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タイトル:Daily Drama Express 2010/07/22 GOLD (3)  2010/08/19


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2010/07/22(Thr) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル GOLD
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 早乙女悠里(天海祐希)
 早乙女洸(松坂桃李)
 早乙女晶(武井 咲)
 新倉リカ(長澤まさみ)
 蓮見丈治(反町隆史)
 早乙女惣一(夏八木勲)
 早乙女修一(水上剣星)
 蓮見丈治(反町隆史)
 明石辰也(寺島 進)
 早乙女廉(矢野聖人)
 相馬幸恵(賀来千香子)
 早乙女晶(武井 咲)
 保坂次郎(志賀廣太郎)
 早乙女朋(大江駿輔)
 丹羽聖子(エド・はるみ)
 丹羽 勝(水野真典)
脚  本 野島伸司
主題歌  Superfly『Wildflower』

あらすじ  第三話 涙…母と娘の決別

 少子化について問われると早乙女悠里(天海祐希)は、少子化とは
考えていない。親が少ないのだ。『少親化』。親になれない大人が多
い。資格や覚悟の無い女性が子供を産むと、育児放棄になる。だから
施設には、多くの子供たちがいる。悠里は、施設の子供たちに、水泳
教室を解放している。悠里は、自分には母性が足りないかも、と心配
する女性が、あえて子供を産む必要はない。子供を育てられる女性が、
たくさん生めばいい、と言う。

 資格がないのに、すでに産んでしまった人は.....?との質問。

 最後に悠里は、「あなたのお子さんは、『ビーチャイ』ですか?
『プアチャイ』ですか?」と締める。


 悠里は新倉リカ(長澤まさみ)を連れて行き、その水泳教室を見せ
る。そして、こういうことをしているのを偽善だって思うでしょ、と
言う。慌てて否定しようとするリカ。

 悠里は、偽善だと思われてもいいの。最初はみんな、そう。子供が
お年寄りに席を譲る。最初は褒められるからやる。そのうち、そうし
ないと、気持ち悪くなる。そういうものだ、と言う。

 それに、悠里には、この施設を止められない理由がある。蓮見丈治
(反町隆史)も、ここの出身だと言う。


 夕食の席に、早乙女晶(武井咲)までいない。友達のところに寄る
と言っていたと、心配していない蓮見。

 それに対して早乙女洸(松坂桃李)は、早乙女廉(矢野聖人)から
連絡があった。晶が、チャライ男の車に乗っていったって。その車の
ナンバーをメモしていたと、悠里に渡す。だが悠里は、晶はしっかり
した子だから、と心配していない。


 また、リカが、明石辰也(寺島進)と廉が取った出前の代金を払わ
されている。

 廉は、洸に晶が男の車に乗ったと伝えた。洸から悠里に伝わり、問
題は解決するだろう、と言う。

 そんな、なんでも悠里に頼って.....まあ、悠里なら、解決できる
かと、納得するリカ。

 明石は、晶は処女のままでなければ、と父親らしい発言をする。

 ただ、その後がいけない。明石、洸、廉のお眼鏡にかなって、かつ
明石に小遣いをくれる人でなければ、と明石は続け、あきれるリコ。


 晶は、プールサイドに立つと、飛び込みをする。その晶の姿を連射
するカメラマン・宇津木洋介(綾野剛)。晶を車に乗せていた、チャ
ライ男だった。


 体を鍛えている蓮見の前に、現れる悠里。晶は蓮見を慕っていたの
に、と言う。

 蓮見は、知っていたか!?と驚く。

 悠里は、母親なのだから、当然。蓮見なら、相手として心配はない
と思っていたのに。選手がコーチやスタッフを慕っていることは、伸
びるのに必要。特に女子選手には。それなのに、何が起きたの?と訊
く。

 蓮見は、晶に告白されたので、自分には好きな人がいる。悠里のこ
とを好きだと、本当のことを言った、と言う。

 悠里は、なんでそんなことを言ったの。晶のことを受け止めてあげ
ればよかったでしょ、と言う。

 それじゃ、晶のことをだますことになるじゃないか、と蓮見。そう
よ、と悠里。時にだますことも必要、と。


 社長室で、プールの様子を、モニターで見る悠里とリコ。リコは、
このカメラマンを遠ざければいいじゃないか、と言う。だが悠里は、
写真集を出すのに依頼したから、難しい、と言う。

 リカは、とりあえず停めてある車のナンバーを調べてくる、と出て
行き、戻ってくると、やはり一致した、と言う。


 駅で蓮見に肩を叩かれるリコ。

 二人は居酒屋で飲む。リカは慣れていないので、体のあちこちに無
駄な力が入って、家に帰ると、体がバリバリになる、と言う。

 蓮見は、そんなに大変なら、オレから悠里に話してやろうか、と言
う。

 リカは慌てて、「待ってください」と言う。家に帰ると、悠里に言
われたことを反芻して.....辞めるとしたら、悠里にいらないと言わ
れるか、胃潰瘍になって入院するかだ、と言う。

 根性座っているね、と蓮見。リカは、蓮見ほどではないと、謙遜す
る。水泳教室の時、訊いてしまった、と。

 蓮見は、修一と一緒に水泳を練習した。修一は別格だった。その修
一が、不幸なことになって、代わりに蓮見が出場することになったが、
結果はさんざんだった、と言う。リカは、参加できただけでもすごい
じゃないですか、と言う。


 隠れ家で、明石と飲んでいる悠里。明石は、晶が蓮見を好きだと聞
いて、ショックを受ける。晶はファザコンか、と言う。

 悠里は、実の父親がこんなにだらしないんじゃねぇ、と言う。

 カメラマンの男の方は、心配ないのか?と明石。

 悠里は予感がする、と言う。明石は、悠里の勘は鋭いからな。浮気
もばれてしまう。あ!、殴るなよ、と逃げる。

 悠里はそれにつきあわず、とりあえずそのままにしておくしかない
だろう、と言う。やっぱり、父親にとって、娘は特別な存在?と明石
に訊く。明石は、娘がほかの男と手をつないでいるのを考えたら、落
ち着いていられない、と言う。

 悠里は、暴力沙汰は起こさないでよ、と言う。明石は、例え殴られ
ても、黙って小さくなっています、と言う。晶のことになったら?と
悠里。黙っていられないかもしれない、と明石。


 蓮見に負ぶわれて戻ってくるリカ。すっかり酔っ払っている。「た
くさん飲んだもんな」と言う蓮見に、「飲まなきゃ、やってられませ
ん」とリカ。

 蓮見は、リカの部屋の鍵を開け、リカをベッドの上に寝かせる。


 丹羽聖子(エド・はるみ)が、また悠里に電話してくる。引きこも
った息子・丹羽勝(水野真典)のことを相談している。聖子は目に眼
帯をしている。その相談に乗ってあげている悠里。聖子は涙声で、息
子をどうしたらいいかわからない、と訴える。

 その電話を切ってしまう蓮見。クレーマーからの電話相談に乗って
いる場合か。悠里は彼女は名乗ってくれたのよと反論するが、蓮見は
偽名だろう、と言う。悠里は、偽名とは思えない、と言う。

 悠里は、蓮見の言いたいことって、自分が人の心配ばかりしすぎる
ってことでしょ。そんなことを考えているぐらいなら、蓮見自身の心
配をしなさい、と言う。クビにするっていうことか?と蓮見。

 そこに、悠里に届けられた大きな胡蝶蘭の鉢植えを持ったリコが入
ってくる。だが、悠里と蓮見は言い争っていたので、入ってきたリコ
に気づいていない。

 一方、リコも二人の様子に頓着せず、蓮見に、昨日はごちそうさま
でした、と言う。随分飲むんだな、と蓮見。

 悠里は、蓮見は早乙女修一(水上剣星)と兄弟のように育てられた。
もちろん、修一の身体能力はとても優れていたが、蓮見とて、劣った
ものではない。それなのに蓮見は、いつも二番手と決めている。

 修一が亡くなって、蓮見が抜擢されたときも、蓮見は本気で優勝を
狙わなかった、と悠里。

 蓮見の中では、修一の『依頼』がブレーキとなっている。それは、
悠里を『友人』として支えてやってくれと言われたこと。先日、その
戒めを破って、悠里にプロポーズしたが、受け入れなかった。悠里に
とっては、蓮見が金を取れれば、もうこんなに悠里の子供たちを、縛
り付ける必要は無くなるのだという思いもある、と言う。


 ハイヤーの中で悠里は、男と女の間に、友情はあるか、と言う。

 「あります!」と力強く応えるリカ。リカは、高校生の時、先輩に
片思いしていて苦しかったが、その時に励ましてくれた男性・丸山さ
んがいた、と言う。

 悠里は、それはどっちかに下心があるのよ。女性が、わたしはかわ
いいと思っているか、男性はあわよく振られれば、自分が.....と思
っているか。そのバカ山(丸山のことを悠里はわざとそう呼んでいる)
は、ずっと期待し続けていたんだ、と言う。

 さらに、男と女は異星人。わかり合うことはできないの。それは脳
科学が証明している。もっとも、リカならそんなことありませんっ、
て否定するだろうけどと言う悠里。

 悠里はリカに、携帯を出すよう言う。そのバカ山の登録を消してや
る、と。

 リカが携帯を差し出しながら、すでに消していました、と言う。女
って残酷ね、と悠里。

 リカはETのように人差し指を突き出し、それを握る悠里。一本取
られました、とリカ。


 水泳教室の児童たちを前に、話する悠里。取材のカメラも入ってい
る。

 子供はコウノトリが持ってくる。クリスマスプレゼントのように。
子供が欲しいと待ち焦がれている親たちに渡していく。

 だが、今では、コウノトリの運ぶ子供の数より、欲しがる親の方が
少ないので、すべての子供たちは運べなくなってしまった。そのため、
コウノトリは、絶対に世話しなければ生きていけない弱い子供から、
親の元へと運んだ。残された子供たちが、今、ここでこうしている。
だが、悲観する必要は無い。あなたたちは、一人でも生きていける強
い子たちなのだから。

 リカは演説を終えた悠里に、いい話で、感動しました、と言う。悠
里は、取材用の話だから、とあっさりとバラす。

 蓮見は、いつもの悠里なら、もっと厳しいことを言うのに、と言う。
悠里は、蓮見もここの出身なんだから、彼らの気持ちがわかるのだろ。
だから厳しい話をしてと言う。洸も悠里の言葉にあきれる。

 覚悟を決めた蓮見は、背広を脱ぐと、子供たちの前に立ち、一つ重
要なものを見つけろ。金も暇もないから、いくつもというのは無理だ
から、一つでいいのだ。勉強が得意な人はいるか?----いないか。そ
りゃ、ここじゃ塾や家庭教師は無理だし、自分の勉強部屋も無い。ス
ポーツが得意な人はいるか?----いないか。

 国が面倒を見てくれるのは、高校生までだ。お前たちには、なんと
なく大学へ行って、合コンに明け暮れるなんてことはできない。がむ
しゃらに頑張るだけだ。世間に認められるためには、ゴールドを取る
しかない、と蓮見。

 『ゴールド』のところでは、悠里も声を合わせる。


 聖子は、掃除婦の仕事をしている。社長室の掃除をしているとき、
社長(悠里)のいすに座り、「あなたのお子さんは、『ビーチャイ』
ですか?『プアチャイ』ですか?」とつぶやいてみる。


 晶は、宇津木と、遊園地でデートしていた。観覧車の中で、宇津木
の落としたレンズキャップを晶が拾い、晶と宇津木の手が触れる。


 隠れ家で蓮見と酒を飲んでいる悠里は、蓮見と自分の間には、友情
があるのではないか、と言う。

 蓮見は、悠里はリコに対して、男女間の友情なんて無いと言ってい
たのに。さもなければ、若い子が、自分がかわいいと思い込んで、そ
う振る舞っているだけだと言っていたのに、と言う。

 悠里は、自分は若くてかわいいから、許されるでしょ、と酔いなが
ら言う。

 蓮見は、悠里にプロポーズした。だがそれは家族がいなかったので、
手っ取り早くこぶつきの悠里と結婚しようとしたのかもしれない。や
っぱり結婚するなら、若い娘がいいな。だから悠里とは友達だ、と言
う。

 悠里は機嫌を悪くし、蓮見は悠里は若くてかわいいと言わされる。


 社長室に、晶と宇津木を呼ぶ悠里。悠里は宇津木に、今まで晶の写
真を撮ってくれた礼を言い、今後は別のカメラマンを手配する。だか
ら、宇津木の方からは、連絡しないで欲しい、と言う。

 宇津木は、来てしまうものは仕方ない、と悠里に抗議。

 晶が宇津木の手に、自分の手を置くと、宇津木はその手を握り、自
分の膝の上にのせる。


 社長席に着いた悠里は、今日はやけに机がきれいになっている、と
言う。そんなの違いませんよ、とリコ。悠里は、そういうリコの家の
散らかり具合が想像できる、と言う。

 リコは、親になる資格を教えてください。わたしも子供が欲しいか
ら、と訊く。

 悠里は、お金取るよ、と言う。えー、悠里さんとわたしの仲じゃな
いですか、と悠里にしなだれかかるリコ。

 リコは、覚悟とは、子供が犯罪を犯して刑務所に入ったら、自分も
入ること、と言う。そんな−、厳しすぎますよ、とリコ。

 資格は、犬を世話できること。えさを与え、散歩させ、糞の始末を
する。手間がかかる。それでも、人間の子供よりはまし。人間の子な
ら、それに夜泣きやおむつの替えがあると言う。

 早速悠里はリコをペットショップに連れて行く。

 あのアパート、どう考えても、ペット禁止ですよね、とリコ。

 悠里は、あのアパートの持ち主は、自分だから、と言う。


 リコは犬と同居する。

 犬が盛んにリコを起こそうとするが、リコは疲れているのでと、ム
ニャムニャと言い、いっこうに起きない。



寸  評 悠里が必要以上にリコをいじめるのは見ていて気持ちのいいもので
はありませんが。ただ、リコも必要以上になれなれしいので、それほ
ど深刻にならずに済んでいます。

 今回悠里が言っていたことは、頷けます。親になる資格が無くて、
生物学的に親になっただけと思われる人が多いからです。少子化とい
う背景には、統計上の各年齢での人口を見ている、要は国民を駒のよ
うに見ているように見えてイヤです。

 子供に労働力を求めないのであれば、ロボットなりなんなりで、高
齢者が自立すればいいのです。また、税金がというのならば、税金を
投入しなくても済むような社会を構築すべきだと思います。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 先日、怪談などよりも、ずっと背筋が凍る思いをしてしまいました。

 自分では気づかないうちに、ぼーっとしていたのでしょうか。
 バックアップを取ろうとして、DVD−RWのメディアをフォーマットしま
した。エラー率を減らそうとして、完全フォーマットをしようとしました。
 で、フォーマットが始まったとき、気づいたのです。フォーマットを始めた
のは、データを入れた外付けHDDだったと。この原稿も入れていました。
 慌てて止めましたが、そのままでは救えず。簡易フォーマットを掛けて、認
識されるようにしました。
 慌てて、オンラインで復旧ソフトを購入して、復旧。

 ただ、最近のファイルの登録簿は破壊されたのか、復旧できず。半年前ぐら
いのデータまではだいたい復旧できた、という状態です。

 フォーマットには十分気をつけなければ。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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url   :http://www.j-drama.tv/
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