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タイトル:Daily Drama Express 2010/04/14 Mother (1)  2010/05/12


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2010/04/14 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル Mother
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 鈴原奈緒(松雪泰子)
 藤吉駿輔(山本耕史)
 鈴原芽衣(酒井若菜)
 鈴原果歩(倉科カナ)
 道木怜南≪鈴原継美≫(芦田愛菜)
 道木仁美(尾野真千子)
 浦上真人(綾野 剛)
 木俣耕平(川村陽介)
 袖川珠美(市川実和子)
 加山圭吾(音尾琢真〔TEAM NACS〕)
 藤吉健輔(田中 実)
 鈴原籐子(高畑淳子)
 望月葉菜(田中裕子)
脚  本 坂元裕二
主題歌  hinaco 「泣き顔スマイル」(rhythm zone)

あらすじ  ストーブの前で座り込む女に、漁師がマフラーを差し出して確認
を迫っている。
「怜南のマフラーです・・・」崩れ落ちる漁師。

 凍える冬の湖で渡り鳥の観察をする女、鈴原奈緒(松雪泰子)。
 理科の教師として勤務する学校へ出勤する奈緒。急病の教師の代わ
りに、一年二組の担任を三学期の間だけ頼まれる。

 奈緒は、子供たちに死んでしまったアヒルへの手紙を書かせるよう
に言われる。
 皆が一生懸命書く中、道木怜南(芦田愛菜)だけが、答えに窮する
質問をして奈緒を困らせる。他の児童がそんな怜南を非難するが、奈
緒はそれを止めさせる。

 放課後。怜南はさっき自分を救ってくれたお礼だと言って、奈緒に
毛糸の帽子を渡す。
 自宅に帰った奈緒は、自分の後頭部に脱毛症によるハゲがあること
に気付き、さっき奈緒がくれた帽子の意味を理解する。

 怜南が家に帰ると、自分の大事な本やぬいぐるみが捨てられていた
が、捨てた母親の道木仁美(尾野真千子)には反抗できず、こっそり
少しだけ家に持って入る。散らかる家の中には母の恋人である浦上
(綾野剛)がいた。「怜南ちゃん・・・」そう言って怜南に近づく浦
上。

 東京の奈緒の実家。
 できちゃった結婚で式をあげる次女の鈴原芽衣(酒井若菜)の元に、
奈緒から式に欠席するはがきが来る。

 十年以上実家には寄り付いていない奈緒に、母は電話をして式に出
るように説得すると言う。しかし当てにならないと思う芽衣は、果歩
が奈緒のところに行って直接説得するように言いつける。

 奈緒は、閉鎖された室蘭大の研究室で渡り鳥の研究をしていたのだ
が、その時代に親交のあった、札幌畜産大の藤吉健輔(田中実)の研
究所を訪ねる。藤吉は自分の研究室に来ないかと誘う。

 帰り道、夜八時過ぎだと言うのにポストの周りで跳ね回る怜南を奈
緒は見つけるが、見ない振りをして喫茶店に入る。その後を怜南は付
いて店に入ってくる。

 好きで教師になったのではないと不機嫌そうに言い放つ奈緒に、怜
南は自分の”すきなものノート”を見せる。好きなものだけを考え続
ければハゲも治る、と励ましながら、一緒に連れてきたハムスターの
すずに餌をあげる。

 店を出た後、何事もなかったように一人で怜南は帰るが、家の前に
またおもちゃが捨てられており、玄関に浦上の靴を見つけて凍りつく。

 怜南は学校で、栄養失調の疑いがあり、体中に痣や傷があると虐待
を疑われた翌日、怜南は学校を休む。心配する三浦先生と共に怜南の
家を訪ねると、ボールで目を怪我をしたと眼帯をした怜南が母親と帰
ってきた。三浦先生が突っ込んだ話を訪ねるが、怜南は母親をせかし
て家に入ってしまう。

 虐待を怪しむ三浦先生は、児童相談所や警察、校長に虐待の疑いを
説明するが、取り合ってもらえない。

 夜、道木仁美が家に帰ると、怜南が黒いゴミ袋に入れられていた。
冗談だと浦上は言い、怜南もかくれんぼしていたと話す。母親は怜南
にこっそり500円玉を渡す。

 履歴書を持って札幌畜産大学の藤吉健輔を訪ねると、そこで健輔の
弟、藤吉駿輔(山本耕史)に捕まり、いろいろ詮索される。
 帰り道、健輔に車で送ってもらう途中、奈緒は再びポストの前で飛
び跳ねる怜南を見つけ、いったん通り過ぎるものの戻ってきて怜南を
家につれて帰る。

 三浦先生の迎えを待つ間に、怜南は、ハムスターのすずに机の上の
お菓子を上げていいか、と言っておせんべいをもらうが、少しだけす
ずにあげ、残りをすごい勢いで自分で食べ始める。それを見た奈緒は、
二人分の夕食を作って怜南に食べさせる。

 母親はいい母親だと見え透いた嘘を言う怜南を、奈緒は問い詰めか
けるが、可哀想に思い止める。そして、自分は母親が嫌いだからずっ
と会っていないと打ち明ける。

 そんな奈緒を気遣う怜南は、好きなものだけ考えたらいい、私は先
生の好きなものを見つけたよと、鳥を指す。

 奈緒が渡り鳥の話を怜南にしてあげると、二人で渡り鳥を見に行こ
う、と一瞬盛り上がるが、冷静になった怜南は母のことを心配する。
そこに、怜南を迎えに三浦先生が来た。

 奈緒は希望通り札幌畜産大への就職することとなり、教師は予定の
三学期だけで辞めることに。いつも通り話かけてくる怜南に奈緒はつ
い冷たくしてしまう。

 奈緒は怜南が奈緒の家に忘れていったすきなものノートの中身を一
枚一枚見ていく。

 怜南が家に帰ると、すずの入っていたはずのかごが外に捨てられて
いた。母親から天国へ行ったと言われ、無理やり納得する怜南。

 怜南が部屋に入ると浦上がおり、奈緒にドレスを着せ口紅を塗りは
じめる。浦上が怖い怜南はされるままになっていると、そこに仕事か
ら母親が帰ってくる。逆上した母親は、手に持っていたスーパーの袋
を怜南に叩き付けながら叫んだ。「汚い!汚い!汚い!」気がとがめ
る浦上を急かしながら、母親と浦上は車で出かけていった。

 奈緒は食事の約束の前に、怜南にすきなものノートを返すために怜
南の家を訪ねる。ふと足元を見ると、黒いゴミ袋から怜南の持ってい
たペンライトの光がさしているのに気が付く。ハッとしてゴミ袋を開
けると、中から眠り込んだ怜南が出てきた。

 奈緒は怜南を家につれて帰り、ベッドに寝かせた。気付いた怜南を
元気付けたくて、奈緒は怜南のしたいことを訪ねる。すると怜南は札
幌の赤ちゃんポストに行きたいと言って、大事に持っていた、赤ちゃ
んポストが札幌に開設されたと書かれた新聞記事を見せた。そう言っ
てまた眠り込む怜南を見て、あまりに可哀想な境遇に呆然とする。

 翌日。奈緒は怜南に渡り鳥を見せるために海に出かける。渡り鳥に
向かって、「怜南も連れてってー!!」と必死に叫ぶ怜南を見て、決
心した奈緒は怜南に話しかける。

「私、あなたを誘拐しようと思う。・・・間違ってるかもしれない、
でも私、あなたのお母さんになろうと思う。あなたと二人で生きて行
こうと思う。先生じゃ駄目?あなたは捨てられたんじゃない、あなた
が捨てるの。」

 奈緒は、4月1日にみんなに嘘をついてこの町を出て、誰も二人の
ことを知らない町で、お母さんと娘として暮らそう、私のことをお母
さんと言えるか?と怜南に尋ねる。「怜南のおかあさん!おかあさ
ん!」そう言って怜南は奈緒に抱きつき、奈緒も抱きしめる。

 奈緒は、荷物や車、部屋などすべて処分しお金を作り、そのお金か
ら怜南の新しい服装を準備する。

 港の岸壁で、渡り鳥の羽を持ち海を眺めていた怜南。一人の漁師が、
今日は風が強く海も荒れているから、危ないぞ、と注意をする。しば
らくして戻ってきた漁師は、怜南の姿が見えなくなっており、そこに
すきなものノートだけが残されて海中には手袋が落ちているのも見つ
ける。「誰か来てくれ〜!」

 果歩が耕平と奈緒の部屋を訪ねると、そこはもぬけの殻だった。そ
の頃奈緒は、男の子の変装をした怜南とともに札幌に向かっていた。
テレビでは、港で怜南が海に落ちたと言うことで、捜索しているが何
の手がかりもなく安否が気遣われていると報道されていた。

 札幌発上野行きの北斗星号のホーム。怜南をおいて一人買出しに出
た奈緒の前に、藤吉駿輔が現れる。やり過ごそうとする奈緒に、駿輔
は自分の名刺を押し付けた。駿輔は週刊誌の記者だった。

 発車のベルが鳴り、「おかあさーん!おかあさーん!」と笑顔で奈
緒を呼ぶ怜南。我に返った奈緒は、すぐに怜南をつれて列車に乗り込
んだ。

 個室の中で、怜南は奈緒の母親について聞いた。母親に「すいませ
ん」と思っていたと話す奈緒に、なぜお母さんにそんなことを思うの
か?と怜南は素直に尋ねた。

「私は拾われた子だから・・・ホントのおかあさんに捨てられた子だ
から」
 東京のとある商店街。葉菜ちゃんと呼ばれる割烹着姿の女性が、理
髪店で働いていた。

 奈緒は、怜南の新しい名前として、渡り鳥のつぐみ=継美という名
前を決める。



寸  評  赤の他人である奈緒がどのようないきさつで怜南を連れて逃げよ
う、と心変わりするのかが今回の注目点でした。
 正直、こうなるにはちょっと動機が弱かったような・・・確かに虐
待されている子供は可哀想だと思いますが、何も連れて逃げなくても
・・・せっかく新しく希望した研究室に就職できることが決まったと
言うのに、それを投げ出してまで逃げるなんて、ありえない気がしま
した。

執 筆 者 フラ()

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2. 編集後記
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 今回”Mother”を担当させていただくフラと申します。
 数年前まで、何本かあらすじを書かせていただいていて、その後お休みを頂
いていて久しぶりの復帰です。
 まだまだ要領が思い出せずに、いまひとつな出来かもしれませんが頑張って
書かせていただきますので、最後までお付き合いくださいませ。(フラ)

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