
木は雑誌社でも契約カメラマンで、連絡は携帯で取るしかない状態。

 若いチンピラ数人が、宇津木さんに何の用?と絡んでくる。いきり
立つ明石を、悠里に釘刺されているダウと止める蓮見。こいつら、し
つけてやらないと、と明石。


 その頃、宇津木は、晶をホテルに泊め、部屋を出て行こうとしてい
た。何もせずに過ごせる自信が無いから、と。

 晶は、自分たちは愛し合っているのだから、何を考えることがある
の?と言い、自らボタンを外す。


 頬に怪我をして戻ってきた蓮見。宇津木の居場所はわかったの?と
訊く悠里に、なんとかプライベイト用の携帯の番号は。連絡したら宇
津木は、明石にだけなら会うと言うので、と答える蓮見。

 明石は晶の父親。カッとしたら何をしでかすかわからないでしょ、
と悠里。蓮見は、2人が愛し合っているのなら、仕方ないのではない
か、と言う。


 エステの新商品の実験台になるリカ。幸恵が施術する。

 用意されたベッドの上のタオルをリカが横になるためにめくったと
ころで幸恵は、口を押さえて洗面台に向かい、吐く。リカもベッド上
のものを見て、息を飲む。

 リカは、それを悠里のいる社長室へ持って行き、悠里と蓮見に見せ
る。それは焼いた赤ん坊の人形。

 それを見た悠里は、すぐさますべてのスタッフを集めるよう指示す
る。エステ部門だけでなく、スポーツ部門、その他も含めて、と。悠
里は、早乙女修一(水上剣星)のことを思い出していた。


 正座させられている、洸と廉。廉は、足がしびれちゃったと、文句
を言う。

 廉は、もう走らないと言う。洸は、ゴールド目指して、泳ぎ続ける。
廉も走っていないことを黙っていろ、と言う。いずれ、陸連からばれ
るよ、とあきらめている廉。

 そこに祖父・早乙女惣一(夏八木勲)が来て、早乙女家について書
かれた本が出ることになった。あること無いこと、書かれているだろ
うから、今から正確に知っておく必要があるだろう、と言う。


 手の空いたスタッフ全員を集めた悠里が語り始める。

 文明も発達し、記録も伸びるが、唯一進化していないものが心。先
日、テレビで呼ばれて、青少年のいじめについて話しました。残念な
がら、子供の世界だけでなく、大人の間にもあること。

 幸恵のことをいじめる人は、家庭で何かつらいことがあったかもし
れない。子供を叱って、夫婦げんかして、お姑さんとの折り合いも悪
いかもしれない。

 幸恵のことはよく知っている。初めて病院で会った。その時、幸恵
は必死に男の子とを抱いていた。だが、その子は重度の熱傷で、その
時には亡くなっていたのだが、幸恵は抱きかかえたまま、医者や看護
師が説得しても、なかなか手放さなかった。

 悠里は幸恵に、死んではいけない。幸恵は、生きて苦しむ。それが
許しを請うことだ、と言った。

 幸恵は、その悠里の言葉に初めて反応した。

 幸恵は悠里の元で働き始めた。彼女にとって、生き続けることが果
たして幸せだったか、考えさせられるほどに狂おしく。

 それから幸恵は、苦しいときにも薬も飲まず、耐えた。

 それでも、彼女の息の根を止めようとする人がいるなら、悠里が許
さない。幸恵を責任者としてとどめる。もしこの人事に不服があるの
ら、辞めてもらってかまわない。エステシャンの人たちは、プロなの
だから、他人の痛みを認識できなければならない。もちろん、その他
の社員たちも、と言って締める。

 丹羽聖子(エド・はるみ)が、掃除の途中で、その悠里の演説を聴
いている。


 惣一は、呼び寄せた洸と廉に、修一が自殺したのではないかという
記事が出る。記事が出る前に、それを伝えたかったと言う。

 2人は、そんなことに興味はない。それより、悠里はこのことを知
っているのか?と訊く。


 悠里は、ハイヤーの助手席に座っているリカに、虐められたこと、
ある?と訊く。

 リカは、よくぞ訊いてくれましたと、力むと、語り始める。リカは、
父親の仕事が転勤が多かったので、転校が多かった。あるとき、クラ
スの女子全員から虐められたことがある。というのも、一番人気の男
子が、リカのことを好きになってしまったから。そのうち、二番、三
番人気の男子まで、リカを好きになって、あげく、先生まで、「リカ
ちゃん、かわいいね」とひいきするようになった。かわいいのは、元
々なのだから仕方ない。あるとき、意を決して、いじめの中心となっ
ている女子に言ってやった。そんなに悔しいなら、整形でもすれば?
って。

 リカの天然な自慢話に、いらいらを募らせる悠里。

 悠里は、リカに、そこの自販機でお茶買ってきて、と言う。リカは
車を止めて貰って、降りると、お茶を買う。数本のお茶を胸に抱えな
がら、経費で落ちるかなと心配しているリカ。ふと、振り返ると、車
が発進していく。リカはおいて行かれたのだ。


 暗くなってから、やっと早乙女家にたどり着くリカ。中へ入ると、
幸恵が来ていた。

 悠里と蓮見の2人で、退職願を出した幸恵を慰留していたところだ
った。悠里は、社員の前で、幸恵を守ると言ってしまったのよ。実際
それに反対して辞める人もいないし、と言う。

 幸恵は、悠里は自分に死ぬなと言いながら、なぜ幸恵と心中しよう
とするのですか。エスティシャンは、一般の社員と違う。高い技術を
持っている彼女たちが、1人抜け、2人抜けしていったら、また集め
るのが大変だ。中には、独立しようとしている人もいる。それに第一、
お客様に知られたら、大変ですから、辞めさせてください、と幸恵。

 幸恵の固い意志に、ついに折れる悠里と蓮見。

 幸恵を外まで見送りに出る蓮見とリカ。幸恵は静かに頭を下げると、
去っていく。

 リカは、去っていく幸恵の隣に、男の子の幻を見る。


 宇津木は明石に、晶には見栄を張って、ホテルに泊まっていると言
っているが、金がないので、友達の家に泊まっている。晶には手を出
せないし、と言う。

 明石は、中学生相手に、淫行だ。晶はどこにいる!と宇津木の胸ぐ
らを掴む。

 宇津木は、つきあっていれば、淫行とは言えない。今時、中学生で
経験なんて、珍しくない。晶なら、向かいのマンションの9階にいる
と言う。

 飛び出していこうとする明石に宇津木は、焦っているなんて、若者
に受けない。それに自分が言った言葉に引っかからないか?と言う。

 気づかない明石に、宇津木は晶に手を出さないというか、出せない、
と言う。お前、ゲイか?と明石。

 宇津木は違う。晶と地が血が近すぎる。いとこ同士なんだ。オレの
父親は修一。自殺した、と言う。


 その頃悠里は、リカと共にパチンコをやっていた。ビギナーズラッ
クで玉をたくさん出すリカ。やがて悠里にも大当たりが。



寸  評 悠里の理想の人であったはずの兄・修一に隠された過去がありそう
です。

 宇津木は本当に修一の息子なのか。
 廉は本当に心臓が悪いのか。
 修一が自殺というのは本当なのか。

 また、幸恵は悠里の忠実で優秀な部下だと思ったのですが、隠され
た過去があり、急転直下、去って行ってしまいました。再度、幸恵が
登場することはあるのでしょうか。

 リカが悠里に虐められているのは、不条理だなと思っていたのです
が、本人のめげないというか、自己過大評価というか、いっそ、イラ
ッと来るような発言で、悠里があれぐらい言って、ちょうどバランス
が取れていると納得させられてしまいます。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 気づかないうちに、夏ばてになっているのでしょうか。体がだるいときが増
え、夕食の後、知らないうちに、居眠りをしてしまうことが増えました。
 あまりの暑さに、クーラーをつけたままにしているのも、体に悪いのでしょ
う。
 とはいえ、クーラーをつけないまま我慢する苦行にも耐えられません。
 最近では、寝るときにクーラーを切って、途中で目覚めて、寝付けなくなる
よりも、クーラーをつけて熟睡した方がいいという説も出てきています。(鈴
木)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
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