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タイトル:Daily Drama Express 2010/03/11 不毛地帯 (最終回)  2010/04/23


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2010/03/11 (Thu) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.木曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 木曜日の連続ドラマ
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タイトル 不毛地帯
局  名 フジテレビ系
放映日時 木曜22時
キャスト 壱岐 正(唐沢寿明)
 壱岐佳子(和久井映見)
 壱岐直子(多部未華子)
 壱岐 誠(高橋 平)
 谷川正治(橋爪 功)
 秋津紀武(中村敦夫)
 秋津千里(小雪)
 秋津清輝(佐々木蔵乃介)
 大門一三(原田芳雄)
 兵頭信一良(竹野内豊)
 塙 四郎(袴田吉彦)
 里井達也(岸部一徳)
 小出 宏(松重 豊)
 海部 要(梶原 善)
 黄 紅子(天海祐希)
 田原秀雄(阿倍サダオ)
 鮫島辰三(遠藤憲一)
 貝塚道生(段田安則)
 川又伊佐雄(柳葉敏郎)
 芦田国雄(古田新太)
 久松清蔵(伊東四朗)
 小牧徹也(小野武彦)
 鮫島倫敦(石田卓也)
 角田保(篠井英介)
 不破秀作(阿南健治)
 李(榎木孝明)
 一丸  (山田明郷)
 八束  (山崎樹範)
原  作 山崎豊子
脚  本 橋部敦子
主題歌  『』

あらすじ 最終回

 五本目の井戸がガス暴噴を起こした。二日後、ようやく兵頭信一良
(竹野内豊)と連絡がとれた壱岐正(唐沢寿明)。

 兵頭はガス暴噴を起こしたことは石油のある兆候だと、続けて掘り
たいと言う。壱岐は兵頭にすべてを任せた。

 壱岐は鮫島辰三(遠藤憲一)から、大門一三(原田芳雄)が綿花相
場にのめりこんでいることがメインバンクの第三銀行にまで届いてい
ると言われる。

 壱岐は大門のことはとぼけたが、第三銀行が近畿商事から手を引い
たら大打撃を受けることは間違いない。

 壱岐は綿花部長に進退伺いを出させる。大門は進退伺いを見てそれ
を破り捨ててしまう。

 進退伺いは壱岐の指示によるものと思った大門は、壱岐を呼び出す。
壱岐は大門に綿花相場から手を引くように進言する。

 大門は壱岐を出すので、里井達也(岸部一徳)に近畿商事に戻って
来てほしいと頼む。里井も応じる。

 一方アメリカの近畿商事では、ユナイテッド・モーターと千代田自
動車の提携について、ユナイテッド・モーターが交渉のテーブルにつ
いてもよいと言ったことで喜んでいた。

 五号井は、掘っても泥水ですかりで、いまだ石油の兆候はない。オ
リエントオイルのリーガンはやめたいと言い出す。

 リーガンは、水圧破砕 をするようにと言う。水圧破砕は危険をと
もなうがこのまま待つだけの時間はない。

 決断を迫られた兵頭はやりましょう、最後の賭けですと言う。

 経営会議で大門が綿花相場で出した損出が49億であることが出さ
れた。大門はすでに石油に60億捨てていると言う。

 そこへ里井がやって来た。大門は経営を立て直すために里井を呼ん
だと言う。

 そこへ塙四郎(袴田吉彦)が、石油が出たという連絡を入れた。緊
迫したムードは一転、壱岐の石油を称賛するムードへと変わる。

 壱岐は「石油の安定供給に向けて一歩近づくことができました。あ
りがとうございました」と感謝を述べ涙を流す。

 記者会見で、大門の勇気が石油供給にとつながったと壱岐は大門を
誉めたたえる。

 壱岐は大門に社長の功績を長く留めていただくためにご勇退いただ
きたく身をおひき下さいと言う。

 大門は、壱岐が誉めたのはその含みがあったのかと怒る。

 壱岐は田原秀雄(阿倍サダオ)を呼び、大門の綿花相場の損出をリ
ークし記事を出させた。

 新聞各紙が大門の進退を問う記事を発表した。

 憤る大門だが、里井は自分の出番はないと復帰はなかったことにし
て下さいと言う。

 大門は壱岐を近畿商事から出すと言うが、社内の人間は壱岐を支持
すると言う里井。

 黄紅子(天見祐希)は秋津千里(小雪)に会い、壱岐との結婚はな
いのかと聞く。

 千里は陶芸と家庭の両立は難しいし、商社勤務は激務、私には壱岐
さんは支えられないと言う。

 壱岐は大門に退いて相談役になって下さいと頼む。

 大門はそうまでして壱岐が社長になりたいのかと言う。

 壱岐は社長が勇退された会社に残るつもりはないと辞表を出す。

 壱岐はこの部屋で社長に初めて会った時のことは忘れませんと言う。

 若々しく豪快な大門の姿を思い出す壱岐。大門は一企業のリーダー
として充実した力を持っていたと回想する。

 会社はどうなるのかと聞く大門。次の世代が育っており、これから
は組織で動く時代ですと言う壱岐。

 経営会議。勇退を表明する大門。角田保(篠井英介)はさすが社長
だと大門の考えを支持する。

 後継者は壱岐しかいないという声が上がる中、壱岐は大門と一緒に
退陣すると言って皆を驚かせる。

 会社を辞めた壱岐。亡くなった谷川正治(橋爪功)の遺志を継いで、
朔風会の仕事を引き継ぐことにした。

 直子(多部未華子)と誠(斉藤工)に家庭を顧みず迷惑をかけてき
たことを詫びる壱岐。

 千里と会った壱岐は、千里の将来を考えてこれまでのことはこれ限
りにしてほしいと頼む。

 千里は、私は壱岐さんが好き、これからもそれは変えられません、
待ってるからと言う。

 空港に来た壱岐は鮫島に会う。

 壱岐が仕事を辞めたことをまだ信じられない鮫島。辞めたとみせか
せてまだ復帰するのではと勘繰る。

 しかし、壱岐は仕事とは無縁だと言う。それを聞いた鮫島は、「ま
だ勝負はついてないぞ。壱岐正を倒せるのは鮫島だけだ」と叫ぶ。

 シベリアに着いた壱岐は、シベリア抑留者の墓の前で涙する。



寸  評  最終回でしたが、延長はなしでしたね。
 大門の引き際という話が中心だったので、ここだけ見ると大門が主
役かと思うぐらいでした。
 日本型の経営が変わって行った時代の流れを感じました。
 千里との恋愛のところはあまりおもしろくなかったですが、鮫島が
出てくるところや、仕事のところは緊迫感がありおもしろかったです。
 シベリア抑留ということもあるので、軽くはできなかったのでしょ
うけれど、暗く重かったドラマでした。
 人間はよく描けていたと思います。

執 筆 者 たま()

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2. 編集後記
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 春休みも終わり小学校の新学期が始まりました。学校では朝読書が盛んにな
ったようで、学級文庫に本を寄贈しようと思っています。学級文庫は本も古く
てぼろぼろでこんな本を子どもたちが読んでいるんだと思ったのがきっかけで
す。(たま)

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