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タイトル:Daily Drama Express 2010/05/04 ジェネラルルージュの凱旋 (5)  2010/05/24


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2010/05/04 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル チームバチスタの栄光2 ジェネラル・ルージュの凱旋
局  名 フジテレビ系
放映日時 火曜22時
キャスト 田口公平(伊藤淳史)
 白鳥圭輔(仲村トオル)
 高階権太(林隆三)
 速水晃一(西島秀俊)
 佐藤伸一(木下隆行)
 和泉 遥(加藤あい)
 長谷川崇(戸次重幸)
 滝沢秀樹(松坂桃李)
 永山康友(足立 理)
 浅野和彦(竹内太郎)
 花房美和 (白石美帆)
 栗山弥生(浅見れいな)
 三船大介(利重 剛)
 佐々木英二(堀部圭亮)
    ゲスト
 杉山沙希(田畑智子)
原  作  海堂尊 『ジェネラル・ルージュの凱旋』
脚  本 後藤法子ほか
主題歌  松田聖子『いくつの夜明けを数えたら』(ユニバーサルシグマ)

あらすじ  episode 5 劇症型肺炎

 クラブで、じゃんじゃん飲んでいる白鳥圭輔(仲村トオル)。一緒
にいた特別愁訴外来担当医・田口公平(伊藤淳史)がいいんですか!?
と焦る。

 ホステスたちは、田口に愚痴を聞いて欲しいと群がっている。もて
てるね、と言って白鳥が田口の背中を叩き、ホステスの手の酒が、田
口の服にこぼれる。

 ママの斉藤彩子(麻生祐未)が慌てて飛んでくる。白鳥は、田口が
悪いのだからいいですよと言いながら立ち上がり、名刺入れを取り出
す。すると一緒に写真が落ちる。

 それを拾った白鳥は、偶然を装って、この写真に載っている、ママ
ですよね。この二人の男、怪しいですよね、と言う。


 レコーディングしている真山香苗(岩田さゆり)。
 母親の真山みどり(森口瑤子)は、オーディションに出すなら、
1分でも長く唄わせるのよ、と携帯で言っている。

 突然、スタジオで倒れ、救急車で東城大医学部救命救急センターに
運ばれる香苗。

 ストレッチャーで運ばれているときも、初療室に入れられても、香
苗に付いていようとするみどり。『救命救急センター』看護師長・花
房美和(白石美帆)が必死にみどりを引きはがす。


 彩子は白鳥に、厚労省のお役人が、何の用ですか?と訊く。白鳥が
二人のことを教えてと粘っても、彩子は教えてくれない。

 田口が、この経費はどうするのかと訊く。白鳥は、大丈夫と領収書
を見せる。田口の所属と氏名が書かれている。田口は、止めてくださ
い、と言う。


 香苗は、この半年間、一日も休み無しだった。更に五日前から風邪
を引いている。検査をすると、軽い肺炎になっている。だが、マイコ
プラズマはマイナス。

 みどりは美和相手に、いつ香苗は退院できるの! いつ現場復帰で
きるの! と怒鳴りつけている。

 モンスターペーシェントには、田口があたるということで、田口が
みどりの係になる。

 田口はみどりに、香苗は軽い肺炎を起こしているが、マイコプラズ
マはマイナスなので、数日で退院して、復帰できるだろうと言う。み
どりは、そのスケジュールが知りたかったのよ、と言って引き下がる。

 香苗には、肺炎を治療する薬が投与されていた。

 研修医たちが今のうちに香苗に、サインを貰っておこうと言うと、
『救命救急センター』副部長代理・佐藤伸一(木下隆行)が、患者さ
んなのだから、と止める。

 でも、実際に香苗の枕元へ行くと、子供がファンなのでと、いろい
ろ訊いている。

 香苗は佐藤に、子供たちのことをよく知っているいい父親だと言う。
佐藤は、実際には逆で、滅多に会えないからこそ、子供達の趣味を知
っておきたいのだ、と言う。

 香苗の体表に、赤い発疹が現れる。救命救急医・和泉遥(加藤あい)
は、みどりは問診に、アレルギー無しと書いている、と言う。

 これは、アレルギーか、ミウヒハウゼンか? 『救命救急センター』
部長・速水晃一(西島秀俊)は、あらゆる薬を使って、原因を探れ、
と指示する。

 薬の大量投与はキケンなのでは?というと、速水は、たった3日の
ことだ。3日で原因を突き止めろと言う。


 田口が、不定愁訴外来に戻って、医学雑誌をめくっていると、白鳥
がやってくる。

 田口がねまたここに泊まるんですか? と嫌そうに訊くと、今晩は
泊まらない。課外活動があるからと言って、出かけていく。田口が、
身体には気をつけてと声を掛けると、やらしいなと照れる白鳥。


 白鳥はまた、昨夜と同じクラブにひとりできていた。下の道路を見
下ろすと、タクシーが止まり、男たちが下りて、クラブに入ってくる。

 彼らは、慶明医大の黒岩徹也教授と、国会議員の鴨志田一郎(本田
博太郎)と、医療機器代理店メディカル・アソートの佐々木英二(堀
部圭亮)。佐々木と黒岩だけなら出入りのMRが、医者を接待してい
るだけに見える。だが、なぜ国会議員の鴨志だが混ざっているのか。

 白鳥は、彩子に自分のことを厚労省の役人だと、紹介させ、混ざろ
うとするが、もう終わりましたのでと、三人は席を立っていく。

 仕方なく白鳥が彩子に、飲み直しますというと、彩子は迷惑になら
ないようにしてくれれば、と言う。


 美和はみどりに、軽い貧血です。疲れが溜まっていたんですね、と
言う。

 みどりが起きようとすると、身体を押さえて寝かせ、今一番辛いの
は香苗。お母さんが力になってあげないと、と言う。


 遥が、細菌検査をしたが、すべてが陰性。とりあえず今はステロイ
ド剤を投与し、悪化を防いで、その間に原因を探す、と言う。


 田口が不定愁訴外来に戻ると、食べ終わった鉄板が残されている。
もしやと思いつつ、奥のカーテンを開くと、ソファーの上で、毛布を
かぶって寝てしまっている白鳥がいる。

 田口が起こすと、今いいところだったのに、と文句を言う。見てい
た夢のことだ。毎晩のクラブ活動で疲れているのだと言う。

 田口に成果を問われ、佐々木と鴨志田が会っているところを押さえ
た。しかも慶明大の黒岩までいた、と言う。
 慶明大の.....と驚く田口。

 白鳥が田口に、一卵性親子のことを訊く。
 田口は、香苗にステロイドを投与して、引き延ばすことにした、と
言う。
 白鳥は、ステロイドか.....どっちに転ぶかな?と言うが、それ以
上の説明はしない。

 遥がステロイドを投与しても、香苗は改善しない。このままでは肺
が潰れてしまう、と言う。研修医が、血小板4万を切り、酸素10リ
ットル、O2 55 と言う。

 速水は香苗に、人工呼吸器を付けるように指示する。
 そんなことをしたら、喉に傷を付けるかもしれない。香苗は歌手な
んだからと反対する声に、このままでは死んでしまう。歌手かどうか
なんて考えている暇はない、と言う。

 佐藤がみどりに説明する。みどりは、香苗は軽い肺炎。すぐに治る
と言ったじゃないか、と文句を言う。

 佐藤は、今人工呼吸器を付けないと、命が危ないことを説明する。
みどりは、それで治るのかと訊く。佐藤は、全力を尽くすとしか、答
えられないという。

 みどりは廊下で田口に、このまま香苗が治らなければ、これが香苗
と話せる最後の機会になると言う。そして、香苗の病室に入る。

 みどりは香苗に、寝ている間にすぐ終わる。人工呼吸器を付ければ
楽になる、と言う。「全国ツアーは?」と訊く香苗。心配しなくても
大丈夫、とみどり。

 救命救急医・長谷川崇(戸次重幸)が香苗に、人工呼吸器を装着す
る。

 速水が田口を自分の部屋に呼ぶ。そして、秘密というのは結局隠し
きれるものではない。死の間際になると、苦しくなると言って、みど
りの血液検査の結果を見せる。O型だった。みどりが倒れたときに、
美和に採血させた、と速水。

 田口が、そんなことをしていいんですか!?と驚くと、原因究明の
ためなら、なんでもやる、と速水。それから、香苗の血瑛検査の結果
も見せる。AB型。

 速水は、O型からは、アガタAB型でない限り、AB型は生まれな
い。そして香苗はアガタではない。すなわち、香苗はみどりの実の子
ではないのだ、と言う。

 また、香苗のレントゲン写真も見せる。鎖骨が折れた痕がある。子
供の時のことだろう。これだけの骨折なら、みどりが気付かないわけ
がない、と速水。

 だが、みどりは田口の問いに、香苗は子供の時、一度も病院に掛か
っていないと答えていた。

 これをどうするかは、田口に任せる、と速水。

 田口は、白鳥に意見を聞こうとする。


 速水は長谷川に、香苗が最近頻繁に接触していた人物を調べろと指
示する。「オレがですか!?」と問い返す長谷川に、「お前がだ」と
速水。


 田口は、1人でベンチに座っているみどりに話しかける。自分は血
を見るのが苦手で、心療内科医になった。心療内科医といっても、で
くるのは人の話を聞くことぐらい。それが、そのことの役に立ってい
るかは分からない。その人と、信頼関係が築けているか分からないか
ら、と言う。

 みどりと香苗を見せてると、お互いの間には、信頼関係があると思
えた。田口はまだ半人前だけど、いつか患者さんとの間に、信頼関係
が築ける医者になりたい、と言う。

 みどりが話し始める。みどりは20年前、子宮癌で子宮を摘出した。
子供が欲しくて、1歳の香苗を施設から養子に迎えた。その後、夫と
はうまくいかなくなって別れたが、香苗は手放せなかった。香苗が大
きくなったら話さなければと思っていたが、世間から一卵性親子など
と呼ばれていると.....いえ、話して、香織と離ればなれになりたく
なかったの。

 香苗を、なんとしてでも助けてください。例えそのために、離れば
なれになることになっても、と必死に頼むみどり。


 長谷川は、研修医1人を助手にして、スタジオの空調の吹き出し口
から、細菌が検出されるか、埃を採取している。

 ソファーには少女が三人座っていた。その内の1人が、咳をしてい
て、処方箋薬のプレナロールを飲んでいた。

 長谷川はその子に名刺を渡し、話を訊かせて欲しいと頼む。


 長谷川は、ステロイドを常用していたと報告する。アーティスト仲
間では、声がかれにくいと、常用している人が多い。

 遥が、香苗はステロイド剤の常用で免疫力が低下していたのだ、と
言う。

 香苗が徐脈になる。速水が心臓マッサージをする。

 そこに田口が飛び込んできて、香苗は麻疹の予防接種を受けていな
い、と言う。そして先月、子供向けイベントに参加している、と。

 香苗の心拍が戻る。

 血口はみどりに、母子手帳を返す。みどりが、これを保管していて
くれたので助かった、と言う。みどりは、香苗を引き取るとき、一緒
に貰ってきた。だが、こんなことにも気づけないなんて、母親失格だ
と嘆く。


 香苗から、麻疹ウィルスが検出される。マイコプラズマ・麻疹ウィ
ルスは、巨細胞性肺炎を引き起こした。ステロイドが悪化させたのだ。

 だが、肺を持たせるためには、ステロイドを投与することしかなか
った、と佐藤。

 甘味を食べていた速水は、だからステロイドは、諸刃の剣だと言わ
れるのだという。


 目覚めた香苗はみどりに、全国ツアーを成功させなくちゃ。お母さ
んとの夢だから、と言う。ミドリは、自分は香苗の本当の母親ではな
いと言って、謝る。

 香苗は、そんなこと、とっくにしっていた。以前、本当のお母さん
が会いに来た。でも言ってやったの。自分の母親は違う人だって、と
言う。涙ぐむみどり。


 今夜もまた、クラブに来ている白鳥。その肩に手を置き、もう来て
も無駄よ、と彩子。白鳥がしつこいから、上客を逃がした。そういう
ことをしている男って、過去に何かあるのよね、と言う。

 白鳥は、これでも昔は医者を目指していた。だが研修医の時、沢山
人殺しを見てしまった。

 医者が散々、接待、汚職、収賄、裏金で金にまみれている間に、尊
い患者の命が多く失われた。医者が向き合うべき患者であって、金で
はないのにと言う。

 偉そうなことを言うには、自分が偉くならなければならない。そう
こうしているうちに、気付いたら役人になっていた。ルールを守らな
い奴は許せない。ルールが守れないなら、ルールを変えろと白鳥。

 彩子は、白鳥は自分と同じ人間のようだから、一杯おごる。その代
わり、もう絶対に来ないで、と言う。彩子は、自分もルールに従って
生きている。だから、絶対に口は割らない、と。

 彩子が水割りを作って、白鳥の前に置く。白鳥はボトルキープされ
ていたボトルの名札を見る。『黒岩』がある。そして、『速水』もあ
る。

 白鳥の視線に気付いた彩子は、新しいボトルの封を切るか訊く。白
鳥は、いいものを見せて貰ったから、と断る。


 厚労省に顔を出す白鳥。同僚の伊藤が、異動になったと荷物をまと
めている。政権交代の影響がこんなに出ると思わなかった。鴨志田は、
ますます活発らしい。これなら、鴨志田の派閥に付いておけばよかっ
た、と伊藤。

 白鳥は、伊藤が荷物を運んでいった隙に、伊藤の机の上のファイル
を読む。


 田口が、不定愁訴外来に入ると、勝手に入っていた白鳥が、椅子に
座っている。

 白鳥は田口に、メディカル・アソートの収賄は、速水だけでなく、
大勢の医者に及んでいる。しかも収賄だけでなく、とんでもないこと
までしている、と『(仮称)M・A・H建設事業計画書(案)』を見
せる。これはすなわち、眉病院建築計画。『MAH』というのは、
『メディカル・アソート病院』の略。メディカル・アソートは、病院
まで作ろうとしていた。だが、問題点が多く、医療法の解釈にめぐっ
て県の担当者との間で何度も揉めていた。

 そこでメディカル・アソートはこの件を、厚労省に上げた。更に問
題なのはと、資料を開く白鳥。

 救命救急センター・センター長 速水晃一 とあること。


 佐藤は速水の部屋に入る。速水は不在。佐藤は、速水の机上のファ
イルを見て、固まる。



寸  評  最初、子供べったりの母親がモンスター・ペーシェント?
 次が、養女を虐める継母?
 そして、ミゥイヒ・ハウゼン?

 いろいろ考えさせられましたが、結局予防接種を行っていなかった
ことに気付かず、また、自分の娘がステロイドを常用していることに
気付いていなかったということだったのですね。

 ところで、わたしたちが子供の頃は、はしかの予防接種を行ってい
た記憶が無く、わたし自身は幼稚園で感染し、弟は幼稚園に上がって
いませんでしたが、わたしから感染しました。

 はしかを予防接種で防止すべきかは、結論が出たのでしょうか?

 また、ステロイド剤というと、アトピーの患者に対して、恐怖をあ
おって、怪しげなクスリを売る団体もいますが、急性期には、ステロ
イドでキッチリと症状を抑えた方がいいそうです。

 そもそも、ステロイド剤を喉のために飲むなんて間違った情報、徹
底的に直させるべきだと思うのですが。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 先日、携帯電話の電池があまりにもたなくなったので、携帯ショップに行っ
てきました。ついでに売っている携帯の端末を見てみました。数万円して、び
っくり。以前は2,3年に一度、買い換えていましたが、これじゃあ、本格的
に壊れるまで使い続けるしかありません。ノートパソコンも安くなり、数万円
払えば、贅沢な機能を要求しなければ買える時代です。用途が違うといえど、
ノートパソコンに数万円は出せても、携帯端末には、二の足を踏んでしまいま
す。
 ついでに、DoCoMoなので、エクスペリアがどうかな?と思ったのです
が、買おうと思うほど魅力的に見えなくて.....
 携帯端末は、長く使っているので、新しい電池を無料で貰えたので、暫くこ
のまま、使用続けることにしました。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
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