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タイトル:Daily Drama Express 2010/05/12 Mother (5)  2010/05/20


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2010/05/12 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル Mother
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 鈴原奈緒(松雪泰子)
 藤吉駿輔(山本耕史)
 鈴原芽衣(酒井若菜)
 鈴原果歩(倉科カナ)
 道木怜南≪鈴原継美≫(芦田愛菜)
 道木仁美(尾野真千子)
 浦上真人(綾野 剛)
 木俣耕平(川村陽介)
 袖川珠美(市川実和子)
 加山圭吾(音尾琢真〔TEAM NACS〕)
 藤吉健輔(田中 実)
 鈴原籐子(高畑淳子)
 望月葉菜(田中裕子)
脚  本 坂元裕二
主題歌  hinaco 「泣き顔スマイル」(rhythm zone)

あらすじ  継美(芦田愛菜)が飛ばした折り紙の鳥は葉菜(田中裕子)が折
ったものだと知り、葉菜が生みの母であることを悟った奈緒(松雪泰
子)。葉菜が何を話しかけても反応せず、鳥の折り紙をくしゃくしゃ
に丸め、継美を連れて逃げるように去った。

 奈緒は家で母・藤子(高畑淳子)と料理しながら、生みの母に会っ
たと話す。しかし、藤子は、そんな人はもうこの世にはいないのだか
ら気のせいだ、と奈緒に言い聞かせ、何事もなかったように料理を続
ける。

 室蘭では、怜南(=継美)の葬儀が行われ、家には母の仁美(尾野
真千子)と恋人の真人(綾野剛)が残った。葬儀には児童相談所の人
も来ており、お互い虐待のことは黙っておこう、という感じだったと
仁美は話す。怜南の遺品にあるノートの中に、”わたりどり”という
知らない言葉があることに気付いた仁美は、藤吉駿輔(山本耕史)に
電話をする。

 朝。ポストに古い新聞が投げ込まれており、怪しんだ奈緒がその新
聞の中を見ると、それは室蘭の怜南の海難事故の記事が載った新聞だ
った。さらに、家には無言電話がかかってくる。

 さらに、学校に向かう奈緒と継美の前に駿輔が現れる。偽の通報電
話で奈緒を脅し、母の日までに1000万円払わなければ本当に警察
に通報すると笑顔で言い残す。

 一部始終を聞いていた継美は、学校帰りに葉菜のところに寄り道す
る。前に、自分が急にトイレに行きたいと言ったから置き引きに遭い
奈緒のお金がなくなったと継美は話す。それを聞いて、葉菜は奈緒が
お金に困っていると気付く。

 夜。芽衣(酒井若菜)と藤子で、おなかの子供について相談する。
淡々とする芽衣に、心配する言葉を藤子がかけると、みるみる芽衣の
目から涙がこぼれた。そんな中、再び無言電話がかかってくる。

 奈緒の前に葉菜が現れ、小さな巾着を手渡して去っていった。中身
が通帳と印鑑であることを知った奈緒は、急いで葉菜を追いかける。
「関係ない人にこんなことされる覚えありませんから。これ以上他人
なんですから私達に関わらないでください。」

 そう言って去ろうとする奈緒の目の前で、葉菜は通帳をゴミ箱に捨
てた。びっくりしている奈緒の前にさらに駿輔が現れて、ゴミ箱から
巾着を持ち去る。追いかけた奈緒を、話すために、と言って俊介はラ
ブホテルに誘った。

 とりあえずはこのお金で手を打とうと言う駿輔の言葉に奈緒は安堵
する。が、この葉菜のお金が17年間毎月1万円ずつこつこつ貯め続
けたもの、つまり、奈緒を捨てた後も奈緒のために葉菜が貯め続けた
ものであることを教えられた奈緒は、やっぱり返してくれと駿輔とも
み合いになる。

 弾みで奈緒はベッドに押し倒される形になるが、とっさにそばにあ
ったガラスの灰皿で駿輔を殴って逃げる。さらに灰皿を振り上げる奈
緒に「やってみろよ!その代わり今度は人殺しだよ、お母さん!」

 我に返った奈緒は、葉菜と奈緒の関係を疑う駿輔にお金は何とかす
るから、そのお金だけは返して欲しい、とお願いする。あきらめた駿
輔は、自分の過去の話をする。

 以前、児童虐待の取材の中で懐いてくれた男の子がいた。彼は父親
から虐待を受けており、父親と話をしたら、子供を1000万円で売
ってやる、と言われる。結局、自分はそのまま何もできず、その子は
父親に腹を蹴られて死んでしまった。

 今の奈緒は、そのとき自分が選べなかった、虐待された子供を自分
で助けるという道を選んでいる。その道の先に何があるのか見てみた
い・・・いつか二人のことを書ける時が来たら、金は印税としてその
ときにもらうわ・・・そう言い残して駿輔は部屋を出て行った。

 通帳を葉菜に返そうと、葉菜の理髪店を訪ねる奈緒。すると、店の
中は荒れており、二階では葉菜が寝ていた。奈緒とのことで発作を起
こして倒れ、偶然居合わせた主治医の柚川珠美(市川実日子)に助け
られたのである。

 奈緒は枕元に通帳と印鑑を置き帰ろうとする奈緒に、葉菜は声をか
けた。「鈴原さん・・・」どうしてもお金を受け取ってもらおうとす
る葉菜に、奈緒は街で配っていたカーネーションを渡して、自分が一
番嫌いな花で、その理由は良くわかっているだろう、と言い放つ。

 さらにそこへ藤子が乗り込んできて、そんなお金であなたの罪が消
えると思っているのか、と葉菜を平手打ちする。「そんなお金で私と
奈緒の30年を壊さないで!」奈緒は、(この人は)知らない人だか
らもういいんだ、と藤子を抱きしめた。

 藤子が落ち着くと、奈緒と藤子は部屋後にする。一人残った葉菜は、
通帳とカーネーションを抱きしめた。

 藤子は奈緒を行き着けのおでん屋に誘う。藤子は、葉菜と奈緒たち
が会っていたことを知っていたことを話す。さらに、奈緒を引き取っ
て以来の心の葛藤を素直に話す。

 笑っている奈緒の写真を見つけるのは難しかったこと、奈緒は心を
閉ざしているから引き取ることを反対されたこと、初めて私に目を合
わせてくれた日のこと、初めて鈴原の家に帰って「ただいま」と言っ
てくれた日のこと・・・

 泣きながら昔のことを話す藤子に、奈緒は「私のお母さんは、お母
さんだよ」と話した。

 奈緒が家に帰ると、継美の作った母の日の工作が置いてあった。目
を覚ました継美に、継美を心配させたけれど、お母さん(忘れたかっ
たことを)忘れられる、それは継美のおかげだと話す。継美も、お母
さんのおかげで忘れられる、と笑顔で答えた。

 翌日。”鈴原奈緒”という名前と電話番号が書かれたメモを見なが
ら仁美が電話をかける。鈴原家の電話が鳴り、一人でリビングにいた
継美が電話を取った。「はい、もしもし」

 何も答えない電話に、「もしもし?もしもし?」と問いかける継美。
「あなた、誰?怜南?怜南!?」という仁美の問いかけに、驚いた継
美は思わず「ママ・・・」と答えてしまう。たまたま帰宅して一部始
終を聞いていた藤子に声をかけられ、継美は慌てて電話を切る。
「ママ?継美ちゃん、ママって誰なの?」



寸  評  望んで奈緒の母親になった藤子が、自分でいいのか、自分が母親
になれるのか、いつか本当の母親が迎えに来てしまうのでは・・・そ
ういった葛藤を抱えながら30年も奈緒を可愛がる藤子がすごいと思
いました。お腹を痛めて産んだ子供に責任をもてない子供大人が増え
ている世の中で、こういった思いを抱きながら里親になる人もたくさ
んいるのだろうなぁ、感心してしまいました。

執 筆 者 フラ()

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2. 編集後記
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 子供たちの生活がやっと通常モードになったので、趣味で通っているヨガ教
室通いを再開しました。久しぶりに行って体がのびのびしてとても気持ちよか
ったです。(フラ)

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