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タイトル:Daily Drama Express 2009/09/16 チームバチスタの栄光 スペシャル(1)  2010/04/12


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2009/09/16 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.火曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 日曜日の連続ドラマ
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タイトル チームバチスタの栄光
局  名 日本テレビ系
放映日時 火曜22時
キャスト 田口公平(伊藤淳史)
 白鳥圭輔(仲村トオル)
 桐生恭一(伊原剛志)
 大友直美(釈由美子)
 氷室貢一郎(城田優)
原  作  海堂尊 『チームバチスタの栄光』
脚  本 後藤法子
主題歌   青山テルマ『』

あらすじ  チーム・バチスタの栄光SPECIAL〜新たな迷宮への招待〜
 密室医療殺人に厚労省内部監査室動く

 ベンチに座っている少女・田中チホ(小林涼子)。
 チホは自分の手をもみ合わせている。
 隣に老人が座り、彼の杖がチホの前で倒れてくる。
 チホは、その杖を拾うと、老人と反対の方に投げてしまう。

 母親がその杖を拾って老人に変えそうとしたが、チホはその杖を握
ったまま。


 チホが母親に連れられて、東城医大・不定愁訴外来へとやってきて、
心療内科医・田口公平(伊藤淳史)の診察を受ける。
 チホには、別に、そんなことをするほどのショックを受けた覚えも
ない。田口は必ず原因はあるはずだ。これからそれを探っていきまし
ょう、と言う。
 チホは、田口のボールペンも、あさっての方向へ投げてしまう。

 チホ母子を送り出すと、田口の目の前に、ダークスーツの男性が
2人現れ、そのまま田口を厚労省に拉致してしまう。


 厚労省内を走っている厚労省の官僚・白鳥圭輔(仲村トオル)。そ
の白鳥を、ミドリ(鈴木砂羽)が呼び止める。
 2人は一室に入る。白鳥は、田口の話を聞いても、新しい事実は出
てこない、と言う。

 田口を拉致した役人の一人は、赤城誠一郎(要潤)と名乗ると、田
口の好物のチーズケーキと珈琲を勧め、チームバチスタ事件の話を聞
きたいと言う。
 田口は、白鳥の話と一緒ですよというが、赤城は、厚労省内部の人
間からの報告書ではない、外部の人の話を聞きたいと粘る。
 田口は、白鳥とは別にコンビでもなかったし、あの人のいう、『ア
クティーブ・フェーズ』も『パッシーブ・フェーズ』も今ひとつ分か
らないんですよね、という。
 そして、話し始める。

 白鳥と会ったのは、3例目の術死の後だった。


 その頃、白鳥は、ミドリに、田口とはいいコンビだった。自分のア
クティーブ・フェーズで、相手を怒らせた後、田口のパッシーブ・フ
ェーズが真実を聞き出したと言う。

 そして、田口の話はどうかな?と聞きに行こうとすると、この部屋
のドアの鍵は、外から掛けられていて、白鳥は、この部屋の外へ出ら
れない。厚労省内で、白鳥の調査は行き過ぎだとの声が上がっている。
田口の証言次第では、第三者機関の室長の肩書きも剥奪ね、とミドリ。


 白鳥は、田口に、手術室にいる全員を、外に出ないよう見張らせて
おいて、解剖許可を取ってくる。

 心臓の解剖をするが、心臓には、何の痕跡も残っていない。

 桐生恭一(伊原剛志)が、家族が怒っているという。

 白鳥は、遺体が東城大を出たら、アウトだ。こうなったら全身くま
なく調べたい、と言う。

 田口が、そんなこと、遺族が許可しませんね。何とか身体を傷つけ
ずに、中を調べる方法無いかな、と言うる

 白鳥が、オペ室にある死体を、少し借りたいという。MRIにかけ
るので。この件は、高階権太(林隆三)病院長も許可済みだと。

 MRIで、心臓の内側に白い点。これを並べると、スワンガンツカ
テーテルの形。

 オペは、左心室に対して行い、スワンガンツカテーテルは右心室。
だから左心室を解剖しても、何も出なかった。氷室貢一郎(城田優)
は、通常のスワンガンツカテーテルのコントローラを細工して、出力
を上げ、心筋を焼き切ってしまうのだ。
 氷室は、犯人はまだこのオペ室にいると言う。

 氷室は田口に、あれはオペ室だからこそできた完全犯罪。田口にも
白鳥にも、暴けないと言うと、飛び降り自殺。

 だが、CASE27では、器具を用意したのは、氷室が緊急オペに
入っていたため、研修医だった。だからCASE27は、氷室の犯行
ではない。

 それから、桐生もあの夜、外出していたことが分かる。車に駐車場
の領収書が残っていて、わかる。

 白鳥は、看護師との合コンで、桐生が視神経外科に通っていること
を引き出す。

 CASE27は緊急オペ。大友直美(釈由美子)が初めてオペに加
わった。鳴海涼(宮川大輔)は、渋滞にはまって、間に合わない。氷
室が、患者の尿が出にくくなっていると言い、垣谷雄次(鶴見辰吾)
が鳴海を待っていられない、と言う。

 鳴海抜きでオペが始まり、鳴海がオペ室へ入ってきたときは、すで
に縫合の段階だった。

 その時、大友が貧血で倒れる。

 鳴海は、それでもオペはパーフェクトだったという。
 白鳥は、初めての器械出し、第二助手は動脈ラインも取れない。そ
んな状況で本当にパーフェクトだったのか?と訊く。

 桐生は、左脇のものが見えない。両目ともそれぞれ左右半分の視野
を失っていたのだ。

 あの、氷室がいなくなった夜、鳴海も桐生も外出していたのだが、
疑われないために口裏を合わせて二人とも病院内にいたことにした、
と白鳥。

 桐生は、外科医として、自分に残された時間は少ない。鳴海が桐生
の目となってくれると言ってくれたので、白い闇にも安心する。

 桐生は、本当にオペは成功だったのか?と訊く。
 鳴海は、29件も成功させているんだぞ、と言う。
 桐生は、サザンクロス病院にいたとき、日本人の子供が何人も心臓
移植を受けるために渡米して、来院していた。そういう子供たちを助
けたいという思いは、全部無駄なのか、と言う。

 白鳥は垣谷に、桐生の目のことを、知っていたんですね、と言う。

 大友は酒井利樹(鈴木裕樹)に、桐生の目のことを話すが、酒井は
そのことは全員が知っていると言う。

 それで、大友もダンマリを決めたんだな、と白鳥。
 解剖も行われない。術死の原因なんてわからない。オペ室という密
室の殺人だ、と白鳥。

 氷室は工藤に、目が見えない術者がオペをしていると言うが、当然
だと返され、毎日のオペ室の犬となった生活に嫌気が差し、壊れて、
あのような凶行に走った。

 その酒井は、今頃警察にいる。氷室を殺したことを、認めたからだ。

 29人救ったのではなく、目が見えなくても、メスを置けない外科
医と、メスを持っても手が震える病理医。そして自分たちの立場を守
るために、ダンマリを決めたチーム。それが5人もの殺人を発生させ
たのだ、と白鳥。

 桐生は、次のオペを垣谷に任せて、自分はすべてを病院長に話して
くる、と言う。

 田口は、書類を落としてしまったため、中に挟まっていた写真に気
付く。写真の少女は、サザンクロス病院に入院していた。

 白鳥は桐生に、このままでは、桐生を犯人にしてしまうところだっ
たと詫び、推理を話す。

 あの写真の少女は垣谷の娘。執刀医は桐生。オペそのものは成功し
たが、その後亡くなってしまった。

 そのことがわかったあとに、CASE27が起きた。初めての器械
出し、慣れない第二助手。
 そして、あとから出た血管を、偽って指し示す。
 本来、きちんと見えていれば、心臓が裏返るっていることに気付い
たはず。
 それを気付かないまま、桐生は心臓の違う部位を切り取った。心臓
は、再鼓動しない。

 桐生は、自分はもうオペをしない、と言う。
 田口は、1人の天才よりも、10人の普通の人が必要なことがある。
後進の指導をするのも、いいのではないか、と言うが、桐生は自分に
そんなことはできない、と言う。

 垣谷のオペは成功する。垣谷は、あんな実験をしてしまってから、
とんでもないことをやってしまったと後悔している。娘を殺したのは
桐生が目のことを隠していたからだと、ずっと恨んでいたから。


 厚労省のミドリは、白鳥に、病院内部まで踏み込むなんて、やり過
ぎではないか、と言う。

 白鳥は、これは医者でなければ、分からない、と反論する。


 田口は、赤城から、東城大学は内部捜査をしっかりやれるだけの体
勢を整えている。さすがだ、と言われる。

 それに対して田口は、白鳥がいなければ、とてもこれだけの捜査は
できなかった、と言う。

 赤城は、てっきり田口は白鳥の被害者だと思っていたので、その田
口から、白鳥を擁護する言葉が出るとは意外だと言う。

 最後に赤城は、田口とちょっとした話をする。


 廊下に出て、お互いの姿を見つける、田口と白鳥。田口はパッシー
ブ・フェーズで、ただひたすら聞くだけですから、と言う。
 オレ達、やっぱりいいコンビだよなと言う白鳥。

 田口が行ってしまうと、白鳥の前にミドリが現れ、経費処理に不適
切な伝票を差し戻す。合コン費用や飲食代、これは田口に訊いたが、
これっぽっちも役に立っていないとのこと、と言う。
 締めて314,620円、自腹でまかなうことに。


 田口に、日常生活が戻ってくる。

 患者は女子高生のチホ。母親が付き添っている。

 チホは、自分の左手が、自分の意志とは関係なく動いてしまう、と
訴える。

 田口は、それは『エイリアン・バンド・シンドローム』別名『他人
の手症候群』。脳に腫瘍ができたことが原因だという。あとは、脳神
経科で治療を受けることになる、と。


 西園寺正也(遠藤憲一)教授の執刀で、チホの手術が行われる。

 ---- まさかこのオペがまた、後日事件になるとは、と田口。



寸  評  スペシャル・ドラマをやるにあたり、原点である『チームバチス
タの栄光』事件のおさらいと、白鳥について、ちょっとサイドから光
を当て、次のドラマにちょっと引っかかりを作っておこう、というと
ころですね。

 映画では、『チームバチスタの栄光』の次は、『ジェネラル・ルー
ジュの凱旋』になっていましたが、ドラマでは、これと同時期の『ナ
イチンゲールは啼かない』をスペシャルで済ませてしまう、というと
ころなのですね。
 もともとは一巻にしようとしたのが長すぎて、2つの物語に分離し
たとか。時期もほぼ全部重なっています。
 映画では、『ナイチンゲールは啼かない』は飛ばすのでしょうか。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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 昨年、配信できないままになってしまいましたが、『チームバチスタ 2』
を放送するとのことなので、これを配信しようと思いました。
 放送から、大分遅くなってしまって、申し訳ありませんでした。(鈴木)

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