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タイトル:Daily Drama Express 2010/05/11 ジェネラルルージュの凱旋 (6)  2010/06/08


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2010/05/11 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル チームバチスタの栄光2 ジェネラル・ルージュの凱旋
局  名 フジテレビ系
放映日時 火曜22時
キャスト 田口公平(伊藤淳史)
 白鳥圭輔(仲村トオル)
 高階権太(林隆三)
 速水晃一(西島秀俊)
 佐藤伸一(木下隆行)
 和泉 遥(加藤あい)
 長谷川崇(戸次重幸)
 滝沢秀樹(松坂桃李)
 永山康友(足立 理)
 浅野和彦(竹内太郎)
 花房美和 (白石美帆)
 栗山弥生(浅見れいな)
 三船大介(利重 剛)
 佐々木英二(堀部圭亮)
    ゲスト
 杉山沙希(田畑智子)
原  作  海堂尊 『ジェネラル・ルージュの凱旋』
脚  本 後藤法子ほか
主題歌  松田聖子『いくつの夜明けを数えたら』(ユニバーサルシグマ)

あらすじ  episode 6 後遺症

 バスケットボールのポスターやボール、寄せ書きがある部屋で、パ
ソコンを見ている車いすの青年・山崎健人(桜田通)(16歳)。

 ものが倒れる音がしたので、廊下に出てみると、母親・山崎智子
(大路恵美)が倒れている。健人は、携帯を取り出すと、『救命救急
センター』部長・速水晃一(西島秀俊)を呼び出す。


 白鳥圭輔(仲村トオル)は特別愁訴外来担当医・田口公平(伊藤淳
史)に、メディカル・アソートもやることがひどい。新病棟を建てよ
うとしているのは、火災を起こした東城デパート跡地だ、と言う。そ
してセンター長は、速水。

 何かの間違いでは?と田口。

 これは一応正式な書類だよ、と白鳥。

 それなら、勝手に名前を使われただけでは?と田口。

 本人に確かめたら?と白鳥。お友達なんだから訊いてみたら?と田
口。

 白鳥は、今回の認識の違いは極めて大きい。何なら、直接訊いてみ
るか?と速水の部屋に乗り込む。

 そこには、速水だけでなく、医療機器代理店メディカル・アソート
の佐々木英二(堀部圭亮)もいた。二人ともお揃いで、と嫌みを言う
白鳥。速水と佐々木は忙しいときに、何の用だと言う。

 メディカル・アソートの新病院建設案を問うと、佐々木はうちは利
益の半分を還元することにしている、と答える。

 田口が、新病院のセンター長として、速水の名前があるがと問うと、
2年後新病院ができたら、そこに移るつもりだとあっさりと言う速水。

 田口と白鳥は、部屋から追い出される。


 健人の依頼に基づいて、救急車を待っている救命救急医・長谷川崇
(戸次重幸)、救命救急医・和泉遥(加藤あい)と看護師。遥は、昨
日寝ていないと言う。長谷川はここではシフト表なんてあっても泣き
がごとき者と言う。

 山崎智子は、前額部に出血。そのせいで、意識レベルは無し。車い
すの健人も救急車から降ろされる。

 健人は、速水先生は?と訊くが、速水は治療中。遥が元気になって
よかったね、と言う。患者さんが退院して元気になったところを見る
のは嬉しい、と。

 健人の話を聞くよ、と声を掛けた田口に、自分が元気に見えますか?
と健人。

 智子の頭部CT、MR、脳波を調べる。しかし異常は無いので、過
労ではないか?ということになる。様子を見るために、一晩入院する
ことに。

 速水の姿を見つけた健人が、お礼を言うが、速水は健人のことを覚
えていないと、冷たく言う。退院した患者のことまで覚えていられな
い、と。

 健人が、いきなりけいれんを起こす。

 健人のCTやMRIを撮る。だが、特に異常は見られない。

 速水は、健人が東城大病院を退院した後に行った病院から、MRI
画像を至急取り寄せるよう、指示する。

 すると、東城大病院退院時と現在は、背骨のところに何も無いが、
転院後2ヶ月目の時のMRIでは、背骨の所に丸いものが写っている。
これのせいで、健人は歩けなくなったのか? そもそも骨折がひどか
っから歩けなかったのだろう、という意見もある。速水は、自分の治
療によっては、健人を歩けるようにできたのではないか、と言う。


 屋上で速水は白鳥と田口に、国立病院にいては、治療した後、障害
が残った患者のケアまですることができまい。メディカル・アソート
・ホスピタルに移って、治療からリハビリ、介護まで扱える病院を実
現したいと言う。

 それでは、金持ち専用の病院じゃないか。そもそも東城デパート火
災といえば、まだ若手ながら、速水の指示で救急患者を次々と治療し、
速水がジェネラル・ルージュとして有名になった事件。速水は、メデ
ィカル・アソートの宣伝に使われるだけじゃないか、と田口。

 それにメディカル・アソートは、他よりも早く医療器具の認可を得
るために、多額の賄賂をばらまいている、と白鳥。

 しかし速水は、自分の目指す医療ができるなら、それでい い。む
しろ、白鳥の方こそ大丈夫なのか。メディカル・アソートは、国会議
員の鴨志田一郎(本田博太郎)に取り入っていて、鴨志田は厚労族の
議員ではないか、と言う。


 その頃、救命救急センターの医局では、『救命救急センター』副部
長代理・佐藤伸一(木下隆行)が、伝票の書き直しに追われていた。
速水が高い検査でも、投薬でも構わずやってしまうので、そのままで
は健保が通らないので、事務長の三船大介(利重剛)にだめ出しされ
てしまう。よって通るように、直さなければならない。長谷川が手伝
うと言う。ただし、メディカル・アソート関連だけは、速水自身が握
っていて、伝票さえ見せない。


 遥が速水に、どうして他の病院の計画書に、名前があるんですか!?
と問い詰める。だが、速水は、のぞき見をしたのか、とはぐらかすだ
け。

 そこに佐々木が来て、速水は佐々木と一緒に歩く。

 速水を追いかけようとする遥を、美和は引き留め、速水は自分の信
念に基づいて進む。誰の助けもいらないし、誰にも頼らない、と言う。

 随分、速水先生に頼られているのね、と遥。

 速水先生に例外は無い。ただ、ちょっとわたしの方が詳しいのでご
忠告、と美和。

 遥が行ってしまうと、白鳥が現れ、美和も気苦労が絶えないね、と
言う。


 佐藤は車いすの健人に、ボクは健人が運ばれてきたときのことを覚
えている。脳挫傷に、多発性骨折。はっきり言って、助かるかどうか
は半々かなと思った。助かってよかった。健人のそばで泣く智子を見
て、思わずもらい泣きしてしまった、と言う。

 健人は、当初は誰でも助かってよかったと思う。だが、その後ずっ
と世話をしなければならないというプレッシャーで、母親は倒れたと
言う。

 田口が、愚痴なら聞くよと声をかけるが、健人は、あんたと話して、
何か解決するのか?と冷たい。

 看護師が健人に声をかける。書類を書いてほしい、と。

 健人は承知する。だが、自宅電話番号が書けない。


 帰ろうとした田口は、照明の消えたロビーのいすに座って、携帯を
いじっている遥に声をかける。遥は、三日ぶりに家に帰れるというの
に、何をしたらいいかわからない。救急救命医になってすぐ、彼氏に
は振られた。友達も減り、いつしか携帯のメールも仕事関係ばかり。
なりたくて救急救命医になったのに、と遥。

 遥は、最初から救急救命医になりたかったの?と田口。

 遥は、医者になりたいわけではなく、救急救命医になりたくて、医
者になった。15年前の登場デパート火災で心肺停止になった、と今
でもケロイドの跡が残るすねを見せる。その遥を救ってくれたのが速
水。

 遥もジェネラル・ルージュに救われた1人だったんだ、と田口。遥
は、だから速水に覚えていてもらえなかった健人のショックはわかる、
と言う。

 田口が大丈夫か?と声をかけると、遥は、何が?と言って、さっさ
と家に向かって行ってしまう。


 速水は健人に、お手本と同じ図形を書いてみるよう言う。五角形の
一部が重なっているだけの簡単な図。

 健人は、なんでこんなものを書かせるんだと、ふてくされている。
速水は、もういいと用紙を回収する。健人が書いたのは、元の図とは、
似ても似つかない線だった。


 田口が速水に、救った患者のことは忘れるって、嘘ですね。けがの
ことも、後遺症のことも、バスケが好きだったことも、と言う。

 速水は、健人の親指は、わずかに動いていた。救えたかもしれなか
ったのだ、と言う。

 なら、なぜ忘れると?と田口。

 退院した患者のことはすべて忘れることに決めている。そうしなけ
れば、前に進めないだろう、と速水。

 健人は速水に感謝していたのだろう。だから、母親が倒れたとき、
速水に電話してきたのだろう。あのときは、速水に知らないと言われ
て、一時的に混乱しただけ。健人の心も考えてあげてほしい、と田口。

 心は田口の専門だろう。オレは体を治す、と速水。

 それなら、せめて救急救命医の心だけは、考えてあげてほしい、と
田口。速水は、曖昧な返事で行ってしまう。


 田口が、不定愁訴外来の部屋に戻ると、カーテンレールに洗濯物が
干してあり、白鳥がソファーの上に毛布をかぶって寝ていた。まるで
自室のよう。

 しかも、鳴った電話を取ると、白鳥にかかってきた電話。いよいよ
住み着いているのか!?

 電話の終わった白鳥に、白鳥の上司なんて大変ですね、と田口。

 白鳥は、今のはずーっと上の方。名前、覚えていたんだね、と言う。
そして本庁に戻るための荷造りをする。


 健人は、正常圧水頭症ではないか。脳脊髄圧が高いことで引き起こ
される。TAPテストの結果も示している。記憶障害もある。腰椎穿
刺をして調べる必要がある。

 脊髄圧が高いと、記憶障害、歩行障害、排尿障害が起こる。だが、
健人の場合、歩行障害や排尿障害が、怪我から起きていると思われて
いて、発見が遅れた。


 健人は、検査を断る。それをやっても完全ではない。希望とか、可
能性なんて聞きたくない、と言う。

 田口は、車いすで飛び出していった健人を追いかける。健人は、希
望があると言って、やっぱりだめだったと突き落とす。それなら最初
から希望なんて言わないでほしい。もう自分の人生なんて終わってい
る、と言う。

 田口は、健人はまだ若い。それに医学は日々進化している。だから
希望がないなんてことはいえない。速水先生も、本当は健人のことを
覚えていた。そして夕べもずっと、健人のことを考えていたから、水
頭症にも気づけた。お母さんにも、自分がいると迷惑だと思っている
んだろうけれども、こう考えられないかな。健人がいるからこそ、お
母さんもがんばれるって、と言う。

 そこに長谷川が、智子の意識が戻ったと知らせに来る。

 智子には佐藤がついている。診断は、ただの過労。

 健人はいいお子さんですね、と佐藤。自慢の息子です、と智子。

 健人は、自分の口で、母親の智子に脊髄穿刺を行うことを伝える。


 白鳥が、上司に連れられて一室に入ると、そこには鴨志田が座って
いた。

 白鳥は、議員会館では話せない危険な話なんですか?と、嫌みを言
う。


 数日後。

 TAPテストの結果、構成失行、視空間失認、記憶障害が軽減して
いた。

 VPシャントで、脳内の髄液を逃がしてやれば、改善する。

 田口が、よかったですね、と健人の話を続けようとすると、速水は
厳しい声で、次の症例へ行くと指示する。


 よくなった健人は、車いすでバスケットボールをゴールに入れてい
る。それを見守っていた智子は、上手ね、とほめる。


 田口が、不定愁訴外来にいると、我が家ような態度で、白鳥が入っ
てくる。

 田口は迷惑を顔色に出しながらも、上の人から怒られたでしょう、
と探りを入れる。

 それに対して白鳥は、是非力を貸してほしいと言われた。メディカ
ル・アソートが作る新病院に協力するように頼まれた。あれは官民共
同の理想的なプロジェクトなんだと、と言う。

 そんなすごいプロジェクトなら、隠すことなんて、ないじゃないで
すか! 速水先生は、このこと知っているんですか?と田口。

 さあね、と白鳥。

 その頃、ワープロで文書を打っている女性がいた。
 『救命救急センター速水部長は、
 医療機器代理店メディカル・アソートと癒着している。
 心臓カテーテルの使用頻度を調べろ。
 花房師長も共犯だ。』



寸  評  今まで、毎回病気、怪我の原因を探る、『救命病棟24時』のよ
うな展開でしたが、ここに来て、本筋のメディカル・アソートとの癒
着を告発する文書に戻りました。

 でも、原作と違い、カテーテルだけでなく、新病院まで飛び出して
しまって、どう決着をつけるのでしょうか?

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 自宅のインターネットが、無事復活しました。
 インターネットにつなげないと、不安になってしまうのは、依存症になって
しまっているかもしれません。

 パソコンがやっぱり家電とは違うなと思うのは、初期セット・アップが手間
がかること。
 昔から使っていると、やはり、カスタマイズしたくなってしまいますし、ア
ンチ・ヴィールスを入れたり、お気に入りのプログラムを入れたりしていると、
時間がかかります。

 また、ノートパソコンのキー配列は、機種によって、微妙に違いがあります。
手元を見ないで打っているので、最初のうちは打ち間違いが多くて、手間がか
かるし、また、漢字変換も、単語を覚えていないので、面倒です。

 早く慣れなければ。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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