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タイトル:Daily Drama Express 2010/02/10 曲げられない女 (5)  2010/04/05


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                        ★★ 日刊ドラマ速報 ★★
            ☆☆ 2010/02/10 (Wed) ☆☆
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== 目次 ==============================================================
  1.水曜日の連続ドラマ
  2.編集後記
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1. 水曜日の連続ドラマ
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タイトル 曲げられない女
局  名 日本テレビ系
放映日時 水曜22時
キャスト 荻原早紀(菅野美穂)
 藍田光輝(谷原章介)
 坂本正登(塚本高史)
 長部璃子(永作博美)
脚  本 遊川和彦
主題歌  「」

あらすじ  第五話 殴り返す女! 夫と子供は大切に

 ---- 9年付き合った恋人と別れ、会社も辞め、母さんも亡くなっ
た。時分が、何のために生きているのか、分からなくなった。
    でも、わたしは一人じゃない、多分。そう思ったら、いきな
いりびっくりする展開が。

 藍田光輝(谷原章介)に、キスされそうになった荻原早紀(菅野美
穂)は、藍田を殴り倒してしまった。

 そこに、両手に荷物を提げた長谷璃子(永作博美)がやってくる。
 そして、倒れている藍田に、酔っ払ってるの?と声を掛ける。
 藍田は、そ、そうだね.....としどろもどろになって、帰って行く。


 璃子は、早紀のマンションにズカズカと入ってくると、藍田と何が
あったの?と訊く。

 好きだって、冗談を言われた、と早紀。

 璃子は、酔うと本気が出てくるんだよね、と言う。

 早紀は、友達だと思っていたけど、と言う。

 璃子は、それって絶対言っちゃいけないパターン。男女の間に友情
は成立しないから、と言う。

 逆に早紀が璃子に、何があったのか訊くと、答えをはぐらかす璃子。

 璃子は、家を出てきたのは、みんな璃子に頼り切っていて、大変。
だから少し苦労させてやるために、出てきたと言う。

 璃子は、紙袋からチーズも取り出すが、これは璃子が食べると断る。


 早紀が勉強していると、璃子がやってくる。こんな遅い時間まで勉
強しているの?と言う。

 早紀は、試験まであと3ヶ月だし、母親が死んでからほとんど勉強
していなかったので、頑張らないと、と言う。そして。璃子には、先
に寝ていて、と言う。


 ベッドの中の璃子は、何度も携帯のメールの着信を確認するが、一
通も来ない。


 翌日の事務所で、早紀が欠伸をしている。
 弁護士の中島(平泉成)まで、一緒に欠伸している。

 ゆうべ、遅かったの?と中島。
 早紀は、「友達が」と言おうとして、「知り合い二人が」と言い直
して、彼らがやってきて、いろいろ騒いでいったから、と答える。
 それからおもむろに、『友達』って、どうやってなるんですか?と
訊く早紀。
 驚いた中島は、自然になっているものだよ、と答える。
 それを聞いて落ち込む早紀。
 中島は、むしろ今頃そんなことに真剣になれる早紀をすごい、と言
う。

 中島が、アミを取り出してくる。
 早紀が何をするのか訊くと、依頼人も来そうにないから、どぶ掃除、
と言う。
 早紀は、時分も行くという。服が汚れことを心配する中島に、汚れ
てもいい、と早紀。


 どぶ掃除があらかた終わったとき、璃子が車で通りかかる。そして、
何時頃帰ってくるの?と早紀に訊く。

 中島は、今晩もまた、徹夜だねと言う。

 璃子は、嫌なら嫌って言ってね、と言いながらも、ペラペラとしゃ
べる。食材のみならず、薄型テレビまで買ってしまったと言う。

 早紀は、少し遅くなるかもしれないと答える。


 早紀は、仕事が終わってから 長谷家に行っていた。


 早紀は帰宅すると璃子に、璃子の家に行ってきた。璃子は夫の世話
も、子供の世話もしていないと言っていた、と言う。

 璃子は開き直り、浮気夫をどう世話しろって言うの! 子供は義母
の長谷富貴恵(高林由紀子)が囲ってしまって、手を出せない、と本
当のことを言う。

 早紀は、今まで結婚して幸せと言っていたけど、違ったのね、と言
う。
 璃子は、結婚ってわかってるの?と訊く。
 早紀は、結婚したことありませんのでと答え、璃子のクレジットカ
ード、使えなくしたって言っていたと付け足す。


 翌日、早紀が事務所に出勤すると、もめ事が起きていた。
 印刷会社と、印刷を発注した飲食店との間でだった。

 中島が仲裁する。発注した500枚は発注主が引き取りなさい。残
りの4,500マイは中島が引き取る。このチラシの裏に、我が事務
所の宣伝を印刷したら、両面で広告できる、と。
 「ハギワラさん、今、パソコンでできるよね?」と訊く中島。
 早紀は、「オギワラです」と訂正した上で、できると答える。


 その頃藍田は、自分が自信を持つよう、自分に対してカツを入れて
いた。

 争っていた二人が出て行くと、藍田が入ってきて、お昼でもどうか
と思って、と言う。
 中島が、いいね、と同意する。
 だが早紀は、お弁当なので、と断る。

 藍田は、では昼食は別の日として、今日はバレンタインデー。最近
は、男からの逆チョコも流行っているからと、早紀にチョコレートを
差し出す。

 すると、早紀は喜ぶどころか叫び出す。バレンタインデーというこ
とは、司法試験の申込書の提出日だ。まだ、提出していない!と。

 中島は、それは大変だ。もう今日はこれで帰りなさい、と言う。
 藍田が、早紀をバイクで送っていくという。

 その時、早紀の携帯に着信。璃子からで、大変なことが起きた、と
言う。
 嫌な予感がする藍田。
 早紀は、藍田を連れて外へ飛び出す。

 藍田と共に帰宅する早紀。

 そこには、璃子の他に、二人の子供。璃子の子供で長女の夢(7)
と長男の望(3)だった。璃子は、子供を連れて来ちゃった、と言う。
楽しいパーティーがあって、夫・長部善隆(山口馬木也)と富貴恵も
来ると騙して連れてきてしまった、と言う。

 どうするの?と訊く早紀に、だから相談したいんじゃないの、と璃
子。

 一緒に来た藍田に、何で『コウちゃん』まで、と璃子。
 藍田は、璃子が連絡してこなければ、今頃.....と言う。

 子供達は、お腹空いた.....と言う。でも、好き嫌いが激しく、わ
がまま。彼らに振り回されて、オロオロする璃子。

 早紀は、「早紀おばさん」と呼ばれてカチンと来る。

 璃子は、早紀に、お腹を痛めて子供を産んだこともないのにと文句
を言い、早紀はすねる。そして、司法試験の申込書に収入印紙を貼っ
ている。

 藍田は、璃子も子供の前では、あんな顔をするんだ、と言う。

 藍田は璃子に、黙って子供を連れ出してしまったのは、問題では。
警察沙汰になるのはゴメンなんだけど、と言う。

 璃子は、部屋を飛び出していってしまう。

 残された早紀は、本を見ながら、冷蔵庫に残っていた野菜を炒めて、
ご飯を作る。

 藍田は、子供達を笑わせている。


 璃子は、坂本正登(塚本高史)のところに来ていた。

 話を聞いた坂本も、子供を黙って連れてきてしまったのはまずい、
と言う。
 璃子は、そんなことを言ってないて、どうにかして、と言う。わた
しの件を上手く処理すれば、絶対早紀は坂本のことを見直すから、と。
 坂本は、早紀には藍田がいるじゃないか、と言う。
 璃子は、早紀は藍田なんて、眼中にない。なぜならば、早紀の心の
中には、まだ坂本がいるからだ、と言う。


 璃子が帰ってこないので、夕食にする。文句を言う子供たちに、早
紀はここにはこの食事しか無い。食べるなら手を洗ってくること。嫌
なら食べなくてもいいと言う。

 子供たちは、手を洗って食べ始める。
 早紀は、「頂きます」というよう言う。
 子供たちは反発する。そんなこと、言ったことがない、と。
 早紀は、この食事は、あなたが作ったものでも、あなたが稼いだお
金で買ったものでもないと言う。
 子供たちは、いただきますと言って、食べる。

 藍田と話していた夢は、友達はいると言う。
 早紀が突然、友達の作り方を教えて欲しい、と言う。
 わけの分からない夢。
 早紀は、今言ったことは忘れてくれ、と言う。

 夕食も終わり、子供たち二人を布団に寝かせ、六法全書を音読する。
子供たちは、すぐに寝てしまう。

 やってきた藍田に、うちには子供に読むような本はないので、と早
紀。

 藍田は、いいなぁ、と言う。藍田の母親は小さいときに亡くなって
しまったので、本を読んで貰った記憶がないと、言う。


 藍田は帰って行く。


 その頃璃子は、ウィンドーショッピングをしていた。

 沢山の買い物を持って、戻ってくる璃子。
 出てきた早紀に、エレベータのドアに、『ひとごろし』と書かれて
いるのを、何?と訊く。
 早紀は、望を病院に連れて行っている間に、夢が書いた、と言う。

 早紀は璃子に、何を買ってきたのか訊く。
 おもちゃを買ってきた、と璃子。こんなことぐらいでしか、子供の
関心を引けないから。確かに、夢を生んだときは、自分で育てようと
した。だが、富貴恵の方がうまくあやせると、段々任せるようになっ
てしまった。望が生まれたときも、育てようとしたのだけど。子供た
ちと川の字になって寝るのが夢だったのに、一度もできなかった、と
言う。


 早紀は机に突っ伏して寝てしまっている。璃子が声を掛ける。

 早紀は、このところ、司法試験の勉強がはかどっていないので、徹
夜で頑張ろうとしたのに、寝てしまった、と言う。

 璃子が15年ぶりに早紀に会ったのは、夫の浮気を初めて知った日
で、どこに行くという当てもなく歩いていたら、あそこに行っていた、
と言う。

 そこに坂本がやってくる。璃子の話を聞いたので、と。

 坂本は、子供が小さいときには、母親の親権が認められることが多
いと言う。璃子に訊かれると、璃子の弁護を引き受けてもいい、と。

 それに対して早紀が、そんなに甘く考えてはいけない。璃子は働き
ながら子育てをしなければならない。それに向こうの方が子育ての条
件はいい、と言う。

 そこに藍田もやってくる。インターフォンで、今日は愛の告白に来
たのではない、と断る。

 中へ入れて貰った藍田は、さいに正式に善隆から、子供たちの捜索
願が出された、と言う。
 あっちが悪いんじゃない、と強がる璃子。

 遂に、善隆と富貴恵が、早紀の部屋のドアを、ドンドンと叩く。
 無視する早紀。
 藍田は、待っているように言ったのに、付いてきてしまった.....
と言う。

 子供たちは、お父さんに会いたい。大きいお母さん(富貴恵のこと)
のところがいいと泣き出す。

 廊下には、マンションの住人が集まってきていて、見物している。

 早紀は、とりあえず子供たちを返した方がいい、と言う。

 璃子は、ヒステリックに反論する。子供たちを失ったら、自分には
何も残らない。自分は、誰にも必要とされていない.....と言う。

 その璃子の頬を早紀が打つ。わたしの友達をそれ以上おとしめない
で。この間、璃子に打って貰ったのは、痛かったけど、嬉しかった、
と言う。

 望は、ぜんそくの発作の時、ずっと「ママ、ママ」と呼んでいた。
夢が悪戯書きしたのも、同じ気持ちからだろう。子供はアクセサリー
ではない。子供から叱られるのも、璃子の幸せなのではないか、と。

 あまりの外のうるささに、早紀が、「もうすぐ開けます」と怒鳴る。

 藍田が、開けるから覚悟しろ、と声を掛けるが、子供たちの手を握
った璃子は、全然大丈夫ではない、と言う。
 それでも、藍田はドアを開ける。

 善隆と富貴恵が、勢いよく入ってきて、夢と望を抱きしめる。

 富貴恵は、どうせ璃子は、うちの財産狙いの確信犯でしょ。子供た
ちは、わたしが立派に育てます、と言うと、善隆に「出す」よう言う。
 善隆が内ポケットから、離婚届を出すと、璃子に突きつける富貴恵。

 璃子は、子供たちを絶対取り戻す!と言う。

 早紀が、富貴恵の正面に立つ。「『確信犯』とは、犯行を確信して
いる場合です。正確に言っておきたくて」と言う。

 車に乗せられた子供たちに、笑顔で手を振る璃子。
 早紀に問われて、悲しいときには、せめて楽しい顔をしなければ、
と言う。

 車が行ってしまうと、藍田が二人に、早紀の家にある食材で、食事
を作ってやる、と言う。

 早紀は坂本にも、一緒に食べていく?と誘う。
 坂本は、遠慮しておくと答える。今、アシスタントの女性と付き合
っていると打ち明ける。

 ご飯に味噌汁、おかずの食事に、「温かいね」と、ほっこりとする
璃子。

 璃子は、早紀の手は温かい.....と言う。
 友達だもん、と早紀。

 早紀は、璃子のことを、『蓮見』と呼ぶ。まだ、『長谷』だけどと
言う璃子に、早紀にとっては、子供の時から、璃子は『蓮見』だ、と
言う。

 早紀は、司法試験の願書の締め切り期限だと叫び、封筒を掴むと、
飛び出していく。

 二人だけで残された、璃子と藍田。
 藍田は、始めて自分から好きだと思った。恋がこんなに苦しいなん
て、と言う。
 璃子は、恋というものは苦しいもの。それよりも、初めてというこ
とは、今回が初恋!?と驚く。
 藍田は、何よりもこんなことを言えるのが、璃子しかいないという
のが悲しい、と言う。
 わたしたち、友達じゃないよね、と璃子。
 冗談じゃないよな、と藍田。
 お互い確認して安心する、璃子と藍田。


 夕闇迫る商店街で、早紀は事務所のビラを配っている。
 すると、藍田がやってきて、手伝う。

 あたりが完全に暗くなった頃、藍田は早紀に告白する。
 だが早紀は、わたしたち、友達になれませんか?と訊く。

 がっかりする藍田に早紀は、お断りの方便として言ったわけではな
く、本当の意味での友達になりたいのだと言い、藍田もなんとなく納
得する。


 早紀は10年日記に、『初めて友達と呼べる人ができた…しかも二
人も』と書く。
 だが、藍田につきあえないと言って断ってしまったことは、なんだ
か胸が痛む。

 それからアップテンポの曲を掛けると、司法試験の勉強を始める。

 だが、じき、広げた参考書の文字がかすみ、グルグル回り始める。

 早紀は床に倒れた。

 その早紀を璃子が発見する。



寸  評  藍田が遂に早紀に告白しましたが、お友達で....と言われて。で
も、それは本当の友達が欲しかったからと言われますが。

 恋人でかつ友達というのがありならば、藍田に望みがあります。で
も、恋人になってしまったら友達では無いというのなら、多分早紀は、
友達であることを求めるでしょう。友達はいなくても、坂本という結
婚を申し込んでくれる恋人はいたのですから。

 確かに、友達というのは、力やお金で得られるものでは無いという
し、大切なものでしょう。

 ただ、早紀のあの状態ならば、藍田に対して、告白を受け入れるか
どうかは保留なら、保留と言えばいいし、その答えと、友達でいて欲
しいというのは、藍田を徒に苦しめる答えのような気がします。
 いつも言葉は正しくと言う、早紀らしからぬ答えだと思いました。

執 筆 者 鈴木(drama_sumire@yahoo.co.jp)

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2. 編集後記
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演劇結社ばっかりばっかり第六回チャリティ公演(朗読会)
   『帰ってきた朗定(ろうてい)〜田町定食・町田定食〜』

日時:5月22日(土)・23日(日)
        両日とも14時開演と18時開演(全4公演)

会場:原宿・ギャラリーハセガワ(東京都渋谷区神宮前1-19-5)

交通:JR山手線原宿駅竹下口より徒歩2分。

料金:1公演1,000円、2公演通し1,800円
※ 耳で味わう定食ですので、本物のお食事などは出ません、念のため。
※ 純益の一部を、盲ろう二重障害の方々の支援のために寄付します。

定員:各回30名・完全予約制。ただいまご予約受付中!

お申し込み先
TEL  090-3818-6424
Email  otegami@bakkaribakkari.net
※ お申し込みの際、以下のことをお伝えください。
○ 希望日時(通しチケットならその旨も)
○ 人数
○ 代表者の携帯番号
○ 原宿駅からの誘導希望の有無。
○ 点字パンフ希望の有無(ご希望の方は5月17日までにご連絡ください)

【公演日程と出演者】
5月22日(土)
     14時:田町定食
     18時:町田定食
5月23日(日)
     14時:町田定食
     18時:田町定食
出演者:石津正幸(主に田町定食)、大河内聡之(主に町田定食)、
    河村有美(客演、町田定食のみ)、こんやゆうこ(主に田町定食)、
    水口真名(客演、主に田町定食)、
美月めぐみ・鈴木大輔(ご飯と味噌汁のごとく、どちらにもばっちり
    出演!)

【予定演目】
久住昌之著  『タンメンの日』
旭山こゆき作 『はやぶさ』
香月日輪作  『春、茶屋の窓辺にて候』他

 今までは、春の朗読会は1日限りの公演でしたが、今年は2日間4公演を予
定しました。しかも、「朗読定食」略して「朗定(ろうてい)」の第二弾とし
て、主に稽古している場所を名前につけた二つのプログラムを用意しました。
シャレのようですが、偶然にも稽古場の地名が逆さまなのです。すなわち、
「田町定食」と「町田定食」です。
 ただいま、ファンタジー、エッセイ、時代物など、バラエティに富んだメニ
ューを、腕によりをかけて調理(稽古)中です。
 どうぞ皆様、ぜひとも耳で味わいにいらしてください! (鈴木)

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発行元:ドラマ研究会
e-mail:info@j-drama.tv
url   :http://www.j-drama.tv/
ID  :MM3E195F16414CD 
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(http://www.mailux.com/)
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