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タイトル:Daily Drama Express 2010/04/27 ジェネラルルージュの凱旋 (4)  2010/05/12


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2010/04/27 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル チームバチスタの栄光2 ジェネラル・ルージュの凱旋
局  名 フジテレビ系
放映日時 火曜22時
キャスト 田口公平(伊藤淳史)
 白鳥圭輔(仲村トオル)
 高階権太(林隆三)
 速水晃一(西島秀俊)
 佐藤伸一(木下隆行)
 和泉 遥(加藤あい)
 長谷川崇(戸次重幸)
 滝沢秀樹(松坂桃李)
 永山康友(足立 理)
 浅野和彦(竹内太郎)
 花房美和 (白石美帆)
 栗山弥生(浅見れいな)
 三船大介(利重 剛)
 佐々木英二(堀部圭亮)
    ゲスト
 杉山沙希(田畑智子)
原  作  海堂尊 『ジェネラル・ルージュの凱旋』
脚  本 後藤法子ほか
主題歌  松田聖子『いくつの夜明けを数えたら』(ユニバーサルシグマ)

あらすじ  episode 4 心筋梗塞

 ジャーナリスト・目黒和男(嶋田久作)は、院内の写真を撮ってい
る。

 目黒の妻・目黒光子(広田レオナ)が訪ねてきて、「まだ痛い?」
と訊く。目黒は、あれだけの怪我だったんだからな。だが、痛み止め
をもらっていれば、大丈夫だ。来週にも退院できるかもしれないとい
う。

 目黒と妻は、同時に口を開き、お互い相手に譲る。

 目黒が光子に話すことにする。退院したら、一緒に.....と言い出
したとき、胸を押さえて、倒れる。光子が叫ぶ。落ちた光子のカバン
から、光子の署名済みの離婚届の用紙が、覗いている。


 ソファーの上で横になっている救命救急医・長谷川崇(戸次重幸)。
特別愁訴外来担当医・田口公平(伊藤淳史)が声を掛けると、大丈夫
だと答える。

 救命救急医・和泉遥(加藤あい)が、大量のパンを買い込んで席に
戻ってくる。「1人で!?」と驚く田口に、食べられる時に食べてお
かないと、次、いつ食べられるか分からないから、と言う。

 遥が一口食べたとき、電話が鳴り、田口が出る。目黒が倒れたとの
連絡。

 長谷川と遥が処置に当たり、すぐに『救命救急センター』副部長代
理・佐藤伸一(木下隆行)が加わる。『救命救急センター』部長・速
水晃一(西島秀俊)が処置の指示を出す。だが、電気ショックを与え
ても、薬を投与しても、目黒の血圧は戻らない。

 データを調べた遥が、典型的な心筋梗塞だ、と言う。

 速水は、心臓カテーテルでの治療のため、カテーテル室を確保する
よう指示する。看護師・栗山弥生(浅見れいな)が電話するが、空い
ていない。救命救急センター』看護師長・花房美和 (白石美帆)が
電話を代わって交渉するが、無理だった。速水が美和を怒鳴るが、カ
テーテル室が取れないので諦め、初療室で治療することにして、遥と
研修医三人に、ポータブル・レントゲンを撮ってくるよう指示し、遥
たちは走っていく。

 速水は心臓マッサージを続けながら、佐藤に、光子からカテーテル
治療の承諾書を取ってくるよう指示する。危険だという長谷川に、責
任は全部自分が取る、と速水。


 その頃光子は田口に、目黒の状態を訊いていた。白鳥圭輔(仲村ト
オル)もやってくる。

 佐藤が来て、光子に、心臓カテーテルの承諾を依頼する。光子にリ
スクを訊かれ、出血、感染、脳梗塞、血管損傷のリスクがあると答え
る。

 心臓カテーテル治療が必要かと訊かれ、心臓は一度壊死すると、決
して元には戻らない。一秒を争う状態だと佐藤。

 白鳥が口を挟み、初療室でやるつもりか? 心臓カテーテルはレン
トゲンで正確な位置を確認する必要がある。危険だ。薬などで時間を
稼げないのか、と訊く。

 佐藤は、全部やったけれど、VFの状態を脱しない。速水の判断だ
から、と言う。

 放射線使用許可は?と白鳥。速水がすでに取っている、と佐藤。

 光子が勝手に初療室に入ってくる。田口の制止も聞かない。

 速水は心臓マッサージを長谷川に代わって貰う。そこに研修医たち
が戻ってきて、ポータブル・レントゲンは借りられなかった。遥はま
だ残って交渉中と報告する。

 光子は、もういいです、と言う。最後ぐらい、安らかに逝かせてあ
げたい、と。

 長谷川が手をゆるめ、目黒のモニターが平らに近づいていく。

 田口が目黒の最後の言葉を聞く。『函館』。それだけを光子に伝え
ればいいと言う。


 白鳥は無人の廊下で、医療機器代理店メディカル・アソートの佐々
木英二(堀部圭亮)に声を掛ける。佐々木のことを嗅ぎ回っているジ
ャーナリストの目黒が死にそうだって言うときに丁度来るんだな、と。

 佐々木は、しがない営業で病院まわりをしているだけ。それに、そ
の方の名前も知りません、と言う。

 白鳥は、目黒の方は、佐々木の名前を知っていたようだぞ、と脅す。


 速水は長谷川に、「続けろ!」と命じる。3分間、心臓マッサージ
を止めれば、目黒は確実に死ぬ。だが、カテーテルで助けられるかも
しれない。絶対とは言えないが、可能性がある、と言う。

 そこに遥が戻ってきて、今回だけは特別の許可が下りた。ただしご
家族にはきちんと説明するようにとの高階権太(林隆三)病院長から
の指示と言う。

 長谷川は、心臓マッサージを再開しました。


 白鳥は田口と病院の廊下を歩きながら、速水はいったい何を考えて
いるのかねぇ、と言う。目黒は速水が、佐々木と癒着しているかもし
れない証拠を掴んだのかもしれない。カテーテル治療中に、尽力しま
したが助かりませんでしたと言うこともできる、と言う。

 田口が、速水はそんなことをするわけが.....と言うと、白鳥は、
最初からミスだと思うと、事件があっても見落とす。だが、事件かも
しれないと思って調べれば、事故を見落とすことはない、と言う。そ
して、使うのはどうせメディカル・アソート製のカテーテルだろうが、
とはき出すように付け足す。


 速水は、『救命救急センター』のスタッフと共に、目黒の治療を始
める。カテーテルを通して、造影剤を入れると、99%の閉塞で、バ
イパス適用例。

 オペ室を予約しますか?と訊く遥に、このままステントでいく、と
速水。

 ステントで閉塞を無くし、目黒の脈拍、血圧が戻る。



 田口が光子に、目黒が光子に、『函館』と言い残したと伝える。そ
れを聞いた光子の顔色が明るくなる。


 佐藤が光子に、目黒は一命を取り留めたが、また詰まる可能性があ
る。また、一時的に血流が止まっていたので、低酸素脳症で、目覚め
ないかもしれない。夕方には麻酔が切れるはずなので、その時、と言
う。

 すると白鳥が光子に、行きましょうかと声を掛ける。退院間際の患
者が、なぜか急に倒れた。誰のせいか? 何が起きたのか? 知りた
くありませんか? と言う。

 田口が、そんなこと.....と言葉を挟もうとするが、白鳥は無視し
て、光子を連れて行く。


 『救命救急センター』の医局で、遥は白鳥のことを、『ゴキブリ厚
労省』とこき下ろす。田口が、そこまで言わなくてもと白鳥を擁護す
ると、遥は田口は白鳥のスパイかという。佐藤まで、田口はスパイか
と言い出す。

 遥は、自分たちにはミスはなかったという。

 研修医たちは、目黒には心疾患の既往症もないし、高血圧でも、高
脂血症でも無かったし、年齢も50歳と言う。その先を遥が引き取っ
て、心筋梗塞は予見できなかったと結論を言う。

 佐藤が、目黒はもともと狭心症を抱えていたのではないか。それが
怪我と治療のストレスで悪化したのではないか、と言う。

 だが、同意を求められた長谷川は、そうではないかもしれない、と
言い出す。


 白鳥は、光子を連れて、整形外科の担当医を問い詰める。目黒は胸
の痛みを訴えていた。その時、心筋梗塞を疑わなかったのか。安易に
痛み止めを処方したことで、見逃したのではないか、と。

 担当医は、文句なら『救命救急センター』に言ってくれ。『救命救
急センター』から心臓に異常なしとの所見を貰っている、と見せる。


 その頃、『救命救急センター』の医局では長谷川が、目黒には兆候
があったのかもしれないと言う。

 あの日、佐藤と田口が、目黒に転科の説明をした。だがその時、美
和が、青木が行方不明だとやってきて、佐藤と田口は青木捜しをする。
そのため、目黒の転科は長谷川に任せた。

 長谷川は、看護師と共に、機器を外していった。その途中、心電図
の波形が乱れた。ショート・ラン(不整脈)の状態。

 長谷川は心配する看護師に、ノイズがが入っちゃっただけだから、
気にしないで進めようと言う。

 だが、佐藤だったら、スルーせずに調べようとしますよね、と言う。

 佐藤が、そうかもしれないけれど、と言う。

 長谷川は、忙しすぎて、段々考えられなくなっている、と言う。

 研修医たちは、そんなことを考えていては、医者を続けていけなく
なると、と言う。

 長谷川がキレる。医者の仕事というのは、人の生死を決めてしまう
ものなのだ。それだけ大変な仕事なのだ。もうやってられないよ、と
佐藤の机上に、辞表を置く。

 佐藤が、オレでは受け取れない、と言う。

 長谷川は、それでは速水に出してくる、と言う。


 医局の様子をモニターで見ていた速水と白鳥。白鳥が、こんなに仲
間割れしてていいの? 優秀な医者も辞めちゃうよ? と嫌みたっぷ
りに言う。

 速水は、こんなことは日常茶飯事だ。ちょっと行っておさめてくる
か、と言う。


 歩いていく長谷川を、追いかける佐藤、遥、田口。止める佐藤に、
もう限界だと、長谷川。

 そこに光子がやってきて、本当に目黒に異常はなかったんですか?
 と鋭い声で訊く。

 そこに速水が来て、「4時まで待って下さい」と言う。目黒の体格
なら、それぐらいで麻酔から覚めるはず。あと、45分だ。もし、何
かあったときには、長谷川が責任を取る。長谷川が、『異常なし』な
んて書いて、゛いけいげかに送ったから、と。

 長谷川も、自分が甘かったと認める。

 速水自身も、いつも辞表を用意している。救命とはそういう仕事だ、
と言う。

 速水たちは治療を続けることにし、光子も、よろしくお願いします
と頭を下げる。

 『救命救急センター』のメンバーたちは処置室へ向かい、白鳥も一
緒に行く。

 光子には、田口が付きそう。

 処置室の前に来たとき速水が長谷川に、渡すものがあるんだろう、
と手を出す。長谷川が、辞表を渡す。佐藤が、ショート・ランの見落
としだけで辞職なんて、ひどすぎないかと抗議する。

 だが速水は、43分後に目黒は目覚める。従ってこの辞表は必要な
いと、破ってゴミ箱に捨てる。

 長谷川は、自分がどれだけ悩んで、この辞表を書いたと思っている
のか。ここには辞める自由さえないのか、と言う。

 田口は、光子に付き添っていたが、邪魔だったら消えます、と言う。
だが光子は、心細いので、一緒にいて欲しい、と言う。

 光子は、本当は今日、目黒に離婚届を渡す予定だったという。結婚
していてもすれ違い。たまに一緒にいても、会話もない。

 目黒の実家は函館で小さな居酒屋をやっていて、帰ってきて、跡を
継いで欲しいとのこと。だが、目黒は報道カメラマンを続けると言っ
ていた。

 倒れる直前、目黒は、「一緒に行こう」と言った。そこが『函館』
なら、目黒も光子も函館出身。二人で函館に戻れるなら夫婦を続けて
いける、と光子。

 目黒が目覚め、光子が呼ばれる。

 白鳥が速水に、こんな危険な治療をいつまでも続けていられないだ
ろう、と言う。
 速水は、目黒は治ったではないか、と言う。
 白鳥は、それは医者の論理だ、と言う。
 速水は、どこでも医者は追いつめられている。危険な難しい治療に、
患者からの苦情に。すべて厚労省の失策のツケじゃないか、と言う。


 翌朝、田口が不定愁訴外来に出勤すると、白鳥がいて、肉料理を食
べている。
 田口に、食べる?と声を掛けながら、すぐに、あげない、と言う。
 田口は、朝から肉料理なんて、食べられないと断る。


 速水が佐々木と会っている。速水が渡された茶封筒の中には、百万
円の札束が3つ入っている。

 その様子を、窓から見ている弥生。

 そこに美和が来て、弥生に、申し送りの時間だから早く来て、と言
う。


 目黒が白鳥を呼んでいる。白鳥が、目黒の所へ行く。

 目黒は、鴨志田一郎(本田博太郎)議員を知っているかと訊く。
 白鳥は、もちろん厚労省出身の議員ですから、と答える。

 目黒は一葉の写真を見せる。その写真は、佐々木が鴨志田をクラブ
で接待しているところ。
 この写真のために、目黒は生命を狙われたのかもしれない。佐々木
に、「病人は病人らしく、おとなしくしておいた方が、身のためだぞ」
と言われた、と言う。



寸  評  患者さん達の中で、目黒の件が、続いているのですね。原作には
いない役どころですが、目黒が不正を暴くのでしょうか?

 原作では、田口はエシックス委員会だかなんだかで、『救命救急セ
ンター』に乗り込むわけですが、ドラマでは、『救命救急センター』
側から請われてメンバーになっていますね。嫌われ役は白鳥だけとい
うことでしょうか?

 そういえば、白鳥の唯一の部下で、氷姫のあだ名を持つ、医師免許
保持者・姫宮嬢は、出てこないのでしょうか?

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 春ドラマが検討しているという。まあ、二番煎じや、手堅い原作など、視聴
率が稼げて当然と思われるものもあるが、他のドラマも全体的に堅調らしい。
いよいよドラマに戻ってきたのか?と喜び半分でとある雑誌の記事を読んでみ
ると。
 視聴率を押し上げたのは、4月の気温の低さと、雨の多さだったとのこと。
家の中ですごそうか.....という時間が長くなると、必然的にテレビを見る時
間が増えて、それが視聴率を押し上げていたとのこと。
 ゴールデンウィークで温かくなり、みんな旅行などに行って、連続ドラマの
視聴もとぎれがち。これに曲げずに、このまま見続けたいというドラマを作り
続けて欲しいと願います。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
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