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タイトル:Daily Drama Express 2010/04/13 ジェネラルルージュの凱旋 (2)  2010/04/26


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2010/04/13 (Tue) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 火曜日の連続ドラマ
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タイトル チームバチスタの栄光2 ジェネラル・ルージュの凱旋
局  名 フジテレビ系
放映日時 火曜22時
キャスト 田口公平(伊藤淳史)
 白鳥圭輔(仲村トオル)
 高階権太(林隆三)
 速水晃一(西島秀俊)
 佐藤伸一(木下隆行)
 和泉 遥(加藤あい)
 長谷川崇(戸次重幸)
 滝沢秀樹(松坂桃李)
 永山康友(足立 理)
 浅野和彦(竹内太郎)
 花房美和 (白石美帆)
 栗山弥生(浅見れいな)
 三船大介(利重 剛)
 佐々木英二(堀部圭亮)
    ゲスト
 杉山沙希(田畑智子)
原  作  海堂尊 『ジェネラル・ルージュの凱旋』
脚  本 後藤法子ほか
主題歌  松田聖子『いくつの夜明けを数えたら』(ユニバーサルシグマ)

あらすじ  episode 2 集団化呼吸

 ミスコン ファイナリストたちのレッスン。

 その中の1人、しずかが、突然過呼吸で倒れる。

 青木恵理(藤井美菜)も倒れる。
 次々と倒れていく。

 ミスコン・ファイナリスト 青木恵理 21歳。

 救急車要請がなされる。10人が次々と倒れた、と。


 処置室で運び込まれた彼女たちを診て、1人の過呼吸を見て、パニ
ックになって、集団化呼吸になったのだ、と長谷川崇(戸次重幸)。

 長谷川が、過呼吸ならば、ペーパーバッグ(紙袋)法で治るのでは
と言うが、救命救急センター』副部長代理・佐藤伸一(木下隆行)は、
パニックだから無理だろう、と言う。治すには、腹式呼吸。それより
もまずは血液検査、と指示する。

 落ち着いたところで、彼女たちに手を握って貰うと、みんなできる。
だが、恵理だけできない。でも、大丈夫だとごまかす恵理。

 歩き始めて、すぐよろけるが、特別愁訴外来担当医・田口公平(伊
藤淳史)に大丈夫か訊かれると、「ちょっと風邪気味で」と恵理。

 モニターで見ていた『救命救急センター』部長・速水晃一(西島秀
俊)が、恵理の足がもつれているのを見る。

 速水は廊下に出てきて、恵理の手のしたにある携帯が鳴っていると
言う。バイブにしてある恵理の携帯が震えている。

 手を出してみろ、と速水。なんでもない、と強がる恵理。

 なら、歩いてみろ、と速水。すぐ足がもつれる恵理。そして足元を
見ている間に、過呼吸を起こして倒れる。

 速水は、検査入院が必要だという。恵理は、一日も無駄にできない、
と入院を断る。

 インストラクターも検査を勧める。ほかのファイナリストたちも、
検査を勧めるが、恵理はそうやってライバルが1人でも減るのが嬉し
いのでしょう、と言う。


 恵理を入院させて、救命救急センターでの検討会をする。
 血液検査の結果は、白血球が増えている以外、特に所見はない。
 発熱、頭痛、けいれんがあるだけで、あとは精神的なものか.....

 ほかになにが考えられる?と研修医に振る速水。
 髄膜炎とか.....と研修医のうちの1人。
 可能性は低いが、検査しよう、と速水。

 また、恵理が抜け出す可能性もあるから、田口にケアするよう言う
速水。

 速水が佐藤に、なぜ何度も時計を見ているんだ?と訊く。

 実は、佐藤の一番上の子供の誕生日なのだと誰かが佐藤に代わって
答える。
 速水は、そんな奴は帰れ、と言う。

 その時、ホットラインが鳴り、二度の熱傷患者2名の受け入れ要請
がある。速水は、当然受けろ、と言う。

 これで佐藤は帰るきっかけを失ってしまった。そのままみんな、熱
傷患者の処置をする。

 佐藤には、1歳、2歳、7歳の子供がいるが、子供の誕生日を一度
も祝ってやったことがない、と言う。
 長谷川が、速水の下で働くというのは、そういうものだという。


 病院のロビーにいた白鳥圭輔(仲村トオル)は、メディカル・アソ
ートの佐々木英二(堀部圭亮)を見かけ、名刺交換する。

 よろしくと手を出す佐々木。だが白鳥は手を出さない。お付き合い
はしないということですか、と佐々木。

 白鳥は、佐々木と速水は深い関係ですね、と言う。佐々木は、単な
る医療機器屋と救命医というだけですよ、と言う。

 白鳥は、それだけじゃないでしょ。15年前から急に深い付き合い
になった。15年前といえば、東城デパート火災があった年だ。あの
時、速水は八面六臂の大活躍でしたね、と言う。


 ジャーナリスト・目黒和男(嶋田久作)のところに白鳥がやってき
て、目黒はジャーナリストだから、佐々木のことを知っていたんです
ね、と話しかける。

 そこに『救命救急センター』看護師長・花房美和 (白石美帆)が
来て、部外者は立ち入り禁止、と言う。白鳥は、関係者なんだけど、
と言うが、美和に追い出される。


 目黒は、ここはうるさい、と文句を言う。佐藤は、もう治療方針が
決まったので、一般病棟に移ってもいいだろう。一般病棟なら、ここ
より静かだ、と言う。


 恵理の検査結果が出る。CT、脳波、神経所見、どこにも問題はな
い。白血球数も改善していて、ただの風邪だったのだろうか。


 そこに菅原誠(金井勇太)がやってくるが、恵理は会わない、と言
う。

 恵理は美和に、隠さなければならない秘密があったら、どうするか
訊く。美和は隠し続けると答える。


 田口は、菅原に、話を聞く。恵理は元々モデルになりたいと言って
いた。それが去年、ミスコンに出ると決めたら、ダイエットするため
に、野菜をゆでたものだけを食べていた。菅原としては、前のぽっち
ゃりした恵理も好きだったのだが、と言う。

 肉を一切口にしていないのかと田口が訊くと、そうだと菅原。恵理
の友達は痩せてきれいになったと言っている、と。

 菅原は、恵理においしい料理を食べさせたくて、料理の学校に通っ
ていると言う。


 佐藤は恵理の足の裏をこすってみる。すると、足の親指が反る。バ
ビンスキーだ。

 速水は、やはりバビンスキーだったか、と言う。


 恵理がベッドにいない。

 その頃恵理は、こんなところにいたら、本当に病人にされてしまう。
明日からレッスンに出ると階段で電話している恵理。恵理は急に視界
が歪んで、階段を転落する。


 屋上で、白鳥は速水に話があるという。
 「しつこいね」と言う速水に、「あそこの会社、何だと思っている?
」と白鳥。「まさか、何か貰っていないだろうな。そんなことをした
ら、収賄罪だぞ」と続ける。
 「お前らに、オレ達が置かれている現場がわかるか?厚労省から、
高みの見物をしていた奴らに」と速水。

 その時、速水に患者が行方不明になったという連絡が入り、駆けつ
ける。

 白鳥は、屋上から下りてくる階段で、踊り場に倒れている恵理を見
つける。

 声を掛けた白鳥に、恵理は、「ごめんなさい。今しかないの。バツ
ならあとでいくらでも受けるから」と必死に言う。

 白鳥の叫びで、ストレッチャーが運ばれてきて、恵理を乗せていく。

 恵理は脛骨骨幹部なので、整形外科で手術するよう言う。

 麻酔が効いてくるまで、恵理は自分の足を心配していた。

 恵理が手術を受けると聞いて飛んできた菅原。田口が菅原に説明す
る。もう5時間も遅かったら、恵理は足を切断しなければならなかっ
た。だから今、緊急手術をしてる、と。

 菅原は、ミスコンが終わったら恵理と結婚する約束をしている、と
言う。

 田口は、今年がダメだったら、来年挑戦すればいいと思うけど、と
言う。

 白鳥がそこにいて、今年でなければならないのかもしれないぞ。実
は外では穏やかな顔をしている菅原が、DVかもしれないぞ、と脅す。

 菅原とは話をしましたが、そんなことありません、と田口。ただの
勘か?と茶化す白鳥。恵理は、『今しかない。バツなら後でいくらで
も受ける』と言った。恵理の精神に二をしている何かがあるのかもし
れない、と白鳥。

 田口に根拠を訊かれ、ただの勘だ、と白鳥。

 田口は、もう監査は終わったんでしょ。何でまだいるんですか?と
訊く。
 白鳥は、今晩は帰る。でも、また来週来るので、このお泊まりセッ
トは大切に保管しておくように言う。


 佐藤と救命救急医・和泉遥(加藤あい)が廊下を歩いていると、突
然白鳥が立ちはだかり、佐藤に、救命救急の経理業務は、佐藤が握っ
ているんでしょ、と訊く。
 「はい」と答える佐藤。
 それに対して白鳥は、妙な例外があるんですね。メディカル・アソ
ート分は、全部速水宛になっていますね、と言う。
 佐藤が困りながら、答えを考えていると、遥がそういうことは、事
務長の三船大介(利重剛)に訊いてください、と言う。
 遥には訊いていないと白鳥。
 遥は患者さんのところに急いでますから。それとも、患者さんより
白鳥さんを優先しろと言うのですか?と訊く。

 白鳥の返事を待たずに、歩いていく、佐藤と遥。


 一週間後。
 ベッドの上で食事を前にしている恵理。スプーンを持とうとしても、
手がきちんと握れない。もう面倒そうに、食事を向こうに押しやる。

 そこに看護師が来て、友人の高倉さんがお見舞いにきているけれど
と言う。

 恵理は、会うという。
 そこに田口が来て、菅原には会わないけれど、女友達には会うんだ
ね、と言う。

 高倉とあと二人の女性が入ってきて、恵理を慰め、来年もあるから、
と言う。

 でも、恵理は友達の言葉を聞きながら、どうせ来年なんて無理なの
よ。もうこの手足だし、と内心、反論している。

 すると、手足に無数の子供の小さな手がとりついているのが見える。
悲鳴を上げる恵理。

 田口が、なんとか恵理を落ち着かせる。


 恵理のMRI検査。だが、狭い筒に入った途端、恵理は無数の小さ
な手に襲われ、パニックになり、脊椎MRI検査は断念することに。


 恵理のパニックの原因の検討会。

 パニックは、今日からひどくなっている。麻痺が全身に進んでいる。
幻覚まで見るようになり、よく「ごめんなさい」と謝っている。

 とにかく、明日脊椎MRI検査をすることと、結論づける。このま
までは、ミスコンどころではない、と。

 田口は、どれくらい余裕があるか訊く。せいぜい一週間では、と速
水。寝たきりになる、と。


 恵理の病室を見ていた田口は、床に薬袋が落ちているのに気付く。
桜宮南クリニックのもの。

 とりあえずその薬袋を持って不定愁訴外来に戻った田口は、桜宮南
クリニックに電話するが、業務終了のアナウンスが流れるだけ。

 そこに白鳥がやってきて、また何かあるのか?と訊く。

 逆に田口が、まだ何かあるのか訊く。

 白鳥は、まだ研修医だったときに、白鳥と一緒に宿直をしていた。
その時、急患が運び込まれた。謙虚になった今と違って、自分を恃む
ところが大きかった当時は、必死で処置しようとしたが、手に負えず、
先輩医師に電話した。だが、1人も掴ませなかった。彼らは、製薬会
社の接待を受けていたのだ。

 あの時、諦めずに心臓マッサージを続けていた速水は、救命救急医
となり、電話を掛け続けていた白鳥は、役人になった。そんな速水が、
メディカル・アソートと癒着しているなんて。

 白鳥は、桜宮南クリニックなら、聞いたことがあると言う。


 白鳥と田口は、桜宮南クリニックへ行ってみる。そこは産婦人科医
だった。

 白鳥は、妊婦に挟まれて、待合室で待っている。田口が医師に話を
訊いてくる。


 速水は、恵理の骨折のオペを見学した研修医たちに、手術の時の話
をさせる。

 手技は完璧だったようだ。でも、その前の説明が抜けている、と速
水。
 研修医は、まずN2O笑気ガスでの麻酔だったという。

 そこに田口と白鳥がやってきて、N2Oでのオペは二度目だったん
だ。恵理は今までに大きな病気をしていないと言っていたが、中絶手
術を受けていた。その時の麻酔もN2Oで、手間取っため、長い時間、
N2Oを吸い続けた。

 そもそも恵理は、ダイエットのために、野菜しか食べていなくて、
それもゆでていた。そのため、ビタミン12が大幅に減っていた。
N2Oは、ビタミン12を大量破壊する。二度目のN2Oで、すべて
のビタミン12を失って、あのようになったのだろう。

 「ビタミン12の筋注!」と速水。

 ビタミン12の大量投与を受けた里恵の症状は安定している。

 恵理は田口に語る。
 子供の時、恵理は背が高くて、クラスで一番後ろなのが嫌だった。
だから背を低く見せるよう、猫背になった。
 ある時、かっこいいモデルを見て、モデルなら背が高いことが生か
せると思い、モデルになる決心をした。そのためには痩せなければな
らず、ダイエットを始めた。

 そこに菅原がやってくる。里恵は、今度は会うという。
 妊娠が分かった時には、ミスコンまでまもなくの頃であり、中絶し
た。ミスコンが終われば、いくら責められてもいいと言いながら。
 でも、それって勝手よね、と里恵。中絶の後、殺してしまった子の
手が現れるようになった。そして、菅原に内緒で中絶したので、菅原
にも会えなくなったいたという。

 隠し続けるのに苦しくなったら?との恵理の問いに、「ボク、隠し
事苦手だから」と田口。

 菅原が恵理の病室に入ってくると、田口は部屋を出て、扉を閉める。

 廊下にいた美和は、田口がうらやましい。田口なら、隠し事のない
生き方ができるだろう、と言う。


 屋上で話す速水と白鳥。
 今回は手こずったなと白鳥。
 なんで患者ってのは、肝心なことを隠すのかね、と速水。
 なら、お前もやめろ、と白鳥。腐った金は速水を腐らせ、速水のチ
ームを腐らせ、ひいてはミスや事故を増やす、と言う。
 オレを潰すか?と速水。
 嫌なら、今すぐ、メディカル・アソートと手を切れ。あそこには悪
い噂しかない、と白鳥。
 だが速水は、白鳥にも自分は潰せない。まだ、自分は必要とされて
いるのだから、と言う。


寸  評  そういえば、パリコレだか、なんだかは、不健康に痩せたモデル
は出られないとのこと。とはいえ、モデルが食事制限をして、とか、
食べなくてとかで、体調を崩すというのは、よくあるパターンですね。

 連ドラですので、毎回、いろいろな救急患者が運び込まれるという
形式を取るのでしょうか?
 そして、メディカル・アソートとの癒着はちょっとずつ解明されて
いくという.....

 もうすでに原作とは違ってきてしまっていますので、先行きどうな
るか。
 メディカル・アソートとの関係と、美和も関わっていそうだという
ところは、まだ原作と同じですが。
 この部分を丁寧に描かないと、『救命病棟24時』などとの違いが
出せないですね。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 『新参者』は、貸してくれる友人がいて、ドラマが始まる前に読み終わるこ
とができました。
 舞台となるところは、よく知っているところで、多分このお店はここだろう
な、とか、このあたりにあるのだろうな、という想像ができます。

 人形町の甘酒横町へいくと、方々に、『新参者』のポスターが貼ってありま
す。
 ただ、滅多に外に食べに出ないので、ロケを目撃することはないのかな.....
と残念に思います。(鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
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